2015/11/09 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 夜。
鬱蒼とした森を分断するように流れる川のそばの河原で、パチパチと木の燃える音がする。
宵闇の中で煌々と周囲を照らしながら燃えている焚き火を、手頃な大きさの岩に腰掛けぼんやりと眺めているのは金髪碧眼の男。
普段背負っている長剣は横に置いてあり、頬杖突いて呑気そうな表情を浮かべている。
焚き火の側で、串を通されて焼かれているのは川で獲った魚…だけではない。
何やらうねうねとした生物…ヘビまで同じようにして焼かれている。
どちらも今夜の男の晩飯となる様子。
森の中でこんなことをしていれば、魔物や獣に狙われかねないが、そんなことを男は気にした風もない。
逆に、襲ってきたのが美味そうな何かであればそれも捌いて食ってしまおうとすら考えている始末である。
「──ふむ……もういいかな。いっただくまーす」
そう言って男は地面に突き立てていた串をウキウキと引っこ抜くと、喜々としてよく焼けたヘビにかじりついたのだった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にアイさんが現れました。
■アイ > 蛇肉はあっさりとしつつも、冬眠前の為かよく栄養を蓄えており美味しい。
エレイが蛇や魚を頬張っている姿を、樹の影からひょこりと顏を出して伺う小さな少女の姿があった。
こんな夜中にこんな場所をうろついて居るとなると、まともな者ではなさそうだが。
「坊、少し火を借りてもええかいね」
幼い声だが、どこかの婆様が喋っているかのようなイントネーション。
樹の後ろからスイと姿を現せば、次第に冬も近づくというのに随分と季節感のない格好をしている。