2018/10/31 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にエウレリアさんが現れました。
エウレリア > 厚手の上着が必要となり始めた初冬の季節。
ル・リエーの水遊場では真夏めいて強烈な日差しが降り注いでいた。

そんな水遊場の波打ち際、整然と並べられた布張り椅子にゆったりと長駆を伸ばすのは、王族に連なる由緒正しい血統を持つ女剣士。
夜会巻きに纏めた金の長髪の下、組んだ両手を枕に寝そべり、スラリと伸びた脚線を無造作に組み替える。
その姿は、処女雪を思わせる純白肌を惜しげも無く晒した半裸である。
東方菓子の"大福"を思わせる豊かな白乳を覆い、細脚の付け根に際どい鋭角で食い込んで薄生地に肉溝の凹凸を浮き上がらせるのは、緋色の布地に豪奢な金の縁取りを施した過激な水着。

それだけでも衆目を集めるに十分な理由となっただろう。
しかし、それらを圧してあまりあるモノが、娘の下腹に反り返っていた。
色彩こそ娘の柔肌と変わらぬ純白なれど、野太い肉幹は獰悪なまでの筋骨に膨れ上がり、蔦の如き血管を禍々しく這い伝わせている。
豊乳の下端にも届く先端は、ピンクの色彩を子供の拳程のボリュームで張り詰めさせた、カリ首の発達も著しい凶悪な形状を見せつける。

そう、この貴族娘は両性具有の特徴を持ち、臨戦態勢で硬化したその逸物を隠しもせずに堂々と曝け出していたのだ。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」にアデラさんが現れました。
アデラ > 冬らしからぬ日差しの中を、少女が歩いている。
その少女の肉体の完成度を言うならば、寝そべる彼女には遠く及びはしないだろう。
少女自身の片手に収まり得る旨の膨らみや、戦う為の筋肉が備わっていない脚。
然しそれを見る目を変えるならば、〝愛玩用〟の、どこか幼さを残しながら成熟した身体だった。
細身ではあっても、肋が浮いていない。脇腹から腰のくびれへ、そして脚へ向かうラインの滑らかさ。
それが水に濡れて、飾り気の薄い黒の水着に収まっている。
少女は街を歩くような気軽な足取りで、人の群れを擦り抜けるように歩いている。

「――あら」

と少女は言って足を止めた。丁度、寝そべるだけで衆目を欲しいままにする彼女の目の前だ。
だが少女の視線が向いていたのは、彼女の身体で最も目立つだろう二箇所――ではない。
少女は「やったっ」と小さく呟いて、女剣士の隣、誰も畏怖のあまり近づけずに居た布張り椅子に横たわる。

「ふー……やっと休めた。大変ね、こうも混雑してると。真っ直ぐ泳ぐのも難しいもの」

横たわった少女は、まず一度、長い溜息を吐き出しながら、隣に横たわる彼女へと話しかけた。
上気した頬や濡れた身体からは、一泳ぎして来た直後だろうと分かるだろう。

エウレリア > 初な生娘を真っ赤な顔で硬直させて逃げ去らせ、舐め回す様に下劣な視姦を向ける中年男にはなんとも複雑な表情を浮かべさせる肉の剛槍は、見られる事に悦びを感じているかに雄々しく跳ねる。

しかし、実際の所は―――
『わたくしのコレ、無理に服で隠そうとするとみっともない事になりますの。だったらいっそ堂々と晒した方が美しくなくて?』などというのが、この猥褻物陳列の理由であった。
無論、そんな理由など知らぬ衆目は―――否、たとえ知っていたとしても、なんら変わらぬ好奇で女剣士のそれに目を向けた事だろう。

薄っすらと汗ばみ濡れ光る腋下を晒すままに伸びた細腕が、傍らのサイドテーブルにて露を浮かべるグラスドリンクを掴み取る。
斜めに突き立つ葦茎に血色の唇を触れさせて、氷塊浮かぶクリアブルーのカクテルで白喉を潤す。
遠巻きの凝視と、色欲滲む囁きなど一顧だにしない優雅な振る舞いが、近付く気配と物怖じしない声掛けに紅の流し目を向けさせた。

まだ年若い娘である。
髪艶と肌質を見れば、彼女が労働を日常とせぬ身分の者―――貴族であると知れるだろう。
脚の先から黒髪の先までをゆっくりと這い上がる切れ長の双眸が、最後にひたりと娘の視線に向けられて、薄い微笑みを浮かべてみせた。

「――――そう? わたくしには然程の混雑とも思えなかったのだけれど。」

それもそのはず、斯様な姿を晒す痴女、それも見るからに高位貴族の気配を纏う相手に近づきたがる物好きは少ないのだ。そうして作られたエアスポットが、女貴族に何ら不便を与えぬ結果を生んでいた。

アデラ > 「然程の……そうかしら。さっきなんて私、泳いでたら誰かの頭を蹴ってしまったのよ」

布張り椅子の上にて身体を横向きに変えて、女騎士を正面に置いて。
そうしてから少し首を持ち上げて、周囲をくるりと見渡した。
何が見えたか一度頷き、それから再び女騎士の元へ視線を戻した時、そこに有るのは〝不純など何も知らない〟というような笑顔。

「そうね、貴女の周りだけは人が少ないわ。近付くのが気が引けるかしら?
 だって貴女、少し怖いくらいに綺麗だもの」

初対面の相手。それも、さして会話も弾む前の相手に、当然のように向けられた称賛の言葉。
だが少女は、きっとこの言葉は聞き飽きているのだろうと、口に出さねども思っていた。
……貴族か、騎士か。いずれであろうと高位の――恐らくは自分より家格の高い何処かの誰か。
名を問うでもなく、衣服の格式を読むでもなかったが、その振る舞いと言葉の二つを以て、少女は相手をそう見ていた。
短時間、視線は交錯したことだろう。だから女騎士の目が、自分の身体を見定めていたのも――気付いてはいる筈だ。
濡れたままに重ねられた二本の脚が、前後の位置を入れ替えるように置き直される。肉感的ではないが、彫像の如き滑らかな造形美の脚だった。

「ね、貴女。この遊び場にはお詳しいの? 私、こういう所は初めてなの。泳ぐのは海か川か、そんな所ばっかりで。
 ここはちょっと人が多すぎるのね……少し空いてる所は知らない……?」

と、少女は言う。人の波に疲れたように、眉の両端を下げて。

「それとも貴女が一緒に居たら、どこに行っても人が譲ってくれるかしら?」

眉が下がったままに微笑む唇は、化粧もしていないだろうに、華のように紅い。

エウレリア > 「ふふ、聞き慣れた褒め言葉ではあるけれど、素直に礼を言っておきますわ。」

少女からの褒め言葉に、欠片の謙遜も覗かせずに双眸を閉ざした薄笑みが応える。そして再び開いた紅瞳を彼女に向けて

「そういう貴女も可愛らしくてよ。わたくしが、暇つぶしの相手に選ぶくらいには。」

そんな、傲慢極まる言葉を投げる。

「残念だけれど、わたくしも普段はこの様な場所には足を運びませんの。今日は随分肌寒かった物だから、以前からメイドが勧めていたこの場所に気紛れに馬車を向けただけ。」

ゆるりと首を振り、片肘を頬杖とした横臥の姿勢に身をひねる。
そんなちょっとした動きにも重たげな双乳は柔らかく撓み、下腹で反り返る肉塔もまたのそりと揺れた。
そんな肢体を滑らせて、一人寝には十分すぎる余裕を持つ布張り椅子に隙間を作り、翻した繊手でぽんぽんとそのスペースを叩いて彼女に告げよう。

「とりあえず、こっちにいらっしゃいな。そんな離れた所にいたら、何も出来ないでしょう?」

こちらに来るなら何かしらの行為に及ぶ。
言外にはっきりと告げる女剣士の唇が、婉然たる笑みを浮かべて少女を誘う。
彼女が衆人環視下における艶事を望もうが望むまいが、傲岸な女貴族にはどうでも良いこと。
とは言え、此度の誘いはまだ戯れ。
この場での行為を確定するものではなく、まずは軽いスキンシップを楽しみましょう? などという緩い誘い。

アデラ > 「暇つぶし――ふふ、退屈してらっしゃるの?
 お相手なんて幾らでも、ってお顔に見えたけど……そうでもないのね」

招かれれば立ち上がりながらも、言葉の間に挟み込む挑発。
それも、顔を変えないまま。自分は情痴の沙汰など何も知らない風な顔をしたままだ。
一人分の空間が出来た布張り椅子へ腰を下ろし、また一度周囲を見渡す。
視線の数は――数えるのも面倒だ。畏怖と情欲との混ざった不躾な視線が、突き刺さる程に向けられている。
それを、剣の刃が如き銀色の瞳で横薙ぎに見渡して、また視線は女剣士へと戻った。

「お話だったら、別々なお席でも出来るのに……ああ、もしかして。
 混んでるから、他の人の為に席を空けたのね? お姉様はなんて優しいのかしら」

その言葉はあからさまに浮ついていて、言葉で戯れているとはっきり示すようだった。
自分を招き寄せた行為の真意など見え始めているだろうに、それが何も分かっていないような顔をして――

「あら。これ、美味しそう」

カクテルの注がれたグラスを手に取る。
夏の色、海の色をしたそのグラスを、少女は口元へ一度運び――口をつけぬままに女騎士へと差し出した。

「ねえ、お優しいお姉様。私、喉が渇いたわ」

どうかグラスを手に取って、と言葉を続けて、空いた手で己の唇を指さす。
紅を差したような唇の隙間から、異なる紅色の舌が、その先端を覗かせていた。

エウレリア > 「えぇ、外の寒さからは逃れられて良かったのだけれど、寝転んでばかりでは何も楽しめないでしょう? だから貴女が来てくれて丁度良かったわ。」

気が向けば男相手に肌を重ねる事もあるものの、それは己の劣情を慰めるための張り型としての役割に過ぎない。さしもの女貴族とて、この様な場にて自慰に耽る趣味はない。
では、同性であればどうかと言えば、この女貴族はたいそう目が厳しいのである。有象無象の容姿ではエウレリアの眼鏡に叶うはずも無く、結果、こうしてヒマを持て余す事となるのであった。
そして、こちらの誘いに応じて居場所を移す少女の従順に笑みを深め、続く言葉にはきょとんと双眸を丸くして小首を傾げた。
眼前の少女とさして変わらぬ年齢の、年相応の稚気が覗くその仕草は、数度の瞬きを終えるまで続けられた。
このエウレリアが身を寄せる事を望んだのだから、話だけで終わるはずが無い。そんな事は当然相手も承知していると思い込んでいるからこその表情であった。

しかし、幸いにして続く挙措と誘う言葉はエウレリアにも馴染み深く分かりやすい物であったがために、女貴族の困惑は再び上向いた機嫌に笑みを浮かべ、クリアブルーに突き立つ葦へと唇を向け――――ふと、その動きを止めた。
そうして薄笑みを浮かべた唇端を更に歪めた女貴族は、布椅子の上にて再び白躯を転がし、背もたれに深く身を預けた仰向けとなる。
そして繊指にて摘んだ葦茎を投げ捨てると、浮かぶ氷解をカランと鳴らして透蒼の液体を己の豊乳の上へと流してみせた。
そうして、下方から持ち上げる腕と、緋色のビキニの締め付けによって形作られた柔肉の白い窪地に、小さな泉が出来上がろうか。
そちらに向けられていた紅瞳がひょいと持ち上げられて、喉の乾きを訴える少女に細めた視線を向けて言う。

「よろしくてよ、存分に喉を潤しなさいな。」

アデラ > 挑発と、誘い込むような態度と。それを繰り返しながら少女は、女騎士を煽ろうとしていた。
相手の隣へ身を寄せたのも、飲ませてくれと強請ってグラスを渡したのも、その為だ。

「――あら」

だが、それに対する解答は、少女の予想だにしなかったもの。
……というより、少女の体型ではその選択肢が無いものだった。
豊かなる双丘に注がれる青い液体を、少女は暫し、呆然と見つめる他はなかった。
が、その内に、片手で口元を覆い、肩をふるわすようにして笑い始めた。

「ふ――ふふ、そう、そういう方法が有ったのね。それは真似できないわ。
 だって私はこの通りですもの……別に小さい訳じゃないのよ? 周りの子と比べたって」

己の手に収まる程の乳房を、両手で軽く真ん中へ寄せて見せる。無論、女騎士のそれとは比較にもならない。
その対比に拗ねるよう頬を膨らませながらも、少女は片脚を持ち上げて――

「じゃあ、ご馳走になるわ」

女騎士の腹の上へ――腹の上で反り返る肉幹の上へ腰を下ろした。
濡れた水着の奥の秘裂や、その上の小さな肉突起から、薄く引き締まった腹までが、屹立する肉棒を押し倒す。
そこから少女は、猫のように伸びをして、口を青い泉へと近づけ。

「ん……ちょっと飲みにくいわ……ん、く、んっ」

舌を突き出し、或いは唇を当て、その泉を飲み干そうとする。
だが姿勢の関係か、それは思うようには進まない。
互いの身体が押し当てられたままで少女が身じろぎすれば、泉の水面は波立って、乳房の隙間から腹へと零れ落ちて行く。
クリアブルーのカクテルが二人の腹と、その間に収まる肉棒を濡らして行く。
泉が舐め取られ、流れ落ちるまでの間、少女は舌を突き出したまま、上目遣いに女騎士の目を見つめていた。
何かを期待するような、煽るような、挑発的な目であった。

エウレリア > 美女の腰上、そそり勃つ剛直の上に跨る水着の少女は、周囲で固唾を呑んで見守る男達にどうしようもなく性行為を夢想させた事だろう。
そしてそんな娘が背を曲げて、寄せ上げられた豊乳の谷間に顔を埋めてカクテルを舐め取る様は、本来ならば秘めやかに行われるであろう女同士の背徳に他ならない。
そんな秘事が、真夏の直射の中、遠巻きの衆人環視下にて行われているという非現実感。

「――――ん、ふ…っ、ぁ、ん……ふ、ふふ……っ。」

たわわな白乳の谷間に顔を埋める様にして、ぴちゃぴちゃと可愛らしい音を響かせカクテルを舐め取る少女。
揺れる乳杯から溢れた薄蒼が純白の裸身をつぅ…と伝い落ちていく。
忙しなく舌を這わせるその合間も、じぃっとこちらを見上げる双眸の挑発が、少女の股間に敷き潰された怒張をビクンッと強く跳ねさせる。

「ふふ、生意気だけれど、いい子ですわ。貴女、名前はなんて?」

少女の頬に重ねた白手がするすると這い上がって、黒髪に隠された耳孔を指先で擽る。
少女の名を問う女貴族には、先名乗りの礼儀など存在しない。

アデラ > 子猫がミルクを飲むように、舌を突き出して踊らせながら、少女は身をくねらせる。
水着の黒は日光の熱を吸っていたが、重なる肌に感じる熱さはそればかりではあるまい。
水音もまた、水遊場の遊泳用の水ばかりではない。
カクテルと――素知らぬ顔で空とぼけを続ける少女自身の、陶酔の証が混ざり合っている。

「……この器では、半分も飲めません」

息継ぎの合間、少女は上目遣いのままで不満げに零した。
腹の下で肉幹が震えれば、それに応じて緩やかに腰を揺らしながらだ。
その果てに、頬から耳へと指先が辿って登れば、

「ええ、っん――私は生意気なの。だからお姉様、私をもっと可愛がってくださらないと駄目よ……っ。
 お姫さまみたいに抱き上げて、特上のベッドへ運んで行って――名前を聞くのは、ぁ、……それからがっ」

耳を指先に弄ばれると、心地よさそうに目を細めた。
耳朶を擽られる度に小刻みに身体を揺らし、それが女騎士の剛直に、布地越しの摩擦を与える。
だがその摩擦も次第に弱まる――代わりに強まるのは水音だ。
泳ぐ為の水とは違う柔らかなぬめりが、女騎士の腹の上に広がって行く中。

「……アデラ。私は、アデラ……ぅん、んっ……ね、お姉様」

少女は、それまで何を掴むでもなく下ろしていた腕を、女騎士の首へ縋るように回す。

「こんな所、恥ずかしいわ……ね、意地悪しないで……?」

エウレリア > 少女の返答に女貴族が見せたのは、ピクンと跳ねた細眉が刻む不穏な気配。
血色の唇に浮かんでいた機嫌良さげな笑みがスゥ…と消えて、紅瞳に酷薄な光が灯る。
己が問いに対する焦らしと、不相応の褒美を求める傲慢。
自身の傲慢は盛大に棚上げし、他者から己に向けられるそれには途端に機嫌を悪くする女貴族の気難しさ。

―――この素っ首、圧し折ってくれようか。
冷淡な視線にふと浮かび上がる考えは、なんの覚悟も必要としない小さな思いつき。
相手が貴族であろうとも、他者の命になんの価値も見出さぬサイコパスの常軌を逸して歪んだ思考。
そんな戯れめいた殺意から少女を救う事となったのは、生意気という言葉とは裏腹に丹念な総身を用いた淫らな奉仕。
そして、遅れ馳せの名乗りが届けば、今度こそ狂気の女剣士が滲ませた殺意も霧散する。

「そんな貴女の羞恥を弄ぶ――――なんていうのも愉しいのだけど……いいわ、二人きりのなれる場所でたっぷりと可愛がってあげますわ。」

口にしながら腹上の少女諸共に椅子から降りて立ち上がり、黒色の水着に包まれた華奢な細腰に白腕を回して傍らに侍らせる。
そしてたわわな肉果実と雄渾なる剛直を揺らしながらのその歩みが、無言の圧力で観衆の人垣を割って水遊場の奥へとスムーズに脚を運ばせた。
途中、施設の使用人と思しき娘に声を掛け、陽根剥き出しの姿で絶句させつつも案内を申し付ければ、こうした事態に個室を望む客も多いのだろう。
水遊場からさして離れぬ場所、濡れた身体のままで利用出来る個室へと二人の娘は辿り着く。
頑丈な扉への施錠は元より、防音の魔術も施されたプライベートスペース。

「ここでなら、貴女もあれこれ気にせず楽しめるでしょう?」

アデラ > 「お姫様みたいに、って言ったのに……」

殺気に気付かなかったのか――否。そうまで鈍い娘ではない。
己の言葉がどのような結果を生むか知らぬようでは、純な振りも出来はしまい。
どこにでも居る凡百の娘のように、ただこびへつらうばかりではない。
そう知らしめんが為の、挑発的な言葉の数々。

が――それとは裏腹に、既に身体は高ぶっているのだ。
腰を引き寄せられれば、自分の足で歩く事に不満を零しながらも、ぴたりと女騎士に寄り添って行く。
女騎士の豊満な身体とは異なるが、愛で嬲られる為に磨かれた肉体を、彼女の所有物であると示すように。
やがて辿り着いたプライベートスペース――少女はベッドの脇まで歩み寄って、女騎士の方へと振り向いた。
両肩の紐を指で引っかけ、一枚繋がりの水着を引き下ろせば、股布と無毛の秘裂を、濡れ光る糸が繋ぐ。
それが重力で断ち切られ、水着が床に落ちてようやく、少女は言葉を返すのだ。

「ええ……楽しませてもらうわよ、お姉様。私を可愛がってくださるのでしょう?」

傲慢の性を知りながら、そして周囲の目も逃げ道も無い空間と知りながら。少女は重ねてことさらに煽る。
両腕は身体の脇に無造作に垂らして、己の身も隠さないまま。
脱ぎ捨てた水着を足に引っかけ、部屋の隅へと蹴りやって。そうして己の声の反響を聞くように耳を済ます。

「……防音なのね、ここ。どんな声を出しても、誰も来てくれないなんて――ああ、なんて残酷……!」

独り言のような呟きが、快楽に酷く上ずっていた。