2022/03/20 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場@倉庫街の非合法酒場」にラッツィオさんが現れました。
■ラッツィオ > 倉庫街には無数の倉庫が立ち並んでおり、それらがどのような使われ方をしているのか、正確に把握しているものは誰もいない。
多くは本来の目的である荷物置き場として使われているが、中には見せかけだけの荷物を地表フロアに起き、こっそりと掘った地下で全く別の商売が行われている倉庫もあった。
人目をはばかるように作られた空間で行われている商売がまっとうであるはずもなく――男の訪れた倉庫地下の酒場も、法外な物品の取引から、表沙汰にできない仕事の話まで、流血沙汰を除けばほとんど全てが許容されている場所となっている。
酒場の奥には簡易ベッドを備えた個室までいくつか用意され、交渉の材料として肉体を使う機会すら準備が整えられている状態だ。
もっとも、ハメを外した連中の乱痴気パーティーに使われることも多いのだが。
倉庫に入り、知っていなければ見つけることはまず難しい階段を下って、顔見知りのガードに会釈をすると、男は暗めの店内に入っていった。
都合のいいことにバーカウンターには他の客の姿はなく、この店を仕切っている――本人曰く雇われらしいが――マスターがひとり、グラスの手入れをしているだけだった。
男が椅子のひとつに腰掛けると、言葉を交わさないうちからマスターは棚の酒瓶に手を伸ばし、グラスに注いでそれを男の前に出す。
「――よお、久しぶりだな。なんか上手い話……なんてのが、そう転がってるワケはねェよな。イイ女、でもいいんだが」
酒を受け取りつつ店内を見渡す。
客の入りはいつも通りという感じだが、場所が場所だけにそれぞれのテーブルで声を潜めて会話しており、会話の中身まではカウンターまで聞こえてこない。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場@倉庫街の非合法酒場」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 船着き場での治療師としての仕事を済ませて何処の宿を取ろうかと思っている合間に、見るからに危なっかしい男が笑いながら話を持ち掛けてきた。
飲むには良い場所があるし、場合によってはもっと良い思いをするかもしれない、と。
普段であるならば酔っ払いの戯言として無視して流そうかと思っていたが、相手から漂って来る独特の気配に引っ張られるがままに――
「…………っ」
無数の倉庫が立ち並ぶ中に存在している隠された空間の中に入った時点で、漂って来る気配と雰囲気に酔いしれる様に僅かに顔を赤らめてしまっている。
酒場という名目でありながら何が待ち構えているのかというのも雰囲気だけで理解出来るもので、見張りもたった一人で訪れた此方の事を訝し気に見つめるが止めはしない。
物珍しさから辺りを見回しながらも、どうするかと迷いながら興味と興奮とが入り混じり、良くないものに身を落とす背徳は既に回っているもので。
とりあえずと人も疎らなカウンターの席、大柄で異質な存在感をした相手の数席隣へと座り込んで。
■ラッツィオ > 口数の少ないマスターと、無言の意思疎通にも近い世間話をしていると、その視界の端を何かが通り過ぎた。
少し離れた場所に座ったのは、このような店にとても縁があるとは思えない女性。
市井の酒場ならば、男と待ち合わせに来たということもあろうが、ここはそのような所用に使う酒場ではない。
服装はローブ1枚という簡素極まりないものが、それは豊満そうな身体を覆い尽くすには無理があるように見えた。
なまじ多くの女を抱いてきているだけに、彼女の男好きする身体のラインが透けて見えるようで。
ちらとマスターに目をやるも、顔見知りではない様子。
声をかけるよりも先に距離を詰めようと、座っていた席を離れて、まずは女の隣の席に腰を下ろした。
■レフェーリア > とりあえず座った、辺りを見回しながら酒を注文して、佇もうとしている間にも容赦なく辺りからの雰囲気が自分を眩ませる様に感じてしまう。
人以外の気配に魔の気配。カウンターの目の前が一番そんな気配が薄い様な気がしていたが、視界の端から見える様子にびく、と警戒しつつも拒めない。
ローブ一枚の姿を酒を飲んでも居ないのに変に赤らめさせる中で、隣に座り込んだ男に対して僅かに視線を向けている。
カウンターという事もあって薄暗い空間の中でも相手の背面より伸びる人間には本来存在しない筈の鱗に覆われた尻尾は際立って興味を惹き。
感じ取れた雰囲気からも相手が人間ではないというのは確かで、酒入りのグラスが差し出された時点で尚の事頬を赤らめていた。
■ラッツィオ > 「――なんだ、アンタ。そんなに人のことをジロジロを見るもんじゃねェぜ、特にこういう街ではな。それに珍しいモンでもないだろ、この程度は」
隣に腰掛けたにも関わらず、彼女がこちらに向けてくる視線に気づいていないフリをしてそっぽを向きながら酒を飲み続けていたが、不意に彼女の方へ顔を向けると、鋭い犬歯を覗かせてニタリと笑う。
鞭のように自在にしなる尻尾の先を、彼女の目の高さにまで持ち上げて、先端以外はゴツゴツと尖った鱗に覆われた、強かに打たれれば打撲などでは済まないだろう凶悪な形状を見せつけるように動かし。
尻尾が彼女の視界から消えたかと思うと、それは元の位置に戻るのではなく、足首から脚へ絡みつくようにしてローブの内側へ侵入し、女の柔らかな肌をなぞっていく。
「そんな熱っぽい目で見られたら、こっちもその気になっちまうだろうが。まさかと思うが、男漁りに来たのか? 俺みたいな血の混じった男を」
肌を傷つける恐れのない先端部分で柔らかな太腿を尻尾がくすぐり、その切っ先は徐々に股座の中心へと近づいていって。
■レフェーリア > 「っあ、す、すいません……少し、気になっていました、からっ……ひっ……!」
流れのままに頼んだ酒を傾けようとした合間に、視線と合わせて指摘される言葉に小さく謝罪の言葉を述べる。
目の前で自在に躍らせられ、眼前に見せ付けられるように動く尻尾の先端がそのまま相手の背面に収まるのではなく、足首を蛇の様に躍らせる感覚に小さく甘い声が震えた。
しなやかな肌触りと合わせて太腿から先には椅子に座り込んで押し潰された肉付き豊満な感触までも伝わるかもしれず、その身体は既に熱を帯びているに等しいもの。
「……それ、は……ん……っ……」
間違いなく誘われているのだと本能どころかこういった場では直ぐに思い付く状態の中で、言葉で示すのではなく。
尻尾の先端がいやらしくも更に奥へと入り込もうとする姿を拒む事はなく、もぞもぞと忙しなく尻を座ったまま椅子の上で動かし、自ら軽く両足を開く事で下着さえ身に着けていない生の股座へと招き入れる様子を示した。
言葉の通りに純粋な人間ですらない相手の様な男を、この場へと漁りに来てしまった物好きである、と。
■ラッツィオ > 「少し、気になって、ねェ――。野暮ったいカッコしてると思えば、まさか何も付けずにこんな危ねェとこに出向く女だとは、人は見かけによらねェもんだ」
彼女の返答を一言ずつ、からかうように区切ってくり返す。
ローブの内側へ入り込んでいた尻尾の先端は臀部にたどり着いており、そこにまとわりついているはずの布地はおろか、紐のような細いものさえも存在しないことを確かめていた。
グラスに残っていた酒を喉へ流し込んで空にすると、彼女の腰を抱くようにながら椅子から立ち上がらせる。
その目は店の奥へと向いていて。
「ここには俺の友人もよく来ててな、さっき声がしたから今日も来てるんだろ。俺と同じような連中だ、そいつらのとこで一緒に楽しもうじゃねえか」
強引に腰を抱いたまま、店の奥へと歩き出す。
尻尾な無防備な股座の奥を這い回り、彼女の期待と身体を昂ぶらせんと牝穴の入り口を撫で回していた――。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場@倉庫街の非合法酒場」からラッツィオさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場@倉庫街の非合法酒場」からレフェーリアさんが去りました。