2020/07/14 のログ
クレス・ローベルク > 散々愛撫し、濡らし、身体も心も蕩けさせた。
全ては、この顔。信念も、復讐をも引き剥がされた、愛玩奴隷と言うに相応しい、その表情を露わにする為。
そして、それが終わった以上――男が快楽を得るのに、我慢する必要は何処にも無かった。

「良いっ!気持ちいいよ、リヤンちゃん!こんなに素直に受け容れてくれるなんてっ……!」

男の言葉を証明するように、腰は止まらない。
リヤンの身体は、既に何度も使い込まれている。
だが、それ故に、強い締付けではなく、適度に柔らかな肉圧で、男の肉棒を抱きしめてくる。
快楽に素直なその膣を耕す度、征服感と快楽に頭の中で火花が弾ける。

「リヤンちゃん、出すよ……受け止めて……っ!」

当然のように注ぎ込まれる白濁。
それは、彼女の中を汚し、外まで溢れる程の、射精である。

リヤン > 男が腰を突き入れるたびに、女は息を吐き出す、腰は逃げるようになのか、それとも求めているのか、動いてしまう。
腰を引かれ、突き上げられれば、肌を打つ音が響き渡る。明るい場内に鈀う音が響き渡って、その様子が、ありありとモニタに表示される。
快楽の数値は100から下がることなく、女は昂り続けていることを、観客に教え続けるだろう。

男の言葉に返答はない、唯々、女は口を開き、喘ぐ吐息を吐き出すだけだ。
彼を求めているようにも、否定する様にも見える動きに、しかして、肉体は正直に快楽に屈服している。
突き上げられると喉を晒し、呼気を吐き出して。目元に浮かぶ涙は、快楽の所為だろうか。
開く唇が甘やかなのは、求めているからなのだろうか。
言葉が無ければ、彼女の意志を伝えるのは、難しい。

―――唯々、その表情は、淫蕩に蕩けて、ほんのりと桜色に染まる頬は、雌で。

体内に響き渡る、肉を打つ音、彼女の子宮口を叩き、蹂躙する彼の肉棒。
それを抱きしめて、扱きあげるのは、間違いなく女であり、雌であり、彼への賞品であった。

「――――♡」

その時が来た。
女の中に、吐き出される彼の子種は、女の体内を、心を灼く。
吐き出され、支配され、注がれ、孕まされていく。
どぼ、ごぼ、どろ、と入り口から零れる白い液体は、女を染めて。
女の膣は、零すまいと吸い込んでいるようで。

舌を突き出し、艶めかしく開く口は呼吸を求めているのか、口づけを求めているのか舌を突き出して。
ただただ、背を逸らし続け、乳房を強調し、彼に支配される、受け入れていく。
胎の中に、彼が、充満していく。

クレス・ローベルク > 「ふぅぅぅぅ……」

長く息を吐く。
射精の余韻に浸っていたが、気がついたように男はベッドの縁に付いているボタンを押した。
すると、彼女を戒めていた金具がベッドの中に収納され、身体が自由になる。
既に、予定の試合時間間近だ。名残惜しいが、此処で終わらせねばならない。
男が合図を出すと、アナウンサーが声を張り上げる。

『これにて、リヤン選手VSクレス選手の試合を終了します!
次の試合は、これより一時間後となりますので、今のうちに――』

アナウンサーが告げる放送を合図として、撤収作業が行われる。
リヤンも、彼女が寝そべるベッドごと、黒子たちの手によって回収されていく。
男もそれについていくが、その後二人がどうなったかは、別の話である。

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からリヤンさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からクレス・ローベルクさんが去りました。