2018/03/24 のログ
チューベローズ > 「ふふ。フォーコ様のような強い方に褒められると、調子に乗ってしまいそうですわ…。
それに、おせっかいというものは嬉しいものですわ。」

ころころと少女は楽しそうに笑みを浮かべる。

「まぁ お仕事お疲れ様です。
私の様な細腕でお爺様をお助けできるのは書類仕事ぐらいですわ…」
それは言外に今ここでの仕事は無いという事で…。

「ふふ、ありがとうございます。
えぇ…私は今回は私を守ってくださる方がいないか探しておりましたの…。
ですが、フォーコ様の様な強くて素敵な方となかなか出会えなくて困っていたところですわ…
ですので、もし甘えてもよろしいのでしたら、ご一緒に探して頂いてもよろしいですか?」

たまにはだれかと奴隷市場を散歩するのも楽しそうで、そんな言葉を相手に向け、自然と手を差し出した。

フォーコ > 「私はそれほど強くはないのですが、チューベローズ殿が
喜んで頂けるのでしたら私も何よりです。」

少女は無邪気な笑顔を浮かべる。
私はその笑顔にいくらか気が緩んでいく。

「お気遣いありがとうございます。
ならなおのこと、このような所に出歩くのは不味いのでは?」

仕事でなければ物見遊山か。
私も似たようなことを今でもしているのであまり咎めることが出来る立場ではないが。

「私で宜しければご一緒しましょう。
こう見えて私の悪名は有名の様でしてな。
私と居れば絡まれることもないでしょう。」

私は差し出された手を掴んだ。
私の手とは違い、柔らかい手だ。
おまけに白い。
今は彼女の護衛。 望むなら多少危ない場所でも付き合うだろう。

チューベローズ > 「ふふ。 ありがとうございます。」
小序から漂う甘い香り、催淫性のそれが相手にどう聞いていくか…。
魔術ではない体質に近いそれがどう聞くかは相手次第で有ろう。

「私が寝所を抜け出すのにも気づけないようでしたら…やはり心もとないですし。
今までは一人で何とか大丈夫でしたから。
でも今夜は心強い騎士様がとなりにいるのです。
とても心強いですわ。」

相手の手を握る少女の柔らかい手。
相手の手の感触を確かめる様に撫でている内に、どうしても自身の胸元へ引き寄せ両手で包み込む様に握り、嬉しそうな笑みを相手に向けた。

「頼りにしていますわ、フォーコ様。」

楽しそうに、嬉しそうに微笑む少女は相手の手を少女のぬくもりと、薄い胸の柔らかさを伝える様に抱きながらゆっくりと道を歩きはじめる。

妖しい噂の少女と、騎士の組み合わせに道を邪魔するものはなく、少女は奥へ奥へと向かっていく。

気づけば戦闘奴隷たちがリングの上で武器を持たず戦うデモンストレーションが行われている広場。
賑やかな声に引き寄せられるように相手と共に見に行こうと。

筋肉の鎧に包まれた男たちの試合。勝った方には値が付き負けた方は奥へという分かりやすさが戦闘奴隷たちの闘志に火をつけている。

命懸けの試合を見る少女の目は何処かうっとりとしながら、ぎゅぅと隣にいてくれる相手の手を強く胸に抱く。

「戦っている方を美しく思う事はいけない事なのかしら…」
甘く隣にいる相手に囁きかける少女。白い肌はやや桜色に染まり、相手を見上げる瞳は潤んでいる。

二人の前では拳が空を切り裂き肉を打つ音、苦悶の声、乱れた吐息。軋む骨の音…
その音が少女の心を体を愛撫していて…。

フォーコ > 「礼には及びませんよ。
これはおせっかいと言う持病のようなものです。」

事実、そうなのだから困ってしまう。
そして、私は少女が放つ怪しい空気を実感として感じていた。
精神操作の魔術ではない故に手首に付けている腕輪も効果を示さない。
始めは多少の違和感を、そして次第に違和感を感じなくなり、私は体が熱くなる気がした。

「護衛の者達は貴女を信用しきっているのでしょう。
戻られても怒らないであげて下さい。
今回は貴女が戻られるまで私がお守りいたしましょう。」

少女である彼女の胸元に手を引き寄せられる。
まだ色香を放つ年頃ではないはずなのだが、無性にそそられる。
私は唾を飲み込んでいた。

「過剰な期待はいけませんよ、私も所詮凡人です故。」

少女に連れられ、奴隷市の更に奥へ。
途中危ない雰囲気の男たちが通りかかるも
我々の顔を見るなり慌てて顔を背けていた。
果たしてそれはどちらを恐れての事だろうか。

「いえ、とても自然な感情だと思いますよ。
私も美しい女性が隣で少し昂ぶっておりますし。」

彼女は以外にもこういう荒々しい催し物が好きなようだ。
しかし、私は興業の内容よりも隣の少女に意識が奪われる。

朱が交じった顔でこちらを見上げ、掴まれた褐色の手は胸元に触れる。

私は指を広げ、少女の胸を愛撫し始める。
レース生地の上から控えめな胸を弄り、突起を見つけると指で摘まんでは扱いていた。

チューベローズ > 「まぁまぁ…
とても厄介なご病気ですね…。」

くすくす、コロコロと少女は楽しそうに笑みを零す。
ゆっくりと少女は相手に意図せずして毒を満たしていく。

「ふふ。それにフォーコ様はとっても優しいのですね。
えぇ それはもちろんですわ。」

私が守るという言葉に少女は嬉しそうに笑みを浮かべこくりとうなずく。

相手が少女の首に手を掛け握れば容易く手折れそうなすらりと伸びた首。それを隠すように銀糸の髪がさらさらと流れている。

「ふふ。ご謙遜を…。」

少女にとって危ない雰囲気の男たち等一切気にせず歩みを進める。
そして、観戦する試合。
その感想に肯定の言葉を漏らす相手に少女は嬉しそうに微笑みを向ける。

「美しい女性だなんてフォーコ様もお上手だわ…?」
こちらを見詰める瞳に少女の心は震える。
指を広げ薄い胸を愛撫し始める相手に、小さな桜色の唇から甘い吐息が漏れる…。

「んっ…フォーコ様…。」
甘い吐息、甘い声で相手の名前を囁く少女。
相手の指の中、小さな頂の上にぷっくりと膨らむ先端が摘まみ扱く指に感触を返す。

そして、少女は相手のもう片方の手を取ると、自身の口元へ引き寄せる。
そして、相手を見上げながら指先に落とすキス、甘く何度も吸い始める。
少女の唇が吸いつくたびにちゅ、ちゅと音が響かせながら、小さな掌がふにふにと柔らかく手を愛撫し始める。

「フォーコ様… ここでは人目についてしまいますわ…? っふぁ…どこかに攫って下さいませんか?」

相手の手に寄り少女の小さな体はピクンピクンと小刻みに震えていく。
そして、相手の指をくわえながら少女は甘く、歌う様に囁きかける。

それはまるで理性を犯し溶かしていくような甘い甘い毒。

フォーコ > 「ええ、自分でも自覚しているのですが不治の病でしてな。
死んでも治らんでしょう。」

目の前で困っている人が居れば首を突っ込む性質。
私は少女が漂わせている色にどっぷりと浸かっていく。

「チューベローズ殿こそお優しい。
お仕えの者もさぞや慕っておられるでしょう。」

貴族によくある傲慢なタイプではない。
私は話していて安心感を抱いていた。
静かに漂う銀色の髪は少女の可憐さを際立たせていた。

「いえいえ、本音でございます。」

ところで、彼女が言う戦う方と言うのは私も含まれるのだろうか。
いや、自意識過剰か? 私は少し混乱していた。

「そんなことはありませんよ。
現に美しい声を聴かせてくれているではありませんか。」

甘い声が漏れると、少女の顔に視線を向け。
私は身を乗り出すと小さな耳に唇を寄せ、舌で愛撫する。

「どうしましたか?」

私はわざとらしく問いかける。
その間も控えめな胸の先を固い指が扱き、親指の腹を擦り付ける。

突然少女が私の指先に口づけを。
私は指を吸われる度に下腹部に血が溜まっていく感覚を感じていた。

「そうですな。 私もこのままではまずいことになりそうだ。
二人だけの部屋にでも行きましょうか。」

私は近くに居たここの商人に声をかけ、個室の手配をする。
本来は買った奴隷を試すための部屋らしい。
だが、灰ってやることはそう変わらない。

私は少女の身体を楽しみながら、二人だけの空間へと足を運ぶことにした。

チューベローズ > 「ふふ。とても大変そうですが、私は好きですわ。」

自身に溺れ始める相手にそう囁き、
続く言葉には照れたような笑みを浮かべる。

「そういっていただけたら、私も安心できますわ…」

肉を打つ音を聞きながらそんな甘いセリフ。
すべではふわふわと曖昧に相手の心をかき乱していく。

「フォーコ様がよろしければいくらでも…」
美しい声と聴けば少女は胸を愛撫されながら嬉しそうに微笑みを浮かべ。
相手の舌に少女の小さな耳を舐められれば首筋に熱い吐息を零し擽る。

わざとらしい問いかけには、少女は自分を浚ってと甘く囁き、親指の腹を擦り付けられればぴくぴくっと小さく震える。

「えぇ お願いいたします…。ふふ。どうせならお姫様だっこで連れて行ってくださいます?」

はふっと熱い吐息を漏らしながら少女はその細い腕を相手の首に回し、身を預ける。

ゆっくりと相手を毒に犯しながら少女はそれと悟らせる事も無く、相手に攫われていった。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からフォーコさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からチューベローズさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート とある屋敷」にオーギュストさんが現れました。
オーギュスト > この屋敷に来てから幾日たったか。

既に奴隷すら寄り付かない。
転がるのは酒瓶とタバコのみ。
男の体力は最早限界にきており、その姿はやつれ果てている。

にも関わらず、その瞳だけは欲望にギラついていた。
もはや、死ぬ時まで止まらぬかのように。

ご案内:「奴隷市場都市バフート とある屋敷」にサロメさんが現れました。
サロメ >  
屋敷の外から複数の馬が駆ける、物々しい音
続いてこの屋敷の使用人であろうか、僅かな口論らしき声が続く

…しばしの時間が流れた後、足早に男の部屋へと歩み寄る足音が聞こえてくる

「───入るぞ、オーギュスト」

部屋の外から凛とした、緊張感のある声がかかる
ノックの音は鳴らず、そのまま入り口のドアが開き白いマントを飜えす、第七師団副将が姿を現した

「………オーギュスト…か…?」

男の姿を目にしたサロメはたじろぎ、足を止める
壮健な頃の姿が見る影もない、男の風貌が信じがたかった

オーギュスト > 誰やら入ってきた。
男はギロリとそちらに目を向け、そして訝しげにたずねる。

「――誰だ、てめぇ」

最早男の思考、記憶に女の姿は無い。
男の頭の中にあるのは、原始的な欲望のみ。
つまり。

「いや――誰でもいいか」

ゆらりと立ち上がる。
男の欲望のはけ口に丁度いいとばかりに

サロメ >  
「…!? おい、ふざけてるのか…!?」

別人のよになってしまった男の姿
それでもその男に残る面影も声も、オーギュストのものに違いない
何か、質の悪い呪いでも受けたのか──

「私がわからないなどということはないだろう!?
 貴様の副官のサロメだ、方々探したんだぞ!」

声を張り上げ、立ち上がるオーギュストへと間を詰めた

オーギュスト > 「うるせぇ、ピーピー騒ぐんじゃねぇ!」

大声で一喝するが、その声にかつての威厳はない。
一喝で魔族の軍団すら怯ませたという将軍の声ではない、ただの酔っ払いの叫び。
ガンガンと響く頭を押さえながら、男はうめく。

「おめぇがどこの誰だろうと、女である事にはかわりねぇだろうが……!」

頭が痛い。
割れるように。

それを振り切るように、ふらつく手を伸ばし、女を掴もうと。

サロメ >  
「……ああ、そうだな。女であることには変わりない……」

伸ばされる手、その手首を掴む
女だてらにと舐められぬよう、第七師団の荒くれに混ざり前線に立ち続けた者の力は、
決して華奢な見た目通りのものではない

「私が初めてこの団に士官した時も同じ台詞を吐いたな。
 騎士であることに拘り貴様に抱かれることを拒んだが、女であることに変わりはないだろうと──」

掴んだ腕に力を込めてゆく
何がこの男を変えたのか
あの豪腕などもはや見る影もない
それが、腹立たしい

「だが同じ言葉を紡ぐだけで随分と見下げはて、落ちぶれたな。
 …教えろ、忘れたなら思い出せ。お前をそうさせたのは、何だ」

オーギュスト > 「がっ――!」

いとも容易く手首を捻りあげられる。
この副官の力と、そして男の衰えは明らかだった。

頭が痛い。
不快感で割れそうだ。

「てめっ、なんだ――!?」

どうしてこうなったのか。
どうして、こうなってしまったのか――

「――んな事、俺の知った事か!!!」

サロメ >  
ぎり、と歯を噛みしめる
腹ただしい
あの勇猛だった男が
あの蛮勇を形にしたような男が
どうればこうなる?

このまま連れ帰ったとしても何も変わらない
いや、第七師団が崩れて終わるだろう
余計に悪い

「ふざけるな!!!」

怒声、その声は部屋の外で待機しているサロメの直衛の部下にも届いたのか、周囲が僅かにざわめく

「そうやって適当なところだけは以前のままか!?
 お前が担っていた全ても、己の野心も全て忘れたと言うなら───」

掴んでいた手首を振り払い、オーギュストの襟首を掴み上げ、言葉を続ける

「この場で、私が引導を渡すぞ!!」

オーギュスト > 「が、ぁっ――!」

無様に襟首を掴みあげられ、何もできない男。
かつては逆だったはずなのに――

かつて?
かつてとは何だ。男にとっての全ては、今の快楽ではなかったのか?

引導を渡すと言われても、何も抗えない。
あるいは心の底ではそれに望んでいたのか――

サロメ >  
男は抗わない
それとも抗う気すら、ないのか

「……なんとか、言ったらどうだ」

男の返答を待つ
その間にもサロメの手は震え、金の瞳は男を睨めつける

「何か言え!!マグメール王国軍第七師団将軍、オーギュスト・ゴダン!!」

思いの丈を全て吐き出すような、一言をぶつける

オーギュスト > あぁ、まぶしい。
この女は、何故こんなにまぶしいのか。

今の男には分からない。
かつては、それを導いたはずなのに。

男の唇から出てきた語は、ただひとつ。

「こ、ろせぇ――」

情けなく、蛙の潰れたような声で。
それだけを呟くのが精一杯だった。

サロメ >  
「っ──」

男がその言葉をつぶやいた刹那
烈火の如く怒りをその瞳に宿したサロメが拳を振るう

平手?そんな加減はしない
鋼鉄製のガントレットを外す?不要だった
荒くれ男の集まる騎士団で生きてきた女性の制裁は、一切手加減なしの鉄拳───

まるで遠投するかのように身体を開き、男の横顔を全力で殴りつけた
…歯くらいは折れても何もおかしくない、鈍い音が部屋に響き渡る