2018/01/21 のログ
ご案内:「ゾス村 宿の一室」にオルティニアさんが現れました。
■オルティニア > 「―――ん……ぅ……?」
浮上する意識に合わせ、悩ましげに震えていた長い睫毛が持ち上げられて深森の湖面を思わせる翠の瞳がぼんやりとした風情で天井を見上げた。
起き上がらせる上体は妙に気怠い。
身体に掛けられていた毛布がするりと落ちて、ミルク色の豊乳が露わになった。
砲弾型の双乳は大の男の手で鷲掴みにされても、なお柔肉の余るたっぷりのボリューム感を有しており、その癖控えめなサイズの乳輪と乳首は初々しいシェルピンクの色彩を保っている。
日頃はベッドに潜り込む際も薄絹は纏って眠るはずなのにと小首を傾げつつ腰に蟠る毛布を捲れば、思った通り、細くとも柔らかそうな太腿と、剥きたてのゆで卵の様にツルンと真白な恥丘が、下帯も纏わぬまま晒されていた。
そしてその際、むわ…と香ったその匂いは酷く淫らな饐えた性臭。
その淫臭を嗅いだ瞬間、ぼんやりとしていた頭がようやく状況を思い出した。
ここはゾス村の宿の一室。
その日は寂れた村には珍しく多くの旅人が同時期に村に訪れ、普段は空き部屋だらけの宿もほぼ満室。
おそらくは数日の間降り続く雪が、旅人をこの村に留めさせたのであろう。
唯一空いていた部屋は普通のものより少し高めの、ベッドが一つの二人部屋。
そしてその際、値段を安くするので、更に別の客が訪れた時には相部屋を受け入れて欲しいとの宿側からの願いに頷き、案の定、程なく訪れた女性客とベッドを共にする事となり――――気付けば彼女と肌を合わせて淫らな声音を響かせてしまっていたのだ。
そして行為の最中、意識を失うように眠りについて、今はきっと日が昇る少し前の時間。
透明度の低い窓ガラスの向こう側、ちらつく粉雪の先に広がる空が群青とオレンジのグラデーションを描く黎明の色合いに染まっていた。
夜更けまでたっぷりと行為に耽った相手と言えば、おそらくはトイレにでも行っているのが、気を利かせて早めの朝食でも取りに行ってくれているのか、寝台の傍らに淡い体温だけを残してその姿を消していた。
ご案内:「ゾス村 宿の一室」にレイン・レジネスさんが現れました。
■レイン・レジネス > ぺたん、ぺたんと張り付くような足音。
その相室の女は、水を飲みに出ていたようで――水分を飛ばす程度には疲弊していたのか――ほどなく戻って来た。
日の昇る前から目を覚ましている勤勉な宿の主人を、少なからず驚かせるような姿で。
その女は衣服を着ていなかった。
貴族階級に生まれたものの特別意識か、或いは怠惰が故か。閨を経た後の裸体を他者へ晒すことに恥じらいを覚えぬ性質。
代わりに女の身体を飾るのは――多量の触手であった。
と言うより、触手が女を動かしていた。
足を動かす代わりに、腰の辺りから生えた触手で身体を進め。
手を動かす代わりに、肩口から生えた触手でドアノブを掴み。
そうしてこの女は、奇妙な足音と共に室内へ帰還したのである。
「……あれ、おはよう」
室内に、自分以外の宿泊客がいることに、この女は一瞬だが驚いたような表情を見せた――まだ寝ぼけているのだろうか。
そしてそのまま、再び寝台へ戻ろうと、やはり手足は動かさずに近づいてくる。
労苦を厭う細長い手足や薄い胸は、寝台にて待つ彼女とは対照的とも言えようが、一糸纏わぬ姿ばかりは同類か。
■オルティニア > 「――――ぴゃっ!?」
寝台の上にて見事な巨乳を晒したままぼんやりとしていたエルフは、ノブの回る音に澄んだ翠瞳を向けて奇声を上げた。
相部屋となった相手―――錬金術に血道を上げる貴族令嬢が戻ってきたのかと思ったのに、さも自然な様子で部屋に入ってきたのはうねうねうにょうにょ不気味にうごめく触手の塊であったのだから、そんな反応もおかしくはあるまい。
ビクンッと肩を跳ねさせ、華奢な体躯をこわばらせたエルフではあったが、直後に聞こえて来た声音は昨晩、耳元で媚毒めいた囁きとして流し込まれた物であり―――よくよく見れば、触手群の合間に覗く不健康なまでに青白い肌の顔立ちは相部屋となった相手の物。
そう言えば昨晩も、あの触手達に輪姦よろしく嬲られたんだった……と今更ながらい思い出し、そして触手の合間に見える肌が着衣の類を一切纏っていないのに気付けば
「………ぉ、おはようじゃないわよ。あんたねぇ、服くらい来ていきなさいよ。どんだけものぐさなのよ。」
呆れた様な半眼のジト目と共にそんな常識的な言葉を投げかけた。
うぞぞぞ…っと迫る触手群には若干エルフも引き気味なれど、昨夜の行為でいくらか慣れたという事もあって
「――――ん……。」
ほんのりと頬を染めつつも、ぴらっと毛布を捲って、触手まみれの青白い痩身をエルフの人肌で暖められた褥に誘う。
寝具のシーツ、オルティニアのお尻の辺りがぐっしょりと濡れているのは、潮を始めとした様々な体液が染み込んでしまっているが為。
■レイン・レジネス > 「気にしない、気にしない……服を着るのはね、面倒な仕事なんだよ。偉いひとは服を着なくてもいいんです」
と言って触手女は、ベッドの上に横たわった。
床に投げ出された衣服はシェンヤン風の、身体にかぶせて帯で巻きつけるだけで留める、刺繍の美麗さはさておいて簡素な代物である。それさえ面倒と言うからには、よほどの怠惰なる生き物であろう。
が、その怠惰ぶりは、美女をくどいて戯れることにおいては発揮されないらしい。
「おお、寒い寒い……暖めておくれ」
ベッドの中で身体をもぞもぞと――両腕と、肩から伸びている触手を数本動かして、エルフ少女を抱きしめようとする触手女。何も知らぬ者が見れば、魔物の捕食シーンと思ってもおかしくは無い光景であるが――触手の表面を艶やかにしているものにはきっと、その少女の体液も含まれている。
身を寄せれば、体躯の対象性はより明らかになる。長身痩躯の女と、小柄ながら豊かな曲線を描く少女と。寝台にもぐりこむ前には、覆い隠しもしない秘所さえ見えただろうが、そこには髪と同じ色合いの叢が、見栄え良く整えられて萌えている。怠惰の性に似合わない丁寧な仕事であるが、他人の手による物かも知れない。
「はぁ――暖かい……気持ちいいよね、ベッドの中。かわいい女の子もいるし、もう此処から出たくない……」
20cmも背丈の違う少女へ、手を絡め足を絡め触手を絡め。触手女は最上の抱き枕たるエルフの少女へ、かわいいかわいいと囁く。
その身体は、未だ洗い清められておらず――夜寒を忘れさせるまでに交わった残り香を、髪の一本に至るまで残している――。
■オルティニア > この女、薄っぺらな体躯ではあっても骨皮だけの骸骨めいて見苦しい肢体ではなく、貴族だけあってそれなりに良い物を食べているのだろうなぁ…と思われる、ほんのりと女らしい曲線を残した肢体の持ち主。
ものぐさに伸ばした黒髪で目元を隠した顔立ちもひどく野暮ったい物の、前髪をめくってよくよく見れば、エルフ娘からしても十分整っていると思えるだけの美貌も持っている。
その外見といい、極まったレベルの怠惰な性情といい、色々ともったいない奴、というのが一晩を共にしたエルフからの感想であった。
「………その論理だと、エルフたるあたしも年中素っ裸でいなくちゃいけなくなるから却下よ、却下―――って、ひぁぁ…っ!? あ、あんたのこれ、ほんとエグいビジュアルよね……。」
タコ脚の如く無数の触手を操り寝台に這い上がる裸身の痩躯は、スキュラめいて不気味な物。
最初こそ悲鳴を上げてジタバタと抵抗したものの、媚毒を注がれ、蕩けた身体を一晩掛けてねっとりじっくり可愛がられた後となっては、その抵抗感もかなり薄れてしまっている。
ぬろりと液濡れた触手腕に裸身を抱きすくめられる感触にゾクリと背筋を震わせながら、それでも重なる青白い細身をこちらからも細腕を伸ばして抱きとめた。
「ん……まぁ、あんたもこっちの方は、ちょっとボリュームが足りてないけど、普通に女の子してるし、暖かいのよね……。」
裸身のまま、暖炉の熱の行き渡っていない早朝の廊下を歩いて来たのだ。
彼女の肌は最初ひやりとして身震いを誘った物の、それでもこうして抱き合っていれば、その芯に灯った体温がじんわりと染み込んできて心地いい。
そして、彼女の体躯からふわりと香る淫らな匂い。
エルフ娘自身のはしたない発情臭と、彼女の身体から発散された雌の匂い。
方向性こそ似通っていても、やはり異なる匂いのカクテルが、薄胸に潰されて拉げた柔肉奥でトクン、トクン、と心音をわずかばかり早めさせる。
■レイン・レジネス > そう――顔はいいのだ。〝顔だけはいいのだ〟と言い換えても良いのかも知れない。
髪型も言動も、怠惰が服を着て歩いているどころか、怠惰が服さえ着ないで這い回っているような状態。
しかしこれが、こと色事においては労力を厭わぬわけであるから、やはり救えぬ性情であるのかも知れない。
ベッドの中、二人は身を寄せ合っている。
これが日常ならば、滅多なことでは接点も生まれぬだろう者同士が、奇妙な偶然で一夜を共にした――その、次の朝だ。
互いの身体に腕を回し抱き合う様はロマンティックにも思えようが、会話の中身はさして後朝向けとは思いがたい。だがそれは、両者とも風情が無いというわけでなく、〝行きずりの相手との性交渉〟など珍しくもないという、爛れた日常が為であろうか。
「まあ、なんだ、ビジュアルのことは気にしないでくれると嬉しい。結構気に入ってるのと、何より便利なんだから……ね、便利さはこの身体でよーく知ってくれたことでしょう」
などと、先の夜を想わせるような言葉を、くすくすと笑いながら囁いて。
それから――ふと、髪の奥に隠れた案外きりっとした目を、一点に留めた。
「そういえば、気になってたんだけれど」
肩口から生えた触手のうちの一本が、オルティニアの腕へ伸びた。
ぬめりと、柔らかく弾力のある肉の感触は、独特なマッサージのようでもある。腕の筋肉を、手首からひじへと揉み解すような動きで絡みついた触手は――やがて、彼女の裸体を飾る唯一の装身具へ届くだろう。
「これ……何かの魔術的な道具? ちょっとぴりぴり、不思議な感覚があるね……ふぅむ」
そして、抵抗さえ無いのなら。貴族階級特有の、事前確認を怠る無遠慮さで、その腕輪を少女の腕から引き抜き、自分の手に運ぶだろう。
■オルティニア > 毛布に覆われた内側という事もあり、更には昨晩散々に痴態を晒した相手という事もあって、エルフ娘も気恥ずかしさから目をそむけてそれなりに大胆な行動に出ることが出来る。
細くともふにゃりと柔らかな脚線をその肌理細かさで擽る様に擦り付けながら彼女の脚に絡ませて、彼女の首筋に頬摺りしながら黒い髪束に鼻先を埋める。
「あんた、せっかく可愛いんだし、せめて髪の毛くらいもう少しちゃんとしなさいよ。―――そうだ、後であたしが髪を梳いて編んであげるわ。エルフ様にそんな事してもらえるあんたはものすごーく幸運なんだから、たっぷり感謝なさいな。」
すんすん…と嗅ぐ髪の匂いは、野暮ったい見た目に反して清潔そうないい香り。
うなじに差し入れた繊指が弄ぶ毛並も、思ったよりは引っかかりも少ない艶やかな感触である。
まぁ、この女の性情を考えれば、基本的には家に引きこもって屋外の埃をかぶることも少ないだろうし、汗をかくのだってエッチな行為に浸る時くらいなのだろう。
そして栄養状態も良好となれば、あまり手入れしていなくても、その髪がある程度の艶を保つのも納得である。
「………便利さっていっても、色んなエッチが出来るって程度の便利さしか見せてもらえてないんだけど。」
忍び笑う様子だけ見れば、貴族らしい上品さも滲んでいるのに……と思いつつ、やはり彼女に向ける翠眼はじっとりとした物になってしまう。
廊下を歩くのは二本の脚で、ドアノブを開けるのは細腕で行えばいいだけなので、触手だからこそのアドバンテージなんて感じられないし。
「―――ん? 何よ、珍しく真面目そうな顔しちゃって。似合わないわ……って、に゛ゃぁあッ!? ちょ、だ、だめっ、これはダメだってばぁっ!」
触手ならではの、人肌のウナギめいた感触がにゅるると絡みつきつつ、複雑精緻な意匠の凝らされた金腕輪に触れたなら、エルフは劇的なまでに身をよじってもう一方の手指でパッとその装身具を覆い隠す。
無論、膂力で言えば町娘にさえ負けかねないエルフの抵抗なので、触手娘が本気を出せば、その金腕輪はあっさりと彼女に奪われる事となるだろう。
■レイン・レジネス > 容姿を褒められれば悪い気はしないのか、笑みを少しばかり浮かべたりもする。
が、基本的に表情を変える頻度が低い。それは感情の動きが鈍いのではなく、怠惰の果てに顔面の筋肉までが凝り固まった為だ。だからこそ、この女の微笑みは貴重である。
実際、髪を梳いてもらえるとなれば喜んで身を預けるだろう、何せ自分の手を動かさなくて済むのだから。……そして同時に。一度編んでもらった髪も、解いてしまったが最後、自分で再現する機会は無いのだろう。
「……む?」
そして――ささやかな綱引きと言おうか、装身具をめぐる攻防である。
思った以上の大きな反応から、これは何か触れられてはまずいものだ、と理解はできる。できるのだが、その上で――。
「焦ってる顔も、かわいいなぁ」
などと、自分の端正な顔立ちを利して、キザに囁いてみたりするのである。
だがこの女の攻め手は、それで終わらなかった。複数本の触手を腕輪に引っ掛けて引っ張りながら、エルフ少女の耳に唇を軽く触れ、声の振動と吐息を吹き込みながら言うのだ。
「〝色んなエッチが出来る〟って……ふふ、昨日のあれで全部だと思う? まだまだ、ぜーんぜん、だよ。最初は、君の身体も大きくないしちょっと気遣ってたけど……遠慮する必要なんか無いって、もう分かっちゃったから。次は最初から本気で抱いてあげちゃうけど、ねえ――どうする?」
隙間風のような声が少女の耳を擽り、吐く言葉は淫らを煽るもの。その声に僅かにでも心を囚われ隙を見せたなら、触手は容赦なく、彼女の腕輪を引き抜いてしまうだろう。
■オルティニア > 出会ったばかりで、触手うねうねも身体に引っ込めて、髪も服もきっちりがっつり気合を入れた上でのセリフであれば結果は違った物となっただろう。
しかし、既に十分過ぎる程に彼女の怠惰な性情を見せつけられた後となっては、白皙の美貌の伴う気障な台詞にもエルフはジト目を向ける事しか出来ないのである。
が、腕輪を白手で覆って一先ずの安堵を覚えたエルフ娘にさらなる触手の追撃が与えられれば、呆れた様な半眼も焦りも色濃く見開かれる事となり
「や、やめ……っ,あっ、あっ、あぁ…っ、ちょ、ふぅ、あ…、あぁぁ……ッ!?」
単純な力比べでも、エルフの細腕と複数の触手の綱引きとなれば結果は目に見えていた。
その上、敏感極まるエルフ耳への口付けと、淫らな囁きによる擽りが与えられれば指の力もふにゃりと緩み――――するんっ。
酷くあっさり、金色の装身具がエルフの細腕から引き抜かれた。
「―――――っんふぁぁあぁあぁああッ!?」
直後、おそらくは部屋の外にまで響いてしまったであろう、アクメ声にも似て濡れた色を伴う声音を上げて、エルフの細身がビクンッと背筋を跳ねさせた。
そして、エルフの下肢に密着する触手娘の下腹部にぞりゅりゅりゅうッと擦り付けられる歪な感触。
豊乳以外はスレンダーでありながらも、どこもかしこも繊細な柔らかさを有するエルフの素肌とは一線を画した逞しい硬さと火傷しそうなくらいの熱。
エルフ娘の前腕よりも余程に猛々しいそれは、雌溝の上部から豊乳の下部へと至る、長大なふたなりペニス。
■レイン・レジネス > 「ひょおうっ!?」
触手女は珍妙な声を上げて仰け反った――耳元にて炸裂した嬌声と、下腹部に擦りつけられた熱に驚いた為だ。
普段は怠惰な女の身体が、このときばかりは跳ねるように、触手と腕を全て開放した上で少女から少し距離を開ける。
そうして見たものは――予想だにしていなかった、欲望の具現たる肉塊であった。
「うわぁ……うわぁ」
二回言った。いささかその表情はひきつり、端的に言うならば〝引き気味〟であった。
無理も無い。この国でこういう生き方をしている以上、両性具有の相手ならば幾人か見たことはあるが、それはまだ常識的な範疇のサイズだった。
私的な研究のため、男性のそれが平均はどの程度の大きさであるとか、極端に大きな場合ではどれくらいかと、そういう知識もある。
が――規格外。あまりにも規格外。
エルフ少女の前腕より太く逞しい肉竿は、間違いなく血の通ったもの。顔を近づけてまじまじと眺めれば、頬に火傷しそうな熱を感じるほどだ。
少し息を吹きかけてみたり、角度を変えて眺めてみたりするが、見間違いや幻覚でないことは確かである。
「すっご……え、君、すごいね……?」
ひきつった笑み――が、だんだんと、わるいことを考えているような邪悪なる笑顔に侵食されて行く。
先ほどまで少女の身体を抱きとめていた触手は、今はレインの体内へ全て逃げ込んでいる。全く普通の女のようになった彼女は、ベッドの上で手と膝を着いて、猫が伸びをするような格好で、オルティニアのふたなりペニスを見つめている。
レインは、笑いながら、舌を長く突き出した。
その舌が、ふたなりペニスの裏筋にぴたりと触れられ、そしてゆっくりと上へ――先端の方へ這い上がって行く。
濡れた柔肉は、愛撫と呼べないほどのささやかな刺激を肉幹へ与えながら、子供の拳のように巨大な亀頭部へ辿りつく――。
「あー……ん、ん……? えっと、これ……無理じゃないかな……?」
そして、口を目一杯に開けた。だが、顎の稼動域に対して、オルティニアのそれは巨大過ぎた。それこそ蛇のように顎を外しでもしなければ、口内へ収められない程には――引き気味の笑みをしながら、躊躇無く口内へ迎え入れようとした辺り、淫蕩の性は根が深いもののようだ。