2015/10/19 のログ
■アイ > ふふ、やはりやさしいのぅ、坊は。では街道のあたりまで送ってもらおうかね。(舗装の成されていない自然のままの、道ともいい難い道を平然と歩いていく様子はやはり人ならぬ妖しの類ならではか。とはいえ、そういった者特有の、ただならぬ妖気やら何やらとは、いかんせんこの妖女は無縁で)そうか、オーベ坊…いやさ、オーベじゃな。ばばはの、アイじゃよ。【藍色】の、アイじゃ。日の光を包み込む、夜の藍色じゃよ…
(それから暫くの間、オーベと老犬、そしてアイはとりとめの無い話をしながら歩いて行ったが。街道に合流する頃合いに、「ではまたの、オーベ。わんこも長生きせいよ」そう言い残して姿が見えなくなった。)
■オーベ > こういうのが正しいのかわからないのだが、老いたものには親切にしろ、と言われて育ったからな…(彼女は全く意にも介さぬ様子で歩いているのだが、それに気がつくことなく小枝をのけて、後ろを行く彼女も歩きやすいように、と気を使う。オーベ坊、と呼ぶ声には一瞬、歩みを止めて振り向かぬまま肩を竦めて見せれば、彼女にも何がいいたいのか、伝わったかもしれない。とりとめもなく会話を続ければ、何れ、街道に差し掛かり…彼女の別れ際の声に、振り向くも既に姿はなく…)気をつけて、な。迷わぬように…(と告げれば自分も街道を自宅の小屋へと向かって歩いて行くのだった)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からオーベさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からアイさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にエマさんが現れました。
■エマ > (何時ぞは、多少危険な目にも合わされたものだけれど―――まぁ、斯様な時間なら問題有るまい。散歩、散策、何か面白いものがあれば良い―――野原に伸びる草が風に揺られるよりも大きく、銀髪が揺れた。ブーツの先が野を踏み付ける度、進む先は昏くなって居るような気がするのは――勿論、なのだけれど。行き先、目を細め、何かがある気がする――なんて。そんな予想だとか、理想だとか。懐いても、まぁ、同じ轍を踏む必要は無い。大人しく、手前で何かを探してみよう―― それが薬草であっても構わないし、それが異形であっても構わない。なんて。結局期待しているのだと、思えば。肩を竦めて笑う。何せ、今日の収穫は未だ何も無い。ならば夜目がきかなくなる前に、何か大きくひとつ手に入れたいでは――ないか。)………まぁ、用心棒とか………雇うよな、おかね、ないし。(細々とした貧乏暮らしの研究者肌、野原揺らす風と会話でもするかのようにぼやくも、それも悪くないと口許は笑んでいる。好奇心、猫殺し、構わない。――それが結論。)
■エマ > (立ち止まる、気付く、風の涼しさに。それを見つけモノとか言う程純粋を気取りやしないが、少しだけ歩みの休息としても良かろうと。嘆息、野原の中心で目を閉じて、ぼんやりと自然とやらを感じてみる。それは魔術に、魔力に大事なものだとか何だとか、書物に習った気がする。確かに、其れ等を借りて己が精製されているのなら。理屈に間違った話じゃない。改めて吸いこむ事も大事かと―― 態と、では無くとも、散策の合間に行っても良かろう。――但し。元を全て感じ取れる程敏感な使い手では無いのも重々承知、きっと通常の人間よりも多少過敏なだけなのだと言う事くらいは理解している。だから、屹度。危険の察知能力だって、低い。身軽なだけで武術に長けているわけでも無い、その点では人間の方に優られる事もあろう。適当に手繰り寄せた生き方として今があるのだから、文句なぞ無いが。)―――目、ぇ。閉じてると。ほんとう……無防備。(聴覚が優れるとか、それも無し。ゆっくりと目蓋を上げ、辺りをゆるりと一瞥した。変わり映えの無い、草樹が揺れるだけ。見晴らしは、悪くない。)
■エマ > (そうして暫く、此処で時間を過ごそう。本当に暗く成り切ってしまわない内に、何かを見つけてみるのが取り敢えずの目的。それが叶えられるか如何かは別として―――ギリギリまで粘る心算。無防備なのは、変わらない侭。)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からエマさんが去りました。