2018/12/20 のログ
レナーテ > 此方の言わんとした事は伝わったらしく、テーブルへと運ばれてきたのは目的の一つである雪狼の髭。
採取が困難と言われていたところではあるが、樹液ほど個体が見つからないわけでもない為、後回しにした品。
けれど、ここで手に入るなら手に入れてしまいたい。
一瞥するようにそちらへと視線を向けると、観客達の気配が沸き立つのが分かる。
それなら此方も、相手に欲を出させるのがペースを崩す策だ。

「……わかりました。では始めましょう」

媚薬で意識を弱らせて、羞恥と異臭で次のゲームも崩そうという考えだろうか。
わざとハードなのを選択しなかったのは、言葉通り弱りきったところを滅茶苦茶に壊したいが故か。
神妙な面立ちで小さく頷くと、配られたカードを手に取る。
J9822、ワンペアは揃っているが明らかに弱い。
より強い手を狙おうにも、賭けのストレートか、無難なスリーカード狙いといったところだろうか。
言葉の違和感を探るなら今しかない。
暫し考えた後、すっと五枚の手札を伏せるようにしてテーブルの上を滑らせた。

「5枚全部です」

ディーラーの様子をじっと見やりながら、自ら手が悪かったと言うような交換を申し出る。
改めてカードシューターから抜き出されたカードを受け取ると、その中身を確かめていく。
それに何かを得ると、ディーラーの問いかけてに敢えて頷いていった。

「えぇ……では勝負です」

手札をテーブルの上へ重ねるようにし、掌を薙いで並べると、端を捲り、残りのカードがドミノ倒しの様につられてオープンとなる。
10.7.5.3.3、同じワンペアにはなったが、あとひとつ及ばない手での敗北。
その結果に表情を曇らせながら瞳を伏せると、落ち着かせるように深く息を吐きだしていった。

違法カジノ > 二人のカードが共にオープンとなる。
3のワンペアと4のワンペア、この勝負は、彼女の負けと言う結果に終わる。

「こちらの勝ちですね。
フィーネさんの持ち点はマイナス21点となりました。」

実に事務的な口調で、彼女の今の持ち点と勝負の結果を告げるディーラーは、
お互いに広げたカードを纏めて束ね、きりはじめた。

「それでは、あちらへどうぞ。まずは媚薬注射、それから精液風呂、
最後にエロ衣装に着替えて戻ってきて頂きましょう。」

掌で示す方向は、闘技場なんかでよく見られる、魔導機械で撮影がされて、
観客席のスクリーンに放送中継する装置。そこに立てば、彼女の姿がしっかりと映し出され、
今どんな顔をしているか、何をしているかなどがくまなく映し出す。一本の薬が入った注射器が用意されている。

『おーしじっとしてろよ~』

凌辱要員として用意された黒服は、その肩口に注射器を宛がい、薬液を注入して行く。
即効性の薬であり、注入されただけで甘イキ必至の危ない薬品。これ一本ですぐさま性行準備万端にまで高みに登らせるしろもの。
そんな媚薬を打ちこまれる彼女の様子の代わりを観客は下衆の顔で楽しむだろう。

「媚薬注射が終わったようですね。それでは精液風呂をご案内しましょう。」

ドロドロの濁った白い液体。ねちねちと蠢くそれは、妖魔の力で今も死なずに生きる精液の海。
それがステージの上に現れる。4,5人程は入れそうなサイズで、
生暖かさと生臭さが外側からでも伝わろう。こんなものに入れば、暫く汚れでべとべとになって、
精液臭く染め上げられてしまうやもしれず。
…媚薬で性的思考を巡らせられる彼女には、必ずしも嫌悪感だけではないかもしれないけれど。

「入れないようなら無理矢理突っ込んであげてくださいね。」

そんな白濁の海に腰が引けている様なら、屈強な黒服の男が容赦なくそこに叩き込もうとするだろう。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」から違法カジノさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からレナーテさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 夜の酒場、寒さなんぞどこ吹く風といった具合に熱気あふれるこの街の酒場。
喧騒止まず、暴力と酒と賭け事が支配する空間だ。
その一角――

「んぐ、……まっ、また……!」

がん、と机に突っ伏す、大きな大きな男が一人。…さっきからさんざんカードに負け続けた男だ。
この男からだいぶん毟り取っった連中は、引き際が肝心とばかりに早々と退散していた。
くそうぅ、…と呻いて男は自棄気味に酒を注文した。金の確認はされたが。

「うっせェ、ちょっとくらい残ってらァ。」

なんて普段よりも元気なく騒いで、また机に、どかんと突っ伏し直した。
実にまあ、どこまでも賭け事に弱い、そういう性質は変わらないよう。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にダストさんが現れました。
ダスト > 冬も深まり冷たい風が吹き始めた季節。
そんなことは関係ないとばかりに今日も賭博で盛り上がるカジノに併設された酒場に訪れ。
久しぶりにお酒でも飲んであったまろうと空いた席を探せば見知った顔が目に留まり。

「ずいぶん落ち込んでるねイグナス。
 もしかしてぼろ負けした?」

机に突っ伏する男ははたから見れば相当な存在感を示しており。
なれた酒場の男たちもどこか遠巻きに見るだけにとどめる中、相手の横の椅子に座りながら声をかけ。

イグナス > 「…あン?」

ぐったり、負けてるからちょっと機嫌悪い。
じっと視線を上にあげてみれば――知った顔だ。不機嫌顔を一転、なんだ、と口元をyる埋めて。

「うっせェ。
 やれやれ、だいぶ絞られたよ、くそ。」

笑いながらも、だいぶ悔しそう。げしげし、と机の脚を軽く蹴り。
だいぶ見た目からも、負けが込んでるようで。

ダスト > 「ふぅん……なるほどね。
 弱いのにかけ事なんかに手を出すからだよ」

相手の言葉にあきれたように言い。
ちいさくかぶりを振った後に何かを思い立ったように相手の近くに椅子を寄せ。
周りから隠すように相手の大きな太ももの上に細い手を置き。

「……だったらさ、負け込んだ鬱憤、僕に吐き出してくれない?」

顔を相手に近づけ、小さな声で囁くように誘いをかけて。

イグナス > 「うっせェってンだろ。喧嘩売ってンのか、この野郎。」

心なしか普段より声も荒い。
いずれ、そう時間もたたずに治るだろうけど不機嫌さを隠しもしない。
一度作った笑みもすぐにどこへやら、ふんと視線をそらす。
が、後、顔を近づけての言葉に、じっと視線をそちらに向けた。

「へえ。」

短い時間の逡巡。けれどすぐに決めれば、がたん、と音を立てて立ち上がった。

「ほら、来いよ。」

相手の提案に乗る様子。強めの口調で言い放てば、着いてくるのを確かめて歩き始める。
すぐに姿は、店外へ。

ダスト > 「おっけ!」

相手が立ち上がればその後ろを軽い足取りでついていく。
ローブに隠された身体はすでに火照りはじめ。
女体化の魔法を覚えてから初めて雌の快感を覚えさせられた相手との絡みに期待して濡れ始めているのを感じ。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からダストさんが去りました。