2020/05/09 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にネメシスさんが現れました。
■ネメシス > 「聖バルバロ騎士団 拠点前」
聖バルバロ騎士団の拠点は王国内各地で設けられている。
街の中でも外でもそれは変わりがない。
街の中でも外でも、最低限立て籠れるような広い建物を中心に部隊が展開されているのが特徴である。
今はそんな建物の前で退屈そうにお茶を楽しんでいるネメシス。
昨日は救国の英雄の一人となったが、日頃は欲深なネメシス。
特に大きな戦闘の後は体が疼き、手ごろな娘を犯したくなる。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にシアさんが現れました。
■シア > 各地と王都を結ぶ街道
その途中に建てられた拠点は簡易なもの。
それでも一応は敵の襲撃に対して立てこもれるだけの強度は備えているから
スラムの掘立小屋などは遥かに頑丈で、居心地も良いものだった。
そんな拠点にやって来たのは数刻前のこと。
のんびりとお茶を飲んでいる副団長を尻目に、先日騎士団の一員となったばかりの少女は忙しくなく動いていた。
物資の搬送やその数量確認はもちろん、施設自体に破損がないかの見回り、そして今は周辺への偵察に出てきたところ。
ひと通りの仕事が終わったらしく、ぱたぱたと元気よく駆けてきて。
「ご主人さま、見回り終わったよ。
次はどうするの?」
昨日の戦いでは別の場所での偵察と遊撃を任されていたため、働きづめと言えば働きづめ。
けれども少女にとっては日常茶飯事らしく、まだまだ体力は十分。
次は何をしたらいいの?と問いかけて。
■ネメシス > 「そうねえ…。」
先日は聖バルバロ騎士団の中でも相当な戦力が投入された。
新人団員のシアも入ってすぐの大きな実戦で忙しく働いているのをネメシスも確認していた。
「ちょっと、一息しない?
貴女、最近働きすぎよ。
たまには私とゆっくりしましょう。」
シアは実際、よく働く。
体力に自信があるのだろうか、根が真面目なのだろうか。
常に忙しく動いている印象が多かった。
ネメシスは団員の一人に声を掛け、シアの分の紅茶を持ってきてもらう。
アップルティーが机の上に置かれ、良い香りを放っている。
「最近はどう?
何か面白いこととかあったかしら。」
■シア > 休憩と言われると、大人しく椅子に腰かける。
けれど働き過ぎと言われたところで、首を傾げるばかり。
以前に居たところでは、このくらいは全然だったのだから。
「ありがと。」
紅茶を持ってきてくれた団員に、ふにゃりと笑みを浮かべてお礼を告げる。
湯気の立つ爽やかな香りのアップルティー。
カップを手にふぅふぅと息を吹きかけ。
「んぅ……
盗賊団の方は、大きな動きはないみたい。
代わりに、王城の方で人がたくさん出入りしてる…みたい?」
最近どうと訊かれて、まず出てくるのが偵察結果なのだから、仕事中毒と言っても良いのかもしれない。
ようやく冷めてきた紅茶に、そぉーっと口をつけ。
すっきりとした爽やかな甘みに、花が咲くように表情を綻ばせ。
■ネメシス > シアの笑みを見た団員も表情が解れる。
この新しい団員は日頃から大変可愛らしい。
ネメシスも見ているだけで癒される気がして。
「盗賊団ってのは城塞都市のこと?
あれはまだまだ時間がかかりそうよね。
で、王城の方は何か聞いているのかしら?
近日、祝賀会がある予定だけど、それとはまた別よね?」
猫舌なのかしら、と熱心に息を吹きかけている様子に笑みが浮かぶ。
そして、王城の話となれば表情には出さずとも内心不安がよぎる。
彼女らミレー族にの団員には伏せている内容もあるのだから。
■シア > ちびちびとお茶を飲みながら、茶請けのキック―をひとつまみ。
プレーンなそれにもかかわらず、仄かな甘みとバターの香りが香ばしい。
歯を立てるとさくっと口の中で解けていくかのようで。
「んー…おいしい♪
そう。シアも偉い人のことはほとんど知らないから、よく分からないけど。
今のところは小競り合いはあっても、大きな動きはないって。」
ほのぼのとしたお茶会の雰囲気を醸し出しつつ。
けれども話の内容は、物騒な情勢について。
近隣の宿場町で商人たちが話していた噂話を拾ってきたもの。
副団長のもとには別途現地からの報告も上がってはいるだろう。
けれどそれとは別のルートでの情報を仕入れるのも少女の役目で。
「うん、それとは別。
なんだか、研究者とかが多いみたい…?」
そっちはガードが固くて噂話も回っては来ない。
他の噂では大量のミレーが買われているという話もあるのだけれど。
こちらについてもまだ調査中で。
■ネメシス > 「おいしい? それは良かったわ。
他に食べたい物があったら言ってね。
流石にアイスは溶けるからないけど。」
ネメシスが向かう先ではどの拠点も多少のお菓子の備蓄がされている。
特に最近はシアを同行させることが多いため、シアの好みの甘い食べ物は欠かせない。
「噂の騎士ってのもあまり見かけないそうね。
まあ、何が出てきてもこの国は強者が多いからね。」
これは先日の大会戦で経験したこと。
貴族が送り込んだ戦力だけでなく、市井の冒険者もとても強かった。
ネメシスは心強く感じると共に、マグメール掌握が相当難しいことも悟った。
城塞都市の戦力がいか程であろうと、時間が解決するだろうと思っている。
「ねえシア、その話、他の団員とかには伝えてないわよね?」
シアが踏み込もうとしている内容は、ネメシスの表情を硬くした。
この娘の能力ではいずれ真実に行き付くかもしれない。
そうなったとき、どう出るか。
■シア > さくさくと両手にクッキーを持って齧り付くさまは、げっ歯類のよう。
甘すぎず、くどすぎず、ちょうど良い口当たりは、さっぱりとした紅茶にもよく合うもので。
いつも出てくるお菓子に、こんな贅沢をしちゃって良いんだろうかと思ってしまう。
「ご主人さまは強いから。」
だから大丈夫。
と信頼と尊敬の眼差しを向ける。
昨日もそうだし、騎士団に入ってからも負けるようなところを見たことはない。
盗賊団の幹部に居るという騎士がどれくらい強いのかは分からないけれど、
主人であれば問題にはならないだろうと思え。
「……? うん、言ってないよ。」
基本的に報告は直接主人にしているから、他の団員に先に伝えることはない。
表情の硬くなる相手に、訝し気な視線を向けるけれど、それ以上突っ込んで訊いて良いものか。
しばらく、じぃーっと見つめていたけれど、必要なことなら言ってくれると信用して、こちらからはそれ以上は尋ねずに。
■ネメシス > ネメシスから見れば、小さな子供である。
とはいえ、脱げばしっかり女の身体な所もあり。
この年で既にネメシスの子供を産んでも居た。
「まあ、貴方達が支えてくれているからだけどね。」
昨日も足止めや、魔法での後方支援と、団員達は大活躍であった。
それより、シアを見ていて気になったことがある。
「母乳は出るようになった?」
突然割り込む一言。
騎士団で暮らしているシアであれば見たことのある光景だろうが、
騎士団内でネメシスに孕まされた者たちは母乳をネメシスに飲ませることが当たり前になっている。
カップに注いだり、直接口にしたり。
やり方は様々だが、まだシアからは飲ませて貰っていないことを思い出し。
「そう、それじゃあ…。」
ネメシスは団員に紙とペンと持ってこさせ、席を外させる。
サラサラと紙に書けば、シアにだけ見せる。
団員の中には聴力に長けた者も居るからで。
(その件は私以外には口外しないこと。
知りたいのなら、噂の範囲で良かったら私から教えてあげる。)
などと言った内容が書かれていた。
■シア > 急に問い掛けられると、瞳を丸くする。
騎士団のお仕事と同じくらいに足繁く通っているのが、屋敷の一室。
常に自分が世話をすることはできないけれど、まだ生まれたばかりの子どもたちの世話をする姿は、小さくともちゃんと母親のもので。
「う、うん……量は少ないけど……」
屋敷の中でのその光景は結構頻繁に見られるもので。
急にそんなことを言われると、その光景を思い浮かべてしまって、もじもじとしてしまう。
そんな反応を見せていると、走り書きされたメモ用紙を見せられ。
顔を真剣なものへと戻して小さく頷いた。
「えと……その、今から……?」
話をするにしても、ミルクを飲むにしても、こんな開けた場所では無理だろう。
紅茶を飲み干し、立ち上がる。
拠点の中には、音が漏れないようにと作られた部屋もあるはずで。
■ネメシス > 「そう、ちゃんと出るんだ。」
もじもじするシアを、楽しそうに見ているネメシス。
戦の後と言うこともあり、色々と溜まっていた。
ちなみに赤子の部屋にはネメシスも時折顔を出す。
その際、授乳中にも関わらず、孕ませたりしていた。
「そうね、どっちも今からしましょうか。」
ネメシスもまた、カップの中身を空にするとメモをくしゃりと握りつぶす。
そうして、二人して別室へと。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からネメシスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からシアさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にジェイクさんが現れました。
■ジェイク > 王都から離れる事、半日。昼下がりの近隣の村落に通じる街道。
普段から人の往来が多い、その道を遮るように柵が設けられ、
道の脇には幾つかの天幕が建てられ、簡易的な陣営の趣きを為していた。
街路に立ち、通行する馬車や通行人を差し止め、積み荷や身分の検査を行なっているのは、王都の兵士達。
曰く、此処最近、山賊や盗賊の類が近隣に出没するために検問を敷いているという名目であるが、
実際の所は隊商からは通行税をせしめ、見目の良い女がいれば取り調べの名を借りて、
天幕でしっぽりとお楽しみという不良兵士達の憂さ晴らしと私腹を凝らすための手段に他ならなかった。
「――――よし。次の奴、こっちに来い。」
でっぷりと肥った商人から受け取った賄賂を懐に入れて、彼の率いる隊商を通せば、
列をなしている次の通行人に声を掛けて近寄るように告げるのは一人の兵士。
何よりも厄介なのは、彼らが紛れもない王国の兵士であり、市井の民が逆らえない事だ。
そして、その事を理解している兵士達は、御国の為ではなく利己的に国民を食い物にしている最低最悪な屑揃いであった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からジェイクさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 街道沿いに作られた、屋根と簡素な壁のみで構成される建築物。
その下には長椅子が設けられている。
乗合馬車の停留所…そこで男は少し空を見上げる。
すると、ポツポツと小さな屋根を叩く音。
それは次第に強くなり、やがて視界が悪くなる程度の雨が降り出した。
なんだか空の様子が怪しかったので逃げ込んで正解だったか。
「あぶねぇ…」
時間的には夕方、もう今日の馬車はない。
利用するものもほとんどいないであろう停留所だ。
雨が止むまで使わせてもらうことにしよう。
長椅子に荷物をおろし大きく伸びをする。
王都まで帰れれば御の字だが…こうなってはしかたがない。
■ブレイド > 通り雨か、それとも長雨か。
このまま明日一日もこの勢いだと困ってしまうが…そのときは馬車を利用すればいいだろう。
ここで雨宿りできたのはむしろ好都合。
雨の気配を感じてなければ、今頃この雨の中を強行軍だ。
視界も悪く、体も冷える。全くゾッとしない。
雨が暫く続くようなら野営の準備もするべきか。
「……いや、もうするか」
雨がやんだとしても、もう夕方。
止む頃には日も落ちきってしまうだろう。
濡れた地面にテントを春よりかは、いっそここで一晩明かしたほうが楽だ。
そうときまれば、屋根の下に火を焚き始める。テントが不要なあたりはとても助かる。
■ブレイド > 付与魔術、具現化魔術を覚えてからここのところ、火起こしがとても楽だ。
教えてくれた吸血鬼には感謝しているが、彼女は元気にしているだろうか。
ナイフに炎をまとわせて、燃料に火を灯せば
雨でだいぶ暗かった停留所も柔らかくも暖かい光に照らされる。
薪が持ち運んでいたぶんしか使えないのは難点ではあるが、灯りだけならランタンもある。
せっかくだと長椅子にも明かりをつけたランタンを置いておく。
これで明るさは問題ないだろう。かと言って、日帰り予定だったために満足に食事の用意もしていなかったのだが…
荷物袋に常備している保存食の出番だ。
味気のない食事ではあるものの、食べないよりはいくらかまし。
長椅子に腰掛けて、降り続く雨を眺めながら保存食をかじる。
耳を叩く雨音はまだまだ強く、これはまだ止みそうもない。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にゾーイさんが現れました。
■ゾーイ > 「うっひゃー!」
ザァザァという雨音の中に、何やら慌ただしい声色が響いてきた。
目を向ければ、雨に降られてずぶ濡れになった少女が、慌てて停留所へ駆け込もうと水溜りを蹴っている様子が窺えるだろう。
「焚き火! ボクも入れて入れて入れてー!!」
■ブレイド > 降りしきる雨、薪の燃える音と食料をはむ音。
しばらくはそれだけだったのが、その中にすこし別の音が交じる。
騒がしい少女の声と水たまりを蹴立てる足音。
警戒を濃くし、少し身構えるもそれは近づいてきて、しばらくすれば、停留所に飛び込んでくる
「うお」
飛び込んできたのは少女。
どうやら、雨に振られた冒険者と言ったところ。
警戒する必要は…なさそうか?
「ん、お、おう。アンタも雨に振られた口か?災難だったな」
まぁ、停留所は公共のものだ。追い出すこともないだろう。
■ゾーイ > 「うん、もう全身ずくずくの濡れ鼠だよ、ボクは猫なのにさ!」
見れば、少女には黒猫の耳と尻尾がある。典型的なミレー族の少女らしい。
濡れたマフラーをギュッと絞って水気を切り、大きくため息をついた。
「狭い場所にごめんねー。このままだと風邪引いちゃうから……」
そのまま服と装備の大半を脱いでは、焚き火で乾くようにベンチに引っ掛けていく。
今、少女を覆う衣服は胸を覆うチューブトップのような衣服と、股座を覆う下着一枚だけだ。
「はー、暖かい……生き返るー。あ、ボクはゾーイだよ、よろしくね!
キミはほとんど濡れてないけど、雨が降るの、わかってた?」
焚き火に手をかざしながら、無防備な格好で世間話に興じようとしているようだ。