2015/11/23 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にルーフェンさんが現れました。
■ルーフェン > 降りだした雨に慌てて大樹の下に入る
次第に雨は強くなり、止む気配はない
仕方なく大樹の下で比較的、乾いた枝を集め重ねるように山にすれば火を起こし外套を頭から被るようにして火にあたる
燃える炎をぼんやりと眺めながら、ポーチから小さな木の実を取り出せば、ポリポリと口の中へ放り込んでいく
全く腹の足しにはならないが、無いよりはマシ…肉を求めて山に入ったが獲物に恵まれなかったから致し方ない
「…ひもじい…」
木の実を口に運び咀嚼する間に、枝を折っては焚き火の中に放り込んでいく
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にティセルさんが現れました。
■ティセル > 滝のような雨が視界を閉ざす。
白い帳のような水糸の中。
姿を現したのは頭巾を目深に被り、身体をすっぽりと外套で覆った小柄な人影。
外套の合わせから細い銀色の棒が前方に突き出して、ゆらゆらと揺れている。
濡れてしまえばもう雨も気にならなくなったのか、その足取りは緩い。
やがて眼前に大きな木が現れ、根元に焚火の灯りを認めると、
吸い寄せられるように歩み寄り足を停めて言った。
「入れてもらって構わない?」
とはいえ、もうすっかり大樹の下に入ってはいるのだが。
■ルーフェン > 身体が冷えたのかクシャミを1つ
身体を縮こませるようにして、ぎゅ、と外套を身に寄せる
人間の体は不便だな…と、内心思いつつ鼻を啜れば、現れた人影に視線を向ける
目深に被った頭巾に外套で身体を覆った人影を訝しげに眺めれば、すん、と鼻を鳴らして
「構わん、突然の雨だ、難儀してるであろ…」
と、怪しく思いながらも火の傍に寄れるようにスペース開け、薪木を足していく
街道から少々外れた森の中に、珍しいことだと思いながら長細い樹の枝で、焚き火を突きながら横目に人影を観察する
■ティセル > 男の許可が出るより幾許か前には焚火の側に腰を下ろしていた。
濡れて纏わりつく外套を煩そうに背後に退け、
手にしていたL字型の長い金属棒を2本、地面に放り出す。
男が空けた空間に当然とばかり身をずらし、頭巾を上げると、
深緑の瞳が、無遠慮に男の身体を検分するように見つめる。
「まったくだ。今日いち日位は保ってもよさそうのものを。
この時期の空の気まぐれには、ほとほと呆れる」
ボヤく声は、高い子供の声だ。
外套の中から、ごそごそと革袋を取り出しながら、
男を見て、ふと眉を寄せ。
「お前は、こんなところで何をしている?
旅の者か? 狩人……には見えないが?」
自分のことは棚に上げ、袋から干し肉をひとかけら取り出すと
焚火の日を見て、ふぅ、と小さく息を吐いた。
■ルーフェン > 地面に放り出されたL字型の金属棒に興味が向く
視線がそちらに向けられれば、許可を得る事なく腕を伸ばそうとした
向けられた視線は気にする様子もなく、自分の興味の赴くままに腕を伸ばすが、質問に腕を止め、視線を向け直して
「そうさな、旅人かと聞かれればそうだとも言えるし、
狩人か聞かれれば狩人でもあるな…それ、触っても良いか?」
つ、と指先でL字型の金属を指し示して手に持っても良いか?と問いかける
「…盗賊ではない、とだけは言っておこう。だからそう、
強張るな…あまり見られると穴があく」
へらへら、と笑いつつ、金属に興味津々と言った様子で視線を向け、返事を待つ
■ティセル > 干し肉の欠片を半分に千切ると口に放り込みながら。
「ふん。旅する狩人というわけか。
確かに山賊や夜盗の類にしては目が大人しいな」
それでも獲物を狙う時は違うのだろうが。
地面に転がした棒を男が指差すのを見て、うん、と首を振る。
「構わない。金目のものじゃないからな。ただの鉄の棒だ。
探し物があってね、それを使ってこの辺りを歩いていた」
男が棒を手にするならば、構いもせず。
手にした半分の干し肉をひらりと振って見せながら、
「要るか?」
口角を上げて訊いた。
■ルーフェン > 旅する狩人、と言われれば、一瞬、思案顔を浮かべて
「まあ、そういうことにしておいてくれ」
説明がややこしくなりそうなので頷いておく
許可を得られれば、素早く金属を手に取り、マジマジと眺める特に何かあるというわけでもなく、ただの金属で
探しものとこの金属がどう繋がるのか、さっぱり判らず、眉根を寄せる
「…探しものとこの金属の棒、どう関係するのだ?
行き先を決めるに倒すには少々不便だぞ?」
子供が気紛れに棒を立てて、倒れた方に駆けていく様子を街で見た。そんな光景を思い出すが、子供たちが
使っていた棒はまっすぐと伸びたものだったように記憶している
干し肉を勧められれば、おおぅ、と喜びつつ、鼻を干し肉に寄せていき、すんと一度、鼻を鳴らすと
ふるふると首を横に振って
「…ありがたい申し出だが気持ちだけ受け取っておく…些か香辛料がキツい…
料理を生み出す人間の知恵にはほとほと感心するが、肉はやはり生が良い」
と断りを入れつつ、金属の棒を弄び首を傾げて
■ティセル > L字の棒をしげしげと眺める男に笑みを向けながら
「それは、こうして持つ。棒の指し示す先が進むべき道だ。
神の御宣託どおり歩いてきたのだが、ここに辿りついたということは──
お前が、私の探し物だったということか?」
軽く拳を握る様に胸の前に置き、L字棒の1辺を立てて持つような仕草をして見せる。
男が同じように持てば、L字のもう1辺は水平に、ふらふらと回転することだろう。
「肉はいつでも手に入るとは限らないからな。
香辛料に漬けこんでから干せば長持ちするし、旅に持ち歩くには便利だ。
そもそも生肉が良いなどという人間は滅多にいないのだが──」
男の言葉に警戒をしたように、そっと片膝を立てる娘。