2018/07/17 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート/地下街」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 悪辣なる神の元に下ってから、彼女は幾つかの戒律を教わる事となる。
祈るべき神の姿を、そして神の名の元に色欲に溺れるのが至高であるのだといった調子で。
それ故にこの場所を選んだ。敬遠な信徒が集まっている風を装いながら、どろどろとした色に溺れた神聖都市の地下街。
修道女から奴隷の身に叩き落されたのか自ら落ちたのかもわからない面々が並び、
売春施設には本日も甘ったるい声色と雰囲気、呼び込みの音、そして彼女と同じく娼婦紛いの過激な服装を備えた女性達が並んでいる。
「…………」
頭にフードのみを被ったままはち切れんばかりの胸尻は当然の様に隠しきれていない。
が、何よりも際立っているのは燐光を帯びた下腹部の花と周囲を取り囲む茨の模様。
魔に落ちた証であるとは魔族には容易に解り、雰囲気からして可能な限り人の姿を保ったまま魔に近寄った特異な人物。
そして彼女の首元には料金表の掲げられた鍵付きの首輪が、首輪からは鎖が伸びて彼女の逃走を防いでいる。
近場の娼館に料金を払えば鍵を渡され、後は好きに扱えるという算段。周りにも同じような女性達がいる。
隣には半日、一日、一週間―ーそして彼女は「無期限」と奴隷宛らの扱いであった。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート/地下街」にコーデルさんが現れました。
■コーデル > 敬虔な信者が集まる神聖都市において、神父の青年がやってくる様子は決して珍しくない。
たとえ司教のお目通りが叶わなくても、一目この地を見ようとする信者は少なくない。
無論、青年の本性はそんな仮初の姿に用があるわけではなく、教会を模した地下への入り口へとやってくる。
階段を降りていくと、次第に反響する嬌声や漂う淫らな臭いが近づいてくる。
周囲の信徒のフリすらもやめた娼婦のような装いの女性には目もくれず、まるで目的地がわかっているようにその歩みは淀みない。
「これはこれは良くつとめておいでだ」
鎖の伸びる首輪をつけられた女性の目の前までやってくると、穏やかに笑顔を浮かべて脚を止める。
あまりに淫猥な嬌態を見せている周囲に比べて、青年の乱れない神父服はかえって異様さを見せていて。
ちらりと首元の料金表を見れば、その内容を読み取って再び視線を戻していき。
■レフェーリア > 不意に下腹部のジャスミンの花を模した淫紋が、突然に熱気を帯びる感覚とともに彼女は体を震わせる。
魔の者が近寄って来る感覚すらも彼女は鮮明に感じ取れるもので、己が身を魔に落とした相手ならば尚更だろう。
神父であってもお構いないに投げかけられる呼び込みや物欲しげな娼婦の言動を他所に、立ち止まった相手を見据えている。
下腹部で咲き誇るジャスミンの花は一層柔らかな怪しい光で包み込まれて魔力が渦巻き、彼女を一層火照らせていた。
当然娼婦の近場で呼び込みを行っていた、見てくれだけは小奇麗にまとめた様な男も満面の笑みを浮かべながら神父へと近付いて。
『ええ、ええ。彼女が気になるんでしたら、買ってみるのはいかがでしょう?』
『まあ、元は修道女みたいですから、毎日の祈りは欠かさないで欲しいってだけ言ってますんでね。それ以外は何をしても貴方の思うがままですよ』
「…………」
説明を始めている間にも彼女は時折視線を向けながらも、あくまで買われていない娼婦、奴隷として扱われようと努めている様で。
■コーデル > 普段は結界の中で魔族としての力はロクに出せず、持ちうるすべての能力によって魔族であることは隠している。
しかし、女性の下腹部に浮かぶ淫紋を刻んだ一人ならば、そんな誤魔化しは無意味なはずで。
光を放っている女性の下腹部には素知らぬ顔で、青年は吟味するようにその肢体や恰好を眺めて微笑む。
まるで奴隷のような有様であっても、青年にとっては喜ぶべき淫蕩な様子にしか映らないのだ。
「おっと、随分と目ざといですね。……なるほど、それならば傍においても修道女だと言い訳もつきましょう…ではこちらで」
そうして、近づいてくる男に、奴隷が気になっているところを見咎められたという風に反応してみせた。
祈りについて聞けば、時折向けられる視線に目を合わせてから、男へ向き直って頷く。
あくまで売り物のように振る舞う相手に、同じく客として振る舞っていき、青年は懐から出した袋を男に渡していく。
「無論、今なら祈りは必要ありませんよね?」
そして、女性に近づきながら、その豊満な臀部を掴んでいき。
瞳を覗き込んで目配せしながら、その指は裸同然の秘所へと這っていこうとするだろう。