2020/06/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にリサ・エルバさんが現れました。
リサ・エルバ > 「っ、ぅ……」

買い出しのためにと貧民地区を歩いていた時。
不意のめまいと吐き気に襲われれば眉を寄せて口元に手の甲を宛がい。
そのままフラッと近くの広場に行けばベンチに座ってゆっくりと息を整え。

「ふっぅ……」

暫く夜風にあたりながらじっとしていれば身体も落ち着いて来て。
ベンチの背もたれに身体を預けながらゆっくりと呼吸を繰り返いしつつ、下腹部あたりを軽く撫で。

「ふふ……また、出来てしまいましたか……今度は誰の子でしょうか」

仕事柄慣れたものなのか口元にうっすら笑みを浮かべつつ。
最近相手にした男たちの顔を思い出し。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にネメシスさんが現れました。
ネメシス > ラフな格好で久しぶりに街を一人で散策していたネメシス。
護衛は実際には見えない所で潜んでいたりするのだろうが。

広場のベンチに座っている女性に気付き、静かに近づく。
そして、顔を覗けば驚いてしまう。

「リサじゃないの。
そんなところで何してるの、大丈夫?」

お腹を押さえ、深い呼吸を繰り返す様子から妊娠であろうと推測する。
何故なら、このネメシスは自宅で数数え切れないほどの出産に立ち会ってきた経験があるからだ。

「近くの宿で休む?」

ネメシスはリサの顔を覗き込みながら、この辺りの通りの宿を指さす。
ここは騎士団が世話している宿の一つで。
ネメシスの為に常にリンゴジュースと出産のための用意が備え付けられている。

リサ・エルバ > 「あ、ネメシス様……」

声を掛けられれば顔を上げ。
声の主が自分が所属する娼館の親組織のボスであると分かればすぐに笑みを浮かべつつ。

「ご心配には及びません。
 まだ悪阻がきただけですので、ちょっと気分が悪くなって休んでいたところですから」

そういいながら相手も軽く休んでいかないかとベンチの横を軽く手で叩き。

「メネシスさまもこんな時間にお散歩ですか?」