2017/06/11 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にカルニーツォさんが現れました。
カルニーツォ >  真夜中も過ぎたというのに市場は人で溢れ、あちこちから聞こえる、嬌声、怒声、笑声、喚声...。
その人混みの中をすり抜けるように歩いて行く黒ずくめの男。奴隷を閉じこめ、展示している檻の前に時折立ち止まっては、一言二言声を掛けて奴隷の反応を見る。しかし、気に入らないのか、店の者に声を掛けるまもなくどんどん先へ進んでいく。

「...なかなか丁度いい商品というのは見つからないものですね...」

 今回、ここに来たのはは趣味と実益をかねて受けた「商品」の仕入。知り合いの娼館から、道具や薬を使って感度を上げつつも、まだ娼婦に染まっていないものを作って欲しいとの依頼。
 このところ集めた淫具や最近見つけた新しい薬の実験台として丁度いいと気楽に受けたものの、心も身体も壊れていない奴隷というのは意外と少なく、仕入の時点でつまづき始めている。

カルニーツォ > 「もう少し、予算を上げてみますか...」

 報酬を考えるとあまり仕入にお金は掛けられない。とはいえ、そもそも適当など例がなくては仕事そのものが成り立たない。小さく溜息をつくと、もう一ランク上の奴隷を多く扱う場所へと移動する。

 中の下といったレベルの奴隷を扱う地域から中の中といったレベルの奴隷を扱う地域へと移動。檻の造りや中の奴隷の身につけているものも先ほどよりもましになっている。
 奴隷の表情を見ても、先ほどまでは精神が壊れかけているのか、まったく無表情のものも少なからずいたが、ここの奴隷たちの多くは、怒り、嘆き、怖れ、哀しみといった負の感情を発している。

「これならいいのがいそうですね...」

 口元に僅かに笑みを浮かべるとまた物色をはじめる

カルニーツォ > しばらくあちこちの店を覗いていたが、適当な商品は見つからず。

「ここもダメですか...」

結局、丁度良い商品に巡り会うことは叶わず。かといってこれ以上は予算は掛けられない。仕方なしに報酬の再交渉へと娼館へと足を向ける。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からカルニーツォさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にセラさんが現れました。
セラ > ひとりでうろついていたのが悪かったのであろうか。
奴隷市場で珍しい奴隷が入荷したからと誘われてついていったら、「お前が商品だよ!」と襲われてしまったのは。
護衛もつけないマヌケなのではなく、護衛の必要もないという事に気づいて欲しかったなと溜息をつく。

「使う術の選択を間違えた」

奴隷市場の表通りから少し外れた裏通り。
幻覚でいい夢を見ている体格がよろしく、顔つきがよろしくないチンピラたちが路上に倒れたままかくかくと腰を震わせて股間を濡らし、独特の臭気を漂わせている。
静かに無力化するにはいいかと思ったが、絵面が酷い。
恐る恐る、爪先で股間をつつけばビクンと跳ねてびゅるびゅるとズボン内部の液量が増える始末。
とりあえず、しっかり術にかかっているようだし迷惑料をいただくかと傍らにしゃがみ込むと、ごそごそと懐を漁りだし。