2018/06/16 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「……、……」

荷物を運び入れたり出したりする人足が行き交う、昼間の倉庫街。
その片隅で、倉庫の壁面に沿って置かれた木箱の一つに腰掛け、ウトウトと船を漕いでいる
金髪の男が一人。
男は倉庫街の警備の依頼を受けて此処に居るが、現状これと言って大したトラブルもなく暇を持て余し、
ついにはこうして居眠りをするに至っていた。

エレイ > そんな長閑な居眠りタイムは、夕暮れ時に自ら目を覚ますまで、誰に阻まれることもなく続いていたとか───
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にカインさんが現れました。
カイン > すっかり暗くなった船着き場。
船員達はとうに街に繰り出すか、あるいは自分の船に引きこもり、
酒盛りを始めているかどちらかの時間帯である。
そんな中、如何にも荒事稼業でございという風体の男が下船して港に足を踏み入れる。

「…もうこんな時間か。酒の誘惑に負けた俺が悪いんだが、
 これは宿が見つかるかどうか怪しいな」

これは大変そうだと腰に片手を当て、
背負い袋のひもを握り直して天を仰ぐ。

カイン > ちらりと下船してきた船に視線をやるとつい先ほどまで、
自分も混ざっていた宴の喧騒が下まで聞こえてくる。
夕方で終わった護衛の終わりに誘われて、酒宴に参加したのが運の尽き。
酒に対する未練を断ち切る様に町の方に視線を向けると、
当然の様に盛況な様子が遠くからでも見て取れた。

「馴染みの宿もそうないし、多分埋まってるだろうしな。
 となるとハイブラゼールか…。空いてる場所はあるだろうな」

妙に空いてる場所はそれこそ次の朝まで無事でいられるかは別問題だ。
困ったものだと考えながら首を鳴らし。

カイン > 「どっかの船に混ぜてもらう…のはやめたほうが良いな。
 朝まで飲みに付き合わされるだけだ」

運が良ければ酒場よりも良い酒にありつけそうだが、
それ以上に酔っ払いの喧騒に飲まれるのがオチだ。
後ろ頭を引っ掻いて市街地と船着き場との丁度境目になる、
腰程度の高さの標識に腰かけ、思案顔だ。

「博打を打つ場所は多いんだが、いかんせん本当に、
 ただ宿をとるとなるとちと心当たりがないなここ」