2019/08/01 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にカインさんが現れました。
■カイン > 「…全く、この程度で擦り傷食らうとは俺も大概なまったかな。
とはいえやっと人心地付ける」
普段からあまり往来が多いとは言えない街道の一角。
夜ともなれば当然、人の気配は殆どない。
そんな中、椅子にするのには丁度いい大きさの岩に腰かけ周囲に魔法の明かりをともしながら、
全身にできた細かな傷の治療を行う男の姿があった。
どうやら、近場で一戦交えてきた後らしい。
「一匹一匹は雑魚の魔獣といっても、数十も集まると流石に面倒だな。
なるほど、道理で報酬が良いわけだ」
道から外れた荒れ放題の荒野に、今も乱雑に躯の散らかっているはずの方向を一瞥し肩をすくめる。
やり辛そうにはしながらも小器用に手慣れた様子で治療を施し。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にダストさんが現れました。
■ダスト > 王都からへと通じる道から離れた街道。
当然のように交通量は多くなく必然的に治安のよくない道である。
そんな道を平然とした様子で歩く小柄な人影。
当りに魔法の光玉を浮かべながら明かりとして歩いていれば前方の岩の上に知った顔を見つけ。
「あれ?カインじゃない。
こんなところで合うなんて奇遇だね」
相手に近づき声をかけながら様子を窺えばどうやら傷を負っている様子で。
「カインでも怪我するんだね」
■カイン > 「よし、こんなもんか。後は少し休憩して…」
この後の算段を立て始めた所で、
人影が通り掛かるのを感じると反射的に視線を向ける。
が、それが見知った相手と気がつけば驚いた様子を隠しもせずに手を上げ。
「おお、ダストか。そっちこそ、こんな所でいったいどうしたんだ?
お前さんの好みそうなものがあんまり無さそうに思うが」
冗談めかして言いながらも、相手の言葉に喉を鳴らして肩をすくめ。
「そりゃあそうさ、切られりゃ血が出るし殴られれば痛い。
ま、そりゃ無傷でなんとかするような戦い方もできんじゃないがそれは俺の趣味じゃないからな」
それじゃ意味がないと笑い飛ばしながら相手を出迎え。
■ダスト > 「ふぅん……でも軽く包帯巻く程度だと邪魔になるでしょ」
そういいながら相手の身体に手を翳し。
魔力を展開して相手の身体を包み込ませればたちまち滲む血をとめ、傷口をふさいでいき。
「僕の方はちょっと野暮用でね。
魔法学校に通う貴族のご令嬢を護衛してたってわけ」
魔法で相手の傷を治療しながらこんな辺鄙な場所を歩いていた理由を語り。
「これで、どうかな?」
ある程度治療魔法を使い終えれば魔力の流れを止め。
再び相手の傷の様子を窺うように首を傾げ。
■カイン > 「それこそ、唾つけてれば治るってなもんだ。
……ん?」
気にするなと笑ったが、相手が治癒の魔法をかけてくれるのを見れば肩を揺らし。
「ありがとよ、っと。…そりゃまた大変だな。
とりあえず問題無さそうだ」
相手の用事を聞いて頷きながら、
体を動かすと何処にも支障は無さそうである。
これなら問題ないと頷いて見せながら、
クツりと喉を鳴らして相手をみやり。
「それで、帰り道ってわけか。この後はどうすんだ?王都の方かい」
■ダスト > 「結構楽しかったよ。
いい思いでも出来たしね」
記憶こそ消しているが数か月後には相手の貴族家では大きな騒ぎも起こるだろうと。どこか悪い笑みを浮かべながら言いつつ。
相手の横に腰掛け。
「ん~何もなければふらふら遊んでからそうしようと思ってたけど」
相手の質問には顎に手を当てて悩むように視線を下ろし。
「カインはどうする?まだ冒険を続けるなら、暇つぶしについていっていい?」
■カイン > 「…その手の悪さも程々にしておけよ」
何をしたのかだいたい察しがついて、息を吐きながら肩を揺らす。
隣に腰掛けてくる相手を何となしに抱き寄せようと手を伸ばしながら、首を傾け。
「そりゃついてくるのは構わんが、俺も引き上げるかどうするかって考えてた所だしな。
とりあえず仕事は終わってんだよね」
さて、次にどうするかと少し思案げに考えながら顎に手を当て。
■ダスト > 「いいじゃん、貴族の令嬢なんて遅かれ早かれそれ目当てになるんだし」
相手の忠告に対しては反省したそぶりを見せずに苦笑し。
肩を抱き寄せられると抵抗するせずに抱き寄せられ。
相手を見かけた時点で身体を女にしているためふんわりと雌の香りをさせて。
「僕はどっちでもいいよ?
依頼がない限りは自由人だからね」
魔力の研究などの趣味はあるものの基本的に定職も家族もいない身であるため王都に急いで帰る理由もなく。
相手がどこかに行くというのであればおとなしくついていくだろう。
■カイン > 「それで暴れられて魔族がどうのって話になると困るんだっての。
……そういう事言われると、抱かせろっていい出すぞ?」
クックと喉を鳴らして相手の様子を改めて伺うと、
感じる色変は間違いなく女性のものである。
それに対して欲求を隠す気がないのは相手も知っているだろうに、と喉を鳴らし。
「ま、酒が飲めるなら酒でもって誘う所なんだがな。
そういやお前さん行ける口なのかい?」
そう言えばその手の話を聞いたことがない気がする。
問いながら、改めて顔を覗き。
■ダスト > 「わかったわかった、騒ぎが盛り上がりすぎたら調整しておくから」
相手の言葉に鎮めるように相手の鍛えられた太ももを軽くたたき。
「第一僕がそういう誘いを断らないのは知ってて言ってるんでしょ?」
露骨な欲望を晒されても軽く肩をすくめる程度で答え。
「お酒はまぁ、人並みには飲めるよ。
魔族のところで訓練してた時はよく相手にしてたから」
■カイン > 「そうしてくれると助かるね。いてっ」
叩かれたのをおどけながら受けて肩をすくめた後、
続いた言葉にもクックと喉を鳴らして目を細め。
「ま、たしかにそりゃあそうだな。
…んじゃ、王都に戻って俺の家で酒でも飲むか」
それが当然その後のことまでセットだろうことは想像に難くない。
笑って言いながら肩を揺らして相手をみやり。
■ダスト > 「ん、わかった。
じゃあさっさと帰ろうか」
行き先が決まったのであればいつまでも外で時間を潰していても仕方ないと。
先に立ち上がれば相手に手を伸ばし。
誘いに乗ってくれれば手をつないだまま、服装も相まって恋人同士のように王都へ向かうだろうか。
■カイン > 「あいよ、じゃあこのままだな」
笑ってつないだ手を揺らしながら、
その場をゆっくりとあとにしていく。
王都の方から見える薄い光を頼りに、
連れ立って闇の中に消えてゆくだろう。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からカインさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からダストさんが去りました。