2019/09/15 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > 『さあ、今日も始まりました!アケローン闘技場、興行試合!今日の剣闘士は――』
今日もまた、戦いが始まる。
青い闘牛士服の剣闘士は、ファンサービスとして簡単な演武を行いつつ、今日の対戦相手に思いを馳せる。
今日の試合は、興行試合。一戦で賞金が手に入るので、冒険者や腕に覚えのある傭兵などが、手頃な小金稼ぎとして参加してくる事が多い。
勿論、偶には犯されたりするのを前提として、奴隷などがやってくる事もあるわけだが……
「(ま、そんな期待はしない方が良いね。大体裏切られる)」
『さあ、それでは始めましょう!今日の試合は――こちら!』
そして、今日の選手が入場する――!
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にスイさんが現れました。
■スイ > 『――チャレンジャー、シェンヤン出身、スイ選手!』
アナウンスに続いて、ひとりの小娘がアリーナへと入場してくる。
堂々たる足取りと余裕の面持ちで、場慣れを感じさせる。この闘技場においては新参者だけれど。
アリーナの中央にてクレスと対峙するのは、まず狐耳と獣の尾が目に留まるであろう、齢16かそこらの風体の少女。
不敵な笑みを浮かべ、翡翠色の瞳で対戦相手を見据えている。
身にまとうのは、異国風のドレス。ノースリーブで裾の丈も短く、戦闘向きとも扇情的ともいえる。
手に持つは、木製のバトンに横に伸びる取手を付けたもの――すなわちトンファー――が2本。
両手に構え、前腕を肘の少し先まで守るような長さだ。
履いている靴も革製なれど重厚な造り。しかし、それ以外に目立つ武装も防具も着用していない。
「……よろしく。どうかお手柔らかに頼むよ」
若い見た目のわりに貫禄を感じさせる口調で、軽く会釈を混じえながら初手の挨拶。
■クレス・ローベルク > 男は、今日の挑戦者を迎え入れる。
試合場に現れたのは、狐の獣相を持つ少女だ。
尤も、クレスの目には、それが少女ではないであろうと解りはするのだが、
「(ま、それを指摘しても詰まらない)」
しかし、それを除けば少女は非常に正統派のファイターと言える。
少なくとも、今のスイの身なりに、魔力を感じない。
肉弾戦を主体とするファイターという事だろう。
武器こそ少し変わり種だが……といった所で、観察をやめ、スイの挨拶に応える。
「剣闘士のクレス・ローベルクだ。こちらこそ、宜しくね」
こちらも、慣れた調子で挨拶をする。
そして、早速、と言わんばかりに剣を抜いて、構える。
肘を引いて、自分の首を守る様に斜めに剣を置く構えだ。
「それじゃ、早速始めようか。
相手が女性の場合、初撃を譲る事にしてるんだ。
だから、それを以て、試合開始の合図としよう」
人によってはナメているとも言える提案だが、さてスイはどう捉えるのか。
■スイ > 「ほう! お前さんがあのクレス・ローベルクかえ。
……あーいや、この闘技場での古参闘士として名前を聞いたことがある程度だけどな。すまんな、こちとら新参者でな……」
相手の名乗りに、スイは油断ない構えを取ったまま、感嘆の声を漏らす。
そして改めて、まるく見開いた目で相手の身なりを一瞥。どこか品定めするような視線。
「ともかくよろしくなぁ。
……クク、闘技場に不慣れな挑戦者と、ベテランのファイター。こちらがナメられるのも至極道理に適っておる。
いいとも、頂いたアドバンテージはありがたく頂戴致しますともさ。では……」
相手が構えるは長剣。こちらの軽装で対峙するには油断ならない装備だし、相手は素人というわけでもあるまい。
……だが、卑屈な言動をしつつも、スイだって数多の死線を潜り抜けてきた元・大妖怪である。
遅れを取るつもりはないし、興行試合として観衆を楽しませる義務だって承知している。
ふぅ、と一つ大きな吐息をつくと。蹴り足にぐっと力を込める。
――跳躍。バッタのごとき脚のバネで地を蹴り、低空をまっすぐに、クレスに向けて飛びかかる。
10mはあろうかという彼我の距離を、ただの一足で詰め切る。
その間に身体に捻りを加え、勢いを付けてトンファーの打撃を繰り出す。その狙いは身体ではなく、長剣。
まずは頭部を守る守りを弾いたあと、その勢いに任せて回し蹴りを繰り出すのだ。
限界まで開いたコンパスのごとく、白い脚を開いて振り回し、クレスの頬を狙う。
つま先と踵が何重もの革で固められた靴だが、いま当てようとするのは前面部、比較的柔らかい部位だ。
さすがに必殺の一撃では万が一にもそれで試合が終わる可能性もある。闘士の礼儀として、こちらもジャブ相当の打撃からだ。
――とはいえ、ここまでの一連の動作がうまくいくかどうかはクレスの反応次第だが。
そして。まぁ大丈夫だろうけど、スイのパリィ→回し蹴りのコンボにクレスが臆せず対処できたなら。
上段回し蹴りで大きく開いたスイの脚の付け根、普通はあるはずの下着が着用されてないことに気付けるだろう。
くっぱりと割れた女性器も、肛門すらも対戦相手に晒される。
外見年齢のわりに女性器の作りはやや熟れを感じさせる。
■クレス・ローベルク > 「うぉっと」
試合によって、開始距離のレギュレーションは違うが、今回は長めの10m――それを一瞬で詰めてきたのには、流石に感嘆する。
だが、当然、感嘆はしても、驚きはしない。
剣を狙うなら、いっそくれてやろうと言わんばかりに、剣を手放す。
男の剣が、後ろに弾かれる。
だが、それを見もせずに、男は顔を右腕でガードする。
「(腹や金的狙いなら、初手で狙うはずだからな……!)」
予測は当たった。
まるで独楽のように回る彼女の前肢が、男の腕を強かに叩いた。
バシィィィッ!と鞭で硬いものを叩いたような音。
腕で防いだとは言え、痺れるような衝撃と痛みが来るが、
「(予測していれば何ということはない……!)」
寧ろ、男はスイが足を引く前に、防いだ腕を足に絡ませて、蹴り足を掴もうとする。
彼女が対処しなければ、そのまま足を脇に挟んで完全に封じようとするだろう。
何故、そんな真似をするのか、それは、
「(折角、ノーパンなんだし、おまんこだけ最初にチラ見せした方が盛り上がるからね……!)」
試合内容より、観客サービス。
客商売には真面目だが、試合については甚だ不真面目な男であった。
■スイ > 顔を狙う回し蹴り。耳や顎にクリーンヒットすればそれだけで無力化、最悪絶命すらある必殺の蹴りだ。
しかし同時にガードされやすいという明快で致命的な弱点もあるのだ。
事実ロングソードをただ引き気味に構えるだけで牽制になっていたのだし、それを弾いた程度じゃ安全とは言えない。
――もちろん、その点はスイも了承済みである。
惜しげもなく剣が手放され、手がガードに回される。
頬への一撃は防がれ、白い脚が掴まれる。そのままくるりとひねられ、肩の上から下へ。
より強固にホールドされようとしている。片脚が相手に掴まれれば、体格で劣るこちらが不利になるは必定。
しかるに、追撃も警戒する必要があったため脚は振り抜くつもりで勢いよく回した。
とっさに引っ込めるなんていう器用な真似もできない。ならばいっそ、脚はくれてやって……。
「ふぅんッ――!!!」
ガッチリと左脚が右脇に固められたのを確認するや否や、再びスイは気合一声。
先に間合いを詰めたときの軸足が再び地を蹴る。今度はバッタどころではない、カモシカの脚力で。
その瞬間だけ、細かった少女の脚がまるで大根のごとく膨れ上がる。クレスが掴んだ左脚すらも。
普通であれば脚を掴まれたものはまず身を引いて振りほどこうとするはず。
それに対処しようとする対戦相手の裏の裏を取り、脚をホールドしたクレスごと後ろに押しやろうという魂胆だ。
対処にしくじれば、そのまま押し倒してマウントを取ることさえできる力の込め方とバランス。
クレスはどう反応するか?
■クレス・ローベルク > 脇に挟んでガッチリホールド。
後は、開脚させるなり適度に剣で服を破くなりして観客サービス。
そう考えていた男は、ありえぬ物を見た。
自分がホールドした足が、一瞬膨らんだのだ。
「……は?」
瞬間、身体がぐん、と後ろに押しやられる。
相手の身体能力を警戒し、思い切り脇に力を入れていたのが仇になった。
彼女が前に跳んだことで、彼女の脚に引っ張られる形で男の身体が後ろに流れたのだ。
「(やべえ、姿勢が崩される――否、だったら、)」
姿勢が後ろに崩されるならば。
もっと、後ろに崩れればいい。
そう思った男は、敢えて自分の脚で、地面を後ろ向きに蹴った。
少女の押しやる力と、自分の脚で蹴った力で、身体は彼女が思うよりも後方へと押しやられ、
「う、うおおおおおおお!」
その力に逆らわず、後ろへの背面スライディングをキメる男。
その先にあるのは、先程後ろに弾き飛ばされた剣。
それさえあれば、マウントを取られても、剣のリーチで反撃が出来ると、そういう狙いだ。
■スイ > 敵のバランスを崩すに足る、上体を斜め上に突き上げるような力のベクトル。
そして成人男性を転倒させるに足るだけの力積。少女の見た目からは考えられないパワーだ。
しかし、クレスは当初よりスイをただの小娘とは思ってなかったのだろう。裏の裏の、さらに裏をかかれる。
スイの掛けた力に乗せるように、自らつんのめる後方への力をかけてくる。
「―――――っ!!」
その対処方法にはわずか面食らったスイだったが、ともかく相手を押し倒すことには成功しそうだ。
そう判断したスイは、地を蹴るのに使った軸足をモーメントを維持しながらぐっと持ち上げる。
そのまま諸共に地面に倒れ込むクレスの首に、まるで蛇のごとく絡ませてしまう。
地面と男の間に挟まれて擦り傷が生じるが、この程度はどうってことない。
「取ったりッ!!」
勝ち誇ったような声。
未だ左脚はクレスの脇に固められたままだが、不足分を右脚で補うように丹念に力強く、相手の頭をホールドする。
クレスの顔に覆いかぶさる形でマウントを取ることに成功した。
――それはすなわち、スイの股間が惜しげもなく恥ずかしげもなく、男に押し付けられるということ。
柔らかな大陰唇が開き、クレスの口と鼻を覆う。濃厚な雌の香りを否応なく嗅がせる。
渾身の力で押し当てられ、空気の流れを遮断する。首に絡みついた脚も相まって、呼吸は極めて困難となるだろう。
決して悦ぶためでも悦ばすためでもない、相手を殺すこともやむなしの本気の顔面騎乗だ。
「……くぅ♥ っふ、ふふふっ! 吾輩のおまんこに埋もれていい夢をみることだな!」
無様な体勢に陥った相手を嘲笑するように朗唱するスイ。
――もちろん、まだ勝ったわけではない。先に彼が取り落した長剣が今、彼の手の届く位置にある。
ギブアップの権利を留保するため、彼の腕は封じられていない。体勢的に抑えるのが難しいというのもあるが。
油断はしないが、かといって対処もできない。
反撃に応じる前に相手が堕ちることを期待して、卑猥なおまんこホールドを継続する。
■クレス・ローベルク > 「(くそっ)」
流石にホールドから逃れるとは行かなかったが。
何とか、剣が手に届くところまで跳ぶ事は出来た。
後は、右腕を剣まで――そう思った所で、またもや予想外の攻撃が来た。
「ん、んぐぅ!」
幸せ固めと言えば聞こえはいいが。
皮膚よりも柔らかい部位を使った、窒息攻撃だ。
伸縮性の高いゴムで出来た布で、顔を覆うようなもの――おまけに、その匂いは濃厚な雌の匂い付きだ。
「(でも、これは寧ろ――ありがたい……!)」
ストンプやマウントからの殴り合いなら剣で応戦すべき所だったが。
性器を責められるなら、他の方法があるのだ。
男の腕は、剣を掴まず、腰のホルスターから、筒状の機器を取り出した。
それは、媚薬注入器と言われる、文字通り媚薬を注入する器械である。
針なしで、薬剤の水流だけで打ち込むため痛みはほぼないが――その中身の媚薬は、一回だけでも身体を敏感にする薬効が有る。
本来の本命は、二度目の発情と、三度目の"意思の力ではどうにもならぬ程の発情"だが――性器と触れているこの場合なら、
「(敏感にするだけでも、十分過ぎる……!)」
そう思い、男は彼女の脛の辺りに薬剤を打ち込むとする。
脚に押し付け、筒の後ろのボタンを押せば、後は薬剤が注入される。
■スイ > 男の唇と鼻を覆い、その感触を敏感な粘膜に感じながらも、油断なく相手をホールドし続ける。
腕も脚もある程度自由だ。暴れるだろうか? それとも手で引っ掻いたり、剣をとって無理くりに反撃してくるだろうか?
スイにはいずれの反撃にも対処する心構えはあるが、ホールドを跳ね除けること自体は不可能ではないだろう。
それでも屈辱的なマウントをお見舞いしたという心理的なアドバンテージを取れる。観衆の目もきっと楽しませたことだろう。
――と、クレスの次の出方を伺っていたスイは、またも不意を突かれた。
彼は剣を取らず、腰から新たな武器を取りにかかる。
短剣や暗器の類でも帯びていたか? とそちらに視線を移そうとするが間に合わず、脚にチクリとした痛みを覚える。
身体に何かしらの薬物が注入される。スイは自らの〈妖力〉を全身に巡らせ、その成分を分析にかかる。
(――クハッ! 媚薬かぇ! バカめ!)
コンマ1秒も掛からずに薬物の正体を突き止めたスイは、その薬効を無効化し……たりはしない。
むしろ、循環系を活性化させ、急速に体中へと巡らせる。当然、神経の感度は何倍にも膨れ上がる。
「ふっ♥ あ、うっ♥ お、面白い道具を持っとるじゃないか、クレスめ!
じゃが……あんっ♥ ふっ、ふううっ♥ そんなマネで逆に己の首を締めると思わなんだか?
――んっ、イグッ♥♥ ふ、ふふふっ♪」
クレスの顔に押し付けられる粘膜の湿潤度が上がり、体温も急上昇する。
骨盤の中で女性器すべてが悦びに打ち震え、その振動が蠢きとなって伝わってくるだろう。
だが、ホールドする脚の締め付けと体重バランスはほとんど揺るがない。
性器が弛緩して柔らかくなり、愛液による潤いを帯びたことで、より一層密閉度が上がっただけだ。
「あっ♥ はぁ♥ 良いぞ、良いぞっ♥ 戦いながらオナニーっ♥ 対戦相手を使っておまんこっ♥
楽しい、実に愉しいっ♥ クレスも楽しかろっ♥ ほれ、クスリを返してやるわ……んぁ♥ またイグぅ♥」
クレスの頭にまたがったまま、瞬時のうちに2度めの絶頂を訴えるスイ。娼婦めいた甘さを感じさせる嬌声が響く。
尿道口が緩み、薄い塩っぱさを帯びた潮がブシュブシュと吹かれる。しかしそれはただの潮ではない。
身体操作術によって、クレスに打ち込まれた薬物をほとんど薄めずにスキーン腺まで運び、体外に放ったのだ。
己の得意技たる薬物をそのまま返される気分は如何ほどのものか?
しかし。数百年単位の生涯で快感慣れしているスイといえど、快感は快感である。
絶頂に打ち震えるうち、マウントを決めるホールドも徐々に隙が見えつつある。
腰が浮いたり、締め付けに明確な強弱が現れたり。たまに呼吸できるだけの空隙すらも生まれるだろう。
■クレス・ローベルク > 「(ぐ、ぇっ!クソ、薬返してきやがった!
どういう構造の肉体してるんだ、ザルの妖怪か何かか!?)」
幸いにして、薬自体は経口摂取では然程威力を発揮しないものだ。
あくまで、血管に直接投与してこそ効果を発揮する――そもそも、一回目で戦闘不能になることは想定していないのだから、十全に効き目が発揮されていたとしても、それでどうという事はないのだが。
だが、何せ経口摂取を前提にしていないので、味も匂いも最悪である。
ただでさえ、息苦しく、濃い匂いの中で、更に悪臭が追加されれば堪らない。
「(だけど、こっちだって伊達に長年女性を犯してきた訳じゃないんだよ……!)」
男は、一度呼吸を殆ど完全に止める。
薬品の匂いや、雌の匂いに惑わされて、作業が狂わないようにするためだ。
そして、自ら舌で彼女の女性器を舐め回す。
相手に更に快楽を与え、脱出の機会を待つ健気に行為に見えるだろう――傍目からは。
しかし、男の狙いはそこではない。真の狙いは、快楽に集中させ、男の腰にあるポーチを探る、左手を意識させないためにある。
取り出したのは、大ぶりのディルド。
それを一旦、彼女の死角に置き、彼女が絶頂し、身体の力が抜けるに合わせ、
「よい、しょぉ――!」
彼女の腰を思い切り持ち上げる。
勿論、これは脱出にはつながらない行為だ――脚が首にホールドされている今、幾ら力を入れても脚が引っかかって一定以上には持ち上がらない。
それは承知の事だ。要は、少し隙間が出来れば、それでいい。
「くら、いやがれっ!」
空いた隙間を利用して、ディルドを彼女の身体に押し込もうとする。
予想外の快楽に、相手の姿勢が崩れればよし。
崩れないのであっても、ディルドがつっかえ棒になり、女性器で窒息させる事は最早不可能になる。
■スイ > ザルの妖怪……かどうかはともかく、スイは妖怪である。
妖怪という存在の根源である〈妖気〉。その気の操作――とくにスイ自身の体内における操作に極限まで特化した存在。
筋力や瞬発力の向上、第六感を超えるレベルの察知能力、生命の理を凌駕した循環系・神経系の改変。
いずれもが、こうしたタイマン戦向きのポテンシャルを秘めている。
人間相手を想定したクレスの戦術は、無効というコトはないにせよ、虚を突く反応で返すことはできる。
女性器という、相手の口と鼻を塞ぐに適した部位を押し付けて固める。これこそスイの得意としてきた常套戦術なのだ。
下劣で下品と罵る者も多いが、アケローンという場では寧ろウケもよかろう。
とはいえ、敵もさるもの。ここまで丹念に呼吸を奪っていながら、なおも戦意を失う様子がない。
懸命にこちらの膣穴やクリトリスを舐ってくるのは、それでこちらがホールドを解くのを狙ってのことだろうか。
「お゛っ♥ お゛んっ♥ う、ふうっ、ふううっ♥ な、舐めてくれるか、吾輩のおまんこをっ♥
いいぞ、もっと、もっとぉ……♪ お主の敗北の味、しかと味わ……ん、ふああぁ♥ そこ、そこぉ♥」
牽制目的の愛撫なんぞ平気の平左……とはいかない。さすがにクスリを急速に全身に回しすぎた。
1回の注射でその大半をクレスに返したにも関わらず、すでに3回分に匹敵する薬効を及ぼしている。
それでもホールドを続けられれば、大量の潮吹きにてクレスの窒息……いや溺れ死にを早めるだけのはずだが。
「あっ、は♥ またいく、イグぅ♥ 飲めっ、たっぷり吾輩の潮をっ♥ お゛っ、う、うほおおおぉ♥
…………んぐううううっ!!?」
何度目かもわからぬ絶頂に、腰が浮く。その瞬間を狙って、女性器になにかしらの異物が打ち込まれた。
疎になる警戒心をホールドの維持に注力していたこともあって、完全な不意打ち。
少女の身の丈に合わない大型ディルドを容赦なく根元まで咥え込み、絶頂のレベルが跳ね上がる。
今までの万力めいた力が嘘のように、脚がぐにゃりと脱力し、マウントの姿勢を解いてしまった。
油断は一瞬。半ば無意識的な反応で再び脚に力が籠もり、無理な姿勢で跳ね上がりつつも器用に距離を取る。
ディルドを股間に咥え込んだまま、垂れ流すように潮を吹いたまま、それでも両手のトンファーを構える。
―――しかし。そこから荒い呼吸を2つついた後、カラン……と武器を落とした。
「……ふうっ。ふうっ。……無理だ。これ以上の継戦は叶わん。調子に乗ってクスリを受け入れたのが仇となった。
よぅ効くクスリを使うもんだねぇ。1発とて受け入れてはならん代物だった。
今の吾輩の状態でもう一度あのホールドを決めることは無理だ。『負け』を認めるよ……ん、うううっ♥」
今にも座り込んでしまいそうに全身を痙攣させ、数秒おきに絶頂の震えと潮吹きが身体を走る。
それでも中腰ぎみに耐えながら、対戦相手をまっすぐ見据える。
「――だが。次こそは完璧なおまんこホールドをキメて見せるぞ。必ずな! ……ふうっ♥ お゛っ♥
………さて、負けた吾輩をクレスはどうするのだ?」
■クレス・ローベルク > マウントを取った少女の身体から脱出しようとして、向こうから離れたと悟る。
男は、素早く剣を取り構えるが、様子がおかしい。
まだ一回しか打っていないというのに、まるで三度目打ち込んだ様な、身体の反応だ。
そして、驚くべきことに、相手は降参を選択した。
まさか、クレスも自ら媚薬を受け入れたとは思いもしない。
「本来は、最低二回打たないと駄目な様に調整してあるんだけどね……。でもまあ、お陰で助かったと言うべきかな」
もしも彼女が油断せず、媚薬を全て代謝しきってしまえば、恐らく男の負けであった。
しかし、現実として勝ちは勝ち。
何せ、さっきまでずっと女性器を押し付けられていたのだ――これで犯さないでいる方が、寧ろ難しいというもの。
「あの技、何時もやってるのか……
ともあれ、当然、負けた以上はこっちのルールに従ってもらうよ。
客の方も期待しているだろうしね」
そう言うと、上着を脱いで、上半身裸になり、スイの元に歩み寄る。
敗者は、勝者に犯される。
当然、男はその権利――最早義務と言うべきだが――を果たすつもりである。
■スイ > 「わ、吾輩はヒトよりも敏感にできておるのよ。くふふ……♥
ゆえに相手の上手や裏をとることもできるのだが、こうもキマりきってしまっては戦いもクソもないわ」
取り落した2つのトンファーを拾うこともなく、荒い息を続けながら勝者たるクレスに不敵な笑みを向ける。
スイの身体を苛む興奮の色は収まるどころか、時間が経つほどにいや増していく。
それは、クレスが宣告した『客も期待しているこっちのルール』について思いを馳せているゆえか。
「ああ。やはり年季の差というものか。こと闘技に関してはお前さんのほうが数段上ということだな。
なれば、必ずやいつかお前さんに勝ってみせるぞ。そう、興行闘士としてな……。
……さぁ、客を楽しませるお前さんの『技』の真骨頂、吾輩にも味わわせてもらおうかね……くふっ♥」
その後は、クレスの成すがままに。
媚薬がしこたま効いた少女の身体に、あらゆる手を尽くして陵辱が加えられたことだろう。
アケローンにおいては陵辱さえも遊興。このアリーナを中心として、金が回り、名誉が回り、享楽が回る。
スイはまざまざと犯されながらも、クレスの技の1つ1つを盗むべく、爛れた余興に身を委ねた……。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からスイさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からクレス・ローベルクさんが去りました。