【名前】 ノーティリア・グートシュタイン 基本的にはノイアと名乗っている。そもそも名乗らないことが多い。 軍名簿などにもノイアと記載されている。
【容姿】 ・ベース 切れ長で無表情な碧眼。青みがかった灰色の髪を持つ。 最近はセミロング位まで伸びた模様。 常に多種多様な防護、補助術式を展開しており紫外線や強い刺激をカットして居るため、 日焼けや傷跡などは見られず、雪のような肌をしている。 その様は放浪はおろか剣を握ったことすらないようにさえ見える。 体格はスレンダーで年の割には慎ましい。 わずかに低めの身長も相まって年齢よりもずっと幼く見える。 装備を整えていなければ騎士はおろか成人しているとすら思われないだろう。
色々 ・お仕事中 最低限騎士団として問題にならない格好を気にはかけているが おしゃれよりも格式や儀礼を重視する傾向があり質素。 白銀に濃淡の蒼をあしらったドレスアーマをまとい 高位魔術師の証が刺繍された中指抜きの手甲を装備しており その上に白を基調としたあしらいの法衣のようなローブコートを羽織っている。 ニーハイを着用しているが魔術紙や暗器を忍ばせる用。 背中に身の丈に合わない漆黒の長剣を一振り、腰に宝石があしらわれた細剣を二振り装備している。
黒薔薇騎士団として振舞っているときは全体的に黒を基調としたものに装備が入れ替わり、 全身が隠れるローブと追加兵装を身に着けている。 またこの装束の時だけリコリスの髪飾りを身に着けている。 とはいえ一応秘匿部隊である為その装いで所属を判断できる者は 極々一部の存在だけだろう。
・オフ時 スマートカジュアル程度の服装を好み、 その上に体の線が隠れるローブやコートを羽織っていることが多い。 髪は長い時は簡単に結い上げている。 中性的な服を着ることも多いので少年と間違われることも。 戦士というより学生や講師といった印象を受けるものも多い。
【性格】 物静かである意味マイペース。 必要最低限の言葉だけで会話し用が終わればさっさと消えていく。 ともすれば淡白、冷酷に見えるが実際はただのコミュニケーションが苦手な人。 実は極度の方向音痴。任務に向かう際は数日早く出かけるほど。 尚本人はそのことを頑なに認めていない。
・詳細 一応王侯貴族に連なるものではあるが自己評価は低め。 基本的に軍部の命令に従順。お飾りとしての立場にも粛々と従う。 一人で黙々とする作業が好きで掃除洗濯武具の手入れが毎日の日課。 また訓練も好きでただ一人で黙々と打ち込んでいる姿が良く見られる。
普段は大人しく、儚げにすら見える容姿の為に誤解されがちだが 実際の彼女は意外と好戦的で子供っぽく、幼い部分も多い。 出来るだけ理性的にふるまいたいとも考えているため 考える事を辞められないタイプでもある。 拘りを捨てない事で自身を守っているような子。 なんだかんだ押しに弱く耳年増。境遇から被虐的な一面も。 ただしお仕事中等個人と切り離せる状況では無感情にすら近くなる。
現実主義でもあるのであまり夢や希望を信じておらず また自身の出生や境遇からあまり人を近づけるべきではないと考えており、あまり懐こうとしない。 良くも悪くも融通が利かない生真面目な部分があり、苦悩の多い性格をしている。 平素は言葉少なく静かだが混乱すると思考が駄々漏れに。
親しくなるのは苦手だが人間以外は基本好き。 ガーデニング等も好んでおり郊外の空中庭園はお気に入りの場所で しばしば日向ぼっこ等のんびりしている。よく眠る。 可愛いものや動物を愛でる気質もあり、地方の変なお土産が好き。 かつての同僚には警戒心の強い猫と揶揄われていた。
【経歴】 ・表向きの経歴 王侯貴族であるグートシュタイン家の末女として生まれる。 母親がとある魔族に拐された際に宿った命であり 特殊体質であることから父親や姉妹には忌み嫌われている。 母親は見つかった時には発狂、出産時に死亡していたとされる。 孤立無援のあり様を哀れに思った祖父に引き取られ僻地で育つ。 小さな頃から魔術に高い親和性を見せており将来は魔術師として立身すると祖父には期待されていたが、 そんな祖父を疎んだ父親により祖父が他界。 手元に連れ戻し政略結婚の駒とされかけたが家を飛び出し放浪の旅に出た。 国に帰って来るつもりはなかったようだが祖父の館が取り壊されると聞き急きょ帰国。 祖父との思い出を守ることを条件に父親の元に戻るが騎士団に所属することを要求する。 一応王侯貴族であるため折衷案として白薔薇騎士団に所属することになり現在に至る。 メイラ・ダンタリオの愛妾の一人と囁かれているが本人に尋ねてもじっと見つめ返すだけ。
・実経歴 次世代魔王の生成を目的とした実験によって生まれた魔王の器候補にして生ける魔剣。 ほぼ生体魔導兵器であり、ホムンクルスに近い生成過程を経由している。 母親も計画の為に母体として特殊な改造を成された個体であり 生まれる前からから道具、兵器として扱われる運命にあった。 祖父が彼女を引き取ったのもその実情と価値を理解していたため。 彼女もその事を理解しており、祖父が毒殺されていくのを気が付きながらも静観。 その騒動を利用して放浪中に妹に当たる人物に邂逅。 共に出生の詳細を突き止めるものの真実を知った事により決裂し、その手にかける。 その後祖父の館が接収されると聞きそこにあるはずの情報の流出を恐れ、急遽帰国。 屋敷の保存と情報の秘匿を条件に父親の手中に収まる。 幾つかを経て形式上白薔薇騎士団に所属しているが、黒薔薇騎士の一員でもある。 既に何度も死にかけておりその度に強制的に体を書き換えられ精神もかなり摩耗している。
【体質等追加情報】 ・ザラストワンズ 独りにして複数形。魔王の器の研究の結果生まれた実験体。 その魔術適正は非常に高く無尽蔵ともいえる魔力を誇る。 また、多くの理論や経験、体質からかなり最適化、効率化している。 魔力の回復量も理論上あり得ないレベルに達しており、本来であれば魔力消費が激しく 短時間しか維持できないような強化魔術を常時複数重ね掛けしておりそれでも魔力が回復する。 それは周囲に魔力が飽和し勝手に呪文として発動する可能性があるほどで、 ひとたび戦場に立てば鉄壁の防御を張りながら多彩な大型呪文を多重連続発動する移動砲台と化す。
また魔力を取り入れたり利用するという形ではなく自身で精製する事が可能な事から外界との魔術的繋がりを断つ魔封じにはほぼ完全耐性を持つ。 一方でその過剰な魔力生成のため常に消費し続けなければ衰弱するという性質もあり、定期的に魔術が使えなくなる周期がある。
・禁忌の形代 自身の体が機能を停止、もしくは重症によりそれに近い場合 予め記録された予備の体に強制的に移し替えられる。引き継がれるのは記憶と魂のみ。 これによりストックの限り復活する。俗にいう残機システム。 また身体改造などにも非常に強い耐性を誇り、仮に影響を受けても最終的には取り換えられてしまうため長期的な視野では無意味。 しかし無理やり魂を引きはがされるうえに体を生身で分解されるため 文字通り想像を絶する苦しみを与えられる。
その高すぎる魔法適正と性質のせいか無理に魔術で動かす部分も多い。 元々非常に体が弱く体力の付きにくい体質をしている上に 何度も取り換えられた事から実際の躰年齢は5〜6年遅れている。 剛腕と底なしの耐久力があるように見えるが常に強化呪文で補っている為であり 強化呪文のロスを極限まで抑えることで無尽の体力を実現している。 完全に魔術を使用しない場合むしろ体力のない部類。 また不要な感覚はカットしているが、それに対する反動も大きい。 理論と実践は豊富だが体づくりをしてもリセットされてしまう為、動かない体を無理やりに動かしている。
【主な武装】 ・魔杖「悲嘆せしナーサ・ラティヤ」 ・魔杖「憤怒せしダスラ・ハーム」 普段携行している二振りの純白の細剣。 白金をより合わせたような刀身と様々な宝石が組み込まれた 武器というよりは意匠の施された芸術品のような美しい見た目だが 実際は戦場での遠近共に対応するために設計されている機構剣の一種。 刀身やスウェプトヒルトなど至る所に様々な回路や機構が組み込まれており 実戦魔術師にとっては垂涎の品。
特にこの二本は使用者の魔力量を度外視した出力偏重にチューンされている。 一般的な魔術師であればすぐに息切れしてしまうようなものだが 魔力過剰気味の彼女にとってはお気に入りの双子剣。
・魔剣ティルフィング 常に装備している漆黒の長剣。まるで蒸発していく影のように揺れており輪郭が判断しにくい。 短槍程度の長さがあり身の丈に不釣り合いに見えるが 刀身も相まって相手が間合いをはかりにくくなる傾向がある。 万全状態の彼女は剣術理論にも秀でている上に 多重強化により剛腕になっている為間合いを見誤ると一刀で切り伏せられる。
この剣の能力に関して彼女は滅多に口にはしないためあまり詳細を知られてはいないが 基本的にこれを抜くことはなく、誰かに触れさせることもまずない。 能力は不明だがこの剣を抜くときは彼女の本気だろう。 ちなみにこれだけを膝元において誰もいない庭園等で誰かと会話するような様子を 騎士団付きの侍女が何度か目撃している。 関係者によると随分自由人な人格が宿っている可能性があるらしい。 彼女自身の元になった魔剣のうち一振りであり、ある意味対の関係にある。
〇既知設定 幾つか設定をお借りしております。(変更点や追記事項については元記載様と相談の上記載しております)
・白薔薇の殲滅姫(カタパルト)または殺戮人形(マッドドール) マッドドールは敵方からの忌み名だが時折味方からもそう呼ばれる。 無表情で数多くの敵を屠っていくことから感情がないと揶揄された。 戦場では優先して狙われる事も多く、しばしば暗殺すら狙われるがそれでも生きて帰ることから陰で化け物と呼ばれている。 軍人やその関係者であれば名前は知っているかもしれない。 とはいえあまり表には出てこられない立場なので実際に戦地で見たもの以外で彼女とその二つ名を結び付ける人物は少ない。 傷一つない見た目と華奢な体から儀礼部隊の拍つけの結果大層な2つ名がついたと侮る指揮官も多い。
・高位魔術師(フィロソフィア) 魔術師の中でも一握りに与えられる国家資格。 どちらかといえば理論などに偏重している場合が多く魔導哲学者とも言われる。 その性質上その多くが専門分野に特化しているが彼女の場合複数分野魔術の行使とその応用技術が認められた。 本人曰く強いて言うなら従来とは別の構造による魔術行使理論が認められたとか。 ただし高位魔術師としては非常に年若いため一見そうは見えないだろう。
・魔剣の主 何か呼び合うものがあるかもしれない。 また、そういったものを手に入れんとする者は彼女の噂を耳にしたかもしれない。 中にはそれを欲し彼女と切り結んだ者もいるだろう。
・特殊魔導生物 高い技術で隠蔽されているが、独特の魔力の持ち主であるため 高位に当たる魔族や魔術に詳しい魔族には同族に連なるものであると感づかれるかもしれない。 その魔族一族は数年前に壊滅したものの、その独自性から彼女は魔力を餌にする者達や強力な魔族の目には 魅力的な物件に映る可能性がある。 また非常に限られた魔族であればその一族が秘匿で進めていた計画があったと耳にした事があるかもしれない。
・国立王都魔法技術学院生 卒業生。 当時は出来るだけ目立たないように気を払っていたようで ほとんど感情を表に出さない物静かで何を考えているかわからないような生徒だったようだ。 当校の講師や後輩であれば名前程度は知っていても可笑しくはない。
・白薔薇騎士団 スペルユーザーや弓師といった遠距離からの支援攻撃を主とする部隊。 その破壊力から優先的に狙われる役割でもあるため近接戦闘訓練は非常に厳しく狭き門。 魔法技術学院出身者が多い。 また、その性質上後方支援と名の付くものには補助としてかかわることが少なくない為 豊富な知識を求められる。 彼女の場合家系の関係で表に出ることがほぼ無いため、彼女の戦功は基本白薔薇騎士団そのものの戦功として扱われる。 黄薔薇騎士団ほど儀礼兵としての色は濃くないがそれでも祭典などには彼女らの姿を見ることができる。
・黒薔薇騎士団 対魔殲滅部隊の一員。魔狩り人と呼称される場合もある。 対魔剣使いや対魔王戦といったもはや常識外の存在に対応するために編成された。 一般兵や数では対処できない程の強力な夢魔や魔族、魔獣、 強力な魔術師や魔剣使いといった本来軍単位で対処するものを 軍の被害を最小限に抑えるため極秘裏に殲滅、掃討する任務をこなす。 魔剣や特殊なアーティファクト等が危険な人物の手に渡る前に保護、 回収するといった任務に就く場合もある。
その性質上単独作戦による暗殺、殲滅、強奪が主な手段となるため、失敗が決して許されず生存率の非常に低い部隊でもある。 その中でも何度も生還しており、常識外の対象との交戦経験は豊富。 度重なる実戦経験から精神干渉や魔封じといった対魔術師戦における常套手段に 非常に強い耐性を得るに至った。 また独自性のある特殊能力等にも高い対応能力がみられる。 彼女が魔剣を振るうのは基本的にこの任務に就いているときだけである。
〇関係者 敬称略。大きな変更点や関係性があった方を抜粋させていただいております。
・《鋳薔薇卿》(607) 教鞭をとっている彼の下で勉学に励んでいた時期がある。 ほぼ誰とも関わりたがらなかった学生時代に何かと雑務をこなさせられたり 燃やしたり騎乗の餌にしたりと珍しく交流のある相手だった模様。 軽い模擬戦を行ったが、その内容は本人曰く及第点未満。 とはいえ彼にはそれ以降名前で呼ばれるようにはなったため ある程度は認められたのかもしれない。
・ティアリシア(637) 赤薔薇騎士団所属時よく衝突していた相手。 基本的に色々適当な彼女に突っかかっていく事が多く、 それを面白がって揶揄ったり往なされたりしていた様子。 ある意味可愛がられていたのかもしれない。 数少ない感情をぶつけられる悪友だったが 未だに彼女が騎士団を抜けたことを許してはいない。
・メイラ・ダンタリオ(2472) 城塞都市アスピダ攻略戦において暫定的に指揮下にはいり、 軍人としての範囲外でも関係性があるとされる人物。 偵察任務から引き抜きに近い形で権限移行したため軍部からの心証は良くない。 近年急速に影響力を持ったかの人物への軍部の警戒ととある目的の為 アスピダ攻略軍への再配属という形で彼女の指揮下から離れる事となった。
〇その他 【PCの方向性】 インフレ気味のまれびとの国における王国側対魔王要員の一人。 魔王を称する相手に一人で戦ってあっさり制圧して帰ってくるような子を想定。 カタログスペックだけならどこの黒歴史ノートか…。 戦闘面では確実にチート組ですが戦闘技能なんて所詮フレーバー。 このスペックで負けるのは難しいと思いきやそうでもなかった。融通は効くものですね。 戦闘ロールはできるだけキャラの成長やお互いに楽しめることを優先。
大変スペックが高いですがその分不幸な背景になるのはキャラ作成の性。 記載していない部分は多々ありますが追々追加。 デレると物凄い尽くすタイプかもしれません。
【ロール傾向】 関係性を徐々に築いていくような物語性の強いロールを好みます。 心情描写が多め。雑談やただの茶番も歓迎中。 なお、関係者は大き目の変更点があった方を抜粋させていただいておりますが 何方相手であっても遊んでいただけたことに感謝しております。
短文から中文程度。30分〜のスパンを見ていただければ助かります。 タイピングはそう早くないのであまり長文を素早くは打てません。
【近況】 アスピダ攻略軍に再編成された。 指揮系統には何か別の思惑がある様子だが それを悟りつつも粛々と従っている。
【備考】 非公開部分を一部公開。
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