2022/01/27 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原)/荷馬車の中」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 二頭の輓馬が並んで引き、その周囲には同じく馬に乗った用心棒が鎧が擦れ合う音を小さく響かせながら辺りを警戒している。
街道の中でも一段と広く作られた道の中央を堂々と進んでいるのは、一際巨大に作られた荷馬車である。
縄を張られた幌によって中身は厳重に封印され、外から見ても何が入っているのかは分からない。
「…………」
ほんの針先程に小さく差し込む日の光を見ながら、その中に収まっている一人の生きた女性が居る以外は何も。
何処に連れていかれるのか、あるいは中の彼女が行き先を知っているのか。
彼女が自ら望んで荷物として中へと入っていったのか、それとも連れ去られてその中に連れ込まれたのか。
全ては馬車の主と彼女のみが知る中、巨大な馬車は重厚な音を立てて街道を進んでいく。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原)/荷馬車の中」にボルフライさんが現れました。
■ボルフライ > 強固に守られた馬車はやがて広い街道から逸れ、人目につきづらいような道を進んで行く。
その先にあるのはかつてこの辺りの領主だった貴族の屋敷。
もっともその貴族はとっくに没し、空き家となったその屋敷は近隣の犯罪組織や奴隷商人たちのちょっとした交易所のようなものとなっていた。
人であれ物であれまともではない入手経路の品が売られている市場はもとより、密造酒を取り扱う酒場。
そして当然、捕まった女たちで楽しむための設備だけでなく、見世物とするための魔物や動物なども揃えられている。
彼女も捕まった折にここに連れていかれることは聞いているかもしれない。
そんな連中の集まるところであるならば、彼女のよく知る蛮族たちも間違いなくいるであろうということも。
■レフェーリア > 最初は甘い言葉。馬に乗った一人の兵士と思わしき人物に馬にはまだ空きがあるから行きたい方向が同じならば是非とも、と金も要らずに勧められる。
次には合流。気が付けば巨大な荷馬車の隣に赴いており、成すすべないまま複数人から剣を突き付けられる。
そして最後には何が待ち受けているのか。荷台の鎖に繋がっている足枷を目にしながら、荷台に差し込む光も橙色を増した頃。やたらと重たい音を立てて馬車は止まり、何とも不敵に笑う兵士によって告げられる。
『お前は何にも指定されてねえから俺が決める。全裸だ』
「……は、い…」
なるべく奴隷を高値で売りたい奴隷商には奴隷を着飾り、彩り、可能な限り美しく見せる事も珍しくない。
しかし彼女の場合は唯の拾い物扱いな為、ぞんざいな扱いを行われたとしても何ら文句は言えないのである。
反発を受けたならば見せ者扱いとして魔物や動物をけしかけられるか、あるいはその場で剣を赤く染めても構わないのだから。
その事を分かっているが故、抵抗も無く衣服を脱ぎ去り、持たされた値札に値段を走り書きで記されて屋敷の中へと引き込まれる。
これからの恐怖交じりの期待の中で、既に股間に疼く物を感じ取りながら。
■ボルフライ > 辿り着いた屋敷はその敷地を含めてとても広い。
馬車から降りるまでの間に聞こえてくるのは、王都の市場のそれと遜色ないほどの活気とにぎやかな声。
耳で聞こえてくる音だけなら平和的なものに聞こえるが、実際に売られているものは想像するに難くない。
彼女が下ろされた屋敷も、さすがはかつての領主が住んでいたとあって中々に広く、多少乱雑に扱われていても尚それなりの『見栄え』というものがある。
だがそんな趣もすぐに掻き消されてしまうだろう。
屋敷に入って早々に聞こえてくるのは、男女の激しくまぐわう音と声。
すぐそばの部屋からも、上階からも…そして地下からは嬌声に混じる獣のような声も。
値段を付けられた女たちは分け隔てなく、屋敷にいる雄どもによってたっぷりじっくりと味見され開発され、どこかへと売られていく。
売れ残った女たちはどうなるか、下等な魔物の孕み袋にされるのが関の山だろう。
『おっ、新物か?…にしては熟れてんな。
よしお前は見世物小屋だ、こっちこい!』
屋敷の用心棒の一人が彼女の身柄を引き継げば、じっくりとその熟れた豊満な身体を舐めまわすように眺め、気まぐれに大きな乳房をむにゅりと鷲掴みして弄ぶ。
にやにや笑いながら男は彼女を宛がう先を決めれば、その『見世物小屋』へと彼女の首輪を付けて鎖を引っ張り、引き連れていく。
先に進んでいく度に無数の嬌声が大きくなり、淫臭と精臭が濃くなっていく。
■レフェーリア > 「あっ……は、ぅ……」
貴族が使っていた時から失われた活気を別の熱気で埋めたかの様に、屋敷に入り込むに連れて漂う淫奔な風味を敏感に感じ取ってしまう。
買ったばかりの奴隷を楽しむ嬌声、または掻き入れ時を見計らってか奴隷とは身なりも何もかも異なる娼婦が堂々と抱かれている姿。
そこかしこの部屋からはち切れんばかりに漂って来る色香に小さく声を上げながら、既に使い込まれて熟れた肉体がじわじわと熱され始めるのを感じる。
嬌声の中に混ざっている獣の鳴き声と気配にはより敏感に。
「ひゃっ…は、はぁい、いっ……ぁ…ああぅ……!」
乳房を揉まれると敏感な声色と甘い声を溢れさせ、感度の良さを指し示すが見た目からすれば若さも無い肢体。
ついでに値札の片隅に記された「扱い自由」との文字も兵士にしっかりと伝えられ、鎖に引かれる先には屋敷の奥底だった。
見栄えというものを気にするのは分かっているもので、入り口近くには何処かの女騎士や兵士であっただろう勇ましさや麗しさが目立つ新顔。
奥へと進めば性処理を教え込まされた奴隷、その奥には魔族やミレー族といった際物と称される面々。
「っっ……!」
その更に奥に存在する見世物小屋より溢れる精臭に、歩きながら股座が潤む姿さえも晒される。
羞恥心以上に獣臭に充てられた様子を貴族と兵士達に晒されるまま、ほとんど抵抗も無く小屋の入口へと足を踏み込んでいった。
■ボルフライ > 『へへ、すっかり出来上がってるじゃねぇか。
安値だけあって堕としがいの無い奴だな』
屋敷の雰囲気にあてられただけですっかり発情モードとなっている彼女の有様に、引き連れる男だけでなく行き交う男どころかすっかりその場に馴染んだ女たちですらあざ笑うかのように見やる。
彼女が連れ込まれていくのは屋敷の地下、そのさらに奥。
地下で執り行われているのは当然の如く表では少々過激すぎてしまう手合いのプレイの数々。
女たちを食い物にする相手もそれに伴い人外の者どもがよりどりみどり。
それでも地下に降りて早々に目に付くのは、獣人や魔物といった雄の力強い交尾にぎりぎりの中で耐え続ける女騎士やエルフといった高値の付く女たちの姿だ。
しかし彼女の連れ込まれる先は、そのさらに奥の最も客のいない牢屋の中。
最早見世物としても、あるいは奴隷としても価値を失いつつある女たちが自らの境遇を受け入れ、愉しみだしてしまっている状態なのだ。
そんな牢屋に押し込められてしまえば、その熟れて発情した身体に魅せられた醜悪なオーク数体が不気味な笑い声を響かせながら群がっていく。