2016/03/29 のログ
■エリミア > だったら頑張ってご褒美は得てみてね、手加減しないけどっ!
だって見学してた時さ、もっとこう、エッチだったよ?
(少女が言っているのは、この闘技場で剣闘士が纏う急所や肌を隠さない鎧のことだった。
そのズレた発言は、武器を振り回す正道な戦い方も合わさり経験不足がにじみ出ていて。)
えっ、そ、そうっ!?え、エルフ…私の氏族は防具を着ないんだっ!
(変わっている、という言葉にはやや敏感に反応し、取ってつけたような理由を言いながら体のバネを使ってグレイヴの穂先を高々と天へ向けている。)
ふふん、簡単にやられたりしないからね!
(布で顔を覆う相手が笑んでいるのかはわからずとも、少女は子供っぽい態度とは違う艶然さの交ざる笑みを浮かべながら言い切った。)
あ~っ!外したぁっ!って、なんか傷口ピリピリするよ!?
(素早く身を躱す相手を捉えることなく、思い切り振り下ろしたグレイヴがかなり強く石畳を叩いて大きな音を立てる中、先ほど受けた傷が受ける違和感に目を剥く。
ただのナイフではなかったようで、微妙に身体に痺れのようなものが走っていて、魔物用であるのか魔族であっても脚の変調は無視できるものではなかった。)
そんなのもあるのーっ!?
だったらぁ…どぉっ、せぇぇぇいっ!
(振り下ろした直後で武器を構え直す間もなく右肩へ飛来する矢には、一度目の不意打ちで警戒していた分早く反応でき、グレイヴを構え直すのをあきらめて穂先側の手を柄から外して身体を反らして回避する。
思い切りローファーでグレイヴの柄を蹴りあげて無理くり振り上げながら身体を前へと進ませ、なんと片手でそのまま横薙ぎに振り回しそうとした。
出鱈目に振っている分、刃を向ける余裕もなくただの鈍器として使う乱暴な攻撃である。)
■アシュトン > そういう格好をしているのは、主に女性の方じゃないか?
或いは、闘技場で正式に雇われている男性闘士なら、戦闘後やら何やらの関係で露出が多いかもしれんが。
(戦闘後やら何やら、というのは言う必要はあるまい。
観客は別に男の肌を見に来ている訳ではないが、雰囲気、というモノもあるのかも知れない。
自分には全くと関係のない話だが)
……自然との共感をするために、金属の武具を避ける場合がある、という話は聞いた事はあるが……
(つっても、あの槍は思いっきり金属使ってるよな、などとも思いつつ。
不思議そうに首をかしげるが、そういうものか、とひとまず納得しておく)
あんなモン直撃したら俺が死ぬわ。
しかし多少は、といった感じか……
(相手が素直なのか余りモノを考えていないのか分からないが、自分で言ってくれるのは有り難い。
基本として余程と毒物耐性でもない限り、大体の種族と大体の魔族や魔物には効果がある毒、の筈だ。
積み重ねれば、効果も見込めそう、か)
まだまだ、手数は多いぞ、俺はな。
っち、こういうのが何気に面倒なんだよなっ
(単純に膂力が勝っている分、無理やり気味でも威力は十分。
次は逃げずに左手に握っていた弓を相手の軌跡に合わせると、受け止め――当然の如く、破損。
だが、一瞬でも時間が稼げればそれでいい。
壊れるまでの微かな間に身を捻ると、槍が肩をかすめ)
っつ、てぇ!
(掠っただけであるも、衝撃に骨が軋み、痛みに片目を見開いて。
そこから幾分と身を屈めつつ前に出ると、相手の得物、その間合いの内側へと。
袖から取り出すのは、投擲用に比べるとやや大振りなナイフ。
壊れた弓を投げ捨てた左手に握るそれは、先と同じ麻痺毒に濡れて光り。
切っ先を相手に押し付けるかのような突きで、脇腹を狙う)
■エリミア > あそっか、男の人は脱ぎやすくしてあったんだね!
(闘技場におけるルールと照らし合わせ、男の防具の意味を理解した少女はキラキラとした目で頷く。
闘技場に飛び入りで入った時に一発OKだったのも、自分の服装故であるとわかって一つかしこくなった。)
えっと、まぁ、そんな感じ…かな~っ?
(エルフを騙るもエルフの知識があるわけでもなし、少女は男の呟きに適当に乗じて答えていた。
相手が自分なりに納得してくれたことが幸いであろう。)
一応手加減してるよ?殺すなって話だったし!
(そう語る少女の言葉は、石畳を叩くグレイヴの音から説得力に欠けるだろう。
手加減のレベルが、死ななければOKという言葉を額面通り受け取った程度のものでしかない。
初戦の魔物がそれなりにタフで勘違いしてしまい、まぁきっと人の姿のまま戦えば死ぬこともないだろうという、雑な配慮だった。)
厄介だな~っ!
ふふんっ、もうその手は使えない…ってぇっ!?
(正面から戦う魔物の相手なら、力の限り叩けば済んでいたものの、戦闘の心得がある人間にはただ力が強いだけでは意味が薄く、少女の焦燥は募っていく。
残心もできない無茶な体勢で武器を振るったために、掠ってダメージを受ける相手が今までと一転して間合いを詰めナイフを構えていて、その穂先にぬらぬらと光る何かに本能的な危険を感じて総毛立つ。)
そのナイフはなんかダメーッ!
(グレイヴで遠い間合いと中距離を補い、組み付く近接に置いては鉄板を当てただけの拳で対応するのが基本の戦い方であり、武器を構えていない方の拳はすでに握りしめられ、唸りを付けてその胴体へと向けて放たれる。
先程の魔物を叩き伏せた攻撃と違い、踏み込んで体重を乗せることもできない力任せの迎撃であり、間に合わなければその切っ先を躱すことは叶わないだろう。)
■アシュトン > ま、そうい事だろう。
俺はあくまで飛び入りなんでな……しかも、そんな露出した格好で戦ったら勝機が無くなるわ。
(手持ちの武器や道具、薬物の引き出しの多さが自分の戦闘能力の一部、というかかなりの部分だ。
戦場が自分に合わないのに、そこまで合わしたらもう何をしろという話である)
…………
(ゴーグルの下で両目が、微妙にジトリとしていたが、相手から見えるかどうか)
普通の人間はそんなんでぶった切られたら死にますー!
あいあむあひゅーまん!!
(妙に声の大きい、謎の自己主張。
例えやられ役の雑魚触手だとしても魔物は魔物、人間よりかはきっと丈夫である)
なぁに、たかだか弓の一つが無くなっただけ、ってな!
(元より、牽制に使えれば十分。
名品なんてのは基本装備に入れない主義であるため、別段壊れても惜しくはない。
勝機があるのならば、そこに捻じ込む為の犠牲にしても、痛みは特にないという訳だ。
するりと間合いに体をねじ込めば、麻痺毒仕込みのナイフを突きだしていくの、だが――)
勘が、鋭い、な――づっ!!
(突き出した姿勢のままに、迫る拳を視線の端に捉えれば、後ろへと軽く飛ぶ。
完全に回避するのは、この状況からは恐らく無理。
ならばダメージを最小限に抑えるべくと身を動かして。
そして、衝撃。
相手が咄嗟の攻撃だったのが幸いし、多少回避もとったお陰でダメージは抑えられたが。
それでも、衝撃はかなりのモノだ。
内臓ごと打ち据えられるような一撃に、声を詰まらせ。
勢いと共に吹き飛ばされ、地面を転がり、滑る身体を腕で強引に制御すると、這いつくばるような姿勢で相手へと向き直り。
――その左手に、先ほど突き出したナイフは、無い。
ダメージ自体を受けたのは、此方の攻撃完了とほぼ同時。
ならば状況としてはほぼ相打ちで刺さっているか……もしくは、彼女の拳がよほどと早ければ、地面にナイフが転がっている。
そんな状況だ)
■エリミア > 別に、お兄さんがここで脱ぐような機会は来ないもんねっ!
(イレギュラーなマッチングで、お互い特殊ではあるが、身体の調子はかなりいいため、少女の気も大きくなっていた。
べっと舌を出しながらの挑発は、それだけ自信があるようで。)
あ、でもきっとほら、防具の上からなら死なないよね?
(適当なごまかしがばれたかと危惧すれば空々しい口笛なんて吹いて見せる。
相手が着ている革鎧を両断するほどの威力は流石にないが、その場合でも内部へのダメージは相当である。
身体が物理面に置いてはそこそこ丈夫であるためか、人間のタフネスに理解が及んでいない物言いで返した。)
ハァーッ、ハァーッ…!
(男がナイフを突き出す瞬間、革鎧の分厚い部分と拳を覆う鉄板がぶつかり、腕の力だけを全開にしていく。
勢いのまま振り抜いた拳はそのまま男を吹き飛ばすが、最初の麻痺毒が思ったより早く回ったせいで、舞台の上に転がすことはできずに体勢を立て直されてしまう。
カランと音を立てて短剣が地面に落ちると、少女は油汗を浮かべながら苦しそうな表情で拳を振り抜いた体勢で呼吸を繰り返していた。
その脇腹には太腿の傷よりも大きな傷がつき、毒によって傷口が変色してしまっている。)
ま、まだまだ…っ!?…うぅっ。
…ま、負けちゃった?
(彫像のように動かない身体に喝を入れようとした時、大きな音と共にグレイヴが石畳に転がる。
その音に自分でも驚いたように少女は身を固くして、そしてその緊張が解れたときにはもうその場に膝をついていた。
そして、もう立ち上がれない身体に困惑したように、少女は戸惑い気味の笑みで男へと視線を向けた。)
■アシュトン > いやぁ……板金鎧なら兎も角、普通に骨と内臓が大変な事になるのでは……
(ぶった切られなくても、こう、内蔵がぐちゃっと。
嫌な想像が脳裏をよぎりつつ――実際、その直後に危うくそうなりかけた訳だが)
いってぇ……腹の中が爆発するかと思った。
これだから、直接正面で殴り合うのは、柄じゃない……
(打撃を受けた腹をさすりながら、肩で荒くと呼吸をし。
ダメージで力の抜けそうになる足で踏ん張ると、ゆらりと立ち上がる。
彼女のフルパワーを直撃していた場合は、冗談でもなく爆散していた可能性も、ありそうだが)
だが、どうやら、手ごたえはあったらしいな。
(視線の先、呼吸を荒くとする少女を見れば、双眸が微かに細くとなる。
随分とギリギリな感じはあったが、刃は、届いたらしい)
麻痺毒だ、余程多量に取り込まない限り、死ぬようなモンじゃあないけどね。
身体が自由に動かないって事は、十分と効果が出ている、って事だろうさ。
(どうにか呼吸を整えながら、緩い足取り、膝をついた少女にへと近づいていって。
右手にしていたカットラスの切っ先を、向ける
当然だが、致死量は加減している。
呼吸等に問題は出ないが、暫くとまともに体を動かすのは難しいだろう。
数時間もすれば、傷は別として体は十分に動く様になるはずだ。
もっとも、その数時間で十分、なのだけれど)
さて、と。
ここで負けたらどうなるかってのは、確か知ってたよな?
(戸惑いの笑みに対して、此方は布の下で唇が弧を描く。
刃の先を更にと近づければ、レオタードの胸と、股間の部分を切り裂いて、その部分を露出させて衆目の下に晒そうとする)
■エリミア > それって、生きてるよね?
(身体の骨が砕けたぐらいで死ぬまい、というズレすぎた認識は少女自身のタフネスを基準に考えてしまっている証左。
結果としてその惨劇を招くことはなかったものの、そうなってしまう可能性もあったことだろう。)
う~っ、剣が刺さったぐらいなんともないのにぃっ…。
(少女の身体は魔物並みに丈夫であり、傷の深さの割に出血は少ない。
だからこそ、鎧も纏わずレオタード一枚で戦いに望んでいたのだが、それが完全に裏目に出ていた。)
…うん、負けちゃった女の子は、男の人にいじめられる…。
きゃぁっ…、恥ずかしいとこも全部見られて、撮られちゃうんだよね…?
(男の問いかけに、ゆったりと首を振る少女はぽつぽつと応えていく。
なんだかんだで、負けてしまったことへのショックはそれなりに大きかったらしい。
レオタードに軽く切っ先を引っ掛けられれば、その下に何もつけていない慎ましやかな膨らみや桜色の乳輪、無毛の秘所まで衆目に晒されてしまう。
反射的にそこを隠したくても腕も痺れてまともに動かせず、陵辱者たる男を見上げる瞳には、恐れとは別の喜悦にも似た感情が浮かんでいて。)
あ、はっ…❤
(舞台に設置されている記録用の魔法が施された水晶に囲まれれば、それをのろのろとした動きで見渡し、準備が整ったことを察する。
その後、衆目でまともに動かせない肢体を男に貪られるように犯され、その痴態の全てを記録されてしまうのであった。)
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からアシュトンさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からエリミアさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にフォウさんが現れました。
■フォウ >
(一週間も二週間も馬車に揺られて、住んでいた家から王都へと。
フォウの世話にと同行してきた年老いた乳母には身体に大変に答えたようですが、
若いフォウは見るもの全てが新しくて。目を丸くしてしまう毎日。
ダイラスまできて、あとは王都までの船を見つけて乗船させてもらわないといけない
のですけれど。乳母の方が限界で宿で伏せてしまい。大きな宿から外に出れないまま
数日経ちました。
もうあきた、と。寝入っている乳母に黙ってこっそりとお外にと)
――わたくしのところと、それにお隣の山の羊も合わせたより人が多いのかしら‥‥?
(てふてふと白い清楚なドレスに白長手袋。つばの広い帽子を被り、きょろきょろとして
しまう子なのです。どこを見ましょうかしら?と、何か大きな建物。何かしら、と首を
傾げさせてからちょこちょこと近づくと、どうも剣とかなんとか)
――あ、お兄様みたいに、騎士様の‥‥?
(そんなことを小さく呟いて、覗いてみたいような。そうでないような、と。悩んでしまう
のです。「闘技場」というのがどういうもので、どういうことを今はされているのかも
まだ判っていないのですけれど)
■フォウ >
(入ってみようと入り口らしいところに歩いてみるのだけれど。
そちらは、なにか色々な人が並んでいる様子で。大きい方も多いので尻込み。
ほかにどこか入り口は、と。小動物のようにきょろきょろっと。
あ、前に衛兵?さんが立っている入り口がありますわ、と。見た目にも呑気に)
こんにちわですわ
(日ごろ通りに、笑顔でご挨拶して。そちらは空いていた入り口にためらう様子もなく
自然に通ります。あまりにも自然なので、衛兵さん?も、少し戸惑いながら挨拶を
返しながら、フォウを挑戦者用の入り口を通してしまうのです)
■フォウ >
(あまり綺麗でない部屋に通されて。あまりよくない椅子に浅く座ります。
膝を揃えて、両手を太ももの上に重ねておいて慎まし気に。
あまりにも場違いなフォウの姿に、目の前の人も困惑した表情を浮かべながら、○○はいいのか?、××は?と言ってくるのに、フォウは表情に「?」と浮かべて笑顔で頷くのです。
相手が何を言っているのか判らず、相手が異国の言葉を話しているようにしか、今のフォウには聞こえていないのです。
貴族社会の社交的な慣習で、曖昧な感じで全部頷いて相槌をうつのです)
■フォウ >
――?。何か問題がありますの?
(無垢な澄んだ瞳できょとん、と大きくさせて。首を軽くかくり、と傾げさせます。
色々な「挑戦者」が来るものだけれど、あまりにも疎い様子に頭を抱えかけている目の前の男性なのです。
少し罪悪感さえも感じているのかもしれません)
あの‥‥
(少し小さなお尻をもじもじっと。
長い質問と確認に、少しお花を摘みたくなってきているのです。まだ我慢できますけれど)