2022/04/29 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道/路上」にレフェーリアさんが現れました。
レフェーリア > 「…………」

咄嗟の瞬間移動を経て、素足でどこかの道へと辿り着く。
馬車に乗っての移動中顔見知りでもない盗賊の襲撃を受けて、咄嗟に逃げるのが精一杯だった。
太陽の位置から方角を推測して、どっちへと歩けばいいのかは何となく分かって歩き始めるが。

それでも馬車で数日掛かる道のりを徒歩で歩いて何日かかるのかも不明であり、休憩小屋にも見付かるかどうかもまた分からない始末。

「…………やっぱり」

やっぱり、あの時に大人しくして捕まっておいたならば、あわよくばその身体をどうされようとも受け入れてしまっていたならば。
考えている合間にも鋭敏に身体が疼くのを感じ取ってしまいながら、何かが見付かるまで……
または、何かに見付けてくれるまで、その足取りは止まらずに進み続ける。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道/路上」にボルフライさんが現れました。
ボルフライ > 素足でどこかに続く道をひたすら歩き続ける彼女。
その後方からかすかに聞こえてくる馬の闊歩する音と馬車の軋む音。
後ろを検めればそれはまさに数機の護衛を引き連れた馬車の一団。
だがその姿が鮮明になってくれば、それがただの旅客用の馬車ではなくとある一団のものであることがはっきりしてくるだろう。
なにせその一団の先頭を練り歩く大きな黒馬に跨る大男は、彼女もよく知る人物なのだから。

「相変わらずお前とは珍しいところで出会うな」

素足のままの彼女を見て、どこかから逃げ出してきたのかと小さく笑う男。
その男に従う双角の黒馬はじっとりした視線を彼女に向け、さらにその後ろからは見知った顔たちが気さくにひらひらと手を振ったりしていた。

レフェーリア > 背後から聞こえて来る馬車の音に振り向くより前に、下腹部の疼きが人ではないものが来た事を本能で分かり。
振り向いた先には巨躯の男が乗る角を生やした荒馬と、気さくな調子で笑みを浮かべている見知った者達の姿ばかり。
相手達も普通ならば強盗団や山賊という言葉すら言い表せない程の悪党であったが、違う点は彼女も見知った仲であるという事。
此方の素足にも気が付いてか、楽し気に笑う姿を前にして少し考えながら口を開く。

「あ、の……追い剥ぎに、あっちゃいまして……」

街道を往復していた公共の馬車に乗っていた所で、相手達とはまた別の何者か達によって襲われた事。
そして慌てて魔法を用いて逃げたという事を聞いては、逃げないのが普段だろう、と笑う者達も出て来るかも知れない。
それ以上に切り出そうとする本題には、決して逃れられない事が待ち構えているとも知った上で。

「ですから……あの、乗せて、くれますか……?」

意識してこちらを見据えている馬の視線にも気が付きながら、はっきりと言葉にして乗せて欲しいと、
世間的には良からぬ集団へと懇願して。

ボルフライ > 「お前が逃げることを選ぶとは、よっぽどつまらなそうな連中だったのだろうな」

ここまで来た経緯を話す彼女にからかうようにしつつ、やはりこういう連中の方が好きなのだろうと、後ろの亜人の手下たちを見やる。
もちろんそれだけではないことも。

「ああかまわん、お前がいるとこいつらも活気付くからな」

乗せて欲しいと願う彼女を断る理由も無い。
太い腕を伸ばし彼女の身体を引き上げれば、そのまま黒馬に跨らせて移動を再開する。
目指す隠れ家まで数刻も掛からず、ちょうどつく頃には日も暮れて賑やかな楽しみをするのにちょうどよい頃合いとなろう。
それまでの間は、彼女との仲だからこその手下たちの遠慮のない猥談に華を咲かせつつ、じっとりと彼女の身体の疼きを高めていく。

レフェーリア > 「……あ、ありがとう、ございます…」

既に様々な事を見知ってしまった仲であるからこそ、何を言わんとしているのかも分かり、受け入れて貰えるというのも内心で分かっていた。
その先に何が待ち構えているのかとも理解した上で、伸ばされた腕を掴み、薄手のローブ越しにもたっぷりと肉の実った身体を馬の背へと招き入れられる。
後に残っているのは相手達の隠れ家へ続くまでの猥談と合わせて、辿り着いた後に何が待ち構えているというかの話。

「……っは、は、い……また、よろしくお願い、します、ね……」

複雑な調子であれども微笑みを浮かべるのと合わせて、身体の中の疼きは相手達の目論見通りに着実に高まり始めていて。
やがて馬車が止まれば、待っているのは相手達の巣窟。名も知らない盗賊達よりも厳重かつ多数、そしてよりおぞましいものが待っているとも全て知った上で素足を進めていった――

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道/路上」からレフェーリアさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道/路上」からボルフライさんが去りました。