2022/09/30 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 ダンジョン 苔生す且つての騎士団」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > とある洞窟でしか生えないような希少な植物や菌類
または昆虫や蛇 一種の毒などを採取する際に、明りというものは必ず必要なもの
明りとは救いと安心を与える代わりに 窮地に陥った場合は更に窮地を与え、逃げる術を与えない場所でもある。
光苔が自然繁殖している場所は、栄養を与えられており、それが定期的であり 尚且つその主は今だ健在である。

光苔が自然繁殖しているダンジョンが出来上がった。
そんな情報はクエストでも出来上がれば、まず誰も近寄らない。
せいぜいが苔を適量持ち帰り、別の場所に故意に増やす行為に移させるくらい。

だからこそ奥地に行くほど意味が薄れていく場所であり、最善は一階 出入口近くである。
その場所で、メイラは黒に身を包み、光苔の無数の淡い光の中で、赤を黒々と周囲に浴びせかけている。


「■■■■■―――ッッっ!!!」


裂帛の気合か狂乱の咆哮かもわからない、乱杭歯の開けられた赤い口内から発せられる声。
右手には大刀 左手には大脇差 刀という分類の武具であり、兄弟刀や一組の作ではないとわかる造りの違い。
それを、振い続けながらメイラは小鬼も、脂ぎった豚鬼も、豚鼻大蝙蝠も、アンデットも
死体を造り続けてしまう理由となった中間地点以降にて、大元の主かはわからないまでも
その黒いガントレットを身に着けた、両手に握る愛刀で斬り続ける姿があった。

一週間以内 一週間以内でメイラは戦場へと戻る。
クシフォス・ガウルスのみに焦がれる気持ちはすっかり禊ぎされ、攻略する為に
あの王へと貢献と敬意を無尽蔵に注ぐために、メイラ・ダンタリオとして足る為に
街中にいた冷却期間の錆びを落とすために素振りし、鍛練し、そして外へ出向いて血と泡と肉と叫びの狂気の中に身を費やす。

頬を掠める棍棒の一端と共に、一線を刻まれながら剛力の片手薙ぎが腹を、肋骨下の内臓袋ともいえる場所
其処へ向かって ぬ゛る゛んっ と入り込んだ刀身が、 ブツ ブツ ブツンッッ と腸を何本も別った感触と共に振りぬかれていく。
ドパッと肉と黄色い脂の層を開いて、臓腑と赤をこぼす相手が絶命することも見止めることもないまま、膝をついた首を
ぐるぅんっと反転した左手が、大脇差を平突きに貫き、刃の向きが外側へ至るなら、振りぬいて肉の中から解かせる。


「我が王 またメイラは、わたくしは、貴方様に褒められるくらいに、努めて魅せますわ。」


白い吐息 溢れる熱量 敵 肉 鳴 数 を赤い瞳に入れながら
メイラは王への忠義を口にして、出向くまでの間 再びあの城壁攻略へ至る道のりを屍を敷いて歩んでいくと
地獄に居わすあの御方へと誓って、剣を振るう。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 ダンジョン 苔生す且つての騎士団」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「~♪」

──夜。
森の奥のちょっとした広場になった場所で、ピーヒョロロとヘタクソな口笛を奏でつつ
焚き火をしている金髪の男が一人。
パチパチと音を立てる焚き火の側には、串を通された魚が2、3匹立てられ炙られていて。
その焼き上がりを待ちながら、頬杖突いて暇そうな目で燃え盛る焚き火をボケーッと眺めている。

「本当は肉が良かったのだが……ちょうどいい獲物が居なかった以上は仕方がないという顔になる」

口笛の合間にポツリ、そんな事を独りごちる。

何が出てくるか判ったものではない森の奥にあって、男は緊張感の欠片も纏っていない。
焚き火だの口笛だの焼き魚だの、自分の存在を周囲に露骨にアピールしている状態にも関わらずである。
むしろなんか面白いモンの一つでも飛び出して来たりせんかなぁ、と期待してすらいたりもする。