2017/05/19 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 日常の様に続く騎士団と魔族の小競り合いの中、本日の戦いは魔族側に分が有った。
維持していた前線は止むを得ず後退せざるを得なくなり、攻撃が続く中で兵士達は退いていく。
次に取り戻せるのは数日後になるのか数月後になるかは誰にも分からない。
負傷兵は肩を貸されながら、または自らの足でどうにか撤退していく中で、
ローブを纏った彼女は献身的に、最後まで兵士達の治療を続けていた。
足を射抜く矢傷も、みるみる塞がり兵士の目の前で歩けるまでに回復する。
「これで……っ」
他の兵士達に続いて彼女も前線から退こうとする。女性である以上味方も信用ならないのは事実。
――しかし、もはや直ぐ側にまで迫っている魔族に捕まってしまったら、足を止めてしまった時はと、
本来なら行っては成らない考えも、頭では浮かび上がっていた。
ご案内:「ハテグの主戦場」にコーデルさんが現れました。
■コーデル > 周囲で戦いの音が響き渡る中、武器を手に携えていながら戦いもしないで、
神父服を纏って走っている青年は、少し息を切らしながら、戦いの衝突が起きる前線から逃げていく。
「ハァ…困りましたね、誰が指揮しているのかわかりませんが、巻き込まれるのは御免です…おや?」
眼鏡の奥で困ったように眉をひそめながら、戦場を歩く姿を咎める兵士はおらず、
魔族の兵もまた襲いかかるようなことはない。
青年の周囲に靄がかかったように揺らめいていて、それが姿を隠す術となっていた。
そこで、兵士たちと共に撤退しようとしているローブ姿の女性を見つける。
敵はすぐそばまで迫っている中、戦いが得意そうに見えない彼女が、
誰とも知れぬ魔族の配下たちにとられるのは癪に思えて、彼女の傍まで移動してから、姿隠しの術を解いて声をかける。
相手がもし、探知に優れた能力を持たないならば、混乱の中でいきなり横から話しかけられたように感じるだろう。
「そこの治癒師の方、そちらはいけません、魔族の兵が集まっています」