2023/01/28 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──Zzzz……」

まだ日の高い時間帯。
街道脇の草原で、草に埋もれるようにして仰向けに寝そべっている金髪の男が一人。
両手を組んで枕にしながら、晴天の空の下でマヌケな寝顔を晒して絶賛爆睡中だった。
時々吹き抜けてさわさわと草を揺らす風に擽られたように、ムニャムニャと寝言めいた
声を漏らしたりしつつ。

なお男の寝るその近くでは、男が連れたものらしき、馬具を装備した平均的な印象の鹿毛の馬が一匹佇んでいる。
時折草を食んだり、ゆったりとそこいらを歩いたりするものの男から大きく離れることなく一定の距離を保ち続けていて。
のんきに眠る男と合わせて、ごくごく平和な光景を形成していた。

とはいえ──男の姿が草に埋もれていることから、遠目から見れば馬が何故か単独で
佇んでいるようにしか見えないかもしれないが。

エレイ > やがて目を覚ますと、男は大あくびをしながら馬に乗って帰途につき──
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からエレイさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道/仮設浴場」にレフェーリアさんが現れました。
レフェーリア > 「……ふぅ」

近くの川から水が引かれていたり、馬用の水飲み台が設置されている小屋というのも珍しくはないが。
九頭竜山脈の様な足を伸ばして悠々と寛げる大浴場などは流石にありはしない…筈だった。

遊牧民の用いていたらしいテントに川から引いた水を、どんな仕組みかも知れないが温めながら循環させる事で強引に浴場を作ってしまっていた訳である。

「…………」

当然ながらそこまで大掛かりな代物を無償で提供してる訳もなく、ついでに言えば男女の区別も無い混浴状態。
そんな状態で入浴料を取るのは男性のみ、女性はタダで入れる代わりに手荷物を全て商人に預ける必要があるとなれば、
変な勘繰りをする間も無く、怪しい気配は好き放題に漂っている事だろうが。

そんな雰囲気にも負けないとばかりに、既にテントの中では一人の女性がのびのびと身体を伸ばして浸かっている。
どんな理由があっての事かは知れないが、テント前の見張りは心底楽し気な笑みを浮かべていて。