2017/07/29 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 雨の森」に火棘さんが現れました。
■火棘 > 今夜は1日雨のようで、夜になっても月は見えず
森の中の洞窟の入口、雨のかからないとこで
石の上に座り、ぼんやりと空を見上げてる
わざわざ雨の中、用事があるわけでもなければ出歩くこともない、と
街を歩く計画はまだ実行できていないままだけど
また今度でいいか、と自分の中で考えは終わらせた
指先でくるくると目の前の地面に円を描くように動かすと
ちいさな炎がクルッと回ってる
「ただの雨か…」
雨龍?魔力?そんなものの影響ならば、しけったりしそうだけど
炎は雨粒を蒸発させながら、炎をあげていて
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 雨の森」にルーフェンさんが現れました。
■ルーフェン > 雨雲の上に浮かぶ月に照らせて巨大なシルエットが雲に映り込む
夜空を滑るように舞う巨体はくわ、と大口を広げると眼をシパシパと瞬かせた
徐々に高度を落としていき巨体は雨雲の中に潜り、それよりも下、森にぽつん、と明るく輝く炎を見れば
夜空を旋回して、そこへと目掛けて一気に下降する
巨体が嵐のような突風を巻き起こして森へと降り立てば、風に巻き上げられ雨が一瞬止まり、次の瞬間、
逆巻く風が止み巻き上げられた雨粒が勢いよく地面に落ち、森の柔らかな大地に泥を跳ねさせた
巨体は長い首をぐぐ、と下げて洞窟の入口に座る彼女へ鼻先を近づければ闇色に輝く瞳を瞬かせて、
じぃ、と彼女を見やり
『さしもの火龍も自然…雨には勝てぬのか…?』
と、頭の中に直接響くような念話で語りかけ、くつくつ、とこちらは本体が喉鳴らす…どうやら笑っているようで
きっととんでもなくデカい声で彼女の頭の中に声が響いたはずである
■火棘 > なんだろう、何か大きいものが近づく気配
座ってた場所から立ち上がると同時くらいに
結い上げてる髪が乱れるほどの突風と共に巨大なものが降りてくる
落ちてきた雨粒は、自らの体に触れる前に蒸発し消えていくのだけど
「うっ、るさいわ…もう少し、小声で話せ」
頭の中に響いた声、この主は知ってる
爺だ…、イラッとした顔つきで睨みながら首を曲げて鼻先を近づけてくる姿
その鼻先をぺちっと叩く
■ルーフェン > 『むっ…許すが良い。加減がうまく出来ぬのだ…』
幾らか力を絞ったつもりで彼女に詫びる
この身体でいると細かい調整などが人間でいる時よりも出力が上がるので細かい調整が難しく、
身体の構造上、人の言葉を発声することが極めて難しい
鼻先を叩かれても痛くも痒くもないが、ひょい、と顔を引っ込めてぐるぐる、と申し訳なさそうに喉を慣らして
彼女が瞬きをすればその僅かな瞬間で巨体は消え、目の前には竜と比べると大分、小さな男が1人、立っている
僅かばかり雨に濡れているがそれほどでもなく、ひょい、と自分の作った水溜りを飛び越えるようにして
洞窟の入り口、雨に濡れない場所へと移動する
「…すまん、驚かせたな…
どうも、竜のなりをすると上手く人と喋れんのだ」
被っていたフードを下ろし、ゆるり、と洞窟の壁面に保たれるようにして
■火棘 > 「下手くそめ…」
長く生きてるわりには加減ができないとは、不器用なのか…と
ちょっとだけ呆れたけど
人の姿になり、洞窟の中にはいってくる、外の雨はまだ上がりそうにないし
今夜はであることもないだろうと
「ルーの雨かと思ったが、違ったのだな」
嵐の龍と聞いていたから、相手の仕業かもと思ってたことを話ながら
「せっかく街に買い物にでも、いこうとおもったのになぁ」
ふふん、と楽しげに笑いながら洞窟の外の雨を眺めて
■ルーフェン > 下手くそ、と言われてしまえば確かにその通りであって反論の余地もまったくない
そもそも、竜の姿で人間と話すことなど滅多にないし、仕方ないと言えば仕方ないのだが
威厳ある竜の姿がどことなく申し訳なさそうに見えたかもしれない
「毎度、雨を降らせていたら人間も動物も困るじゃろ?
天の理を無闇矢鱈と弄くり回すのも良い事ではないじゃろう…」
もちろん、渇水の土地なんかで願い請われたら雨を降らすことも吝かではないし、
戦いとなればそうとばかりも言ってはいられないのだけど
「…ほう?その割には随分と楽しそうじゃな?
女は買い物を邪魔されたりすれば、大抵、ヘソを曲げるものだと思っとったが?」
ずい、と彼女に詰め寄り楽しげな表情に猜疑の瞳を向ける
彼女が人間の多い所をあまり好んでいないことや、静かで落ち着ける場所をこそ好んでいる事を知っているから
空から降る雨を王都や街へ行かない理由にしているんではないか?と考えながらじぃー、と彼女を見やる
■火棘 > 「まあ、それも一理ある…」
たしかに、と納得しながら…雨空をみあげてたから返事は適当だったかもしれない
だから詰め寄られて見つめられるのに、気づくのが遅れて
顔を赤くして手を伸ばし、詰め寄ってくる距離をあけようと
「買い物する前に、ルーがもどってきたからな…って、ちょ…と、近いっ」
買いに行こうとしてたものは、ここに置いておけるような
布やクッションを考えてただけで、急ぎでもないし
抱き枕がもどってきたから
■ルーフェン > 「ま、そういう事じゃから、毎度降る雨、全てがわしのせいってわけでもないのだ」
適当に相槌を打ってるような気配はあったがそれを気にするでもなく、彼女の返事に頷く
そんな事よりも…で、ある。一族の長の娘である彼女が天候を理由に遊学をサボっているように
見えるほうが余程、気になる…自分は火の龍の一族ではないが、同じ竜種としてこれは感化できない
一族の長の娘、そして何れかは一族を率い導く立場の者としての自覚が足りぬのではないか?そう思った次第
「わしを理由にするでないわ…
ったく、火棘の人混み嫌いも困ったものじゃな…」
伸びてきた手にずいずい、と詰め寄ろうとした所を遮られればさらに、小言を口にしようとする
ここの所、「爺」と呼ばれるのを避けるべく努力してきたと言うか我慢してきたのが悪かったかもしれない
今日という今日は、と手に遮られてもなお、彼女に詰め寄ろうとしたが、彼女が顔を赤くするのに気がつけば、
ハッ、として少し離れた……これでは、うら若き女性に詰め寄るようではないか
「……――本当にお主は、あれじゃな…」
同族の贔屓目を抜きにしても彼女は良い娘だと思う
すこし、近づきがたい雰囲気はあるかもしれないが、話してみれば意外とそんな事もなく
一族の長の娘にしては偉ぶった所もない普通の娘であると思う…であるから、見聞を広げる意味でも
人と関わるべきだと思うのだが…と、彼女はちょっと、出不精っぽいのが残念だとか思ってしまう
■火棘 > 「なんだ、全部ルーの雨ならいいのに、自由に操作できるのであろう?」
天候、自然の摂理はわかってるから、わざと風に口を尖らせてみた
「別に急ぎの買い物でもないし
寝床の布を足そうと思っただけ
ルールー爺がいるから今夜は、必要なくなったのだ」
こっちの言い訳になると本気で、口を尖らせて返し…思いついたというように
パッと笑みを浮かべて
「そうだ、ルーも一緒にいこう、で…買ってもらえばいいんだ」
いいことを思いついたとばかりに
距離を離れたものの赤い顔をごまかすように企みを口にして
■ルーフェン > 「……毎日、雨は無理じゃぞ?」
外出しない理由を天候のせいにしそうな気がして、先んじて釘を打つべくジト目でぽつりと被り気味に口にする
「寝床の敷布…?
まあ確かにあれだけだと床が少々硬いが…
あと、ルールー爺は止めよ、頭の上に霰降らすぞ?」
ルールー爺、なる呼び方を聞けばぞわり、と逆鱗がゾワゾワとした気がする
次に口にしたら彼女の頭の上に霰を降らす、とか冗談半分、本気半分に口にする
炎に氷が通用するとも思えないのだけれど
「敷布くらい構わぬが…って、全額わしなのか…
主も使うじゃろ?半分とは言わぬからせめて少しは金を出せ」
自分も彼女との共同のねぐらは使ったり使わなかったりである
彼女が王都で金を稼いでいる、とは聞いていないから、半分とは言わないけれども多少は負担すべき、と
主張しておく…何と言っても「共用」である
■火棘 > 「……わかっておる」
雨ばかりも飽きると、ぼやきながら
寝床の買い物を考えてたこと
立派な部屋でなくてもいいし
豪華なベッドもなくてもいい、人のままでも休める場所を整えるためだけだから
ルールー爺…気に入らないようだけど
自分の中では気に入ってたのに、としぶしぶ納得するように
「なんだ、買ってくれてもいいんだけど?
折半というなら,仕方ない」
自分で買おうとしてたものを思いつきで相手に降ってみたら…本当に多少なりとも出してくれるような返事
半分以上、ノリで言ってみたことだったけど
言葉と表情は別のもの嬉しそうに笑いながら