2019/09/08 のログ
ボブ > (そろそろ夏から秋へと移行してくるこの時期……野生の動物達は冬に備えて過食になっていく時期。
村の畑に草食の動物がやって来て…更にはそれを狙って肉食の動物がやって、村の人間が危険に晒されるおそれが出てくる。
それを前もって危険を減らそうと山の中に入り、野生の動物の頭数減らしに勤しむ男)

「ふぅ~~、とりあえず大型の肉食のヤツを何とかしないとな。
小型のヤツは村の人たちで何とかなると思うから、俺の手で少しでも危ない状況にならないように心がけないとな」

(村の人たちには何も言わず、一人で厄介事を抱え込み、山中を歩いている男。
その男の傍らには半同居人たる雄の狼が付き添っていて、一人と一頭で村の平和を守ろうとしていた)

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にハーティリアさんが現れました。
ハーティリア > 夜の森に、不釣り合いな甘い匂いがふわり……それに気付くか気付かないかより速く、メキィ!と盛大な殴打の音が一つ、響き渡るだろうか。

「あぁもう……鬱陶しいっ!」

そういう声と共に、ボブの目の前にゴロリと転がったのは…物の見事に頭をかち割られた熊が一頭、そして……。

「…おや、ボブじゃねぇか。」

ごそりと、しげみから現れたのは、白磁のような艷やかな肌の美女めいた風貌。
しかし、その手には…持ち手の先が血に濡れた、金属製の箒……ヒュン、と一振りすれば血の汚れが振り払われるが、それで盛大に頭部を叩き割ったのだろうと、推測するのは容易いだろうか。

ボブ > (周囲の警戒をし、獣の気配を察し、そちらの方へと近付いていったが、そこから明らかな攻撃音がし、
目の前に倒れこむ頭から流血した熊……そして現れた顔見知りの女性の姿が…)

「おぅっ……おおぉぉ~~、ヤバそうだヤバそうだとは思っていたが、見事に仕留めきってるなぁ~」

(感心した口ぶりをし、彼女の手並みを褒めていく男…。
前回会った時に掛けられた…と思っている恐怖心を薄める魔法が掛かっていると思い込んでいる男はごくごく普通に彼女に話し掛けていき、
その男の足元では狼がペタンと腹ばいに突っ伏し、尻尾を体の下に隠すように怯えの姿を晒していた)

ハーティリア > 「やぁ、いや…まあ流石に熊には負けねぇよ、熊には…俺食っても美味くはねぇだろうし。
 しかし、どうしようかねぇ…熊かぁ…要る?」

はっは、と手並みを褒められればケラリと得意げに笑い一つ。
ただ、倒したは良いものの、肉にも皮にも用事がないので解体を面倒くさがってか、通りかかった木こりの男に首を傾げているかと問いかけ。
そして、彼が怖がらなくなったのを引き継ぐように…足元の狼が自分に怯えている様に苦笑いを浮かべよう。

「あはは…ほぉら、怖くねぇぞぉ?おまえさんの知り合いかい?」

怯えの姿を晒す狼に苦笑いしながらも…ふわりと…甘い匂い…淫魔の香気を漂わせつつボブに問いかけ…魅了の力で少しは恐怖が和らがないか、なぞと雑な考えを。

ボブ > 「ははっ、そこまではっきり言い切るか…豪気だな。
そうだな、毛皮も肉も胆も使えるし、くれるんだったら貰っておくかな」

(まるでごくごく普通に世間話をするかのようにかつては怯えていたはずの相手を話していく男。
その一方、初対面の狼の方はそれこそ…「ああ……俺、もうここで死んだ…」と
かつて男が思った事と同じ様な考えに至っているようですっかり身を縮こまらせていて)

「ああ……こいつの気持ちが手に取るように分かるわ~~、ああ、俺んちに居付いているヤツだ」

(彼女から放たれる淫魔の香気を悟った男は軽く一歩、彼女から距離を取ってみせていって)

「おっとっと……そいつは俺にとって危険だ。
まだひよっ子な淫魔が放った淫気だったら耐えられるが、ハーティリアが放った淫気だと耐えられる自信が無いからな」

(淫気察知…耐久度に関してはそれなりに自信を持っている男だが、明らかに格上の彼女の淫気には
耐えられそうにないと少し距離を開き、その効果範囲から離れていくみせるか)

ハーティリア > 「どうぞどうぞ、もらっておくれ。あ、でも肝は錬金術で使うからちょっと欲しい。」

全部じゃなくていいから、とそんなおねだりを一つしつつも…怯えなくなった彼の代わりのように怯えたままの狼にそっと淫気を香らせてみたが、さて……。

「ぐぬぬ…なんだか俺が過大評価されてる気がしなくもないが…まあいいか、それはそれで得だし。」

一応、魔王としての矜持とやらはそれなりにあるのか、怖がられることに傷心半分満足半分、といった態度をとりつつも…己の淫気を察して身を離した彼にほう、と少しばかり感心を。

「別に耐えなくてもよかろうに…まあ、良いけどな。しかし、良くわかったねぇ。」

なんだろう、感知する能力でもあるのか、なんて思いつつも…少しばかり狼に匂わせれば、甘い香りはまた最小限に抑えられ…まあ、力の大きさのせいか、完全に消す、というのはできないようだが。

ボブ > 「それじゃあ、軽く捌いていくか。 全部担いで持っていくのも辛いし、この場で骨とかは埋めておきたいしな。
胆はそっちで欲しいか……それなら胆はそっちに全部回すって事で」

(男は解体用の良く研いだナイフを取り出し、仕留められたばっかりの熊の首筋などに代表される太い血管が走っている部位に
ナイフを滑らせ、血抜きをしながら、熊の毛皮を剥ぎ始めながら、彼女と会話をしあげていって)

「正当な評価だと思うけどね…、生き残る本能が強いヤツほどハーティリアの実力は分かるってもんさ」

(今居る大自然の中で生き残る為に必要な才能は怯えている狼もしっかり備えている事を軽く笑いながら話していけば、
彼女から発せられた淫気の範囲から離れるように移動をしていった男)

「結構王都とかに行くと幼い容姿の女淫魔との遭遇確率が高いんだわ、俺……。
そこで何度か身体を交わらせている内に身体が淫気に馴れちまって、向こうの思うがままに操られなくなったんだわ。
……まぁ、操られないだけでエッチ自体はしっかりヤっちゃってるんだけどさ」

(女淫魔との性交渉を幾多繰り返している経験を打ち明け、それゆえに淫気がどのようなモノかが分かるようになったと
あっけらかんと話していく男。

うつ伏せに伏せる狼の敏感な嗅覚に彼女の淫気が伝われば、はっはっはっ……っと呼吸を荒くし、
舌を口外に出しながら視線を彼女の方へと向けていくか……)

ハーティリア > 「別に俺も捌くのは捌けるけど、面倒くさいからなぁ、やってくれるなら、肉や皮は好きにしておくれ、俺は必要ないし。なんなら皮で何か作ってやろうか?」

皮にするのは面倒くさいが、皮をなにかにするのはそうではないらしく…毛皮を剥ぎ始めた彼に目を細め、クイクイと…何かを繕うような仕草をして。

「失敬な…こんなに色艶のある俺を言うに事欠いて怖いとは…酷い言い草だなぁ?狼クン?」

そうして、己の淫気に当てられて呼吸を荒くしだした狼に問いかけるように首を傾げながらも、改めて手を差し出して、その頭を撫でようとして。

「あー…なるほど、まああんだけ欲まみれの街にならそりゃ同類の十や二十はいるだろうなぁ。
 なるほど…案外、淫魔狩りとかにもなれるんじゃねぇか?そうだな、神聖祈祷あたり使えればもっと良いんだろうが。」

淫魔との性経験がすでに豊富にあるらしい彼、それならむしろ狩る側にもなれそうだが、なんてそんな軽口を…。
神聖魔法なぞが使えればより確実だが、なんて付け足しつつも、彼の解体を後ろから楽しげに眺め、手際の良さにほうほうと感心している。

ボブ > 「そんじゃありがたく肉と毛皮は戴いていくわ。 いや、毛皮の方は村の人にあげるからこのまんまでいいよ」

(熊の毛皮で作れそうな事を言っているせっかくの彼女の厚意だが、狩りが出来ない老人の冬越し用の物に使ってもらおうと
思っていた男はそこはきちんと遠慮をしてみせていって)

「確かに見た目はいい女…女?だよな?
…そこはともかくお前は軽くそいつの命を奪い去れるくらいの力量があるのは間違いないんだから怖がるのも仕方ないさ」

(怖がる同居人の心境を代弁するように語る男の傍で同居人は怯えの反応から徐々に雄の本能を燃え上がらせるように
頭を撫でてくる人型の牝の事を徐々に熱い雄の視線で見つめ始めていって)

「あ~~ぁ? 狩らねぇ狩らねぇ…、少なくても俺が係わった女淫魔たちはおやつ程度にしか精を啜っていなかったからな。
それくらいだったら王都でも問題なく暮らしていけるだろうしな」

(魔の者…そういった者に関しての忌避感がそれほど無い事をその発言から汲み取れる。
だからこそ恐怖心が薄れた状態の今は目の前の彼女に関しても普通に対応するくらいの反応をみせる男)

「ん……図体がでかいだけあって胆もしっかりしてんな。
干して干し胆にして薬屋に売りつけたら結構な金になりそうだが約束は約束だしな」

(熊の腹を割き、腸などを掻き分け、肝が見えるようになると少し惜しそうに言葉を洩らしていきつつ、
肝を捌いていけば、彼女に熊の肝を差し出していくか)

ハーティリア > 「おう、そうしておくれ。 おや、そうかい?まあその辺は任せるさね。」

まあ、単なる提案であるので、彼に使いみちがあるならそれでいいかと納得し…。

「んだよ…まあ疑問符つくのはしゃあねぇけど。
 わぁってるよ、だから優しくしてるだろ、なぁ?」

怯えの反応をなくしてきた狼に問いかけながら、頭を撫でていた手が、ごろごろと顎を撫でるように指先がどこか艶っぽく蠢いて…見ている男の視線も引き寄せるようなそれはわざとか、無意識か。

「ふふっ、狩人になるのも手だぜ、って話だぁね。別に俺も同族減らしたいわけじゃねぇしなぁ。…まあ、お前さん魔法使えるかどうか微妙だけど…何なら習ってみる?」

普通の態度、普通の扱い…魔に対する忌避感がない彼に目を細めれば、解体のためにしゃがんでいる彼の頭を、冷たい指先がまるで子供にするようによしよしと撫でようとして。

「おや、ありがとう。じゃあ、お礼にこれあげる。」

差し出された肝に確かにデカいなとうなずき、受け取って布に包む代わりに、布に包まれていた中身…薄い桃色の液体が入った瓶を彼に差し出して。

ボブ > (熊を捌きつつ、彼女と会話をしていき、彼女自身は男の同居人を撫で上げ、可愛がっている様子。
いつの間かに同居人ははぁはぁはぁっと荒い吐息を洩らしあげるくらい懐いて(?)いる様子で)

「まぁ、こっちもスッキリさせてもらってるんだし、そこは持ちつ持たれつって感じで流していくつもりだよ。
ああ……魔法に関してはあまり素質がないって昔、知り合いに言われたな。
魔力っぽい物は秘めてるみたいだけど、それから先は鍛錬次第って言われたな」

(屈み込みながら熊を捌いている男の頭を撫でてくる彼女の指先の感触を感じながら、
魔法に関しては見込みがあるのかどうかは未知数である事を世間話程度に話していって)

「ん?薬?  こいつはどんな風に役に立つんだ?
毒薬とかは勘弁してくれよ、狩りには使えないし、人に使う予定もないからよ」

(肝を渡した礼として差し出された瓶を受け取り、軽く瓶を振ってみせながら、その中身に関して問う男)

ハーティリア > 「ふぅん、なるほどなぁ……まあ、習いたくなったら、言えば教えようか?一応俺、魔術講師の資格持ってるし。」

まあ、どの系統の魔術に適正があるかにもよるが…彼なら意外と良いとこいくんじゃないか、なんて思わなくもなくて。
さらりと指で髪を梳くように彼の頭を幾度かなでれば、満足げに手を離し…息を荒げる狼の鼻をツン、とつついてからかいながら。

「ん~? ベリーポーションっていって、疫病の類の進行を1日だけ抑える薬。…治すんじゃなくて、あくまで進行を抑えるだけな?……まあ、副作用でちょっと発情するけど。」

山奥の村なら、あるとそれなりに便利だろ?なんて言いつつ、差し出した薬の中身を口にする。そのあと、ぽろりと微妙な副作用について告げながら。
もちろん、副作用目当てで飲む人間も、世の中には居るので、どう使うかはご自由に…といった風。

ボブ > 「そうだなぁ~。 とりあえず前向きに考えておくか。
もし出来なくても元から出来てない訳だから損する訳じゃないしな」

(ダメで元々…といった感じにいつか習おうか…といった口ぶりで話しつつ、肉を切り分けていく男。
柔らかい部分の肉はこれまた村への差し入れ用として大切に扱っていき、硬めの部分は自分用としてしっかり確保していく)

「ずいぶん使いどころに困る薬だな。 主目的は大いに役立つ所だが副作用が難点だな。
重たい疫病に病んでる時に発情したら、それこそ余計に体力が失われてパッタリ逝ってしまいそうだな」

(貰った薬の使いどころに関して悩みつつも、万が一の時は使えるかもとありがたく受け取っていき、
しっかりと腑分けを終わらせた男が立ち上がっていけば、組み立て式のスコップを取り出し、
残った骨とかを穴に埋め、しっかり後処理までし終われば、改めてきちんと彼女に向き直るか)

「さてと……さすがに狩り立ての肉は味気がないから熟成するしかないが…
俺の家に行けば熟成がいい感じの猪肉があるんだが、食いに来るか?」

(パンパンッと軽く手を打ち、汚れを払いながら彼女に飯の誘いを掛けていく男)

ハーティリア > 「そうだね、別に月謝取るわけでねぇし…それにまあ、こことは魔法理論違うとこもあるだろうから、どこまで教えられるかも微妙だしねぇ。」

前向きかつ消極的な返事にクスクスと笑いながらも、見事な手際で捌かれていく肉を眺め…切り分けられる肉に、俺も昔やったなぁ…なんてちょっと昔に思いをはせたりして。

「別に、死後24時間以内なら蘇生する薬とかもあるけど、流石に熊の肝とかじゃ釣り合わないだろ?それか、傷薬でも要るか?手足がちぎれたくらいならなんとかなる奴。」

彼の埋葬を後ろから眺めつつ…実はほっといたら蘇生して眷属になっていたことを思い出して…そっとその事は胸にしまっておく。
自分に「命を奪った相手を眷属にする力」があったのをうっかり、ついうっかり、忘れていたのだ。…蘇る前に解体してくれて、その事実は闇に葬られたが。

「お…いいねぇ、ジビエとか久しぶりだ。お言葉に甘えていいかい?」

息も荒く、自分にまとわり付くようにすらなった狼を緩やかに撫でて甘やかしながら…彼の誘いには遠慮の欠片も無くのっかるとして。

ボブ > 「まぁ、確かに生粋の人族が魔力が高い種族の中で学ばれている魔法理論を学びきれるかどうかは難しいだろうな」

(かなり高難易度の授業になるだろうと予測が付いている男はかなり分の悪い賭けだと思っている様子で
軽く両手を上に上げて、お手上げポーズをしながら話し掛けてみせていって)

「確かに蘇生薬は貰い過ぎだな。 手足が千切れても…? いや、それはそれでヤバそうだ」

(傷薬のレベルも半端じゃないくらい上のモノを提示されれば、それはそれで怖いと固辞していって)

「おうっ! 構わないぜ。ダメだったらこっちから誘わねぇよ」

(ドンッと自分の胸板を叩き、任せとけっとポーズを示しつつ、男は貰った熊の素材を纏めて荷物として担げば
やたらに彼女に懐いている同居人と共に彼女を男と雄の狼と牡の荷馬……の男3人暮らしの家へと案内し、
二人と一匹はログハウスの中へと入っていき、男の猪料理を振舞っていく事となっていくか)

ハーティリア > 「え、いや…俺の教えるのは人間も習ってる奴だから…ただほら、地域性の違いとかあるからな。」

正確には世界の違いだが…まあ、そこはそれ…そっと秘めたままにしておこう。
学ぶ分には問題ないはずだ、多分…きっと。

「だろ?なんでまあ、その辺りが無難かな、と…解毒薬とかのがよかったか?」

固辞されれば、だろうと頷き…まあ、普通の栄養剤とかもあるのだけど、それはそれでほら、つまらないな、なぞと思ったわけで。

「ふふ、じゃあお邪魔するさね。」

胸板をドンとたたき、得意げにする彼にクスクスと笑みをこぼせば…そのまま彼の後ろをついて歩き…不死であまり食事を取らない身だが、久々の獣肉を味わうとしようか。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からボブさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からハーティリアさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/森」にティエナさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/森」からティエナさんが去りました。