2023/02/23 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/酒場」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 『乾杯!!』
威勢のいい掛け声と共にジョッキを打ち鳴らす音が響き渡る、歓楽街の熱気が絶えない酒場の中。
闘技場で勝ったのか、それとも賭けに大勝ちでもしたのだろうか、ともかく楽し気な雰囲気が絶えない空間に、迷い込んだ様に佇んでいる女性が一人。
「…………」
彼女からしてみたらごくごく普通に酒なりを嗜む程度であったかもしれないが、周りの勢いはそんな彼女とは真逆に昂っている状態。
ひょっとしたら盛り上がっている一員かも知れないし、或いは独りの女性であるからと声を掛けられる寸前なのかもしれないけれど。
薄手の衣服に護衛や武器も何も無い様に見える姿は儚さと合わせてどこか隙を作っており、如何なる誘いにもまるで断らなさそうであるかもしれない。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/酒場」にボルフライさんが現れました。
■ボルフライ > 手下の誰かが言い出した、名を上げたいと。
別に好きにすればいいしやり方は問わないが、傭兵団としての名声と恐ろしさを周知させるにはちょうどいい。
そうやって闘技場での『ショー』を手配して数時間後の酒場。
手下どもが今宵の勝者たちと成果を祝して盛り上がっている。
ショーの中身が正々堂々とした決闘だったのか、はたまた出来レースだったのか…それとも観客を沸かせるための恥辱の公開プレイの様相になったのか。
なんであれ傭兵団の恐ろしさは十分に世間に伝わっただろう。
「こういう場でも大人しいな」
貸し切りの酒場の中でどんちゃん騒ぎを繰り広げる老若男女の手下ども。
それらから少し距離を置くような、それでいて離れすぎないような感じで独りゆっくりと酒を飲んでいる女性。
すっかり彼らの連れとして馴染んでいるのか、それともたまたま出先で会って連れられているだけか。
同じく手下たちの騒ぎとは無縁そうに静かに酒を飲んでいた大男は彼女に声を掛ける。
■レフェーリア > その日の闘技場は普段以上に血生臭さが、或いは嬌声が放たれる演目であったとされる。
闘技場において時折駆り出される事がある医療班に本日大いに沸き立った傭兵団の知り合いが混ざっている事に気が付いて、流されるままにこの場に連れられたのが現状であった。
舞台裏で闘技場において何が行なわれていたのかも十分に分かった上で、傭兵団の名声、または悪名も随分と伝わった事だろう。
「たまに、こういう所に呼び出される事がありますから……」
そっと掛けられた声に対して、本日の英雄となった、または恐ろしさを確かに伝えただろう傭兵団の長に対して静かに言葉を返す。
勝利の美酒に浸るあまりに溺れてしまい、そのまま引っ繰り返ったりする者が居る。
そんな相手の命やらを救えば、勝ちを手に入れたという気風の良さから報酬に関しても財布の紐が緩んでくれるのだと。
「それに、後の事を考えると…今から騒ぐと、持たないかもしれませんし……」
色んな意味合いで相手の、相手達の事を知っている分、酒も騒ぎも敢えて控えているのだと言葉を返す。
割と見覚えのある様子の雄達に、ここらの近場から集められた娼婦も含んでいるであろう女性達。
薄く酒気を帯びているのか、これからに期待してるのか赤らんだ顔のまま、今更酒場から逃げる様子も見せないでいて。
■ボルフライ > 彼女と会ったのは偶然と言うべきか、それとも必然と言ったほうが正しい気がする。
緩い雰囲気を纏いつつ強かな性格の彼女、確信犯的に危険なところや背徳を感じるところに赴きたがるきらいがあるように思っているからこそ、そう狙わずとも彼女の方から姿を見せるかもしれないと。
結果的に彼女は表れ、そして流されるままかそれとも自ら望んでか、こうして傭兵団の中に混じっているということだ。
「ふっ、後の事か…そちらのほうが目的だと、顔に書いてあるぞ」
彼女の言葉にくくっとからかうように笑えばふと酒場の中を見回す。
体格の良い亜人種の多く、彼女にしてみても見知った顔の多いメンツだろう。
だからこそ変に緊張感もなく、酒を飲んでいるとはいえ期待しているのだろうその表情を見逃さず。
ならば期待に応えて宴の形式を肉欲めいたものにしていこう。
ほどよく宴も温まってくれば、手下の女や連れ込んだ娼婦とのボディタッチや喘ぎ声など、大胆な様相が広がってくる。
■レフェーリア > 決して清廉潔白とは言えない動きを行っているのは、それだけでは実入りが少ないからか、若しくはただの趣向なのか。
その答えの様に闘技場において良くも悪くも大立ち回りを演じていた傭兵団の顔も見知った面子が揃っている中で、相手から指摘されると少しだけ恥ずかし気に顔を俯かせる。
「……それは、そうなのですけど…」
彼女が酒を一杯空けている間にも宴の風貌は様変わりしていく。
最初は闘技場の立ち回り方を豪語していた面々の隣には娼婦がいつの間にか密着しており。
または既に片隅で始めている者、娼婦数人と共に外や酒場兼用の宿屋へと消えていった者まで見えている始末。
ある意味では「いつもの」状態になった周りになっても、偶然運悪く入ってしまっていた他所の客が去って行ったのとは異なり。
徐々に欲望が渦を巻き始めた中で、自然と顔を赤らめていた。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/酒場」からボルフライさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/酒場」からレフェーリアさんが去りました。