2016/08/23 のログ
■エレイ > 「ン? 何をおっしゃる、お礼というなら立派なものがあるでしょう?」
抱いた肩を撫でさすりながら、上げた顔をまた逸らす彼女にフフ、と楽しげに笑い。
彼女の手を撫でていた手で、身体を覆うマントの前を寛げると、そこにある豊満な膨らみにふにゅ、と手指を押し付け掴んで。
「……またイルミちゃんのボディで、存分に楽しませて貰えれば俺としてはそれで充分なんだが?」
耳元で楽しげに囁くと、赤い頬にちょん、と軽くキスを落とし。
■イルミ > 「え……あっ!う、ぅ……」
彼の手が胸を捕まえると、高い声が口元から溢れた。それは恥ずかしさと、男性の愛情…もとい、欲望に敏感なサキュバスの本能によるもので、
「……は、はぃ……その、わかり…ました 」
はしたない。恥ずかしい。そんな人間じみた感情は、今はできるだけ引っ込めることにした。できるだけ淫乱なサキュバスとして振る舞おうと、決意を自分から示すようにマントを外し、その下のワンピースと、それを押し上げる胸の膨らみを晒す。
■エレイ > 「フフ、じゃあ契約成立ですなッ。……だがイルミちゃん、キミは無理しないで自然にしていてくれればいいのよ?」
承諾の言葉を受けて笑みを深め。
しかし自らマントを外して身体を晒してゆく仕草には、眉下げて笑いそんな事を。
「……それとだ、今日はもう遅いからよ。せっかくだから歓楽街の方の宿にでも行かないかね? そこで一泊して、出立は翌朝って感じで」
むに、むに、と軽く乳房に指を食い込ませて弄びながら、更にそんな提案をしてゆく。
実際の所は、別に今日中に出立しても構わないといえば構わない。
しかし彼女との時間を長く取ることを企み、敢えてそんな事を言うのだった。
■イルミ > 「ん、ぅ、うぅ……」
彼には何もかもお見通しなのかと思うと、無理にいやらしく振る舞おうとしていた自分が余計に恥ずかしくなった。とはいえ、自分はあらゆる意味で彼に甘えるしかない。サキュバスであることも、男性恐怖症であることも、彼には知られてしまっている。信用できるかどうかはさておき、それは自分をさらけ出せる数少ない、ひょっとしたら唯一の相手なのかもしれないのだから。
「……はい、わかりました。それじゃあ今夜は……よろしく、お願いします」
どうせ、自分はことが始まってしまえば乱れに乱れて、体力のことなど考える余裕もなくなってしまうだろう。なら、一晩じっくりかけるというのは現実的な選択だ。そこまで彼には知られているということにまた顔を赤らめながら、その提案に了承した。
■エレイ > 「ンフフ。ま、そーゆー健気なトコも実に可愛いんだがなッ」
ニンマリと笑ってそんな事をぬかせば、恥じらう彼女の唇をちゅ、と吸い上げ。
「──OKこっちこそヨロシクだべ。んじゃ、カカッと行こうず」
以前も思えば、一度では終わらなかったのだ。
仮にこの場で始めてもやっぱりそうなってしまうだろうことは、男もよく理解していた。
赤い頬にも軽くキスを落とすと、服越しの彼女の身体に軽いセクハラ行為を繰り返しながら歩き出し、歓楽街の方へと向かっていって────。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からイルミさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からエレイさんが去りました。