2018/04/10 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からシエルさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にベルナデットさんが現れました。
ベルナデット > 大きな汽笛の音が船の到着を告げる。
次々と降りていく人、そして、荷物。
人々の特徴、そして、運び降ろされる名産品の数々からその船が北方からやって来たものであると知れる。
人々でごった返す船着き場はしばらくの間喧噪に包まれる。
それはわざわざ他の国にまでやってくる人々だけが持つ異常なまでの熱意の現れだろう。

そして、喧噪が収まり、人の姿もまばらになった頃、タラップに一人の少女が現れる。
風に靡く長い白髪を片手で抑え瞳を細めるその姿はあまりにも非日常的であった。
そう、まるで結婚式から逃げ出したかのような……おとぎ話の世界から飛び出したかのような……非現実的な少女。
少女は一歩ずつ慎重にタラップを降りていく。
かすかに響く靴音が少女が現実の存在であることを証明していた。

海風に煽られそうになるスカートを抑えつつ船着き場を歩く少女は、北方のとある国では知らぬ者のない聖女と呼ばれる少女。
2年間に及ぶ外交官としての教育課程を終え、この度祖国にて“お披露目”を行い正式に外交官として帝国へとやって来たのだ。

……もっとも、“お披露目”を見た国民がどのような感情に襲われたか……それは少女には知る由もなかった。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にアーヴァインさんが現れました。
アーヴァイン > 聖雪の聖女、北にある国では彼女はそう呼ばれていたらしい。
外交官という名目は都合のいい言葉であり、事実としては人質という人身御供といったところか。
丁度戦争があった頃、彼女に何が起きたかは暈された報告書から察するに容易い。
儀式を終え、正式に外交官として祖国からやってくる彼女を王城まで護衛すること。
それが今回の仕事だ。

(各員、聖女が到着した。いつもどおり頼む)

隼の羽をアンテナ代わりに、思念の通話で仲間達に指示を飛ばすと、彼等は群衆に紛れるようにして配置につく。
それとは別に、兵士達もタラップの向こうで彼女を出迎えるように整列していた。
そして、タラップが陸地に掛かった先。
戦場に行く時と変わらぬ軽装姿で、彼女の歩みを待つ。

(想像していたのとは大分違うが…)

二年もの間、精神を歪められたとあれば表情は何処か壊れるなり、作り物のようになるもの。
目の前を降りてくる彼女は、純白に包まれた姫君のようにも見える。
青い瞳が白色と相成って映える姿は、違う意味では作り物の様に感じる神秘さがあった。
仏頂面のまま、彼女の瞳を見つめ続けながら待ち、近くまで降りてくればゆっくりと掌を差し出す。

「アーヴァイン・グラウ・カルネテルだ。聖女の出迎えが祟り神では縁起が悪いかもしれないがな、城までの辛坊だ」

今一度姿を一瞥していくも、壊れたという感覚は覚えない。
黒髪の下、茶色の瞳を普段とは異なって少し不機嫌気味に無愛嬌に向けた。

ベルナデット > タラップを降りればそこには居並ぶ軍服姿の男達の姿。
威圧感すらも感じる彼らを前にして、しかし、聖女は空色の瞳を細め柔和な微笑みを浮かべ、両手を胸の前に組んで祈りを捧げる。
豊かな膨らみはドレスにより持ち上げられ、その谷間をより強調しており禁欲的な兵士には目の毒であろう。

「……。」

目の前には冒険者然とした姿形をしているが、明らかに兵士達を率いる立場にいるであろう男性の姿。
不機嫌に見える茶色の瞳を見上げ、ほんのりと頬を染めてはにかんだ笑顔を向けた。

――神への誓いにより言葉を発することが出来ません。
 ご無礼をお許し下さい。――

細い指先が空に光る文字を描く。
最初は北方の文字、しかし、すぐに訂正し帝国の文字で紡いだ。
そして、将校の自虐の言葉を否定するようそっと身を寄せ、差し出された手を取り、最後の一段を降り帝国の地を踏んだ。

アーヴァイン > 周囲の兵士達から感じる気配に、欲の熱が混じっていく。
彼等に背中を向けたままだが、仕事柄に気付くには容易い。
彼等に視線を向けることなく、変わらぬ無愛想な顔で彼女の祈りを眺めていた。

「……?」

こちらの表情と言葉、大体は萎縮されるか畏怖されるかの二択。
そのつもりでいたこちらとしては、彼女の笑みに面食らい、瞳を何度か瞬かせる。
魔力で惹かれた文字、北方の文字も覚えさせられたのもあり、脳内でたどたどしく解読していくが…視線で追いかける途中、それを正す文字、それを見るや僅かに表情が引きつった様に見えるかも知れない。
思わず笑みがこぼれそうになるのをぐっと堪え、祟り神の顔を維持したからだ。

「……そうだったか。それなら仕方ない、気にするな」

上から目線な言葉遣いも演技であり、顔も変わらぬ仏頂面。
こちらの冗談も気にせず、笑みのまま手を重ねる彼女をエスコートするように一歩下がり、帝国へと降り立たせた。
歓迎を示す様に、儀仗兵のごとく兵士達が金属の擦れる音を響かせ、切っ先を空に向けて胸元と剣脊を重ねるようにして構えていく。

「……では行こうか、城に行く前にすることがある」

彼女の歩調に合わせるように、ゆっくりと手を引いて歩き出す。
進む先には彼女を連れゆく為の馬車……ではなく、何故か港の面した一番のホテルへと案内していく。
勿論、その周囲も兵士達が警護にあたっており、人払いもしっかりとなされていた。
準備されていた部屋へと抜けていき、室内へと彼女をご案内すると扉の鍵を締めた。
天幕の掛かった豪勢なベッドに、彩り美しい調度品、刺繍の細かなカーペットが敷かれた室内は城の中と見劣りせぬ業火さだろう。

「連れてくる前に、確認するように言われていることがある。『お披露目』の結果を俺に示せとな」

祖国で行われたお披露目という儀式の詳細は知らず、その司令を追加したのも義父によるものだ。
その結果を示す、つまりはその時に見せた行為に勝るとも劣らぬ行為を示せという意味。
扉から彼女の方へと歩んでいけば、また紡がれるだろう文字がよく見えるように、再び近づいていく。

ベルナデット > 兵士達の視線には当然気付いている。
だが、恥ずかしそうに頬を染めつつも胸元を隠すような野暮な真似はしない。
その為、タラップを降りる際に一際大きく胸が弾む様子もすべて兵士達の網膜へと刻み込まれた。

そして、聖女と呼ばれるに相応しい清楚さと優雅さを称えた微笑みを浮かべ、長い睫毛で飾られた瞳を伏せ気味に将校にエスコートされ兵士達の剣の下を静かに歩く。
その姿は聖女として、そして、外交官として祖国の誇りを知らしめるに十分な働きを果たしていたことだろう。

――だが、その姿は密室の中でまで維持されるものではないのだ。

祖国の王城の客室と比べても遜色のない豪奢な宿の一室。
その中で投げかけられた言葉に聖女の顔がみるみる真っ赤に染まっていく。
激しい羞恥心に苛まれている……それは2年もの長きの間調教を施された者が本来持ちえぬモノであり、そして、祖国で行った『お披露目』が羞恥極まりない行為であったことを示す。
しかし、いくら羞恥に身を焼こうとも今の聖女に帝国の言葉に逆らうだけの自由は許されていない。
羞恥に染まった表情を見られぬよううつむき、細い指先でスカートを摘まみゆっくりと持ち上げていく。
スカートの裾から白い靴下が覗く。
それは膝丈を超えた所で負けないほど白い肌へと変わり、扇情的なガーターベルトが現れる。
さらに裾を上げていくと白い下着……丈の短いそれには不釣り合いなほど大き目のリボンが取り付けられ、その中心には小さな真珠。
そして、その背後、小さい物で2cm、大きい物で5cm程の大小様々な珠から成る尻尾が生えていた。
有尾族?そう思うには少々無機質すぎる尻尾。
それがどこから生えているかはすぐに知れるだろう。
そして、それに気付けばリボンの中心の真珠の正体にも気付けるかも知れない。

アーヴァイン > これから王都で、彼女を待ち受けるのは王族や貴族達による恥辱の日々だろう。
それに理性が壊れる前に、自分に祖国で行われたお披露目の記憶を聞かせ、文献に残させようというところか。
城に住まう者が好みもしない仕事だと納得していたが、口にしてみて今更ながらに違和感を一つ覚える。
それなら何故、語れではなく示せなのか?
そんな考えが脳裏の片隅で繰り返される中、命令を耳にした少女が何故か頬を赤らめていく。
何か恥じらうようなことでもあったのだろうか、そう思っている中、彼女の次の動きに僅かに瞳が見開かれる。

「っ……」

恥じらう聖女という構図とはかけ離れた、淫猥な仕草。
スカートの裾がつままれ、純白のヴェールの下が徐々に顕になっていくと、白いニーハイソックスが視野に飛び込む。
言葉に詰まりながら、その姿を変わらぬ表情…というよりは、変わらぬように凍りつかせたまま眺めていくと、ソックスを支えるガーターベルトが見えるほどめくられていた。
空色の瞳と下肢の様子の合間を視線が何度か行き交うと、完全にめくれた裾の下に息を呑む。

「……喋れないと聞いていたが、これはこちらで確かめろということでいいんだな?」

下肢の様子は卑猥の一言で言い表せるほど。
真珠と尻尾、そして真っ白なショーツと視線がなぞるように確かめていく。
そして静かに淡々と、役職の面を貼り付けながらジロリと強い視線で空色を覗き込んだ後、一歩近づいた。
リボンに包まれた小さな真珠は、独特の光沢とは違う鈍い光と自然な赤色を交えていた。
中指の腹をゆっくりと押し当てていくと、触れるか触れないかのギリギリのラインで擽るように撫で上げる。

(……要するに抱いておけという事か。道理で詳細を言わないはずだ)

睨みを聞かせている北方の国も、義父からすれば国に仇なす敵の一つだったもの。
今は従順にしているが、いつ、何が起きて牙を剥くかは分からない。
人質として差し出された彼女に手を付け、色々と聞き出せるようにしておけということだろう。
だが、それらの手段は必要最低限と考える自身とは相反する。
義父が望むのはおそらくは、脳が焼け落ちるほど快楽で縛りつけろ…というところだが、そこに抗う。
自分のやり方でとリボンに飾られた淫芯を淡く撫でていくと、今度は確りと押し当てて角度をつけて押しつぶす。
時計回りに、逆回転に回すように押しつぶしながら、一際強い声を上げる部分を探ろうとしていく。

ベルナデット > 見られている……その事実が少女の羞恥を煽り形のいい耳まで真っ赤に染める。
純白の絹糸のような髪がより一層その赤を強調し、そして、赤が白を強調する。
自らの羞恥の中心を晒す。
しかも、卑猥に飾り付けられた様を……。
2年間の間、一日の大半を何ひとつ知覚出来ない無感地獄で過ごし、わずかにわずかに生きている実感を得られるのは肉孔をほじくられている時だけ……。
通常なら羞恥心どころか心自体を失ってしまいかねない調教を受けながらも生娘のような恥じらいを見せるのはよほど調教人の腕が良かったのか、少女の心が強かったのか……それとも両方か。

「――っ!?」

ぷっくりと腫れてリボンで飾られた淫核へと触れられると少女の下肢が激しく震える。
それでも声ひとつ漏らさないのは整除と呼ばれる程の信仰心の強さ故だろう。
一撫で一撫でに敏感に反応する様は肉の悦びを知っている女のモノ。
次第に膝が折れていき、立ってられぬと男の腕に柔らかな胸を押し付けるようしがみつく。

「~~~~ッッ💛」

一際強い刺激に声なき嬌声が上がる。
形のいい顎が跳ね上がり、股布では吸いきれないほど溢れた蜜が内股を伝い零れていく。
明らかに達した……にも関わらず声は漏らさない。
だが……仰け反った顔には自らを聖女と慕う国民にはとても見せられない蕩け切った情けない雌犬の表情が浮かんでいた。

――とても国民には見せられない……そんなモノを彼女の愛する国民は見せられたのだ。

アーヴァイン > 真っ赤になりながらも恥を晒すことを辞めぬ姿は、先程までの清楚な雰囲気と相成れば、その落差に男ならば興奮を煽られるもの。
自身も、そういった落差の大きさには興奮を覚えるが……一つ、心に引っかかるものが完全な興奮にまでは至らせない。
陰核を指で捏ね上げると、弱い角度に掛かったところで何度かそこを往復するように傾けていけば、指先は徐々に重たい愛液に濡れていく。

「……先程の顔と今の顔、どちらがお前だ? それとも……誰が為に二つの顔となったか?」

ウェディングドレスの似合う、純白の聖女としての清楚な姿。
それとはかけ離れた淫乱な牝の表情を向ける今。
問いかけは、彼女の心がどちらにあるのかを知りたかったからだ。
最初から卑猥な意志であれば、わざわざ上品な立ち振舞をする必要もないだろう。
檻に入れられ、城の地下で慰め者になって朽ち果てればいいだけだ。
言葉使いこそそっけないものだが、声色は少し温かみのある抑揚のついた響きに変わり、崩れ落ちそうな彼女の腰を抱き寄せる。
どちらにしろ、手緩くやれば課せられた仕事にはならない。
耳元を擽るように息を吹きかけると、指をかけた陰核をゆっくりと恥骨へ押し付けるようにして押しつぶす。
右に左に捻るように擦りながら、快楽は与えつつも、思考は出来るように加減しながら可愛がり続けた。

ベルナデット > 「んっふぅ、ふぅ、ふぅ……。」

絶え間なく続く快楽に荒くなる吐息。
特に弱い……好きな角度で弄られるととめどなくよだれが垂れる。
男の問いかけに快楽に蕩けた瞳が揺れる。
どちらが本当の私……?
問いかけの意味がわからない……。
自分は自分でしかないのだから……。
男の腕にしがみついたまま、小さなボタンひとつで雌の表情を引き出され、赤い舌を見せてよだれを垂らす。
押しつぶされる淫核はピンクのリボンが霞むほど真っ赤に充血し快楽を享受する。
リボンは淫核に結び付けられている……それは結べるほど固いということである。
充血していなければとても結び付けることなど出来ないだろう。
少なくとも船室から出る前にはリボンは結び付けられていたのだろう。

――つまり、先程の清楚な佇まいと優雅な足取りで柔和な微笑みを浮かべていた時も……誰の目にも聖女であることに疑いの余地を抱かせない完ぺきな淑女であった時も……淫らの中心をそそり勃たせていたということ。

アーヴァイン > 問いを問い返すように瞳が見つめ返す。
しかし言葉はなく、指先の愛撫に強請るかのように涎を滴らせるばかりだ。
淑女然としていた時と、性奴としての一面を見せる今も一緒というのなら、なるほどと一人呟きながら肉芽から指が離れていく。

「どちらでもないか」

表情は変わらずのまま、離れた指と肉芽の合間を水飴の糸が垂れ落ちた。
自身で理解する間もなく壊れた、というところか。
冷やしすぎた水が、凍ることを忘れたかのような壊れ方。
二年という月日は少しずつ、じっくりと彼女そのものを変えてしまったのだろうと感じる答えだった。
それ以上問いかけても、彼女に凍てつくための欠片を与えるだけになる。
誰も好き好んで壊れたと知り、崩れるのを求めはしないだろうから。

「ならお披露目の結果をみさせてもらおうか」

スカートの裾を片手で握らせていくと、両膝を着いて下肢へと目線を移す。
肉芽に結び付けられたリボンを引き抜き、しゅるっと擦りつけながら開放すれば、今度はショーツの両端に指先を駆ける。
ゆっくりと下へ引きずっていけば、クレパスに張り付いた布地が剥がれていく感触が、何をさせられているか理解させるだろう。
今一度その顔を確かめようと顔を一瞥すると、さらにゆっくりと引っ張っていき…最後に少しだけ乱暴気味に勢いをつけて下ろした。
太腿の途中までといったところで止めれば、股座の様相の全てがこちらにはよく見えるはず。
それを確かめた後に、再度その顔を覗き込むだろう。
壊れた羞恥の顔を眺めて、今は仕事と肉欲と興奮に身を任せるべく。