2018/08/14 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にセラさんが現れました。
■セラ > 暑い。そうだ、涼みに行こう。
そう、短絡的な思考でここへとやってきて、浮輪をお供に水と戯れるひと時を過ごし。
「うむ、いいな。こう、何も考えずに過ごすのは……」
最終的には、ぷかりと浮輪に身を預けてプールの水面を漂って過ごすとか実に贅沢な時間の使い方だと、しみじみとしながら陸に戻るかと、プールサイドに上がり。
ここまで大規模な施設はいらないが、地元にプールを造るのありやもしれぬなどと検討しながら、今度は冷たい物を所望するとプールサイドの売店のメニューを眺め。
天然氷のカキ氷とやらが売っているのに目をつけて、そそくさと購入すると売店前のベンチに陣取り、しゃくしゃくと食べ始める。
海水浴もよいが、プールは真水なのがよいななどと考えながら、機嫌もよろしくカキ氷の冷たさとシロップの甘さのハーモニーを堪能する。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にチュチュさんが現れました。
■チュチュ > ふと、水遊場の隅に。
その場に相応しくない様相の幼女がいた。
何しろその幼女は水着姿ではないのだ。
涼やかなワンピース姿、素足ではあるが。
ふわりと降り立ったかのように、それとも唐突に現れたかのように
けれどその姿は、存在していた。
「……?」
こくり、幼女が首を傾げる。白い髪が僅かに揺れる。
見知った気配、見知った「快」に導かれるように、幼女は現れた。
その気配の先に薄い蒼の瞳を向けると
うっすらと微笑んだかのようにして
■セラ > 「んー……?」
スプーンを咥えたまま、ふと感じた違和感にも似た感じに目線を向け。
そのまま、視界に収めた姿になんだアレはというか。なんで、ここにという風に眉を顰める。
水着やそれに類する服装の者ばかりの中にあっては浮き立つワンピース姿なのを見ると、ここに遊びに来たというわけでもなし。
自主的な行動をするかも怪しい自我の薄い肉人形程度に残ってる記憶からすると、所有者かそれにあたる者が連れてきたのかと、視線を巡らせ飼い主を捜す。
■チュチュ > 幼女に視線に、存在に、その先に居る者は漸く気付いたかもしれない。
その周辺に視線を巡らせたのは、幼女の「所有者」を探すためだろうか。
けれど、それらしき存在は見当たらず。
眉を顰めつつ探り続ける相手を他所に、幼女はふらりと近づいていく。
迷いなく、物怖じもせずに。
「……、……セラ……おねえちゃん」
相手のすぐ傍まで来ると、幼女は暫しその名を思い出すように顔を見つめ、相手の名を呼んだ。
名を忘れていただろう、と感じさせるそれに怒りがわくか、はたまた。
「ずっとずっと前に会ったの。いっぱい気持ちいいをくれた、お姉ちゃん。おねえちゃんがいた気がして、ここに来たの」
端から目的はスプーンを咥え甘味を愉しんでいた目の前の存在のようだ。
以前あった時よりも、口数や語彙が増えていたかもしれない。
それだけ幼女も「経験」を積んだと言うことだ。