2016/11/06 のログ
■ソル・グラディウス > 腕を組んで「うん」という言葉を発しながら頷く。
彼女が素直に頼ってくれるのに安心していると同時に少し嬉しいようで
「…は?」
身構えているところにその様な頼みが聞こえ、片眉を吊り上げる。
吹き出しそうになるのを我慢しているのを見て、滑稽に見えたのかと察する。
怒りが少し沸きつつも、深呼吸して彼女に抱き着く。
「これでいいか?何ならキスしてやろうか?」
少し怒り気味に彼女を抱き寄せる。
自分のコート越しに彼女を感じつつ、揶揄うつもりで接吻のオプションでも付けようかと
■シンシア > 「ひゃ!…うん、ありがと…キスは大丈夫」
怒らせたようで、抱き寄せられる腕も強く感じる
ハグだけでも不本意そうに抱きつかせてしまった、
その気もないだろうに、キスまではと遠慮して
腕の中で息を吐いて、黙る
少しの間、腕の中に身を置いておくと
いたわられてるような錯覚
連日の遠出やら、疲労も重なってたからか
少しだけ体の力を抜くのも許されるように
「………ありがと、もう大丈夫、さて、帰らないとね」
もぞっと、顔をあげたときには笑顔を作りみせて
■ソル・グラディウス > 腕の中に居る彼女。
自分の腕の中でリラックスしているようで力を抜く様子をただ見守る。
「…そうか」
笑顔を見せる彼女に腕を解く。
ハグから彼女を解放すればこれで十分だったのだろうかと少し不安になる。
その不安を払拭するために彼女の頭を軽く撫でた。
「俺はもう少しここで鍛錬を続ける。気を付けてな」
頭を撫でれば少し彼女から離れてそう告げる。
■シンシア > 「ん、わかった、コートありがとね」
腕が解かれて、
撫でられると嬉しくなる
立ち上がりながら肩にかけてもらってたコートを返し
「ソルもあんまり無理しないでね、すぐ老けるよっ」
王都から数分の距離、彼を残して手を振るようにして先に帰る
彼や人前では常に笑顔で
1人の帰り道になるとため息をつき、無表情のまま姿を遠のかせ
やがて彼の視界からも消える
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からシンシアさんが去りました。
■ソル・グラディウス > コートを返されれば、それをわざわざ着るのも面倒で肩にかける。
寒さは感じないものの、温もり自体は感じるようでコートの温かさを感じて彼女を見上げる
「余計なお節介だ。じゃあな」
手を振って先に帰る彼女へ、頬を膨らませながら手を振って見送る。
彼女が視界から消えれば、しばし月見に耽る。
月明りに照らされる草原。虫の鳴き声のみしか聞こえないその場で日頃の疲れを癒される。
鍛錬を続けると言ったがもう既にやる気が落ち込んでしまって集中力が切れてしまった。
「仕方ない」などと甘い考えを持ちながら、月見に移行した。
■ソル・グラディウス > 綺麗な月に見惚れながら、コートの手で引っ張る。
鍛錬目的でここに来てしまった為に、月見の御供である酒やつまみを持ってきてないことを少し後悔する。
「…まぁ、仕方ねぇか」
頭を抱え、ため息を吐きながらそういう。
草がざわめく音を鳴らしながら吹く風。
この季節の夜風は冷たいものの、彼にとっては心地よく感じて、瞳を瞑る。
■ソル・グラディウス > 「ふむ…」
風に吹かれ、気持ちよくて目を瞑ればついウトウトしてしまう。
ここで寝るのは流石にマズイと重い瞼を持ち上げ、何をしようか考える。
必死に考えて、立ち上がって腰の剣を抜く。
「剣術か…」
ついこの前、ストレス解消のために戦った女性を思い出す。
彼女の剣術、魔法。二つとも圧倒的だった。剣の加護が無ければ確実に負けていた。殺されていた。
加護のお陰で辛勝したが本人は納得しておらず、魔剣ではない普通の剣で戦う手段を考える。
「やっぱり、普通の剣を十全に操れるようになんなきゃだよな」
とは言っても何をすればいいかわからない。
とりあえず、剣をそれっぽく構えて、素振りを開始する。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」に椿さんが現れました。
■椿 > 「嗚呼、寒なったねぇ早う帰って熱いお酒で一杯やりたいわぁ」
からころ、と下駄の音が響く。
年の頃は十代後半、二十代になるかならないかといったところか。
黒い髪を簪で結い上げ、紅色の着物を纏い肩にショールをかけて。
その腕には篭が下げられ、中には薬草の類や怪しげなキノコなどがもっさりと詰まっているか。
王都まであと少しといった、平野部分に差し掛かり。
「あらまぁ、ご精が出ますなぁおにいさん」
ふと、そこに剣の素振りをする男性を見つけては気まぐれに声をかけていくか。
■ソル・グラディウス > 剣を振る。
振り下げる時に風を斬り、虫の鳴き声のみが響く平野に風切り音が鳴り響く。
それと同時に剣を振り下げた風圧が周囲へと拡散し、草を揺らす。
剣の筋とか腕前とかは意識したことは無いがこうだろうかと振るうも
力任せに振るっているに相違なく、ただ風が強く起きるのみであった。
「…?」
剣をピタッと止めれば、声がした方を振り向く。
そこに長い黒髪をまとめ上げ、東の国の衣服である『キモノ』と肩にショールを纏っている少女。
顔立ちからして自分よりも若い。
『ガキは帰る時間だ』と言葉を投げつけようかと思ってたがその少女の雰囲気に違和感を覚えて目を細め観察する。
■椿 > じっと、剣を振るう様を見つめる。
ぶん、と剣が振り下ろされるたびに風が起こり草を大きく揺らす。
その風に着物の裾まで揺れて。
「夏やったら涼しいんやろうけど、今の時期は風が冷とうてかなわんなぁ」
裾から入った冷たい風に、ひゃっと声をあげて乱れたそれを整えながらころころと笑う。
こちらに視線を向けたまま、止まった男の動きに緩く首を傾げて。
「どうかしはったん?おにいさん?」
■ソル・グラディウス > 剣を腰の鞘へと仕舞い、彼女を見据える。
「いや…ただ、こんな時間にガキがうろついてるのは珍しいと思ってな」
腕を組んで、笑っている彼女へ向けてそう告げる。
笑顔の彼女とは正反対に少し険しい顔をして警戒をしている男性。
その次に彼女の衣服を指差して口を開く。
「それ、『キモノ』って奴だろ。東の出身か?」
キモノ。長い旅の中で東の国へ行ったこともあり、その国の民族服の名前を思い出す。
ここでは東の国の出身は珍しく、長い間見てなかった為に珍しそうにジーッと凝視してしまう。
■椿 > 「今の季節は、きのこやら木の実やらたぁんと生っとるさかい、ついつい遅なってしまいましたんよ。おにいさんが思うてはるほど、お子様と違いますわ」
むしろ少女からみれば、男性のほうが子供にみえるほどに永い時と生きている。
ガキといわれて気分を害した風でもなく、ころころと少女は鈴を転がすような声で笑い続けて。
「ようしってはるなぁ。この辺りでは見ぃひんと思うんやけど、綺麗やろ。んー、生まれはどこか忘れてしもたなぁ。ほんでも、洋装よりもしっくりくるさかい、そっちのほうで生まれたんかもしれへんねぇ」
キモノと自分の装いの名を言い当てたことには、目を丸くして驚いてみせて。じーっと凝視されるのに、くるりんと回ってみせる。その際下駄がかろん、と軽い音をたてて。
■ソル・グラディウス > 「こんな夜遅くまで採取とはよくやりますわ。…やっぱりか。」
お子様じゃないと言われ、顎に手を添え彼女の顔をジーッと見る。
吊り上がった瞳に自分と同じ金色の瞳。そして目尻に赤い模様が入っている。
明らかに人間ではないと確定させると同時に相手の正体を考える。
「あぁ、まぁ…綺麗だな。忘れるってアレか。やっぱり長寿だからか?」
東洋の魔族。いやあちらでは妖怪、物の怪と言うのだろうか?
あまり詳しくないために相手の正体が掴めず、腕を組んで悶々とする。
■椿 > 「次から次に獲物が見つかるやろ、それがたのしうてついつい…。若ぅ見てくれはったんは嬉しいえ。おおきになぁ」
着物の次は顔をじーっと見られて、切れ長の金の瞳の片方を閉じてみせる。
「せやねぇ、それもあるけどぎょーさんな所回ったからねぇ。もしかして、うちの正体について考えてはる?」
この世界とは違う世界なんかも巡って、その末にこの国に腰を据えている。気が向けばまた、ふらりとどこかにいくかもしれない、そんな気軽さで。
悶々としている表情をみやると、大体考えている事が分かるというもの。またころころと鈴を転がすような笑い声を響かせる。
「場所によっては、鬼なんて呼ばはる人もおらはるし、この辺やと魔女とか呼ばれたりもしたわぁ。どんな呼ばれ方してもうちはうちやさかい、気にしたことはないわぁ」
自身が何者なのか、気が付けばそこにあった。何という明確な概念を持たない、其の地其の地で合った呼び名をつけられる存在なのだと曖昧に説明して。
■ソル・グラディウス > 「いや、別にそんなつもりは…まぁ、いい」
片目を閉じてウインクする彼女へそんなつもりは無いと掌を向ける。
若く見たというよりは若く見えたから先ほどの言葉を投げたのだが…まぁ、いいと
鈴を鳴らすような笑い声を響かせ、自分の考えを読んだように発言する彼女。
自分の考えを看破されで驚きつつも、正体について語られるのかと思い耳を傾ける。
「オニ…東洋のゴブリンか…魔女。…詰まる所、明確な正体を自分でも知らないし、知ろうと思ってないって所か?
…じゃあ名前は何なんだ?自分の種族は分からなくても、名乗る名前ぐらいはあるだろ?」
顎に手を添え、そのように名前を問う。
訛りのある喋り方に独特な雰囲気に興味が湧き始める。
■椿 > 「人間やないと気づかはると、大抵みんなじゃあなんなんだと考えはるやろ、そういう反応は見慣れとるんよ。」
考えを読んだことに驚いた気配を感じ取ると、またころころと笑い声を響かせて、心が読めるんやないから安心してと付け加えて。
「そういうことやね。その方が難しう考えんでもええし、気楽いうもんやろ?うちの名前は椿いいます。これもキモノと同じ東の方の国の冬に咲く綺麗な花なんよ。そういうおにいさんのお名前はなんていいはるの?」
相手の言葉に、そうそうと頷いて問われた名を告げると相手にも名を聞いて。
■ソル・グラディウス > 「そうか。なら話が早くて助かる。…よく笑うな。お前は」
自分の反応を見慣れている様子で話しを早く進められると頷く。
ころころと独特な笑い声を響かせて目を細め彼女を見据えてそう返す。
「冬に咲く花か…じゃ、そっちではそろそろ咲き時じゃないのか?一度見てみたいもんだ。
俺はソル。ソル・グラディウス。…名前の意味は…知らないな」
相手の言葉に反応してそう自己紹介をする。
改めて自分の名前の意味を考えるも特に意識したことが無いためすぐには答えは出ず。
■椿 > 「笑う門には福きたるいうてな、こーんな難しい顔しとるよりも、笑ってるほうが気持ちええやろ?」
よく笑うと男性から言われれば、言葉とともに一瞬むすっとした難しい顔を作ってみせて、それもすぐに笑みへと崩れていく。
「せやねぇ、もうちょっと寒ぅなってからが見頃やねぇ。真っ白い雪の中で、紅いお花と濃い緑の葉が綺麗なんよ。ソルさんいいはるんか。なんやようはわからんけど、ぽかぽかと暖かい感じがするお名前やねぇ」
相手に名乗られれば、その意味は知らないと告げられるものの言の葉から感じる言霊は陽の気が濃いように感じられた。
それを素直に告げて。
■ソル・グラディウス > 「東の国のことわざか。確かに辛気臭い顔してるよりかはそっちの方が好きだけどな」
むすっと難しい顔を作った後、笑顔にすぐ切り替わった彼女に同意する。
自分も笑顔を作ろうとするが顔が引きつって苦笑いにしか見えない。
「確か、そっちの地方は四季の移り変わりが明確なんだってな。紅い花と緑の葉…覚えた。
は?いやいや、意味わかんねぇから。ぽかぽかとか俺に一番似合わねぇし」
花の特徴を聞けば静かにうなずき、頭の中に叩き込む。
言霊とかは知らないがぽかぽかと気の抜けた単語が出てくれば早口でそう否定する。
腰に差している剣の事も考えれば、あながち間違っては無いのだけれども
■椿 > 「せやせや、悲しい時も苦しいときもあるけどな、笑ってたらそのうちええことがあるんよ。んーおにいさんは、ちょっと練習せなあかんなぁ。」
自分の話に同意したあと、彼も笑おうとしたらしい…けれど、引きつってしまっている。それにまたころころと笑いながら首をかしげて言い。
「春夏秋冬、どの季節にいってもこの国とはまた違った趣があるんえ。あと花がぽろっと咲いたまま落ちるんも椿の特徴やね。冬に東の国に行ったら探してみはったらええわ。そーやろか。まるで春のように、冬の春日和のようにぽかぽかと、けど夏の突き刺すようなぎらぎらとした熱さも秘めとる、そんな感じがするけどなぁ。うちの見当違いと違う思うんやけど」
早口で否定されるのには、あら、まぁだなんて目を丸くして。頬に手をあててんーっと悩ましげに考えながら男性を見つめる。
■ソル・グラディウス > 「なっ、俺だって笑おうと思えばしっかりと笑える!」
笑顔を作ろうと必死になっていたのに笑われたことに少し怒り、胸に手を当ててそう主張する。
ただ初対面の相手には中々本性を見せないため、笑顔がぎこちなかったのだ
「ほう…それは興味深い。…あぁ、頑張って探し出して見せるさ。
いや、これはお前の見当違いだ。今まで読みを外したことが無いのならこれが初ってことになるな」
春夏秋冬の移り変わりや冬に咲く珍しい花。
咲いたまま花が落ちるなど想像し難いその花に興味が湧きつつも、彼女の予想を否定する。
自覚はしてないだけで彼女の予想はほぼ的中していた。
「っともうこんな時間か…長居し過ぎたな。
それじゃ、俺はもう帰るが…お前、何処に住んでるんだ?何なら少しばかり送ってやろうか?」
傾いた月を観て、大体の時間を予想すればそう発言する。
一応、夜道の危険を考えて彼女を送ろうかと声を掛ける。
■椿 > 「まーそやね。大事な人の前で、ちゃーんと笑わはったらええわ」
少し怒った風な男性に、きゃーと大げさに驚いて見せたあとで、そんな一言を。もちろん男性に大事な人がいるかどうかなんて、少女にはわかるはずもなかったが。
この言葉に対する反応次第では、いるかどうかがわかるというところか。
「色は紅だけやなくて白とかもあるさかい、探してみたってな。んー、せやろか…まあ、そういうことにしときましょ。」
実際にその地にいかなければ、経験できないことも多くありそれは旅の醍醐味ともいえる。
見当違いだと、重ねて言われるなら意地を張っていい張るでもなくあっさりと引いて、けれどその顔は悪戯っぽく笑みを浮かべていたことか。
「ほんまやねぇ。最近はお悲惨が登るんも遅なって…。
うちは、平民地区に魔女の大釜っていうお店開いとるんよ。
おにいさんもおんなじ方向いうんなら、送ってもらおかね?」
ついでに道を覚えて、お客さんとしてきてくれてもええで、と笑いながら付け加え、男性と同じ方向であれば申し出を受けて街の方へと歩き出すか。
■ソル・グラディウス > 「大事な人…か」
口元を手で覆い、意味深げにそう呟く。
彼の言葉、声色や表情の変化から、彼には大事な人がいると察せるだろう。
「おうよ…。あぁ、そういう事にしてくれると助かる」
自分もそれなりに長く旅を続けていたために旅の醍醐味は心得ている。
その土地の文化、風土、民族。書物や会話の情報として聞くより、実際に行って、見て、経験した方が良いという考えには賛成のようだ。
そして、自分の全否定にあっさり引いた様子の彼女を意外そうに見るも悪戯っぽく笑ってるのを見れば少しムスッとする。
「平民地区か。奇遇だな、俺も平民地区に住んでる。
魔女の大釜、ね。今度行ってみるよ…
それじゃ、送るさかい。おおきにな」
気が向いたら、常連になってやると僅かに自然な笑みを溢せば、彼女と同じ平民地区に居を構えていることを告げる。
そして二人で街へ向けて歩き出す寸前、今までの揶揄いのお返しのつもりで、子ども扱いするように彼女の頭を撫でる。
実際、仕返しになってるかわからないが、今できる最大の揶揄いがこれしかなかった。
これで照れさえすればこちの勝利…なのだが彼女程ならそれは難しいか、などと考えつつ、王都へ彼女と共に向かうのであった―――
■椿 > 意味深に呟く彼の様子から、大事に思っている人がいるのだと伝わってくる。
それをからかうほど、少女は野暮ではなかったのでなるほどなるほど、と心の中で呟いて。
「そういうことにするいうたやんかぁ、怒らんといてぇな~」
引くには引いたものの、こちらの表情をみてムスっとしてしまった男性に、笑いながらそういって。
「奇遇やね。あんじょう贔屓にしたってな。魔法関連から雑貨までだいたいのもんは揃うさかい。ほな、お言葉に甘えましょ。あらあら、おにいさんお上手やね」
子供扱いのように頭を撫でられるのには、きゃーっと大げさに騒いだあと、髪が乱れたわぁところころとまた笑い。
自分の口調を真似たのにも可笑しそうに笑い続ける。
そして、王都へと二人連れ立って歩き平野を去っていくか。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からソル・グラディウスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」から椿さんが去りました。