2023/06/22 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道/川沿いの小屋」にレフェーリアさんが現れました。
レフェーリア > 霧雨が降りしきってすぐ目の前の視界もぼやけて見えない中、その小屋の中には人が居る事を証明する様に内側に光が灯されている。
薬草を採取している間に雨に見舞われ、あらかじめ見付けていた小屋で休んでいる間に陽も落ちて来たので一夜を過ごす事にする。
随分と煤けていながらも用意されている竈に火を入れてランタンに火を灯し、揺らめく炎の中で薬草を括り付けた紐を提げて準備として干しておき。

あとは適当に食事なりを済ませて、雨が止むか日が昇るまで過ごそうと思ったが、近くに聞こえるのは川のせせらぎ。
竈が用意されているのもきっと水を沸かすなり何なりしている為だろうと捉えて、少し考える。

「……うん」

少し考えた末に竈の傍らに同じく転がっていた錆付いた鍋に水を汲み上げて竈に乗せ、湯気が立ち上った辺りで竈から下ろし、衣服を脱ぎ去っていく。
雨が降っていなければ裸で川に身を沈めていたのだろうとも一人思いながら、湯浴みの代わりとして沸かした湯で身体を拭い始め。
やがて雨脚は霧雨から本降りとなり、ざあざあと音が鳴る中で暗くなった景色に小屋の明かりは一段と強調されていて。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道/川沿いの小屋」にボルフライさんが現れました。
ボルフライ > 夜も深くなり雨脚も強まる中、小屋に近づく何かの気配。
それを彼女は明確に感じ取れるかもしれない。
ぬかるみを弾くようなリズミカルな足音は人のそれとは違う、動物のもの。
それが小屋の傍で止まれば、わずかな間を置いて小屋の扉が開けられる。

『…一晩過ごすには心もとないところだな』

姿を現したのは馬の獣人、それは彼女のよく知る人物であり、ボルフライの僕であるバイコーンのバロンだった。
小屋に入るために獣人形態になっているが、見間違えることはないだろう。
小屋の中を見渡しながら不満そうに述べる様子から、まるでレフェーリアがここにいることを知っていたかのような口ぶりで。
よく見れば主であるボルフライの姿もなく、完全にバロン一人のようだ。

レフェーリア > 雨音が一段と増した中に、聞こえて来る足音は蹄を帯びた馬といった類である。
馬小屋も小振りでありながら用意されていたので訪れたのだろうと思っていたが、裸体の疼きは違う何かの存在を感じさせるもので。
蹄のある動物から何かが降りる音ではなく、そのまま蹄の音が小屋の入り口まで迫り、そして扉が開く音がした。

「……ああ、こんな所で……ほんの一日だけですから、十分だと思ってました、から…」

柔和な裸体にしっとりと水気を帯びた姿のまま、見慣れた姿の馬獣人の姿を、
正確に言えば魔獣であるバイコーンが人型の姿に成り代わっている存在を前にしても物おじせず、顔を僅かに赤らめながら会話に応じる。
同時に主である筈の相手の姿を探そうとするが、小屋に用事があるならば相手の姿よりも先に見付かる筈であり。

「今日は、貴方一人でしょうか?」

まだ湯気の立ち上っているお湯に満ちた鍋に、雨の中通ったのか全身雨水に濡れている相手に手招きしながら問い掛ける。

ボルフライ > 会うときは大抵裸体かそれに近い姿である彼女にも慣れたもの。
慣れたというよりも裸体なのは動物状態がメインの自分にも言えたもので。
そんな彼女の姿に馬の方も気にする様子なく、招かれれば遠慮することなく彼女の元に腰かける。

『常のあの人にべったりと言うわけじゃあない、自由に過ごす時間もある』

艶やかな黒い毛並みをびっしょりと濡らしたままのバロンは仄かに揺れる火を眺めつつ、少し考えたような間を置いてから口を開いた。

『お前の存在がこんな雨の中の辺鄙なところで感じられたから来てみただけだ』

どうしてこんなところに、という彼女の当然の疑問にそう答える。
妙な事を言っているような気がして、視線が宙を泳いだ。

レフェーリア > 迫って来た馬の異形を前にしても何も怖がらず、湯に漬けて沈めていた手拭を絞ってから馬獣人の毛並みを拭っていく。
屈強な身体に纏っていた雨水を丁寧に清めていきながら、裸である事も気にせずに異形の肉体へと身体も自然に触れ合っていく。

「そう、なのですか……何と言いますか……少しだけ、嬉しい気持ちです……」

本来の姿を知っている上で相手にも自由時間が与えられているという一見良識的な組織、
その実態まで理解しながら明かしてくれた相手を前にして身体を拭い続けていく。
視線を逸らす顔立ちから胸元、脇の下といった際どい箇所まで余さず拭い、下半身にもわざとらしい程に乳房を触れ合わせながら股間や尻肉にも度々水分を絞った手拭を這わせていく。

ボルフライ > 『そうか…』

彼女の返答に、男は短く返事をするのみ。
まるで照れているようでもあり、慣れていないのか反応に困っているようでもあった。
敵対者や無関係な者たちにとっては脅威の組織も、その庇護にある者にとっては良識的と映るのか、それもまた洗脳か。
献身的に濡れた獣人の身体を触れ合いながら拭い始める彼女。
丁寧に、大胆なところまで遠慮なく触れてくるのも慣れたもので。
こういった緩やかな時間に慣れていないバロンは、彼女の奉仕に応えるかのように、彼女の腰に手を伸ばし抱き寄せては、冷えた身体を温めるための最善の手段を実行していくのだ。

レフェーリア > 遠慮なく触れていく程に屈強な肉体を感じられ、身体の奥底から溢れる疼きと熱気もごくごく自然に沸き上がっていく。
しきりに手拭を絞り直しては湯に沈めていき、温かなお湯で文字通り毛並みを磨き上げる様な手付きを丁寧に重ねていく。

「んっ……分かり、ました……」

股間や引き締まった尻、といった局所を撫で上げる程に自然と漂って来る雄の匂いと共に、腕を回して抱き寄せられる動きに合わせて、これもまたいつもの様にと言って良いのか。
併せて身体もこれといった抵抗も無く、自然と異形を前にして身を摺り寄せるのだった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道/川沿いの小屋」からボルフライさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道/川沿いの小屋」からレフェーリアさんが去りました。