2017/07/26 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」に火棘さんが現れました。
火棘 > 夜空を流れる炎の筋、森を抜けて丘の崖下に降りてくる
周囲を燃やすでもなく、炎の塊は人の形を作り消えていくと、炎の明かりは消えて
月明かりだけしかない場所

両手を頭上にあげて、んーっと背伸びをしたあと長い髪を手で払いながら
寝床の入口のとこ、
長く飛んでたせいで、疲れた…夜風にあたるつもりで座り
ぼーっと、広がる森と夜空を眺めてた

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にルーフェンさんが現れました。
ルーフェン > その寝床の入り口からぺたぺた、と素足…更には上着とマントを脱いだ状態で寝癖の付いた髪をくしゃくしゃと
掻きながら出て来ると、入り口の所でボーッと、夜空を見上げる人影…その人ならざる強大な気配にすぐ誰か判ってしまう
見た目はぼんやりした娘なのだが、彼女も竜種、といった所であろう

「おう…今夜は此方でおやすみか…」

ふわふわ、と欠伸を零しながら彼女の脇をペタペタと歩いて森の傍までいけば僅かばかりズボンを下ろし「用をたす」
北国生まれにはこの辺りの暑さは堪えるらしく、昼間は気温の安定した洞窟の中で眠っていたらしい
ふう、と自分の用事が終われば息を吐いてズボンをあげて振り向いて彼女の方へ、洞窟の入口へとまた歩いて行く

「今日はどこで遊んどったんじゃ…?
 何ぞ楽しいことでもあったなら、話を聞かせてくれ…」

ふわふわ、と未だ眠たげに欠伸を零しつつ、あふれる涙を手の甲でくしくしと拭う
その筋ではドラゴンの血液と並び、高価で取引されるドラゴンの涙も当人からすれば涙以外の何物でもない

火棘 > 足音に気づいて、なかからは、寝床を共有してる竜が出てくる
見知った、馴染みある爺のようなお小言の多い相手

鼻先で笑いながら森にいってもどってきた…

「そ…ここのが静かだし…疲れてるときは、ここがいい
 ルーは寝起き?」

戻ってくるのなら、中に入ろうと立ち上がりあとについていきながら
ちょこちょこと持ち込んできたものが、洞窟には適当に置かれてるけど

「頼まれものの薬草を取りに里に戻ってたけど
 疲れたから今度…」

東の薬草に使われてる漢方が入った瓶をいくつか
袋に入れて持ってきた、その袋を見せるようにして

「あとね、食べてみる?クコの実」

袋からゴソゴソ取り出したのは赤い実が入った瓶、そのまま食べると少し苦味のあるものだけど
昔から食べ慣れてたものだけど

ルーフェン > 洞窟の入口の脇、岩の間から染み出す湧き水の貯まる場所で手と顔を洗いさっぱりとした面持ち

「昼間は暑くて敵わんからな…洞窟の中のほうが幾らもマシじゃ」

こくこく、と後ろからついてくる彼女に頷きながら質問に答える
洞窟の中は彼女の持ち込んだ物が適当に置かれている他はただ、広いばかりで
隅の方には自分が持ち込んだ本がうず高く積まれている…持ち込んだはいいがまだ全てを読んではいない
彼女が袋の中を開けば、む、とその中を覗き込むようにして

「薬草…?草などそこいらに生えているのと大差はなかろ?
 わざわざ、遠方まで取りに行くほどの物なのか…?」

薬や薬草、漢方の知識なんぞさらさら持ち合わせていないからわざわざ東へ取りに行ってきた、という彼女の言葉に
首を傾げてしまう…取り出された瓶の中をじーっ、と見て

「あまり、腹の足しにはなりそうではないな…美味いのか?」

瓶の栓を開けて貰えば、鼻先を近づけてすんすん、と匂ってみたりする
毒のあるような雰囲気ではないし、彼女が自分に一服盛るなんて思いもしないから、食べる、と伝えれば
赤く小さな実の入った瓶を口を開いて、がばーっ、と一気に食べようとした

火棘 > 「中のほうが外の熱は、届かないから涼しいだろうよ?」

何度かここで過ごしてたから
入口近くの空間では適当に過ごしてた

「なんかココらでとれないのもあるらしい、薬師という者に少し頼まれてな」

人の病を治す者ならば、気まぐれとばかりに
頼まれに乗っただけと軽く説明して

「木の実のようなものだから?これは…腹のたしにはならんが…って、一気に…?」

人ならば数粒がいいようだけど
相手は竜、だから別に問題ないのだろうけど
味覚的には、なれてなければ苦く感じるだろうけど
栄養にはすごくいいもの、美容とか疲労回復とか…

ルーフェン > 「薬師…?なんでも良いが、軽々に人の頼みを聞くのもどうかと思うぞ…」

じとーっ、と物言いたげに彼女に視線を向ける
しかし、あまり煩くいうと思いがけないしっぺ返しと言うか、年寄り扱いされるので言葉は飲み込んで胸の内に留めておく
物静かでどこか冷たい印象すらある彼女であるが、意外と気さくな龍な彼女…それが、良いのか、悪いのか
自分には何とも言いかねるのだけれど

「…ほんのり甘いような…苦いような…?
 美味いか不味いかで問われるとどちらでもないのぅ…まあ、薬の類なんてこんなものか…」

もぐもぐ、と口を動かしごくん、と飲み込めばそんな感想
見た目通り、あまり腹の足しになるようなものではないらしい…クコの実の少し残った瓶の栓を
きゅきゅ、と閉めれば彼女にそれを差し出して返し

「…して、この実はどんな効果があるんじゃ?
 不老不死、とかいうんではあるまい?火棘は判るんじゃろ…?」

洞窟の中まで来れば先程まで自分が寝ていた、敷物の敷かれた床に、腰を下ろす
周りには本だの、ランタンだの…そんなものが散らばっているが広い洞窟の中では汚れているうちにも入らない

火棘 > 「気まぐれだ…もう…ほんとに」

爺みたい、とばかりに言いかけて飲み込む
自分よりも人をよく知るからこその言葉だろうけど

苦くて吐き出さなかったようで

「全部、食べた?……
 これは美肌じゃ、ルーも肌が綺麗になるな」

小さく笑いながら効果ときけば、オレンジよりも高いビタミンや、食物繊維、アンチエイジングなど…
女が好むような効果が多いものだけど
男が食べたとしても問題はなく

数日あけてると
相手が色々持ち込んでた、別に自分の荷物もあるし時に気にすることもなく
むしろ、先ほどまで寝てたのだろう寝床に自分もと座り

「ルーは本が好きなのだな」

本を何冊も積み重ねてる表紙を撫でるように触れて