2016/11/25 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にネネさんが現れました。
ネネ > 日暮れまでに帰る約束が、森の中の種探しに夢中になって
気づけば周囲は暗くなってた。
肩からかける小さなカバンに、森の中でみつけた種を袋に入れて詰め込んで

木の葉を揺らすように風が吹いて
音もなく、気配もなく風が抜けたあとに小娘が姿を見せる
地面に足をつけて、銀髪は風と戯れるように揺れ街道をそのまま進めば
王都へと続く道を人の姿で今度は歩き始めて

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からネネさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にノーガルトさんが現れました。
ノーガルト > 「今回も外れ……か。」

(街道の中央付近、王都とゾス村を繋いでいる道から少しはなれたところ。
ノーガルトは、ため息をつきながら瓦礫にもたれかかり、ため息をついていた。)

「村に伝わる伝説の剣というから、もしかしたらと思ったんだがなぁ…。」
『蓋を開けてみれば、何のことはないただの剣だったな。魔剣ではあったが…。』

(村に伝わっている伝説の剣の話を聴きつけて、見せてもらうことに。
しかし、その剣はただの魔剣であり、探しているものではなかった。
そればかりか、その村が盗賊に襲われて、またしても助けるハメに。)

「……なあ、ダイン。この国で御祓いが出来る場所って、どこかになかったか?」
『…さてな。だが、探してみる価値はあるだろうな。』

ノーガルト > (ここ最近、トラブルに巻き込まれすぎている感じがする。
魔剣を探している以上、トラブルは仕方がないと半ば諦めてはいるけれど、それでも数が多い。
この国が悪いのか、其れとも自分の運が悪いのかと、ノーガルトはため息ばかりをついた。)

「はぁ……一体どこにあるんだ…?この国にあるのは間違いないはずなんだが…。」

(図書館にあった、『5本の影の剣』の伝承。
ダインの事も書いてあった本の中に、他の兄弟の名前も書いてあった。
おかげで、名前と伝承だけは知ることができたものの、肝心の在り処がまったくつかめなかった。
そこで、考えたのがとにかくしらみつぶしにあたってみること、だった。)

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にノイアさんが現れました。
ノイア > 近くの荒野の中、一人の人影が見える。
小柄な体だがドレスアーマを纏っている。
背中には不釣り合いな長剣を一振り背負い、別に細剣を数本備えている。
若干幼く見えるがその無表情な瞳のせいでむしろ人形のような印象すらあるだろう。

「…」

彼女は地図を見つめながら地形と見比べ眉をひそめた。
この辺り…のはずなのだけれど。
盗賊の襲撃があったと報告を受けて偶然近くにいた彼女が向かうことになった。
けれど辺境の小さな町なんて地図に記載されてすらいない。
とりあえずこの辺りまで来て誰かに聞いたほうが早いという結論になった。


「…伝説の剣があるなんて自警集団も持たない村が流布してしまえば襲われるに決まってる。襲われても文句は言えない
…煩い。私は方向音痴なんかじゃない」

誰かと受け答えするように呟きながら歩を進める。

ノーガルト > 『……案外、近くにいるかも知れんな。』
「お前たちの兄弟がか?そんなに近くにいるなら、探し回っていた俺が馬鹿みたいじゃないか…。」

(いつものように、相棒とも言うべき剣との雑談を交わす。
一人で誰かと話しているようにも見えるから、人前では決してすることはなかった。
だが、抜き身の漆黒の剣一本ある中で、まるでそれと話しているような光景は、些か変人のようにも見える。)

「さて、そろそろいいか。王都に戻って、礼金で一杯やらせてもらうぞ。」
『…好きにしろ。人間というのは、飯を食わないと生きていけないからな。不便なものだ。』

(剣に飯を食う喜びはわからないだろうと、ノーガルトは笑った。
さて、王都まではもう少し距離があるし、頑張ろうというときだった。)

『まあ、襲われて文句を言える状態じゃないよね…。でもさ、その村までほんとにこっちで合ってる?ノイアは本当に方向音痴だから。』

(そんな声が届いたものだから、その足が自然と止まった。)

「……おい、ダイン。」
『ああ、解っている……!』

ノイア > 「…煩い問題ない。方向音痴じゃないって何度も言っている。軍人で方向音痴は致命的
特に単独行動する私達は余計そう。でも生きてる。つまり私は方向音痴じゃない
証明終了。以上」

『そんなこと言いながらいつも普通の人なら間に合うような時間の数日前に出発するじゃなぁぃ?
迷子になっても平気なようにでしょう?認めてしまいなさいな、お馬鹿さん』

「…間に合ってるなら問題ないはず」

いつもからかわれてばかりだけれど実際軽く迷子なのは間違いない。断じてまだ迷子ではないけれど。
そんなつまらない意地を張りながら辺りを見渡すと一人…

「…少し静かにして。…近くに誰かいる」

常に張り巡らせている警戒網に一人と…もう一つなんだか不思議な感覚が引っかかる。
地図をしまい、警戒をしながらそちらへと進んでいく。
報告のあった盗賊の一味だろうか?なら少し”友好的対話”を試みよう。
生きてさえいれば聞き出せる。
そんな剣呑極まりないことを考えながらゆっくりとそちらへと近づいて行った。

ノーガルト > (話し声が聞こえる。物静かだけれども、誰もいない場所だと、風が声を運んでくれる。
誰かと話しているような声、だがその方向にいるのは、一人だけ。
だが、確かに間違いなく『声』は聞こえた。波長が合うものにしか聞こえない、『剣の声』が。)

「ダイン、さっきの言葉を撤回させてもらっていいか?オレは馬鹿じゃない、いいな。」
『解っている、俺もさすがに驚いているところだ…。』

(ダインにも、近づいてくる気配が何なんなのか理解しているようだった。
近づいてくる小柄な影、大きな体をもっているノーガルトにしてみたら、見下ろすことになるだろう。
ゆえに、少しだけ距離を置いたほうがいいと手を出して静止を促した。)

「…止まってくれないか?」

(怪しいものではない、といいたいところだが、どうもそんな空気を感じない。
これは一言一問に気をつけないと、危ういことになりそうだ。
出来るだけ穏便に済ませてもらおうと、ノーガルトは剣に手をかけなかった。)

ノイア > 男の数メートル前で立ち止まる。
声の大きさにはあまり自信はないけれどこの距離なら聞こえるはず。

「…問う、この近辺の村に襲撃があったと報告を受けた」

それは静かに立ち止まり、言葉を発した。
同時に周囲に感覚を広げ一気に気配を探る。
四足歩行の動物が数匹、蛇や蠍などの有害生物の気配はない。人の気配も感じられない。
仮にこの男が盗賊の一味であれば相当の自信家かただの遭遇戦。
まぁ…数で来られたなら全員叩き潰せばいいだけのこと。
詠唱すら必要なくこの辺りを更地にする自信はある。

「貴方は…その村に関して情報を持っているか
できれば穏便に済ませたい。抵抗は無駄な被害しか生まない」

実に剣呑極まりない言いぐさだけれどこれでも彼女的には
”近くに村があると聞いたので場所がわかるなら教えてほしい”なのだからあまりの不器用さにも程がある。