2015/12/26 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にレナ=ミリイさんが現れました。
■レナ=ミリイ > (日も暮れ、わずかばかりのランタンの明りのみが唯一の光源となった埠頭を訪れる、海風に髪をたなびかせながら海を眺める、まるで汚れた体がきれいになっていくような感覚を与えてくれるこの場所を気に入り依頼で街に来るたびに来てしまっていた)
依頼金やっぱり全額はもらえなかったか……
(ポケットの中をあさり取り出すのはわずか数枚のコイン、パンを買うので終わるだろう金額を見れば深いため息をつく、前に受けた依頼は失敗したわけではなかったが報酬を受けるところでミレー族だとばれてしまい、買いたた荒れてしまったのだった)
まぁ、飢えないだけましかな
(コインをポケットの中に入れて桟橋の先まで行けばそこに腰を下ろしてしばらくこの場で季節的に冷たくなってきた海風を浴びながら愛用のボウガンを整備することにして)
■レナ=ミリイ > 前に買ってもらったパーツも大分摩耗してきたかな……そろそろ予備の部品買っとかないと危ないかな
(カチャカチャと月明かりの物、機械部品を弄る音が響いて、時折外したパーツを月明かりに照らして摩耗具合を確かめながらつぶやき)
弓とかのほうが修理も簡単だろうけど……
(そんなことを呟きながらも生憎と弓を扱う技術を持ってはいなかった、ましてや手作りする知識も有しておらず、故にまずは愛用の武器を長持ちさせることが先決だったため、集中して細かいゴミや部品のゆるみなどを直していき)
■レナ=ミリイ > よし、これで大丈夫かな?とりあえず、食べ物買ってそれから次のことを考えよう
(手入れを終え、先ほどよりも幾ばくか綺麗になったボウガンを眺めた後、背中に背負いなおして立ち上がり、海からの風に背中を押されるのを感じながら埠頭を後にしていく)
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からレナ=ミリイさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にルーフェンさんが現れました。
■ルーフェン > 方々から色々な品が陸揚げされる様子を樽の上にどっかりと腰を下ろして眺めている
ティルヒア方面での戦闘が終結し、海路も落ち着いたのか普段にもまして賑やかな船着場であるのだが、
世情に疎いドラゴンにそこまで察する事はできず、ただただ、賑やかだな、と思いながら活気ある荷降ろしの風景へと
視線を向けていた
「世界にはまだまだ見たことの無いものに溢れているのな…」
通りすがりの野良猫に語りかけども返事はない
日向にころん、と寝転び此方を見上げて欠伸をするばかり
返事をしているのかもしれないが、生憎と猫との間に共通言語は持ちあわせてはいない
暫く、荷揚げされる品々に眼を丸くしていたが、近くに人だかりが出来、そこで何やら商売が始まればそちらへ
視線を向ける
「…ほう、人が人を商うのか…」
奴隷市が開かれている
売られているのはどうやらティルヒア方面から連れられてきた人間のようである
手枷、足枷を付けられた人間が並べられその周りの人だかりによって少しずつ並べられた人間が
新たな主に引き取られていく様を何の感慨もなくただぼんやりと眺めていて
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にイーリスさんが現れました。
■イーリス > 船着き場近くの酒場から、外の賑やかさにつられてふらりと出てくる人物。
外の陽光に少しばかり目を細め、辺りを見渡せば、その賑やかさの一端が目に留まり、
人だかりへと数歩歩みを進めたのち、奴隷たちは勿論、それを買う人々の人垣全体を見渡すような位置にて足を止めた。
「…船乗り向き、ってのはいないか」
正確には「海賊向き」ではあるが、軽く品定めを終えて一人言ちる言葉は、周囲の喧騒に掻き消えてしまう。
興が削がれたように息を吐いて、その人垣から視線を逸らせた先に見えたモノに、興味が移って、ついそちらへと足を向けて。
視線が捉えたのは、野良猫、ではあるが、それに手を伸ばす前に、樽に座る人物に視線が止まる。
「…そこじゃ“品”がよく見えないだろう?」
不躾にならない程度の軽い口調で、奴隷市に視線を向ける人物に声をかけながら、
野良猫の傍にて腰をかがめて、手は野良猫、視線は彼へ。
■ルーフェン > 「…獣ですら、同族を売るような真似はせんというのに…」
ちらり、と野良猫へと視線を移せば呆れた口調で語りかけた
無論のこと返事を期待しているわけでもないので、直ぐ様、奴隷が売られている奴隷市へと視線が移る
複雑な社会というのも中々考えものだ、等と考えつつ売られていく娘やら男をぼんやり眺め、
どうやら肉付きの良い者、見目麗しき者から先に売れていくという辺りに気がついた頃であったか、
不意に声をかけられれば視線をそのままに意識のみをそちらに向け
「いや、別にあれらが欲しいわけではない。人とは奇異な生き物だ、と思って観察してただけじゃ」
視覚によらぬ情報、嗅覚や声音と言った情報から声の主が雌であることはぼんやりと判っていた
奴隷を売り買いする人の輪から、声の主へと視線を移す
明らかに雌…女性である声の主の服装は、男のそれであった
ドラゴンである自分は被服に関し、精通しているわけでもなかったが一目見て男性向けに仕立てられた衣服に
身を包む声の主を見れば、奴隷市を眺めていた時と同じく、眼を丸くして―――
「…人とは妙な生き物じゃ…いや、本当に」
1人呟くように零せば長生きはしてみるものだ、とマジマジと声の主を眺め