2017/05/12 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にキニスさんが現れました。
キニス > 昼下がりのメグメール自然地帯。
広大な平原にぽつぽつと生えている木々が一望できる丘の上。
一本の木が堂々と生えている場所に、その男は居た。

「…」

木の幹に寄りかかりながら座り、腕を組んで下を俯いている。
どうやら、その場で眠っているようだ。
時折吹く風やそれによって揺れる草の葉音が心地よいのか、気持ちよさそうな寝顔を浮かべている。

キニス > 「すぅ……」

小さな寝息を立てて、無警戒にその場で睡眠を続ける。
大柄な体格に似合わず、帽子から覗かせる顔は穏やかさと幼さを感じさせるだろうか。
肩の力などが抜けきり、完全にリラックスした状態でその場で休息を取る。

よく見れば彼の傍らには二本の直剣が足に沿う形で置かれている。
寄りかかっている気も自然に出来たとは思えない傷や凹みが確認できる。
大方、修行や鍛錬がひと段落し、休憩に入った流れで寝てしまったのだろう。

幸い、ここら辺は人通りも多くない為、寝ているところを盗難に会う危険性はかなり低いはず。
しかし、同時に全く人が来ないという訳ではない。
それが彼と同じく修行、鍛錬で来る者か、気ままに散歩をしている者か、仕事の途中、または帰りで通る者か…

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にルゥさんが現れました。
ルゥ > 夜も涼しくて、ふらりと外へと逃亡のつもりの散歩

草原にひとが寝てるとか思うわけもなく…、小さい頃から聞いてた何かの歌の鼻歌でうたいながら
足元の草を踏んでいく、中にいると思わないけど
王都を外からみれば…夜景は綺麗に思えてしまうような見渡せる場所

あそこに帰るのは少し気が乗らないけど、今の居場所は…そこにしかなく

人に気づかずその近くで佇み、無意識のため息を落として

キニス > 「ん……」

睡眠に入ってどのくらいの時間が経っただろうか。
目をゆっくりと開ければ周囲はすっかりと暗く、王都の夜景が綺麗に伺える。
気付かない内に夜になるまで寝てしまったのかと頭を抱える。

「まぁ…いいか」

頭を抱えて時間を無駄にしたとちょっと落ち込んだ後、すぐそう切り替える。
失った時間は取り戻せないが、自分には腐るほど時間がある。
大きな欠伸と共にぐぐっと体を伸ばせば、近くに置いてある自分の剣を鞘に仕舞う。

「……ん?」

立ち上がり、服の汚れを取り払えば聞こえてくる鼻歌。
ぼやけた視界を直すために目を擦れば、音の正体を探り歩き出す。
確かこっちに…と的確にそちらへと向かえば、ため息を漏らす知り合いの女性が居た。

ルゥ > ぼんやり…ただ眺めてた夜景
近くで人の気配に気づけば振り返ると、暗がりの中で見知ったシルエット

「ぇ…?どしてここにいるの?」

思わず固まるように驚く、人がいるとは思わなかったから
先ほどまでの鼻歌を聞かれたのかも、と少し焦りながらの照れ隠し

キニス > 「ん……おぉ、ルゥか」

鼻歌の音源へと向かえば、王城で出会った少女。
魔剣を持つ彼女に遭遇して、短くそう告げる。
自分の軽い反応とは裏腹に何故か焦るような照れ隠しをするような素振りをする彼女に首を傾げる。

「いや、修行でここに来て…さっきまでそこで寝てたんだが」

ここに居る理由を問われればそう返す。
木の方を親指で示しながら、彼女の方へと近づいていく。
此方こそ人が来るとは思わず、しかもそれが王都で100の兵にも匹敵する彼女だなんて予想外であった。

「お前こそ、何故ここに?」

顎に手を添えて、そう問いかける。
普通なら王城で大事に管理されているはずの彼女。
もしかして、そのことが嫌になって脱走でもしたのだろうか?

ルゥ > 「あ、うん…まあ、散歩?ほんとは逃げたいけどね」

人がいないと思ってたのに、と照れながら髪を指でくるくる回し遊ぶようにしながら返事を返し
木を指さされれば、あんなとこにと…夜の木の陰では余計気づかず

視線を戻しながら王都の夜景に視線を戻す

「外から見たら、綺麗なのにね」

呟くように、落とすように、また無意識のため息を