2018/11/12 のログ
繰黎 > …あぁもう。流石にこの反撃は。予想外というか、想像の埒外というか…酢、も問題だなぁ。
米とチーズだけなら合いそうなのに。こっちに来てから、色々美味しい物にも出会ったのに。

(ドリアだとかパエリアだとかに対しての信頼が、音を立てて崩れそうだ。
これが湯船の中でなかったのなら、敗者として崩れ落ちていたかもしれない。
其程ダメージが大きかった。三本腕の件と良い、考えたくないと思えば思う程、どうしても頭にこびり付いてしまうわけで)

家も無い、連れ合いも無い、気儘に独り…一人で生きる身の上。これで金も無かったらどうしようもない、だろう?
危ないかどうかは兎も角。…シャワーの水も出ないような安宿は、御免被りたいね。それこそ女の子としては?

(多分、弱い訳ではないと思う。ニンゲンという生き物の範疇でなら、だが。
その上で、今まで危ない目に出会していないのは。運が良いのか――まだまだ、この国の深淵には触れていないからか。
当人はそんな事を露知らず。危険など無かった、と。得意気に胸を張ってみたりなぞもして)

そう?…まぁ、本当に嫌なら、話してないさ。
私は、どっちかと言えば、好きな事しかしたくない人間だって。この短い付き合いでも分かるだろ?
――そうさ、好きな事。愉しい事。面白い事可笑しい事。美味しい事、気持ち良い事、それからそれから―― っ、と…?

(何故、と。其処を問われればきっと、今度こそ話さないだろう。
先の話と合わせれば、言うまでもないかもしれないが。
奇妙に吊り上げ損ねたような唇が、揺れる。その直ぐ近くと、頭とに触れた…
同じく柔らかいと。温かいと。そう感じる、彼の感触に。
まぁ、続いて指先で引っ張られるのは。少しだけくすぐったくもあったのだが)

……ぁ、あ。だから言ったじゃないか。知らないから、知りたいって。それに知らせたいとも思う。
さぁて。次は何を。…次はもっと良い事を。……嬉しい事を、出来れば――――

(頭を振り、指先から逃れた後。
数秒程の間。細く柔らかく、力を抜くように息をして。苦笑めかせた唇が――傾いて、彼の唇を追い掛けた。
揶揄らず、巫山戯ず、ただシンプルに)

月永遠花夕 > ふふ、想像上で嫌に思ってもそれこそ口にしたら意外といけるかもしれないよ。
(と思うのはボク自身の好奇心が強いせいなのかもしれないね。うん、でもたぶん、きっと美味しくないんだろうけれど。)

確かにお風呂の水もでないようなところは御免だね。あとは、、、やっぱりお湯が使えないと嫌かな。たまに水風呂しか置いてない安宿に何度かとまるはめになった事があるんだけど、さすがに夏でも水のお風呂だけは嫌だなあ。

(と、彼女の女の子としては?の部分については男の子のボクだってそう思うのだった。さすがに水が汚いとかそういうのは論外なんだけれどさ、やっぱり温かいお湯で身体は洗いたいよね。)

そうだね、繰黎の性格は短い付き合いの中でもなんとなくというか深く理解できた気がするよ。

(こんな事を言って知った気になったと思われたら、嫌だけど。本当にそんな気がするんだ。何でだろうね。不思議だね。)

ボクはキミの事を知りたいよ。キミはボクの事を知りたい?(そう囁くようにすると、ボクは無意識に彼女の腰へと手を回して気がつけば彼女の唇に自分の唇をつけていた。こうすれば言葉なんていらないんだね。きっと。ボクは彼女の指の間に自分の指を滑り込ませるときゅっと握った、柔らかくて細い指。)

もしかして後悔してる?

(ボクは微笑みながら問う。だってさ、唇をつけたら少なくとも知り合いとか友達じゃない男と女だからね。彼女がボクに女として扱われたかったのか。。。いや違うなすくなくとも男と女として意識するような付き合い方がしたかったのかはわからないからね。ボクはボクの思ったように自分勝手に行動しただけでさ)

こんな事したら、少なくともただの知り合いでも友達でもなくなっちゃったね。ボクら。
(そう笑いかけると彼女にもう一度口づけして唇をゆっくりと離した)

でも、唇を交わしちゃった以上はもう戻れないね。

繰黎 > ……いや、ぁ無理だ。きっと駄目だ。
昔寿司ピザっていうのが有ってさぁ、でもウケたって話を聞かないしさぁ。

(ある程度、頭に浮かぶネタが有るからこそ。想像がリアルになってしまう、らしい。
…実際に食べた訳ではないのだが。丸きり知らない食材なら兎も角、単体なら知っている物ばかりなので。
尚更、冒険に踏み出し辛いというか。…正直、それぞれバラバラに、確実に美味しい安全牌で良いというか)

あー。それもそうだな。冬場に水浴びは辛いもんなぁ…文明的且つ健康的に生きたいもんだよ。
…だろぉ?っぁは、まぁ我ながら、分かり易いと思うしな、ぁ。

(そもそも。大概の事はぶっちゃけた生き方をしている身。
特に好き嫌いだとか、嗜好だとか。寿司の事やら湯の事やらはオーバーな程に。
後は彼含め、相手の事や他人の事。それをどう思うのかも。
…そして。それ以外に関しても)

どんな事でも。知らないよりは、知っている方が。知っている事の多い方が。
それだけで世界が拡がる。繋がりが増える。…良い事尽くめじゃないか。
頭の良いかゆうなら、そう思ってくれるだろぅ?

(寿司チーズは知らなくても良いけどね!などと茶化さなかった辺り。存外真面目な台詞だったのかもしれず。
膚と膚が触れる。唇と唇が重なる。…ほら、これで。また一つ…一つよりも更に多く…互いを、知る事が出来た筈。
温もりの宿る感触を伝えて、伝えられて。指を絡め合わせたなら、抱かれた腰をしっかりと触れ合わせ。
出来る限り密着する範囲を増やし、体温や感触や…かゆうという相手の存在その物を。より確かに知覚せんと)

いやいや。こういう関係で、後悔する事が有るとすれば――相手の性癖が歪んでいた時くらいだよぅ?
良いじゃないか、かゆうと話すのは愉しい。其処に、気持ち良いも加わってくれるなら、もっと…

(二度目。よりしっかりと。唇と唇が一つになって。
再び離れたそれを、明確に微笑ませたのなら)

――――もっと、素敵になるよ。今生きているという事が。
…ぁは。生きるっていう事に、後戻りなんて存在しない…だろう?

(男と女である事を、特別視は…あまり、していないかもしれない。まして危険視など皆無だろう。
ただ、彼と自分という他人が、他人ではなくなっていく。二つの生き方の交わりが、より深くなっていく。
知りたいという欲求も。何も知らない他人同士から、それ以上へ高めていきたいという事だ。
その中に、男女故の繋がり方が有るという事で…そして、繋がる事の気持ち良さは好ましい。
だから、もっと深く。触れる事でも、それ以上でも彼を余す所なく知りたいと。
三度目の口付けは更にしっかりと、今度は直ぐに離れる事もなく。
唇の閉じ合わせを舌先で擽って、更に先を求めながら…するすると湯の中で這う指が。肩を、首筋を、胸板を求め)

月永遠花夕 > うー。キミは何に対してもポジティブな人間なんだね。まあ、世界が広がるし、つながりが増える事はいい事だよ。何にしてもね。ボクもそう思う。キミと同様にね。
(彼女のいう事は何にせよ彼女らしいと思うくらいにはなっていた。別に深く知ったかぶりをするつもりはないけどさ、こういうのって感覚なんだよね。すくなくともさ。彼女の身体がボクの身体に密着すると柔らかい感触がボクの頭へと伝わってくる。なんかお風呂に入ってるせいかもわからないけれど嫌に身体が熱っぽく感じた。)

ボクの性癖が歪んでるってくるりはボクの性癖なんてまだ全然わからないだろ?まあ、せいぜいキミを後悔させないようにするかな。 それに君自身の性癖が狂ってるって可能性もある事を忘れないでほしいかな。それに・・・性癖もあるけどさ・・・ボクって獣なみに激しいから覚悟しといてよね。
(小さく笑い声を漏らすと腰に回した手で彼女の脇腹辺りをかるくすぐってみせた。こうやってついつい悪戯したくなっちゃうよね。からかいたくなるのはきっと彼女が人懐っこく思えるせいだろうか)

そうだね。キミとの出会いが素敵な事になってボクも嬉しいかな。後戻りはできないよね。しようと思ってもさ。もちろんとめる事も不可能だよ。
(彼女が舌先で唇の閉じ合わせを擽るとボクも望むままにゆっくりと唇を開けて下を彼女の舌先へと合わせる。ぬるりとした感触。お湯で身体が熱くなってて妙に唾液が冷たく感じて不思議な感じだ。ボクは彼女の舌へと自らの舌を絡ませながら彼女の指が肩、首、胸板へと這う感触に心地よさげに目を閉じた、今はその感触がとてつもなく愛しく思えるんだ。)

・・・

(もうボクにとっては彼女は知り合いでも友達でもない。一匹の雌なんだ。ボクは雄としてその本能に従うだけ。とても楽ちんだね。嘘も何もない。何も考えずに今はただ彼女を求めるだけ。あれ?雌って言い方ちょっとやらしい?まあいいか。ボクは黙ったまま、彼女の乳房へと手をやるとゆっくりと揉みしだいて乳頭へと指をやると指の腹で押しつぶすようにこね回してて、腰の手を尻の方へと回していく。欲望にまかせておけば手は本能に従って動くものだね。僕らの夜はまだ終わらないのだった。)

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」から繰黎さんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」から月永遠花夕さんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」に月永遠花夕さんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」から月永遠花夕さんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2 娼館」にアデラさんが現れました。
アデラ > 王都から僅かに離れてハイブラゼール――の、とある娼館。
没落貴族が借金のカタに売り出した屋敷を転用し、古めかしくも広々とした施設だ。
二階建て+地下に一室の小さな屋敷と、塀に囲まれた庭が敷地の全て。
来客者は正門前に作られた小屋で、受付の者に金を払い、相手を指名して入場する――という仕組みである。

「雰囲気の良いところよね……受付さん、ここは長いの?
 ……ああ、やっぱり。昔はここの執事さんだったのね。気配がそんな感じだし、分かるわよ」

その正門の前――椅子が置かれていて、少女が一人腰掛けていた。
肌を大きく晒すその姿は、ハイブラゼールでは決して珍しくもない格好と言えようか。
幾分か珍しい点を上げるなら、彼女は道ゆく男に声をかける事も、微笑みかける事さえない。
彼女が愛想を振りまくのは、同性のみだということだ。

そして今、少女は椅子に腰掛けたまま、受付小屋の男と世間話に興じている。
薄布に覆われた下腹部を隠すように重ねた両脚の、上下を時々入れ替えながら。

アデラ > 扇情的な服装に呼びかけから、この少女の身の上を察する事は――難しいだろう。
何せこの少女、そも娼婦を生業とはしていないのだから。
だが、見目の良いことは確かだ。
曝け出された肌は白く、そこに戦いの傷は無い。
十分に成熟した体つきであり――だがそれは豊満と呼べるものではない。
少女自身の両手に収まる乳房や、緩やかな曲線を描く腰のラインは、例えるなら彫像と言うところか。
余分な肉をつけず、愛でられる為に必要な身体へ仕立て上げられた彫像――それがこの少女だった。

「……あら、お客様? ようこそ、この――ええと、なんてお店だったかしら。
 ああ、そうそう、そうだったわね。やりなおしますわ、ようこそ〝聖者の鞭〟へ」

やがて一人の女性客が、呼び込みに応えて足を止める。
少女は椅子に腰掛けたままで挨拶をし、それからしばらく言葉を交わしていたが――

「……あら、残念。それではごきげんよう、お姉様」

女性客は短い溜息と共に去って行く。
それを見届けた受付の男もまた、同じように溜息を吐いて言うのだった。

『その値段設定では、客が付かないのは当然でしょう……』

「あら、いいじゃない。私がいなくたって、どうせお客さんは入ってないのでしょう?」

『……それもそうですが』

切迫した雰囲気の無い、店先の光景である。

アデラ > 「そもそも、このご面相じゃあねぇ……」

椅子に腰掛けた少女は手持ち無沙汰故か、店の用意したカタログをぱらぱらと捲っている。
この店に所属する娼婦の名前と顔を乗せた、客に見せる為のものだが――

「……このお店、儲ける気はあるのかしら?」

『やはり、そう思いますか?』

「んー……少々美意識が不可思議な方が人を集めている、と思わざるを得ないわ」

カタログを眺めた少女は眉根を寄せた。
どうにもこの店は、一般的に言って〝見目が良いとは言えない〟娼婦を集めているようだ。
その噂が広がっている故か、そもそも足を運ぼうという客がいないのだ。
……これも、娼館の経営者の趣味が故。選美眼の基準がずれた、とある商人の道楽が、この店なのだ。
為に、広い敷地だとか、旧貴族の館をそのまま使っているだとか、そんなセールスポイントも客には響かない。
娼館に客が求めるものは、つまるところ娼婦なのだから。

『おかげで私も、ひがな読書をしているだけでお給金は貰えますが』

「あら、素敵なご身分。いっそ私も受付に転職した方がいいの?」

『ご冗談を。ところで、お茶でも飲みますか?』

「いただくわ」

全く――長閑なものである。

アデラ > 「ふー……静かねぇ」

『これを言っては元も子もないかも知れませんが』

「ん?」

『もう少し人で賑わうお店に出向かれては?』

「いいのよ、こういう所で。本分は学生だもの、ちょっとお金が欲しいだけ」

受付の男が用意した茶を啜り、彼が読み終えた本を借りての穏やかな時間。
しかしそれにも飽いたか、少女は立ち上がって、ぐっと背伸びをする。

『お金に困ってるようには見えませんが……お帰りで?』

「ええ。また暇が出来たら来るわ、オーナーさんには内緒でお願いね」

やがて少女は着替えを終えて、普段通りの装いに姿を変えて立ち去るだろう。
未遂とは言え、己が身を売る立場となった事を、悔やんだり引け目を感じる様子は微塵も無く。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2 娼館」からアデラさんが去りました。