2016/08/22 のログ
ネネ > 相手の例え話、それでも本当にそうだといいな、などと思考は、その子供のまま
ぼんやり、そんなことを考えてた先の口づけの感触
離れた間に唇に指先を触れてみたけど

「ふにゃふにゃする」

色気もないような、不思議な感触、顔を持ち上げたままに再び重なって

「んぅー」

ねろっと生き物のような感触、今度はビクッと体が揺れて
笑って離れた相手を見つめつつ

「びっくり、した」

嫌がるでもなく、怖がるでもなくはじめての感触に不思議なことが起きたと
指先で触れる唇、何が起こったのかわかっておらず

フォーク > 「びっくりしたか。嫌じゃなかったなら、それでいいさ」

どこか浮世離れした雰囲気をした少女だ。ファーストキスだったのだろう。
半ば奇襲するかのような形で奪ってしまった。

(悪いことをしてしまった気がするな)

と、太い腕を組んで考える男である。自分が言うほど立派な人間ではないと理解しているからだ。

「男はな、ネネみたいな女を見ると、こういうことをしたくなるんだ」

えへん、と胸を張る。
男は実に欲望に正直だ。人生、欲望に正直な方が得することが多いのを知っているからだ。
もっとも「正直者は馬鹿を見る」的な世知辛い人生を歩んできた証でもあるのだが。

ネネ > 「…うん。ヒトは。みんなしたくなるの??男の人だったら」

自分の感覚にはないことが、体感として残って
嫌とか怖いとかの感情の前に、理解できてない行為だったから

腕組みをして、なんだか考えてるような素振りが
面白く映ったようで
小さく笑ってしまい

「フォーク、ちょっと、面白い」

いろいろ考えながらの仕草、隣で話してるのは楽しく感じて

フォーク > 「動物の中で、馬が一番好きな奴もいれば猫が一番好きな奴もいる。
それと同じように、みんな同じようにしたくなることはないかもしれないな。でも大部分の男はしたくなると思っていいな」

性癖や好みは人それぞれだ。同性が好きという人もいるし、異種間を好む人もいる。
しかし一般的な異性との交遊を好む男なら、少女にキスはしてみたくなるであろう。

「ふふふん、面白いか。俺もネネを面白いと感じているぜ」

少女の正体はいまだに掴めない。人外かもしれないし、世間知らずのお嬢様なのかもしれない。
なんでもいいや、と男は考える。こうして可愛らしい笑顔を見せてくれる少女の身の上を探ってなんになる。

「嫌じゃないなら、もう一回だ!」

いざ、と勇ましく唇を奪おうとする。三度目は、たっぷりと時間をかけたキスを行うつもりで。
さすがに初対面の相手に、それ以上の不純異性交遊をぶちかまそうとは考えていないらしい。
物事には順序というものがあるのだから。

ネネ > 「そうなんだ、知らなかった」

そんなにヒトと触れ合ってないからか、ヒトの好み普通なことがわかってない
ただ、動物であれヒトであれ、関わること、話すことが楽しく感じてるから
自然と表情もニコニコしたままに

「私、おもしろいのないよ?なんにもしてないもん」

自分のどこが面白いのかわからなくて、つい否定の言葉を返し
また、近づく相手。さすがの3度目、驚きはないものの
3度目が来ると思ってなかったから、つい重ねても頭の中での想像が…熊が浮かんで

「ふふ、熊さんみたい」

つい、口づけに開放されると、頭に浮かんだ言葉が出てしまう
大きな体型の相手が熊のイメージと重なったから

フォーク > 「俺がネネを面白いか面白く無いかを決めるのは、『俺』だぜ?」

パチリ、とウインクをしてみせる。
少女のすれていない性格は、あまりにも清すぎて、魅力的に映る。

「へへへ、こんな男前の熊がいるかなぁ?」

と、自分の顎に手を当てて、イケメン風(決してイケメンと言ってはいない)に顔を作ってみせる。

「ま、キスのその先は次にあった時だ。愉しいぞ、きっと」

少女の瑞々しい唇に、そっと人差し指を当てよう。

「そろそろネネも帰った方がいいかもしれんぜ。送っていくぞ」

正直、少女がどこに住んでいるのか気になる男なのである。

ネネ > 「だってね、フォークおっきいでしょ髭もある、森にいる熊、大きいよ?」

話を合わせてくれる仕草に楽しくてまた笑う
森に住んでる熊と相手と重ねるようにして

「フォークもお家帰るする?私、一人で帰るできるよ」

草原から立ち上がると軽くオシリあたりをはたいて草をおとし、住処のない娘
森の方を指さしながら
誰も触れていなければ、体は軽く羽もないのにトントンと地面を軽く跳ねれば風がそよぎ体を浮かせて

フォーク > 「じゃあその熊に言っておいてくれ。『町に来る時は服くらい着てきてくれって』。
そうじゃないと俺が裸でうろついてるって思われるだろ?」

勿論、ジョークである。町に熊なぞそうそう出るものではない。

「ああ、今日は帰る」

頷こう。少女がふわりと浮いた。
なんとなく感じてはいたが、少女は普通の人ではないようだ。いや人ですらないかもしれない。
しかし、男は少女の正体を詮索しようとは考えなかった。
下手に探れば、もう二度と逢えなくなる気がするからだ。

「またな」

少女に向かって、軽く手を振り、微笑んだ。

ネネ > 「わかった、言うしてみる」

冗談と思うことなく、素直に返事、特に自分には危険のない生き物であれば
伝えることは簡単。実行はできないと思うけど…

「フォーク、気をつけてね、ビッグマネーも気をつけてね」

風に揺れる姿で馬の頬に触れるだけの口づけを送れば、木の葉の葉音と揺れる風に紛れるように姿は消えて

馬と相手の間を一度くるっと風が舞っては、泉を抜け森へと風が抜ければ、緩やかな風の流れだけが残って

フォーク > 「……なんだか夢でも見ていたような気分だな」

風とともに去りぬ、とはまさに此の事か。
少女が去った後、男は自分の唇に触れる。
まだ実感として残っているので、幻や夢ではないだろう。

「また、野駈をしような。ビッグマネー号」

馬の背を撫でると、さっと跨がり町へと戻っていくのである。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からネネさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からフォークさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 川辺」にタマモさんが現れました。
タマモ > たまに、初心に帰ろうと思う時がある。
ここに来て初めて釣りをした場所、少女の姿はそこにあった。
別に変わったところがある訳でもないが、場所が場所だけにそう人気はない。

「………うむ、釣れぬ」

釣竿を手に、水に沈んだ釣針の辺りを眺めて呟いた。
うん、よくある事だが、今日は夜釣りである…仕方ないかもしれない。

タマモ > 釣竿を引き、こちらへと釣針を寄せる。
そこにあるはずの餌は…まだ残っていた。
この時間では魚の反応も悪いんだろうか?そんな事を考えながら、再び釣針が再び水の中に消えていく。

「むむむ…これがいかんのじゃろうか?」

辺りを照らす狐火の灯り、ちらりとそちらに視線を向ける。
軽く考える仕草、少しの間そうして…ぽんっ、と狐火を一旦消してみた。
真っ暗になる川辺、月明かりだけが照らす中、再び静かに動きを待つ。

タマモ > ちらりと視線が夜空へと向けられる、時間の経過は月の動き以外に見られないからだ。
…結構動いてる気がする…その視線が今度は側に置かれたタライに、何も入っていない。

「何かが足りぬのか、そもそも夜に釣れぬのか…
いや、夜釣りという言葉を聞いた事があるのじゃ、夜にも釣れると思うんじゃがのぅ…?」

はふん、溜息。ひょいっと再び釣竿を引いてみた…餌が無い。
相性か、何か問題があるのか、そんなものは分かりやしない。
ぽんっと釣竿も消し、ばたーんっとその場に寝転んだ。
…頭を打たないかって?ちゃんと寝転がれるような大きな岩の上に座っていたから大丈夫。

タマモ > 「………」

難しい事を考えるのは、苦手だ。
だが、こうして静かな場所で夜空を見上げると、色々と考えてしまう。
らしくないと言われればそうだが、あれだ、物思いに耽っているというものか?
考えても考えても仕方のない事ばかりを考える。

「馬鹿馬鹿しい、妾は妾ではないか…それ以外の何者でもないのじゃ」

ぐいっと体を上げて身を起こす。
無駄に考えて疲れた、気休めに遊ぶとしよう、そう考えて。
そうと決まれば次の行動は早い。
…どうするかって?遊ぶ相手を探すだけだ。
可哀s…もとい、楽しもうという遊び相手を探すのと、見付けた後にどうするかを思案する。
さっき考えていた事とは違い、これは楽しいものだ。
くすっ、と笑みを浮かべれば、体を伸ばし動く準備。

タマモ > 「そう、妾はタマモじゃ、それで良い」

気晴らしに、見付けたら容赦なく遊んでやろう。
この頭の中の霧が晴れるまで、徹底的に。
そよぐ風に、ゆらりゆらりと揺れる耳と尻尾。
とん、と岩を蹴れば、次の瞬間その姿は高く夜空に舞っていた。
楽しむ為の獲物を探す、それを目的にして。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 川辺」からタマモさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にネネさんが現れました。
ネネ > 森の中の開けた場所にある泉。まだ数の少ない蛍があたりをちいさな灯りを載せて飛び回る場所、森から流れてくる風が水面を滑り草を揺らし、木の葉揺らし葉音を鳴らす。
水面にちいさな波紋が広がり消える頃、泉の淵に姿を見せた娘。

月明かりと蛍の僅かな灯りのなかに、姿を音もなく見せると、草場に座り込み
泉の水面が眺められる場所にいて

手を伸ばせば、手のひらに触れるか触れないかで蛍が、近寄り離れていく
膝を立てて、抱えるよう座りながら

ネネ > 「小さいのに、明るい」

手に触れて離れる、あたりに漂う蛍も数が徐々に増えていく
泉の水面に映る蛍の灯り、空の星と似たような小さい光

見えてる世界はキラキラしてるように綺麗に見えて
膝を抱えて頬をつけてみる

目を閉じれば、遠くの木々の葉の音、風の音、狼のような遠吠えの声
風にのって届く音はいろいろ

髪に降りてくる蛍。頭のこめかみくらいで2・3度瞬いては、また飛んでいく

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にソル・グラディウスさんが現れました。
ソル・グラディウス > 「あークソ…何でこんなところ…!」

悪態をつき、森の中を突き進みながら、服に付いた林の葉や虫を払う。
本日は依頼ではなく、個人的な事情により森に赴いた。
目的地はこの奥にあるだろう泉。しかし数時間歩いても目に映る光景は木と葉と草、あとたまに虫や魔物程度であった。

「マジにこの奥に泉なんてあんのかよ…」

ブツブツ悪態をつき、そのまま奥へ奥へと進む。
やがて開けた場所へやってくると目の前には泉が広がり、やっと見つかったという風に胸を撫でおろす。

ネネ > 目を閉じてると人の声も聞こえてくる

聞いたことのない声に、膝に頬をつけてた顔をあげて泉のほうへと視線を向ければ
森の中から人らしき姿を目にして

人の動きに蛍たちが散るように、動いてる

「まいご?かな」

膝を抱えるように座る姿勢のまま、蛍にでも話かけたのか
ちいさなつぶやき

夜だからハッキリした容姿がわからないけど
月明かりのした、ぼんやりと背の高い男性らしいのはわかるくらいで

ソル・グラディウス > 「んじゃ、さっさと終わらせて帰ろうぜ」

剣を引き抜き、それに話しかけると泉の中央へ向け思いっきり投げる。
ドボンと水にはった音を立てると周囲に波紋が広がり瞬く間に泉全体に広がる。

「ふぅ…」

剣を投げ込んだ人物はその場に座り、数時間の歩行の休憩を取る。
何処からか視線を感じるがそんなのどうでもいいほどに疲れていた。
仮にそれが森に棲む熊や魔物でも素手で御せるほどの力がある故の余裕だ。

ネネ > 少し自分のいる場所とは距離があるようで
何かを投げて沈めた波紋が、自分の足元まで届く頃には

泉を撫でるように風が吹く
しらないヒトのそばにも風が届けば…

その隣、少しだけ離れたとこに先ほどと同じ
膝をかかえるように姿を見せる娘が現れて

「おにーさん、まいご?」

特に恐れるでも構えるでもなく、伺うように見つめながら

ソル・グラディウス > 「…ん、うおっ!?」

突然風が吹いたと思えば、隣から少女の声が聞こえて驚きつつそちらを見る。
先ほどまで自分の隣に銀髪の少女など居なかった。居るはずもない。
とすれば、特殊な移動方法で接近してきたのか?などと考え始める。

「バーカ、迷子じゃねぇよ。てめぇこそこんな森ん中で何やってんだよ?」

何とか落ち着いて、少女にそのように返すと少女に近寄り隣に座る。
少女の独特の雰囲気に疑問を持ちつつ、そのように問いかける。

ネネ > 「…?ふふっ」

とっさにでた声に驚き瞳を瞬かせるも
その声が面白かったようで、小さく声をあげて笑ってしまう

近づく相手に膝に頬をつけて、隣を見つめながら

「まいご違う?よかった、私はね、お散歩、蛍みにきた」

顔をあげて片手を泉に伸ばすと、散ってた蛍が戻ってきてた
1・2匹ほどが伸ばした手を撫でるように飛んで、また離れていく

「ここね、蛍、たくさんいるの、夜くるとね、蛍とお星様も見えるから、綺麗」

頭上の星とあたりを飛ぶ蛍、2つが水面に写りこんでるのを指さしながら

ソル・グラディウス > 「ふーん…」

少女の言動、そして雰囲気から察するにただの子供ではなさそうだ。
差し詰め、神聖な精霊か何かだろう。

蛍が少女に手の周りを飛び、離れていく様子を見る。

「…蛍、ねぇ…確かに月も綺麗だ」

水面に映る月と蛍の光を見てそのように呟く。
最近仕事ばかりでこのように落ち着くことが少なかった。

こういう光景を見るととても心が癒される。そのような気がしてこちらも月と蛍の美しさに酔いしれる。

ネネ > 「おにーさん、なにか落とすしたの?」

同じように思ってくれる返事が聞こえては嬉しそうにニコニコして
水面を見れば、先ほどの波紋はもう消えてしまってるけど

手を引き戻して膝の上に

「目、閉じるしてたらね、いろんな音きこえるするよ」

緩やかに風が周囲を吹いてるから、葉の音ばかりかもしれないけど
普段は自分の動く物音に気を取られて気づかない自然の音
言葉を止めれば、自然の音も気づくかもしれない

ソル・グラディウス > 「…あぁ、少し、な」

ニコニコとこちらに笑いかける少女にそのように返す。
こちらは尚も泉を注視していて、時折足を伸ばし楽な体勢へと移る。

「目ね…閉じるしてもいいが、今は泉を見てた方が良いかもな」

すると泉の中央付近の水が発光物が泉の中にあるように光を放つ。
その光は正確な円になっていて、数秒すると泉全体が光を放つようになる。

月や蛍は反射しなくなってしまったが、蛍のような黄金の光が周囲に舞い、その場に幻想的な雰囲気を作り出す。
その光景が時間にして30秒ほど続くと、光はフェードアウトして消えうせていった。

ネネ > 「わぁ…光ってる」

生き物の光とは違う、ちいさな蛍の明かりは黄金に飲み込まれるものの
少しの時間のあとに光が消えれば
生き物に無害だったように、蛍が変わらず明かりを灯していて

「なんで光るしたのかな」

膝を抱えて座る姿勢を崩し、両手を地面について四つん這いのように
泉の水面を覗き込んでみながら、今の光を不思議そうに泉を伺って

ソル・グラディウス > 「聖剣の浄化さ」

手を前に出せば、水面から黄金の光の粒子が出現して彼の手に集中する。
その光が集中し、剣の形を作ると一閃。その手には剣が握られていた。

剣は尋常でない存在感を醸し出し、その剣を握る男の目は金色に煌めいていた。

「…俺を守るために剣が穢れを吸い込んでてな。定期的に穢れを浄化しないとダメなんだよ」

剣を背中の鞘に仕舞うと、そのように少女に説明する。
興味津々そうな少女を少し微笑ましく見て、こちらは再度水面に映る月に目を移す

ネネ > 「…きれいね」

向けたのは、剣に対してか、男性の瞳のことか、どちらもかもしれないけど
水面から出てくる、片付けられた剣を見つめながら
不思議と武器で危ないもののはずなのに、怖さを感じなくて

背中にしまわれたもの、鞘ごしではあるけど撫でるように触れようと手を伸ばしてみる

「おにーさん、守るしてくれるの?。…偉い子ね」

剣に話かけるように背中にむけて、声をかけて

ソル・グラディウス > 「だってよ。よかったな」

少女が剣の鞘に触れ、剣を撫でまわすと少女の声に反応し自身も剣に話しかける。
剣は微動だにしなかったが鞘の上から触ると少し温かい熱を感じるだろう。

自身の目の発光はすでに収まっており、剣を撫でる少女を横目で見る。

「お前、名前は?」

少女の存在が突如気になりだし、そのように名前を問う。
精霊の類だろうが一応名前を聞かなければそれを問うこともできない。

まずは自己紹介だ。

ネネ > このような武器の類は、冷たかったり怖かったりの印象があるはずが
手に触れた鞘ごしだけど、暖かさのほうが感じられて
何度か撫でたあと、手をはなし…

「名前?ネネいう、おにーさんは?」

地面に膝をつけて横座りのように、姿勢を直して
名前を聞かれてニコニコしたまま、相手を見つめつつ返事を返す

ソル・グラディウス > 「ソル・グラディウス…剣士だ」

よろしく、と手を差し出し少女と握手を交わそうとする。
彼はとても暖かく、心を落ち着かせる何かを持っているであろ。

「ネネはここら辺に住んでる精霊か何かか?やけにここら辺の動物と仲良さそうだが…」

突然出現したこと、先ほど手に近づいた蛍や喋り方などから彼女の正体を推測してそのように聞く。
精霊に会うのは初めてではないがこれほど無垢な少女は初めてだ。

真っ白で、無垢な少女をとても美しいと思いつつ、真っすぐと少女を見つめる。

ネネ > 「…ソル、覚えた」

相手の名前を繰り返し口にしては頷く
手を差し出されて、つなぐものと思えば、コチラからも手を重ねて
自分とは違う大きな手をきゅっとにぎってみて

「精霊?…わかんない、風だから。でも森の子たちも、みんな好き」

自分の正体は、周りに認識されるなら精霊とかそういうものに入るのだろうけど
自覚はなくて、動物たちのことを話してくれると
相手からの視線を感じる、見つめられて
嬉しそうにニコニコして好きなものに囲まれてるから楽しそうに返す

ソル・グラディウス > 「風…?」

握手を済ませ、手を離すと少女の言葉に首を傾げる。
恐らく、風邪の精霊の事を指しているのだろうが、どうも、本人が自覚している気配はない。

まぁ、無理に理解させる必要もなければその気もないので教えるなんてことはしないが

「森に住んでるのか?それじゃ、街に行ったことは?」

楽しそうにニコニコしている少女にそう聞いてみる。
何故だかこの少女に興味が湧き、少女の事が知りたいと思い始めた。

ネネ > 「うん、風」
相手の言葉に頷いて返す。離れた手、膝を立てて乗せるようにおいて。

「街は…いったことない、ヒト多いと……ちょっと怖い気がする」

少し言葉が止まり首を振る、ヒトの多とこは、いろいろな者がいる場所だから
興味はあるものの、怖さが優ってるので

「でも街の灯りはみるの好き、遠くで、見るしたことある、ソルは街すむ、してるの?」

夜景のことを指すように、郊外からか空からか遠くに見たことはあるのを伝える

ソル・グラディウス > 「あぁ…一応街に住んでるが…」

街に住んでいることを言い放ち、月を見上げる

「…街には来ない方が良い。お前は綺麗だ。わざわざ汚れる必要はない」

少女の方を向き、真剣な眼差しで見つめる。
郊外から見える街の光が少女にとってどのように見えるかわからないが
その光とは反比例して、無垢なものが生きるには街はあまりにも残酷で穢れている。

少女のように綺麗なものが生活するにはこの世界は汚くなり過ぎた。
そのことに頭を抱え、苦い顔をすると少女に心配させないため表情を取り繕う。