2019/09/24 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にシェスティン・エルミニアさんが現れました。
■シェスティン・エルミニア > 「ありがとうございます。それでは例の件、よろしくお願いしますね」
ダイラスでは有名な商人を相手に、恭しく頭を下げ、にっこりと優しい笑みを浮かべる貴族の女性。そこだけを見れば絵に描いたような淑女そのものなのだが、その服装は扇情的なものだった。かろうじて貴族らしい高貴さを見せようという心配りは見えるものの、谷間を剥き出しにし、背中もぱっくりと開いたその格好は娼婦顔負けの妖艶さで、事実、相手の商人の視線が何度も胸元に注がれるのをシェスティンは感じていた。
「……ふぅ。それじゃあ、貴方達は先に宿に戻っていて。私は……ええ、『いつもの』よ」
使用人や従者を帰らせて、歓楽街に一人残ると、いよいよその姿は客引きの娼婦にしか見えなくなるかもしれない。そして、その娼婦はきらびやかな欲望の都市で、「客」を探し始める。せめてもの矜持として、上品でたおやかな所作は忘れないようにしながら。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にリンネさんが現れました。
■リンネ > (港町の夜は危険と同じぐらいに刺激がいっぱいで、煌びやかな表通りは人で賑わっている。然し一本裏路地に入れば、妖しいピンクの輝きや路地に立つ派手な格好の女性達――つまりは娼婦と、値段交渉をする男達で表とは違う猥雑な空気に満ち溢れていた。……そんな場所には不釣り合いな幼顔が一人。仕立ての良い衣服に身を包み、物珍しげに周囲を見渡している。飾り窓の向こう、胸を露わに踊る女性を食い入るように見つめていたかと思えば、路地に立つ娼婦を遠巻きに見ている。……その眼差しは、幼いとは言え間違いなく雄のソレ。女を買い、欲望を発散させようとする色に染まった視線――)
「あの――お姉さん、いいですか……?」
(意を決して少年が声をかけたのは、片隅に一人佇む女性。周囲の娼婦達と比べて明らかに違うのは、その所作や顔立ちに品があり、到底娼婦とは思えなかったから。……然しその大胆なドレスと肌の露出は紛れもなく女を売っている者のそれであり――)
「――……おいくら、ですか?ボク初めてなんで相場とかわからないんですけど――」
(懐から取り出した革袋。金貨の詰まった重量感あるそれを差し出せば「一晩分、足りますか?」と潤んだ眼差しで見つめて。)
■シェスティン・エルミニア > 「……あら……あなたは……」
声をかけられて振り向いた瞬間、迷子か何か、と思った。年の頃は十歳あたりか、女の子にも見える子供がこちらを見ている。しかし、彼が男であると察することが出来たのは、恥ずかしさからか興奮からか、頬が赤くなっているのが見てとれたからだった。とはいえ、続く言葉は予想外のもので、
「……えっと……失礼かもしれませんけれど、『それ』がどういう意味か、わかってるかしら……?」
この幼い少年はこちらを買おうとしているように見える。しかも、それなり以上に金を持っている様子だ。けれど、とりあえずは客ではなく『子供』として接するのが無難だろうと思って、小さく屈んで視線の高さを合わせた。耳飾りの青い宝石と、谷間を見せつける胸が小さく揺れるが、それを気にすることもなく。
■リンネ > (彼女が屈んで視線が絡む――のはほんの一瞬。恥ずかしくて目を逸らしたのではない。その豊かな胸の形、覗く谷間に吸い込まれそうになっているのだった。……まだ声変わりも済んでいない柔らかな声、頬赤らめながらもはっきりとした口調。照れ交じりの笑みで紡ぐ言葉は――)
「はいっ。ボクはリンネって言います。――お姉さんとセックスをしたくて声をかけました。……お姉さんとセックスするのにはお金が必要なんですよね?」
(無邪気な笑みとは裏腹。ショートパンツの上からでもわかる程に硬く隆起した肉棒は、セックスの意味も、売春の意味も完全に理解してる様子で、彼女を雄の視線で見ているのが明らか。そんな状態の下半身であっても恥じらうどころか、堂々と振る舞っていて。)
「三十分ぐらい前からこの辺を歩いてたんですけど、お姉さんが一番綺麗で素敵だなって思ったんです。――胸も大きいし。……ダメですか?」
■シェスティン・エルミニア > 「……あら、そうでしたか……」
貴族の息子なら、これくらいの歳でも女を買いに来るくらいおかしくもないのだろうか……と考えているのは理性の部分。感覚と本能の部分では、さっきまでただの子供だと思っていた彼がストレートに自分を求めてくれていることにドキドキしてしまっていて、微かに頬が赤らむ。
「これは失礼いたしました。私は……お察しの通りの娼婦です。私の取っている宿までおいでください。お代は……ふふ、その半分でも足りると思いますよ?」
微笑みながら言って、半ば無意識に少年の頭を撫でていた。
■リンネ > (彼女の言葉を聞いて、表情がぱっと明るくなった。――ついに、ついに女の人とセックスできる。喜びを爆発させた満面の笑みで。)
「――やった…っ。よろしくお願いしますね、お姉さんっ!」
(そうして彼女の取っているという宿へと歩き始めたのだが――。まだ女を知らない子供なれど、女の扱い……特に"買った女"の扱い方については、子供の頃から常に間近で見て教育も受けて来ただけあって慣れた様子。自分の年齢の倍か、それ以上年上の女性を抱き寄せるのは腕でも腰でもなく尻。彼女の尻肉を右手の掌で優しく包み込みながらも、時折揉み扱いては周囲に己の女とでも言わんばかりに誇示。彼女のような気高く知的な雰囲気を纏った大人の女性を侍らせているという自信に満ち溢れているからか、周りに奇異の目で見られても堂々と振る舞い。)
「お姉さんのこと、なんて呼んだらいいですか?――あ、ボク一緒にお風呂入りたいなっ」
(ずっと前を硬くさせたままで歩きにくいぐらい。……そうして彼女の部屋へと入った暁には、背後からぎゅっと抱き着いて離さないといった調子で甘える一方、彼女の太腿にグイグイと下半身を押し付けてしまい――)