2018/09/21 のログ
クレス・ローベルク > 「いやいや、緊張で薬の効果が一時的に飛んだだけだよ。酔いが覚める
みたいにね。にしてもこれはまた、魅力的なシチュエーションですこと……」

背中から抱きしめられるも、先立つのは恐怖だった。
寧ろ柄、得体の知れないナニカに、背後から脅されている様な。
それでいて、その声や仕草は蠱惑的だからタチが悪い。一体どういう経歴で、こんな恐ろしい女の子が出来上がるんだと想いつつ、

「まあ、どっちかっていうと掘る側かな。やっぱ男としては突っ込む側に常に回りたいし……ね!」

彼にとって幸いだったのは、足を拘束する枷が、自分の体を倒す分には全く問題ないタイプの拘束具だったということだ。左足を完全に拘束される前に、彼はその左足で思いっきり自分の体を後ろへと倒した。

当然、後ろにおぶさっている少女を巻き込む形となる。更に、手首の関節を外して拘束から逃れ、彼女の足をロックして離れないようにする

「喰らえ悪あがき!必殺良い子のお父さんは真似しちゃ駄目だよボディプレス――!」

パーシス > 「わ――痛っ」

後ろから抱きかかえられたまま、勢いよく後ろへ倒れこむ。
当然逃げる術もなく、あっという間に男と床の間に挟みこまれる形となる。
二転三転と移り行く戦況に観客は無責任に盛り上がり、野次や黄色い歓声が昇る。
どうやら、闘技場の中でも結構な有名人なのだろう。

右足の拘束はそのままに、体勢を立て直せたのならばそこに見えるのは
蹲り、したたかに打ち据えられた右腕を抱き震える少女の後姿。

「いったぁ・・・痛い、よ・・・ぅ・・・」

声を潤ませるが、気付くだろうか。
視線を隠すように伏せたその表情。
ニタァ、と歓喜に満ちたその狂笑に。

手早く無力化するか、飛び退くか。
少なくとも不用意に踏み込めばそれは少女の罠で――

クレス・ローベルク > 後ろに倒れ込んだ後、素早く彼女から手を離して転がるように距離を取る。このままインファイトで戦えば、またぞろ拘束魔法などをかけられかねないと見たからだ。

何とか右足の拘束が許す範囲ギリギリまで下がるが、そこに見えるのは痛みを訴える幼子の姿――ではなかった。

「(何だ、あれ……)」

声は潤んでいる、後ろ姿だが、背中も泣き出しそうで、もし普段の彼ならば、そのままその隙に陵辱に移行するところだ。
しかし、表情が違う。隠してはあるが、その得体のしれぬ笑みが違う。そう、彼女は違う。決定的に違う。これは、狂人とか、常人とか、そのステージの話ですらない――!

「……悪魔や夢魔とも違う。それ以上に純粋で、凶々しい、何か」

勝てる。とは思う。今までで大体の手品の種は見た。
攻略法は頭の中で組み立てられている。
だが、それはあくまで彼女が、常識の埒内であった場合のことだ。

「君は……誰だ……?」

パーシス > すすり泣くような声がぴた、と止まる。
ぎりぎりまで後退し、先ほどとは桁違いの警戒心を孕んだその声に。

やがてむくりと、何事もなかったように立ち上がり。

「やだなぁ、ボクの名前もう忘れちゃったの?ボクはパーシス。憶えにくかったらパス、でもいいよ?」

こてん、と首を傾げる様は端から見ればさぞ愛嬌に溢れることだろう。
しかし対峙する男の表情がその本質に触れようとしている。
名前を問うているわけでないのはわかりきっていた。
知りたいのはその本性、何者なのかということ。

「――でも、ホントに知りたいのはそんなことなんかじゃあないんだよね?どうしよっかなー、おにーさんが大人しくしてくれてたら教えてあげてもいいんだけど」

のほほんと話しながら左腕を伸ばし――何もない虚空へ消える。
直後引き抜いた腕には先ほどと同じ、まるで瞳の色のような昏い紅色の液体の詰まったビン。
栓を抜き、今度は間近に撒こうとゆっくり近づいていく。

クレス・ローベルク > 「勿論覚えてるし、あだ名を許してくれるのはちょっと嬉しかったけど、残念ながらこっちもそれなりの教育と訓練を受けていてね……此処まで露骨なら、君がただの人や魔物じゃない、って事ぐらいは解るよ」

事実上の徒手空拳。もし彼女が、自分が考えている存在だとしたら、もうまず勝ち目はない。
そんな思考をよそに、じりじりと、両者の間は狭まっていく。
故に。

「――ギ・ブ・アーップ!っていうか皆早く逃げてこの子多分ウチの連中総出でもやばいやつだから!放送席アナウンス――!」

沈黙は、一瞬だった。
出口に殺到する観客、そして、『落ち着いてください、慌てないでゆっくりと避難を!』というアナウンス。流石に競技場に降りてくるものは居ないが、上は騒然とし始めた。

「……というわけで、ギブアップ宣言したいんだけど……だめ?」

と逆にこっちがこてんと首をかしげてみる。

パーシス > 「えー、これからがいいトコロだったのにー」

ぶー、と頬を膨らませながら抗議しつつも栓を戻しポケットへ収める。
そして眼前。
まるで鏡写しのように首をかしげてみせ、問う。

「ギブアップならボクの勝ちでいいんだよね?
それじゃあ誰貰おうかなー・・・」

まるで悩むように唸りながらも、視線は男を見つめたまま。
囁くように欲望を告げる。

「そうだ。キミが欲しいな。元気そうだし。奴隷じゃあないけど、一夜だけ、ね?
それに・・・ボクの後ろ、結構いいんだよ?」

手を合わせ、上目遣いに「・・・だめ?」とあざとく強請ってみる。

クレス・ローベルク > 「いや、お気もちはお察しするけど俺もプロなんで……。剣闘士はともかく、お客さんにまで危険があるとみたらそらギブるって」

騒がしく這い出ていく観客達を横目で見て、取り敢えず安堵する。
どうやら、これで危機は去った。少なくとも、彼等にとっては。
そして自分にとってはこれからが本番なのだが。
取り敢えず奴隷を品定めするパーシスに恭しく奴隷を指し示して

「どれもこれも一級品の奴隷だよ。何せこういう場で展示するだけの質なんだから。どれもまだ未開発だしどうぞ好きなのを持ってってって俺ェ!?」

とずざあ、とオーバーリアクションで後ろに下がって……まだ消えてなかった鎖につんのめって派手にコケた。そしてそこから立ち上がって

「いや、別に一晩寝たら邪神の手先みたいな事にならないなら構わないし、そもそも拒否権の非実在説まであるんだけど……何で俺?エロいことなら奴隷たちのほうが多分楽しいよ?」

と、割とマジで信じられないといった顔で聞く。

パーシス > 「もう、邪神だなんて酷いなー。そもそもボク邪神なんて言ったっけ?」

派手に転ぶ姿にクスクスと笑いながら詰め寄る。
そのまま足元へと座り込む。白い太腿が照明に照らされて眩しく光る。
その中身までは見えないだろうが――もしかすれば、性への執念は幻視すら出来るのかもしれないが。
右腕は力が入らない、といった風にぷらぷらと遊ばせながら左手で頬をつつき。

「だっておにーさん面白いんだもん。それに結構元気そうだからさ、たっぷり楽しめるかなー、て。
奴隷はビビってて面白くないしさ。
――まぁ、ダメだって言われたら向こうから選ぶけどね?」

立ち上がり、ぴと、と左足にしな垂れかかる。

クレス・ローベルク > 「いや、言ってはないけど普通の悪魔とかじゃないでしょ君……。隠してたつもりかもしれないけど表情マジで怖かったから。悪魔とかの類はもう少し人間らしいから」

そう言いつつも、視線は太ももの方に向かっていくのは男の性。
この子身体は割と自分好みなんだよなーと素直に想い

「まあ、面白いって言ってもらえるのはエンターテイナーとして冥利に尽きるし、俺も奴隷とは言えウチの職場の人間を生贄に捧げたくはないからなあ……うん」

そう言うと、しなだれかかるパーシスの頭を一撫でして

「こーさん。どうぞ何処へでも連れて行ってくださいよ、一晩だけのご主人様」

パーシス > 「あはっ、いいんだ?それじゃあいっぱい遊んでもらうね」

頭を撫でられ、嬉々とした様子で指を振り戒めを解く。
まるで遊びに連れて行ってもらった子供のようにはしゃぎながら男の服についた埃や砂を“両手”で叩き落とし。

「うーん、でもどこに行こうかな。ごめんね、ボクもう我慢するのがきつくてさ・・・あ、あそこでもいいかな」

視線を走らせると闘技場の一角、適当な物陰を見つけ。
ずるずると押し込むようにそこへ連れて行こうとする。

クレス・ローベルク > 「あはは、お手柔らかにね。ていうか半ば解ってたけど右腕無事だったんだね、そうなのね……」

流石に凹むなあと言って戒めが解かれた足首をぐるりと回して調子を確かめつつ、パーシスのされるがままに任せ

「おーう、ずいぶんと野性的な。まあ良いよ、そういうのも嫌いじゃない。あ、放送席の人、録画する勇気があるならすればいいけど、その後責任取らないからね。ってそこまで急がんでも」

最後にそう言って、パーシスに押されるまま、物陰に入り込むのだった。

パーシス > 「録画されちゃうんだ?見えるのかな?
まぁどっちでもいいんだけどね」

声を頼りに顔をめぐらせ、見上げる位置にそれらしきものを見つけて軽く手を振る。
振り返る顔は興奮に紅潮していて、吐息も熱く、浅くなっていた。

「ボクね・・・ここのところ溜まってたんだ。だからいっぱい遊んでもらうね――怖がらなくても、今回は掘ったりしないよ」

男の両腕を手に取り、後ろ手に回せば魔力の枷で繋ぎ止め。
正面へ回ると爪先立ちになりながら耳元へ顔を寄せ、囁くと同時にその耳窩へと舌を伸ばす。
両腕は服の下から潜り込ませ、がっしりとした胸板を探検するように這い回り、やがて小さな――男の体なら普通なのだが――突起にたどり着けばくにくに、と弄り始める。

クレス・ローベルク > 「解らないけどね。まあ結構ウチの人たち熱心だからっとお」

前と同じく、後ろ手に戒められる。
違うのは、今の彼女は、こちらを熱を帯びた目で見ていることで。

「まあ、その辺は信用するよ……ってちょっと待って今更だけど何で俺縛られ……っうあっ!?」

つい雰囲気に流され縛られてしまったが、後の祭り。
何時も攻める側であるクレスの身体は、無防備と言えるほどにパーシスの責めに素直に反応する。

「くっそ、まさか俺がこんな……っ、ちょっと待ってまさか今君がやろうとしてるのって乳首ぜ……っ!」

びくっ、びくっ、と身体が跳ねる。
未だ上半身しか責められていないが、既にズボンの中の怒張は十分なほどに自己主張しており、パーシスの責めにクレスの身体が抗いようもなく感じていることを表していた。

パーシス > 「あは、クレスは乳首イジられるの好きなんだ?」

ストレートな反応に機嫌を良くしながら指の蠢きは止まず。
耳を穿る舌先はやがて項を通り首筋を舐り。
そして甘く噛み付けばちゅう、と吸い付く。

「ぷはっ、えへへ、キスマークつけちゃった」

嬉しそうに報告しながら首周りから舌を離せば、ずり落ちるようにその頭を下へ、丁度いきり勃つ逸物の前へ。

「わぁ、やっぱり大きいね。涎でちゃいそう――それじゃ、遠慮なく」

鼻で布をどかし、見つけた留め具を口で器用に外す。
まるで熟練の娼婦か、しつけの行き届いた奴隷のような口捌きで怒張を隠す布をずり落とす。

「――すごく濃い匂い。頭がクラクラしちゃうよ」

ふぅ、と息を吹きかけながらうっとりとした表情で匂いを楽しむ。

クレス・ローベルク > 「っ……我ながら新発見だよ畜生……っ」

何とか軽口を返すも、しつこい乳首への責めと、それと反するような流動する耳や首筋への刺激に翻弄される。特に、甘噛され吸い付かれるのは、耐え難いらしく、「くうっ」と堪えきれない甘い声を出す。

「はぁ……はぁ……ったく、本当に何者なんだか……」

責めが一旦終わり、呼吸を整える。快楽で茹だった意識で自分自身が曝け出されるのを感じると、何とか強がって笑みを浮かべ

「はは、喜んでもらえて何よりだ。まあ、人間にしては大きい方だと自負はしてる。……どうする、もう挿れるかい?」

パーシス > 「だぁーめ、こういうのには作法があるんでしょ?」

強がる声に笑いながら返す。
指でいまだに新たに発見した性感帯を刺激しつつ、小さな口をいっぱいにあけて目の前の“ごちそう”を喉奥まで咥え込む。
年端もいかぬ娘に奉仕をさせる背徳感、熱く包み込む柔らかな口腔が猛る牡肉を刺激する。

「んぐ・・・じゅぷ、ずず、んむっ、じゅ、――」

始めは緩やかに、しかし徐々に速さを増す動きは大きくなり、亀頭の先から根元まで決して短くない道のりを夢中で駆け抜ける。

「あ、いひはふはっはらいふへもいへはいいほ(イキたくなったらいつでもイけばいいよ)」

眼を細め、うっとりとした表情のまま、クレスを見上げ奉仕したまま喋る。

クレス・ローベルク > 「そりゃあるにはあるけどそれは立場が逆……!」

勿論、自分だって似たような事をさせた事はある。
あるが、しかしそれはあくまでもイニシアティブはこちらが握っていて、しかもあちらは決して行為に積極的ではなかった。
そういう奉仕であれば、余裕はあるし、何より快楽を素直に享受できる。

今、されているのはそういうのとは違った。

「く、うっ……」

ただでさえ弱い部分を常にに刺激されつつ、パーシスの小さな口が柔らかく、しかし容赦なく包み込み、責め立てる。口内を強制的に往復させられる怒張は、パーシスが動くたびにびくっ、びくっと寧ろ怯えるように震え、快楽を与えられ続ける。

「っ、そう簡単に、出してやるもんか……っ」

しかし、クレスはそれを寧ろ耐えてしまう。それは、こんな小さな子供の責めに、屈して溜まるかという無意味な意地。普段攻める側であり、それに誇りがあるからこその。だが、それにもそろそろ限界を迎えている。クレスの顔はまるで泣き出す前の様にくしゃくしゃであり、怒張もこれ以上無く強くなっている。

後一押しで、彼の我慢はその理由である意地と共に崩壊するだろう。

パーシス > 「ほうほうははあ(強情だなぁ)」

柔らかな顔立ちをくしゃ、と歪めながら吐精を堪える姿に半ば呆れたように呟き。
それの束の間、今度は何かを思いついたように目を輝かせては相変わらず口いっぱいに頬張ったまま喋り続ける。

「ほうは、ほれははほうはは?(そうだ、これならどうかな)」

クレスがその言葉を翻訳し終わるかどうかのところ、丁度意識が逸れるところ、パーシスの唇が最奥、腰肉へと勢いよく密着させる。
喉壁を強引に擦る摩擦、その奥に突き当たる刺激、本来ならば締め出されるべきそれを歓迎するかのように締め付け蠢く柔肉と、それら全てを吸い込もうと口の中の空気を肺へと送り込む。
同時に転がすように遊ぶ指先は芯を持ち硬くなった突起を摘み。まるで乙女にそうするように捻り押し潰す。

クレス・ローベルク > 「っ、口に含んだまま喋らないで……」

呼吸を止めて、何とか我慢を貫いている様な状態。
それでもどうにか射精を堪えられていて、もしかしたら、このまま出さずに、中に入れる事が出来るかもしれないと思っていた。

一度中に挿れたなら、あるいはパーシスに反撃できるかもしれない。勝つことはできずとも、一矢報いる事は、或いは。そんな希望を懐いた時。

『そうだ、これならどうかな?』

それは翻訳というよりは、声色から何となく何かを思いついたというイメージの様な知覚。それにほんの少しだけ気を取られた瞬間。
自らの怒張が、まるで引っ張り上げられるように吸いつくされた。

「あ、あぐうううう……!」

いやいやをする様に首を振って耐えようとするも、そこに痛みすら感じる乳首への責め。頭の中が完全に真っ白になり――

「で、出ちゃううううう!」

次の瞬間、白濁を盛大にパーシスの喉に叩きつけた。
我慢しただけ盛大に、まるで噴水の様な勢いで、濁流を流し続ける。

パーシス > 「んぐっ!――んく、んく、ん・・・ごふっ、ぶはっ、うわっ、す、すっごい量・・・あぁっ!」

衝き立てられた穂先から勢いよく放たれた奔流がパーシスの喉を、食道を犯す。嚥下しようにも次々に送られる白濁についには噎せ返り、口から抜けだせば勢い止まぬ射精がパーシスの顔を、髪を、法衣を白く染める。
それを恍惚とした表情で受け止めれば小さく達したようで、ふるふる、と震えて小さく声を跳ねさせる。
乳首を責める両腕はしっかりとクレスの腰をホールドして、まるで噴水を独り占めする子供のようにその精を間近で浴びる。

長い射精が終わり、息も絶え絶えに喘ぐクレスの前に立ち上がり、白く染まった姿を見せ付けるのは白衣の天使か、それとも淫欲の化身か。

くるり、と背中を向けて振り返れば、白く細い手が法衣のスカートを徐々に捲り上げ、ブーツに包まれたふくらはぎ、柔らかそうな太腿からの絶対領域――そして、下着などない、びしょびしょに濡れた秘花と物欲しそうにひくつく窄まり。

「おにーさん、もっと気持ちよくなりたいでしょ。おしりの穴にちんぽぶっこんでずぽずぽ穿りたいでしょ?」

妖艶な笑みは顔に張り付く白滓に彩られ劇毒のような色香を持ち、
ゆらゆらと揺れる白い双丘が、桜色の蕾が視線を吸い込む。
あどけなさを残したソプラノボイスからいまどき娼婦ですら口にしないような下品な単語で耳を犯し、噎せ返るような牝と牡の匂いが鼻腔を埋める。

「ほら、おねだりしてみせてよ、『パーシスのケツマンコにちんぽぶち込んでガチアクメ決めたいっ』って!ほらっ!」

興奮が加速して吐き出す言葉は最早狂気すら孕み。
その目は理性の光などとうに捨て、獣のようにギラついていた――

クレス・ローベルク > 「っ、ぐ、うううう……!」

まるで、涙を堪えるような声で、射精の快楽に耐える。
その様子は、とても普段笑いながら数多の女性を責め苛む男には見えない。
やがて、それも終わり、頭を振って意識を保っていたが、しかしそれも次の誘惑の言葉によって遮られる。

「……あ」

クレスには、選択肢がある。此処で次の快楽への期待を断ち切り、こんなのはごめんだとパーシスを押しのけ逃げてしまうという選択肢が。自分の誇りを、最早ズタズタになりながらも未だに残っているそれを守るなら、そうするべきだと本人も理解している。

しかし。だというのに、パーシスが捲りあげたその薄布の中から、目が離せない。口内ですら、こちらを絞り上げてくるあの無上の身体。生殖器ではないとはいえ、その狭い場所に自分自身をぶちこんだらどうなるのか。どうなってしまうのか。

「俺は――」

結局、彼は逃げるのか、それとも屈服するのか――

クレス・ローベルク > 【中断します】
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からパーシスさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からクレス・ローベルクさんが去りました。