2018/09/02 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にオーディスさんが現れました。
■オーディス > いやー、王国ってば噂以上に猥雑として騒然としているよねー、あはは。前来た時よりずっとなんていうかドストレートにアウトな展示品ばっかでさー……はぁ。ここ違うじゃん!ナンデ!?王国の話していたから王国に連れて行ってくれると思っていたのにー!
(荷車で運ばれ揺られ揺られて辿りつき、当然暴力で脅し従えようとしてきた小男は運んでくれたお礼も兼ねて殺すのは止め、けれどこの手のは後で群れて邪魔しにくると相場が決まっていたので喉を潰すだけで逃がす事にした。連れてこられた子供達は怯えた目で縋ってくるが、興味はない。己は身勝手、自分が好きな事しかしないしする気もない。一応運ばれる中己が一方的に喋っていただけだが反応もしてくれて暇つぶしにはなったからと縛っていた縄ぐらいは解いてやるが後は自分の力でどうにかしろと見ようによっては冷たい反応で散開させて。もしこれで気まぐれに保護するとしても、雌奴隷にならない限りずっと保護する気は無く、生き延びる術を持たないなら強者に好き勝手されるのは道理。それが嫌ならば牙の抜けた犬でなく、生き難かろうと牙を持ったまま強く逞しく生きる獣となるしかないのだ。優しくも甘くもないが、それが現実である。ひらひらと手を脱力して振り見送ってからさあ己もと散策を始めるが、どうもおかしい。此処は貧民街なのだろうかと最初は考えたが、行き交う人々や檻に閉じ込められ皆淀んだ目で生気なく飼われるのを待つ奴隷ばかり並ぶ光景はそう、奴隷都市のものだ。やってしまった、と乾いた笑いを浮かべ頭を抱える。小男から王国の話を聞いて、きっと王国に奴隷を売りに行く人さらいだと判断したのだが奴隷都市へ商品を卸しに行っているとは外がすっぽり布で覆われた荷車だったものだから気付かなかったのだ。周りがいきなり頭を抱え叫ぶ奇行に走る子供に怪訝そうにするも気にせず小石を腹いせに蹴り飛ばしてから、噂の事件を調べる予定が狂ってこれからどうしようと意気消沈し一気にやる気を萎えさせながらせめて折角だからと奴隷や娼婦達をぶらぶら歩き眺めて目の保養をすることにして。)
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > はぁぁ…っふぅ…ぁ…あぁ……
(変わらず魔族からミレー族、人間から魔物まで選り取り見取りな光景を見せ付けている奴隷市場の中の事。町内に用意されたオークションの為の舞台で競りが行われている傍らでは、娼婦としての奴隷がほぼ裸の中並んでいる傍らで呼び込みらしき男が声を掛けている、その隣では希少種扱いとしてミレー族の子供が檻の中で落ち窪んだ焦点の合わない瞳を浮かべているといった調子の日常が繰り広げられていると、誰もが途中で足を止めては、興味が無さげに、または恐ろしい物でも見たかのようなげんなりとした表情で足早に去っていく一角があった。人間用の檻の中には、一人の人間が両手首を吊り上げられた状態で収まっている。それもたわわに実った柔肉を何も隠せない全裸という、ありふれた陳列方法――彼女の下腹部でぎらついた輝きを見せている華を象った淫紋と、立派に膨れ上がった下腹部に乳房から染み出ている乳白色の液体以外は。紛れもなく彼女は現在孕んでいる妊婦にして、奴隷として売りに出されている存在。当然生娘よりも価値は劣るだろうが、何も特異さを持ち合わせていない客や買い手からしてみれば、奇妙な胸騒ぎを感じる光景――間違いなく彼女は真っ当な人の子を宿してはいないと分かる者には分かるだろう、全身から沸き立たせる歪な精気は人々を自然と不安にさせている。故に売れないのもあってか、値札には値段を下げた訂正痕が残り、売り手らしき男も実に気怠そうな雰囲気のまま檻の隣で煙草を吹かしていて。)
■オーディス > ん?何かな……――ありゃ、こりゃまたすっごいのが捕まっちゃってまあ。うん、折角なんだしどうせなら奴隷でも買っちゃおうかな。はいはい、売り主のおじさん、この妊婦のお姉さんちょうだい?お金はー、あー……これで足りるでしょ?――じゃ、こーしょーせーりつっ。やっほ、お姉さん。ナニがあったか知らないけど、此処から出してあげる。まあ、タダじゃないけど良いよね。ほら、歩ける?ってか何時産まれてもおかしくないねこれ!助産婦さんとかいるの此処!?
(性奴隷、愛玩動物として売りに出された者達は老若男女はおろか種族も地位も関係ない。ある意味此処は、平等な都市なのであろう。無論陳列される商品には売れるかどうか、需要の有無で価値が左右される。相手は如何なる経緯があったかは知らないが、そんな売れ残りであったらしい。何れも犯し尽くしたい雌がいたのはいたが、なんちゃって冒険者、なんちゃって探偵気分で事件を調べようとして出先が挫かれた為いつもなら即買いなのも食指が動かず無意味に時間を費やしていたが、やがて歓声ではなく引き気味な感想が聴こえる一角に辿りつけば人波が避けた後にその檻へ移動。そこにいた相手は、魔であるからこそ分かる何とも凄まじい状態であった。一度や二度ではないであろう魔に犯されてきた淫らな体は淫紋が刻まれ、下腹部は何の仔を孕んだのかも分からないが間違いなく人間でないのは確かな生命を宿しいつ破水してもおかしくないと見てとれた。常人は幾ら厭らしい肢体を持つ美貌の女がいてもこの状態では買わないのは納得できる。そして己は人ですらなかった。引くどころか興味深げにじっくり意識があるかも怪しい相手へ舐め回すように視姦してからつかつかと暇そうな売り主の中年へ、まだ子供の外見というのに一切引け目を見せずに遺跡の中で男だからいいやと脅かして逃がした際落とした貨幣の詰まった袋を取り出し料金も確認せずぽんと金に執着せず手渡して。値下げされる前でも買える金額だが返せとは言わないし、向こうも貰えるならばと文句は言うまい。檻の鍵を開けて貰えば、吊るされた相手の膨らんだ下腹部、淫紋の周囲を優しく撫でまわしてからぐ、と軽く子宮を掴むように指に力を籠めてから愉しげに囁き。相手を下して貰えばそのまま服を着せることなく連れて行こうと。ただ、果たして相手が歩けるかどうか問題である。)
■レフェーリア > はあぁぁ…あ、ありがとうございます……
「おっ…あー、こりゃあどうも。物好きですね……」
(立派に膨れ上がった胸尻とそれ以上に張り出た妊婦胎、確かに際物過ぎると思いながらここで産み落とされるのも、といった素振りのまま、後数日売れなければ何処に向かう事になるのかも分からなかっただろうが、幸運にもそこで自分を買い取ってくれるちっぽけな人影の姿が。出会った時には子供がいたずらでも行っているのかと険しい表情を浮かべた中年も、袋の中に詰まった金額にぎこちない笑顔を浮かべながら檻の中から鎖を取り出し、両手首に嵌まった枷と繋がっている一端を相手へと渡して、晴れて彼女は相手に買い取られた事となる。子宮そのものに触れるかの様な手触りに既に相手が異なるものと察知しながら、覚束ない足取りは一際全身の肉と胎を強調して揺さぶり、どうにか相手の背後を素足で追っていった――)
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からレフェーリアさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からオーディスさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート/広場」にリュシーさんが現れました。
■リュシー > (男であったころの己が、まっとうな人間関係を築いていなかったせい―――と、
ひと言で片付けてしまえば良いのだろうが、どうしてもため息が出てしまう。
人間やそれに類する存在も含めた、さまざまなものが売り買いされる街の中央広場。
今宵の見世物は奴隷の公開調教――――見目麗しい奴隷たちが次々に円形舞台へ引きずり出され、
主人に、あるいはプロの調教師に、衆目に晒されながら甚振られる、という、
たいへんに趣味の良い演目の真っ最中である。)
っ、たく……だいたい、変だと思ったんだよ。
お金返してくれるだけなら、馬車に乗って出かける必要なかったじゃないか。
(手もとがいささか不如意ゆえ、昔の貸しを清算してもらえると聞いて、
いそいそと迎えの馬車に乗り込んだのが運の尽きだった。
着いた、と言われて馬車を降りれば、この悪名高い街の中心部。
そしてろくでもない旧知の友は、この己に、奴隷役をやれ、などと言い出したのだ。
どうやら、興行主からの報酬、そして観衆からのチップを、己への返済に充てようとしたらしい。
当然、己は全力の拳を友の鳩尾に叩きこみ―――――くるりときびすを返した。
あとは人混みに紛れて、この場を立ち去ってやるつもりで)
ぶ、ざけんな、ほんとに、……なんでぼくが、自分でそんな真似して稼がなきゃなんないんだよ。
そこまでするなら最初っから、自分で交渉して稼ぐっつーの!