2015/11/03 のログ
イルミ > 「……ん、そろそろいかないと……」

座ったままじっとしても暇だから、と昼食として持ってきていたサンドイッチを食べていたのだが、その半分ほどを食べ終えた頃にはもう尻の痛みはすっかりなくなっていた。結構酷い打ち方をしたので後から痛くなってきたりしないか心配ではあるけれど、とにかく今歩く分には問題なさそうだ。

「自分でもうちょっとマシな薬を作れればなぁ……」

赤い木の実の意外な美味しさに気づくきっかけになったあの薬も、効能のほどは全くの期待外れだったことを思い出しながら立ち上がると、また別の材料を探して森の奥へ入っていった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からイルミさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にレナ=ミリイさんが現れました。
レナ=ミリイ > 空を覆い隠すような木々が広がる森林地帯。
静かな川のせせらぎと枝葉を揺らす風の音が響き渡る森の中で、川の水を飲む一匹の鹿のような動物。
そしてそれを木の太い枝の上からクロスボウを構える少女の影影があり。

「ふぅ……」

息をゆっくり吐きながら狙いを獲物の急所に定める。
普段であれば造作もない動作だが、今は大きく重量の増した腹のせいでバランスを取りづらく、呼吸も圧迫されているせいでうまく狙いが定まらない。
木の幹に身体を預けて安定させてから一秒、引き金を引くことでヒュンっと風を切る音と共にボルトが飛び出して獲物の首に突き刺さり。

レナ=ミリイ > 「やった……」

獲物は地面に倒れ、何度か痙攣したのちに動かなくなれば木の上から飛び降りて着地、したところで体の安定を崩してしまい思わず横にこけるように倒れ。

「いった……ぁ……早くこの体にも慣れない……」

部族の能力のおかげで子供の重量はさほど気にならないが、物理的なバランスは慣れがいるのだ。
それでも慣れた部族の牝は妊娠してても余裕で森や山を駆けていたのを見たことがあったのを思い出して、自分を鼓舞し立ち上がれば獲物のもとに行きナイフを取り出して手早く解体していき。

レナ=ミリイ > 死んだ獲物を解体し、骨や角などは手ごろな大きさにして袋に踏めて行き、肉や皮は川で洗い、血抜きをしてから近くの岩に剥いだ皮を置いて乾かしていく。
あらかた作業を終えると近くにあった手ごろな大きさの岩に腰掛けて身体を休めることにして。

「これでしばらくは硬いパンを食べなくて済むかな……魔族に売った方がもうかるのかな……」

身重の身体でも自分の生きる糧は自分で確保するしかなく、元々ミレー族で人間にも魔族にも加担しているわけではないため、魔族と交渉することに別段抵抗尾はなかったが。

「でも、いっても奴隷にされるだけだよね、きっと」

川の流れを見ながらつぶやく、飢えは嫌だが、誰かの物になるのはもっと嫌だった。
だが、この生活が少しでもましになるなら、魔族の苗床も悪くないかもしれないなどと考えることも少なくはなく。

レナ=ミリイ > 「ん……ふ……もう、そろそろ生まれるのかな……」

お腹の中の赤子によりはちきれんばかりに大きくなった腹を撫で、中で動き回る存在を感じて。

「そういえば、あの医者生まれて手段に困ったら連れて来いっていってたっけ……」

腹の中の子の父が残した言葉を思い出すも、住んでいる場所すら知らないことに気づいて頭をふり。

「でもまぁ街で探せば知っている人くらいいるかな」

レナ=ミリイ > 「さてっと……」

いつまでも黄昏ているわけにはいかないと、岩から降りて、十分に血抜きされた皮を丸めるとそれを背中に背負い麻縄で体に括り付け。
軽く跳ねて落ちないことを確認すればその場を後にして街に戻る道を歩いて行き、やがて姿は森の中に消えていく。
残された獲物の死骸は森にすむ獣の糧となるだろう。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からレナ=ミリイさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にユリアさんが現れました。
ユリア > (鬱蒼と木々が生い茂る森林地帯に入ったのは昼前のこと。他の騎士たちと共に、このあたりに出没するという魔物討伐へと駆り出されたものの、碌な成果がないまま、いたずらに時間だけが過ぎ、木々の葉から零れ落ちていた陽光はすでになく、辺りは薄暗い闇に包まれようとしていた)…っ、と。(夜闇にでも目は慣れるように訓練をしているため、動くことにさほど苦労はない。下草に足を取られながらも、野生動物に憑依した魔物…といっても中型サイズの猪程度ではあるが…の首根っこから、今まさに剣を引き抜き。霧散するようにその身体が消えて行くのを見ると、剣を大きく払って、鞘へと仕舞い込む。呼吸ひとつ乱さずに辺りを見渡すも、一緒に来ていた騎士たちの姿はなく)…え。あれ?みんな、どこ行ったの?(魔物に襲われるやもしれぬという緊張感を孕んだ状態であるのにもかかわらず、発した声の穏やかさは、緊張感もなく。そこから動くことはせず、まさかの迷子状態に辺りを見渡し。巨木がいくつも並び、足首辺りまでの下草が茂るそこ。ちらほらと小さな蛍のような光が動いているのが遠くでみえるのは、おそらく街道を行きかう人々のランタンだとは解るが、それも微かなもの)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にセイウッドさんが現れました。
セイウッド > (遠方への依頼の帰り道。近いからといって選んだのは、森を突っ切るルートだった。人の気配など一切ないその只中を歩く内、魔物に襲われること数知れず。いい加減うんざりとし始めた頃合いに、ふと感じる気配にランタンのシャッターを落として明かりを絞る。そのまま気配の元へと佩剣の柄に手を置いたまま近づいていくと、何とも間の抜けた声が聞こえた。思わずガクッと肩を落としながら、それでも剣から手は離さぬままわざと足音を隠さずに近づいていき、姿が見える場所。踏み込み数度分の間合いを開けて対峙)おう、お嬢さん。こんな所で一体何してるんだい?(そのまま声をかけるに出てくる言葉は軽いもの。相手を値踏みするかのようにゆっくり上から下まで視線を動かし問いかけ)
ユリア > (街道へと出る方向を把握すると、その光とは逆方向へと視線を向ける。何の鳴き声かわからない不気味な唸り声も風に乗って聞こえてくるが、剣戟の音も人の声も聞こえないから、周囲に仲間がいる可能性は低い)はぐれるほど、手間取ったつもりはなかったんだけどなぁ…。(たかが魔物1匹を相手にした程度である。仲間たちとはぐれるほどに時間が掛かったわけでもないため、不可解な表情を浮かべながらも、さほど気にする様子もなく、相変わらずの緊張感ゼロと言った風であり。そのまま森の奥へと足を踏み出そうとした矢先。どこからか、さほど遠くない場所から足音が近づいてくるのが聞こえる。生い茂る木々の所為で、音の出所を把握するのに一呼吸有したのち、剣の柄へと手をかけてそちらへと視線と身体とを向け、無意識に利き足に重心を掛け、切り込める体勢を作り)…え。あ。(話しかけてくる口調の軽さに拍子抜けしたような表情。とはいえ、臨戦態勢はそのままではあるが)えっと…仲間が迷子になったみたいで。(あくまで自分が迷子ではなく、仲間が、と言う事を強調して。少し困ったように笑うあたり、剣呑さもないが、互いに微妙な間合いを取っている辺り、それなりの緊張を孕んでおり)
セイウッド > (相手の何とも気楽というよりも、あっさりした物言い。そして明らかに戦闘を生業にする姿形に、逆に少しだけ警戒を解く。この周辺の魔物の討伐に人が出張ってくる事自体はそう珍しいこともでない、とランタンのシャッターを開いて明かりを確保しながら相手に向ける。思っていたよりも若い様子の女性に以外そうな表情を浮かべ)そいつはまた、災難だったな。…男をたぶらかしてどうこうする、ってタイプの魔物にゃ俺の方からも見えないし。(相手を評してさらりと失礼なことを口走りながら笑い、先に剣の柄から手を離せばその手をひらひら振ってみせ)ここには色々人を迷わせる化物なんかも住んでるらしい。はぐれたなら無理に探すより、戻ったほうがいいだろ。なんだったら一緒に行くかい?旅は道連れっていうしな。
ユリア > (相手の手元のランタンの明かりが、一気に辺りを照らし。その眩しさに目を細め、その光源たる相手を見つめるなり、首を左右に振っては)これでもちゃんとした騎士団なんです、私。ユリアと言います。…というか、あなたの方こそ、女の子をたぶらかす魔物………。………ではないか。(失礼なことを言われたら、言い返すあたり、すでに緊張も解いている。そういう冗談を言う余裕が出たのは、相手が柄から手を離したのが見えたためで、こちらもそれに合わせて警戒を解くように剣から手を離した)あぁ…それは確かにそうですけど。大丈夫ですかね、みんな。襲われてたりしなかったらいいけど…。(相手の言葉は一理ある。理解と同意を示して頷くも、仲間のことは気になるようで、辺りをきょろきょろと見渡す。が、やはり仲間が近くにいる気配はない。そのため、相手と一緒に行くつもりで、相手との距離を削ぐように近づいて)
セイウッド > 騎士団ねえ。そいつはまた大変だったな。俺はセイウッド、しがない傭兵化業さ。帰り道だけどな。(肩を竦めて言い返しながら自分のやってきた方向を示す。要するに山越えをしてきたわけだ)うん?誑かしはするぜ、功徳って意味でだけどな。(下世話な事を言い放って喉を鳴らしながら相手に合わせるように近づいていけば、肩を竦めながら目を細め)そりゃ、お前さんが無事なら他の連中も無事だろ。各個撃破を狙ってるようなら真っ先にお前さんがやられてると思うぞ?(同じくらい腕に覚えがアレばだろうが、とは言い置きつつニヤッと笑い)ま、そこらの化物程度なら俺がなんとかはしてみせるとも。
ユリア > 傭兵さんですか。強いんですね、セイウッドさん。このあたりを一人で通るなんて。怪我とかしてませんか?(相手が示す方向へと視線を投げて目を細め。やや羨望めいた口調と眼差しとを相手に投げては、にこやかな笑みを浮かべ。職業も親戚みたいなもの、とでも思っているのか、すっかり緊張も警戒も解いた風でのんびり相手との会話を楽しむ気配もあり。誑かしはする、とのくだりを聞けば、思わずけらりと朗らかに笑って、だめですよー、などと戯れ程度の言葉を返す。下草を踏みながら距離を削いだのち、相手の物言いに、少々反論の芽を摘まれたみたいにひょい、と肩を竦めては)まぁ、今回は確かに、みんな強いので、…というか、ええと、…はい、ありがとうございます。頼りにしてますけど…無理しないでくださいね。(確かに己の風体からして、相手が言うことも解らぬではないが、とはいえ頼もしい相手の台詞に嬉しいようで、笑みを零し。反面、無理させずともこちらも腕に覚えがある、を遠回しに伝えるように、相手に配慮するよう声をかけ)
セイウッド > 強いってほどじゃないが、死ににくい方だと思うぜ。こういうのは慣れだよ、慣れ。複数で歩くより一人で歩くほうが楽なことも結構ある。(特に山道とかは、と付け足しながらも軽く頷いてみせる。が、ダメと言われれば軽く喉を鳴らし)何だったら、この後一緒にどうだい?酒でも一つ。(どうせ明日にでもならねば完全な安否など分かるまいとはいいつつ喉を鳴らし)おう、無理ってほどの事はしないとも。そっちも頼りにさせてもらう(笑いながら軽く手を上げて見せ)なんせ騎士様だ、見せ場奪ったと合ったら俺達のお仕事が減っちまうかもしれないし?(処世術、と冗談めかして告げ)
ユリア > そんなもんなんですか。…でも、一人だと何となく不安ってことありませんか?いろいろと、そのぅ…あるじゃないですか、いろいろと。(ランタンの明かりが照らす足元から、ついと相手を見て。不躾にならぬ程度に相手の体躯を眺めたのち、確かに相手の言う通り、屈強と表現できそうな体躯の持ち主。身体はそうであろうとも、メンタルの部分を口にしながら、少し首を傾けるようにして問いかけ)お酒っ!…仲間のこともありますし…あぁ、でも、でも、いいですよね、はい!(多少はイケる口、酒へのお誘いは断らないのが騎士の務め、ということで、ぱっと明るい表情であっさり快諾しては大きく頷き、すっかり奢ってもらう気のようで)はい、任せてください。私もこれで、多少はやれますから。(頼もしい道連れが出来たことに気を良くし、少々大風呂敷広げているんだか、事実なんだか、とにかく笑顔を浮かべ。その笑みはさらに深まり、思わず肩を揺らして笑っては)ふふっ、確かに。騎士の仕事、セイウッドさんに取られるかも。(商売あがったり、と相槌打って目を細めて冗談に合わせ)
セイウッド > そういうもんだ、こういうのはずる賢さが大事だな。相手が動物やバケモノなら尚の事、な。(人間と同じ理屈じゃ動いてくれないと言い返した所でこちらを見る視線にきょとんとした表情)そうだなあ。ま、心細いてのはあるかもしれないけどそいつは慣れるしかねえなあ。(苦笑いめいた表情で同意しながらも相手の言葉にああ、とうなずき)それなら付き合ってもらおうかね…いやいや、仕事はお前さんたちから貰うもんもあるからな。依頼主を立てるのも大事なことなんだぜ?(クツクツと喉を鳴らして言い返しながら、顎に手を当て)しっかし、アレだぞ。あっさり男の酒の誘いを受けたな。後が怖くても知らんぜ?(そしてにやりと意地の悪い笑みを浮かべて見せ)
ユリア > ずる賢さ、ですか?…騎士たるもの、そういうモノはあまり関心しませんけど。(よほど騎士というモノに対する高貴なイメージと自負とプライドがあるのか、ずる賢い、という言葉尻だけを捕えて少々不満げな表情になる。相手の言うことも理解はしているようではあるが、堅すぎるぐらいにオツムの方はがちがちの固定観念に捕らわれていることが垣間見えるかもしれず)騎士団にいると、あまり一人で行動することがないので…セイウッドさんみたいに傭兵さんしていると慣れてくるんでしょうね。(自分とは違い、場馴れした雰囲気のある相手。やはり羨望の眼差しを向けるのは変わりなく)セイウッドさんに掛かると、騎士団もなんだか形無しですねえ。(依頼主を立てる、と言われてしまうと、立ててもらっているというより、なんだか揶揄されている気がしないでもないが、そこに目くじら立てるわけでもなく、暢気に笑みを浮かべるだけ。んー?とその暢気な表情のまま、相手を見れば、少々意地の悪い笑みを浮かべているのが見えて)え、セイウッドさん、怖くなるようなこと、考えてるんですか?(相手に対しては警戒していない様子、冗談っぽく相手を試すように顔を覗き込んで問いかけ)
セイウッド > 何いってんだ、闘うってのはそういうもんだ。技っていうのはいかに相手を欺くか、っていう技術なんだからな。要するに小細工だ。(きっぱり言い切ってしまえばクツクツと喉を鳴らして言い放つ。何とも真面目な反応に、どことなく楽しそうな表情を浮かべ)そうだなあ。なんせ俺が自分でなんとかしなきゃかねにならないからな、そうなったら食べられない。となると一人で頑張るさ。(両手を上げて言い返してみせた後、相手の顔が間近にある要素にクックと喉を鳴らし)騎士団だろうがなんだろうがまあ、俺達にとってはお得意様だからな。そりゃそういう反応にもなるとも。…んー?怖くなること、なあ。(問いかけられて少し考える仕草を見せた後、相手の顎に流れるように指を向けてそのまま引き寄せて、己の唇と相手の唇を軽く重ね、あわよくば舌を押し込んで絡めとってしまおうとしてのけ)
ユリア > 騎士としては、やはり正々堂々とですねえ…。(聊か時代錯誤な、騎士としてあるべきイメージに即した生き方や戦い方を決意しているが故に、うーん、とばかりに唸って相手の、戦い方には少々不満げ。騎士ですし、と最後は己が信じる騎士道を曲げぬようにぼそっと呟き、相手の言葉は参考にはすれ、そうなれるほどの柔軟性もなく)一人ってやっぱり大変じゃないですか。どうですか、騎士団。セイウッドさんならきっと立派な騎士になれると思います。(いきなりスカウト。そんな権限はないに等しいが、なんとなしに相手に興味を覚えたのは事実で、ぜひとも間近で拝見したい、とばかりにスカウトに及んだわけだが)傭兵さんたちと私たち、どっちが強いんでしょう。(ふとした疑問。お得意様、ではあれども、その能力差に純粋に疑問が沸く。そんなことを暢気に考えていた隙もあってか、相手の手が伸びてきたことで、ん、と目を瞬かせた瞬間。軽く、唇が触れた感触。驚いて身を硬直させてしまうどころか、大きく目を見開き、一瞬思考が置いてけぼりになったかのように息まで止めてしまい。熱く滑る舌先が侵入してくると、反射的に息が弾み、びくり、と身体が震えるが、僅かに相手の胸を押すように手が伸び。にもかかわらず、その舌先にぎこちなく、おずおずと舌先を伸ばし、ちろっと触れさせる積極さも見せ)
セイウッド > ま、それこそ小細工が必要ないくらいの強さがあるならそういうことする必要は特にないんだがね。(まあ、ガンバレと言いながら相手肩をバンバンと叩いて大笑い)一応貴族だが…まあ、正直そういうのは性に合わないから抜けた質なんでねえ。(やめておくよ、と苦笑い。生家が貴族だからといってそれが剥いてるかどうかは全く別の問題である、と言い放ち)そいつは個々人によるさね。騎士だろうが傭兵だろうが冒険者だろうが強い奴は強いし弱い奴は弱い。ま、騎士の方が装備に金かかってるって意味では強いかも知れんがね(それにしたって冒険者やらは自分で発掘した武器を使ったりしているので、個体差が大きすぎるのだ。単純に比べるに比べられないとお手上げと言わんばかりに両手を上げて見せる)…ン…(相手の唇を重ねたまま、相手の方から積極的に絡めてくる様子に相手の舌を扱く様に舌を巻きつけて吸い上げ、おろしたてを相手の背にまわして軽く抱きしめる。暫しそれを堪能した後、ゆっくりと糸を引かせながら唇を離し)――例えばこんな?(顔を覗き込んで意地悪くクツクツと喉が鳴る)
ユリア > ぁっ…わ、わかりましたから、頑張ります…っ。(肩を叩かれると軽く身体が前方に揺れ。声援を送ってくれているのだから、精一杯それに応えるように頷き返し。本当に強いんですよ、私、とぶつぶつ言いながらも、客観的に証明できるだけの材料を持ち合わせていないため、語気も弱く)貴族!?………あぁ、あー、そうでしたか。(その出自で傭兵、ということに疑問と興味とが絡み合った表情を浮かべて相手を見つめ。意外そうであるものの、それ以上のスカウトは無意味と察して、残念です、と言葉通り眉を下げて告げ)まぁ、そうですね。装備に関しては私の全財産をつぎ込んだし。(なけなしの、というには豪奢な装備で、実用性があるかは甚だ疑問視されそうだが、軽装な相手と比べれば、装備の面では一理あった。その豪奢な装いに身を包むも、所詮中身はまだまだ発展途上であり、唇が触れただけでも驚きと羞恥を隠せず、動揺したように瞳が揺れ動き。舌先が、ざらりと絡まり、その刺激にぞくんと身体が痺れるような感覚を覚え、はっ、と息を弾ませて顎を引く。抱きしめられる腕の中で、互いを繋ぐ糸が視界に入ると、さすがに恥ずかしさで俯き加減になるや)こっ、怖くなるっていうより、その…こういうのは、気持ち良く、なるので…やっぱりセイウッドさんは、女性を誑かす魔物です。(意味不明な言葉を発して、顔を覗き込む相手をちらと見て。それからその視線がやや下へと降りて、今、己の唇を攫った相手の唇を見つめてしまう)
セイウッド > どういたしましてって言うようなことではないけどな。ま、戦いになれば判るだろうな。(相手の言葉にお手並み拝見、なんて言いながら進む内大分街道に近くなってきたことを感じて肩を竦め)それこそ大したもんじゃない、貴族って言っても没落貴族ってやつだからなあ。俺にとってはこっちのほうが性に合ってる、ってただそんだけさ。(向き不向きは自分ではどうにもならんね、と言いながらクツクツと喉が鳴る。目を細めて肩を竦めかえし)何よりお上から支給される装備品ってのも有るわけだからな、そういう意味で自営業に比べれば大分楽だとも。(資金繰りがなんて言い放った後、相手の口内を好き勝手弄んだ挙句に俯き気味の相手の様子にさも楽しげな様子で首を横に振り)おうおう、そいつは酷いいわれようだな。…さて、そろそろ街道か。どうする?酒飲みに行くかい?(ニンマリ笑いながら軽く顔を覗き込み)
ユリア > (どうやら、己の技能を発揮するチャンスはなく、ちらちらと光が揺れる街道が近くなっている。早馬の蹄の音、行きかう人々の声も少しずつだが耳に届くようになってきた)あまり戦いになるようなことはしたくないですけど。…私の家も、貴族でしたが、セイウッドさんと同じようなものです。ということで、これから仲良くやっていきましょう!(没落貴族だという相手と、若干状況は違うにしろ家名のみ残るような一族の出の己、似た者同士というざっくりとした括りにて仲間意識全開で)支給品て安物で可愛くないんですよ。(やはり中身は女の子。実用性よりもオシャレ重視なのは仕方がない。支給品への不満を口にしたのち、身体をじわりと熱くさせるような口付けの余韻の中、相手の冗談めいた口調にこちらも笑みを向け)お酒は頂きます。今、その、きっ、…キスをした分は奢ってもらいますからっ!(タダじゃないんです、とちゃっかりキスの代金請求するのは騎士としてどうかと思われかねないが。そんな照れ隠しの中、森を抜けて街道へと出る。近くの酒場まで共に戯言めいた会話を楽しみつつ向かうはず)
セイウッド > (なんとか街道にたどり着けば一安心、と少し笑って目を細める。面倒がないのは実に良いことだ。なにせ戦った所で何のお金にもならないのでは話にならない)はいはい、宜しく頼むさね。(何をとは言わずに意地悪く含み笑いしながらクツクツ喉が鳴る。そのまま相手の言葉に少し呆れた空気を漂わせつつ肩を揺らし)おしゃれなあ。実用性ってののほうが大事な気がするがまあ…(それは好みかと肩を竦めながらも相手の言に笑い飛ばし)ハッハッハ、まあお手柔らかにな(にやりと笑っていうままに、連れ立ってその場を後にしてゆくことになるのだった)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からセイウッドさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からユリアさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林地帯」にリーシュさんが現れました。
リーシュ > 昼間でも薄暗い大森林の中一人の女が地面にしゃがみ込んで何かを探すように手でがさがさと落ち葉を払いのけて

「確かこのあたりに……」

女が探しているのはこのあたりで取れるキノコでそのキノコは薬に使えるため町では高額で取引されるもので
村からの依頼でキノコを取ってくるように頼まれ、危険なこの森でキノコを探しているのだが

「ふぅ……見つけられないな、村人から聞いた話だとこの辺りに生える筈なんだけれど

リーシュ > キノコを探して落ち葉を掻き分け一箇所に落ち葉を集めれば自然に落ち葉が山のようになり

「んー場所を間違えたのかしら」

目印となるものが無い森の中、不慣れな人間にとって場所を間違えることもある
念のために袋から地図を取り出して

「確か……」

豊かな乳房の前に地図を広げ地図を食い入るように見つめる
周囲に対する警戒が緩んでいて旗から見れば隙だらけだろう

リーシュ > 地図を見て己の記憶を思い出しながら

「確か……こういって、こう行った筈よね」

あごに指を当てながら地図を真剣に覗き込む

「んーもしかして、ここを間違えたのかしら?」

首を傾けながら地図に視線を落として無警戒なまま再び考え込んでしまう

リーシュ > 暫く考えていたが地図を畳んで少し慌てたように立ち上がり

「はぁ……」

近くの草むらの中に入り腰を下ろし服を捲り上げてオマンコから小水を流し始める

「ん……」

静かな森の中で女が小水を排泄する音だけが響き渡って

リーシュ > 用を足し終えれば立ち上がり

「ふぅ……一度戻ってからの方が良いわね」

軽く拭き取った後その場を後にして

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林地帯」からリーシュさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/森」にソードさんが現れました。
ソード > (肉が食べたい時、というのが男にはあるのだ。
否、別に男でなくてもあるかとは思うが。
昨夜、たらふく肉を食べてその時は満足したのだが、どうにも収まりがつかない。
食欲は満ちても、「肉」欲が満ちない。
―――という事で。)

うっし、焼けた焼けた。

(暗い夜の森の中。樹々の合間から見える星空の下。
焚火の炎にて肉を焼く。
傍らには、日中に狩って捌いた大型のボアの屍。
焚火にかかっているのは、ブレストプレートだ。男自身のものではないから、大方どっかで拾ったのであろう。
とにかく、これでもかという程焼いている。
野菜などない。
とにかく肉が大量に、ジュウジュウと鉄の鎧の上で焼けている。
周囲には肉が焼ける非常に香ばしく、魅惑的な香りが充満していた。
それにつられて寄って来る獣だの魔物だのもいるようで、男の傍らには地に刺さったむき身の剣があり、少し目線を外すと、やたらと魔物の死骸が散乱している。)