2016/03/28 のログ
フィン > 「――んー……?」

暫く、見ていて――唐突に引き返す。
夜の間はとりあえず、昼もこの様子なら闖入者はやってこないのだろう。

そろそろ主人も戻った頃か、と考えながら。
再び家のほうへと戻っていく。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からフィンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にオーベさんが現れました。
オーベ > 寒さも和らいだ森の中を木々を踏みしめながら進む
木々の間を器用に抜けつつ、大樹の傍に寄れば、目当ての虚を見つけ出し、杖の先で虚の少し上の部分をコツコツと叩く

「まだ寝てるかな…どうかな…?」

フードを下ろし、大樹に寄りかかりながらしばらく待てば、虚の中よりひょっこりと愛嬌のある顔をした獣が覗かせた
イタチのようで、狸のようで…鼻をひくひくとさせながら此方を見上げるのはアナグマだった

「春の山菜を取りに来た。案内を頼みたい」

と、ずんぐりとした小さな獣に声を掛ければ、ぱたり、とそのパタリとその場に倒れこみ、狸寝入りを決め込むので、
杖の先でもふもふとした腹を軽く突いてやった

「…目の前で死んだふりしても無駄…」

先頃、猟師に狩られそうになっていた所を偶然、助けてやった恩義を返せ、等と自分の都合を伝えれば、
物言いたげな様子であった(ように見えたが)先導するようにぽてぽてと歩き出したので後に続く
後ろに連れた老犬が低く喉を鳴らしたのも効いたのかもしれない

―――という訳で
老犬とアナグマと怪しげな魔術師という妙なパーティーがアナグマの先導で森の中を進む

オーベ > 鼻を地面に擦りつけながら進むアナグマの後に続くこと数十分
時折、アナグマが足を止めるのを合図に周囲を探せば、新芽を出した山菜が見つかるという寸法
すべて採り尽くさず、程よく成長したものだけを採取しながら進んでいく
途中、薬草、毒草、木の実なども採取しながら進んで行くとやはりと言うか、当然というか、明らかに自分以外の誰かが、
採取した後を見つけるわけで…そういう場所での採取を避けつつ、なるべく人の手の入っていない箇所で採取をしていく

「山菜は塩漬けに、薬草の若芽はミレーの薬師に、木の実は先生にくれてやろう」

ほら、お食べ、とアナグマの鼻先に木の実を弾くようにして落とし、餌で買収しながらだったり、
珍しい薬草の群生地を懐から出した地図に書き残したりしながらの道程であったから歩みは遅い