【容姿】
身長が2m近くある、長身の男。 体つきは非常にがっしりとしているが、服の上からでは割りと細身。 肩甲骨ほどまで伸びている黒髪を、首の後ろあたりで束ねている。 目付きは鋭く、瞳の色はブラッディレッド。 左目の上から頬にかけて傷跡がある。 旅暮らしらしく軽装を好むが、黒い外套だけは手放さない。 また、背中に二本の剣を常時背負っている。
【性格】
目つきが鋭く、口数が少ない。 そのためきつい印象を受けるが、実際にはそこまででもない。 表情もそれなりに動き、仲間思いでもある。 反面、方向音痴で時折道を覚えるのが不得手。 また、考え込むと周りが見えなくなるという悪癖も。 孤児院の出身で、教会が運営していたこともあり彼自身も信教者である。
なお、フルネームは「カルミラ=ノーガルト」と言う。 女のような名前なので、本人はもっぱらノーガルトとしか名乗らない。
【経歴】
物心ついたときから、孤児院で生活していた。 親の顔も故郷も知らず、友達もその表情ゆえにできなかった。 だが、孤独を感じたことはない。 それというのも、彼が『シスター』と呼ぶ人物がそばにいたからだ。
8歳のころ、孤児院の倉庫で見つけた『ダイン』は、「5本ある自分の兄弟を探して欲しい」という願いを申し出る。 その願いを聞き届け、簡単な旅支度をしただけで、世界各地を点々とすることになる。 ついに、ノーガルトはすべての魔剣の契約者となる。 現在は、冒険者としてこの町に滞在している。
世界中を旅しながら、ダインの兄弟である『5つの陰の剣』を探していたが、ある事柄によりマグメールに永住する決断をする。 現在は、『赤い猛牛』亭という冒険者の宿に所属し、主に護衛などの依頼を請け負っている。 本人はその宿に宿泊しておらず、王都から北に向かった郊外でシンシア(No.598)、アンセル(No.496)、愛娘と共に4人暮らし。
【5つの陰の剣】
ノーガルトは、1本目を『ダイン』、二本目を『ディン』、三本目は『ハバキリ』、4本目を『シューラ』、5本目を『フィング』と呼んでいる。 『ダイン』は、真名を『魔剣ダーインスレイブ』、『ディン』は『聖剣ガラディン』、『ハバキリ』は『覇剣アメノハバキリ』、『シューラ』は『神剣トリシューラ』、『フィング』は『呪剣ティルフィング』という。 すべて意思を持つ剣であり、すべてノーガルトと契約済みである。 彼以外が触れると、それぞれが防衛反応を引き起こし相手を狂わせてくる。 気力で抑えることは可能だが…非常に困難。
『ダイン(魔剣ダーインスレイブ)』
最初から持っている漆黒の片手曲剣(形状:ファルシオン)。物静かで思慮深いが、皮肉屋。 ノーガルトが最初に手に入れた剣で付き合いが長く、相棒とも呼べる存在。 能力は、所持者の素早さを段階的に引き上げていく『クイックドライブ』。 体への負担は大きいが、3段階目を開放すると人でありながら韋駄天の速さにまで到達することが出来る。 使いこなすためには、常人離れした筋力が必要になる。 また、魔力的な物を感知することも出来、魔族を見極めることも出来る。 ノーガルト以外が触れると、その者の殺意を強烈に煽る。 (この反応で、ノーガルトは孤児院の全員を殺害している過去がある【既知不可】)
『ディン(聖剣ガラディン)』
マグメールにやってくる2年ほど前に見つけた両手両刃の大剣(形状:ブロードソード)。勝気で非常に大雑把で自信家。 能力は、単純に筋力を段階的に引き上げていく『パワーレイズ』。 負担は『ダイン』に比べると軽く、使いこなすのも比較的容易。 片手で大男を持ち上げ、投げとばすことも出来るようになる。 ノーガルト以外が触れると、その者の傲慢さを煽る。
『ハバキリ(覇剣アメノハバキリ)』
九頭竜山脈と遺跡がつながる洞窟の、奥深くで眠っていた刃渡り140cm、柄40cmという長大な刀(斬馬刀)。 性格は非常に温厚で紳士的だが、感情に欠如あり。 能力は、契約者の『視力』を段階的に引き上げる『スペクトル・アイ』。 筋肉の動き、流れなどを視認できるようになり相手の動きをいち早く察知することができる。 最大限発揮すれば、風や自然現象なども『動く自然現象』として視認できるようになるが、当然負担もそれだけ大きくなる。 ノーガルト以外が触れると、そのものの恐怖心を煽る。
『シューラ(神剣トリシューラ)』
『悪のミレー族』と呼ばれている者たちが崇めていた、破壊神が持つ二振りの三つ又短剣。(形状はサイによく似ている。) 魔剣の中の紅一点であり、非常に喜怒哀楽がわかりやすい性格。 能力は、所持者の『抵抗力』を引き上げる『レジストオール』。 魅了、毒、能力低下などあらゆる状態異常を無力化させることができる。 さらに、この剣の能力のみほかの能力と併用が可能だが、その分負担も大きくなるデメリットは変わらず。 ノーガルト以外が触れると、その者に多大な倦怠感を引き起こさせる。
『フィング(呪剣ティルフィング)』
魔族の国で見つけた、全長1Mほどの蛇腹剣。 性格は、はっきり言ってクレイジーサイコパス。 能力はほかの剣と違い持続型で、所持者の体力消耗を無効化する『エターナルバイタリティ』。 段階によって時間は長くなるが、効果が切れた時のデメリットはその分大きくなる。 この能力も、ほかの能力と併用可能である。 ノーガルト以外が触れると、その者の狂気を煽り、狂わせる。 ほかの剣よりも効果が強力で、剣を手放してもしばらく幻覚を見ることになる。
【進行形シチュエーション】
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