2019/05/03 のログ
■カイン > 「…よし、諦める。今日は切り上げるか。
単独で動く宿命とはいえ、もう少し真面目にやったほうがいいのが身に染みる。
回復とかは何とかなるだけ、他の事に気を配るかね」
何せ余程の事がない限り死なない体はしている。
センスがないなら時間で補うしかないなと渋面で漏らして、
踵を返してその場を後にしていくのだった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からカインさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にコデさんが現れました。
■コデ > やや薄暗く奥まった、ねじれる木々が立ち並ぶ足場の悪い森の中。
二つの巨大な岩が転がっている。巨大な岩からは紅い断面が見えていた。
「………………」
男の手には蒼く見える程に白い白金の刃を持つ日本刀、それが男の指の中で器用に回転し
逆手に収まれば、透き通る金属音を立てて鞘の中に納まった。
そして男はゆっくりと岩に向かって歩みを進めていると岩の断面を覗き込む。
岩は黒く分厚い金属質で、その中に血肉が詰まっていた。その巨大な岩とされるものは
鱗に尾があり、遠く伸びる首からは赤い口が開いていた。それは岩ではなく巨大な魔物であった。
魔物の大きく両断された断面からは一滴の血も流れていない。真っすぐ斬られた断面は滑らかで
ゼリーやスライムを切ったようである。
「………あった」
男は断面に手を突っ込むと、何かを魔物から引き抜いた。
■コデ > 男は血が一滴も付いていない硬質化した魔物の臓物を取り出し、自分の設置した焚火に戻る。
男が魔物の死体から離れた頃に、断面から肉はゆっくりと盛り上がりココで初めて断面から
血が滴っていく。
そしてバンッという大きな破裂音と共に森林地帯の空間全体に魔物の血が舞い上がり
雨とも言える量の血が其処に降り注いでいた。男の身体や焚火に血液がかかる事も無く
男が焚火の前に腰かける頃に、振ってくる血液が白く固まっていった。
ソレが結晶になっていくと、断面とその周囲は白い結晶に変わり、花弁状の白い結晶が
雪の様に舞っていた。
「…ふー…」
煙草を斜口に咥えながら取り出した臓物に銀の箔を張り付け、羊皮紙で素早く包むと
紐で固定し、バッグパックの後ろに取り付ける
■コデ > 白くなった死体と周りの血液はまるで雪景色のようになり、木々を抜けて吹き込む
風で白い花弁状の結晶が僅かに舞い上がる。
「………………………」
血の匂いは張り裂ける瞬間だけであっという間に消えてなくなる。辺りの匂いを伝って
やってくる小型の魔物には奇妙な出来事に感じるかもしれない。
久々に身体を動かした。この王国に足を運んでから初めての刀を抜く仕事だったが
無事終わらせる事が出来た。手に入れた物は自分用だし他に予定も無いので焚火で
一人佇んでいた。
仕事の終わりを伝えるのは後からでも構わない
■コデ > そろそろ時間なので仕事終わりを報告しに行く、吸殻を焚火に捨てると
燃えた焚火の跡を土の中に埋め、荷物を纏めてその場を後にする。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からコデさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にシャルレさんが現れました。
■シャルレ > 昼間はよく晴れてて温かった。
草原の中にポツンと白猫が草花遊びをしてた。
お仕事終わりで夜散歩に出たものの、ちょっと遠出と
郊外まで来てしまってた。
月明かりの下、夜風に揺れる草花に前足を伸ばしチョイチョイと触れてたり…。
■シャルレ > 少しの時間を過ごすと…飽きた。
尻尾を左右に揺らしたあと、毛づくろい、それから…。
街道のほうに視線を向けると、王都に戻る隊の人たちが見えた。
「にゃーにゃー」(私もかえるー)
鳴き声をあげながら、街道にかけていく。
外に出てきたものの、帰る道のりはラクチンでいたかった。
白猫の鳴き声に気づいた隊の人の肩に乗って、王都まで悠々と帰ることに
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からシャルレさんが去りました。