2019/08/18 のログ
■マヌエラ > 「まあ、可愛らしい!」
ちょっと緊張した様子のアゲハを見てはくすくすと笑みを深めて。
「よく手入れされていますね。お花屋さんのお人柄が分かります」
溌剌とした彩りも、可憐さも。
「そうですね。では、リボンを。……プレゼント。ええ、ええ、そうです。プレゼントですね。よろしくお願いします」
■アゲハ >
「そ、そうですか?」
褒められて悪い気はしないのだけれど。ちょっと褒め過ぎなのではとか思いつつ。
プレゼントと聞けば、髪に包み。リボンで根本をきゅっと縛る。
赤い薔薇に合わせた、赤いリボンだ
「どなたにプレゼントするんでしょう。ご家族とかですか?」
首を傾げつつ、華を差し出し。
「2ゴルドになりますっ」
■マヌエラ > 「そうですとも! 素敵なお花屋さん、お名前は? 私はマヌエラと申します」
くすくす微笑みながら、受け取って。
「綺麗……」
2ゴルドを取り出し、支払うと花を受け取り、うっとりと見つめた。
「このお花は、今日、素敵な彩りをくださったお嬢さん……貴女に差し上げたいです」
呟いた瞬間、受け取った花が紫の輝きに包まれて。
リボンも花も、巨大化を始める。根本もまた巨大化、肥大化し。異形化した根が触手のように蠢いて、アゲハの足元を飲み込んで這い上がろうと。
■アゲハ >
「え、あ。私はアゲハ……?」
ん? と首を傾げた後――
「は、え、わ、ええ!?」
突然、異形になった華に驚き。後ずさる――
けれど、遅かった。がっちり足を拘束されて――
「え……ええ……えっと、お客様? その、我慢できなくなったってことですか?」
困ったような表情をしながら。
「もし、そうなら。痛いことは、しないでください。付き合いますから」
■マヌエラ > 驚きはすれど、そこまで狼狽はしていない様子のアゲハ。その問いかけに、眼をぱちくりさせる。
「我慢できなく――? 特に我慢はしておりませんけれど」
微笑みは変わらずに。
「大丈夫です。可愛らしい花屋さん! 貴女を気持ちよくしてあげたいだけですから!」
■アゲハ >
「ほえ?」
――今までに、あったことのないタイプに同じように目をパチクリさせる。
「ええっと? その――私は別に気持ちよくしてもらわなくてもいいんですけど」
苦笑しつつ。どうしようかと、悩み。
「ええっと……でも気持ちよくしたいって気持ちを我慢するのはよく、無いですし。えっと――どうぞ?」
あ――
「ゲージのお花は、汚さないようにしてくれると」
■マヌエラ > 苦笑する程度の余裕がある彼女は、“襲われ慣れて”いるのだろうか。
「ありがとうございます――ええ、お花は大切ですものね!」
分かっています! と豊かな胸を叩いて。
気付けば、空はいつの間にか、どこか歪んだようにいびつになっており。
足元の石畳すら、不自然に脈打っている。
いつの間にか、異界へと変じた場所で……魔族の愛を注ぐ行為が始まる。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からマヌエラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からアゲハさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にヴァルブルガさんが現れました。
■ヴァルブルガ > 貧民窟ではメインストリートとも言える通りをのたのたとぎこちなく歩く一人の女。
ヴァルブルガの頬は風邪でも引いたように紅潮しており、心持ちいきも荒い。
ほんの数十分前、密輸の中継倉庫に使われているとおぼしき建物の所有者の元に視察に
訪れたのだが、どうやらアブナイ薬を一服盛られたらしい。
薬が回りきる前に事態に気づいて這う這うの体で話を切り上げ一時撤退し、おそらく
尾行もまいたとは思うのだが……恥ずかしながら下着の中はぐちゃぐちゃで
一歩歩くごとに乳房の先端も両腿の間も芯に響くような快感に襲われている。
(パッションフルーツのジュース、なかなかいけますね……)
視線を泳がせながら思考をそらそうと間の抜けたことを考えながら
ストローを吸う頬に力を入れる。熱を冷ましてくれるかと買ってみたが
今のところあまり効果はない。
すれ違う人に変な目で見られていないかとよたよた歩きながら、いつまであるけるだろうか
いっそ木賃宿にでも泊まろうかなんて危機感を募らせつつ、奇妙な散歩を続けている
■ヴァルブルガ > 「んっ……こんな即効性があるのは……」
足を開いてあるけば大丈夫だろうか?いやそんなみっともない姿勢で歩きたくないし
下手したら逆に注目されるかもしれない。
他のことを考えましょう、他のことを。楽しいこと。そんなことをぶつぶつとつぶやきながら、行く手
の看板を順番に読んでいく
古着屋……更衣室があれば下着を変えたいけど……いや絶対脱いだら臭いでばれる。店員に
変態だと思われる……。
先ほど寄ったのに似たような果物の屋台……とにかくのどが渇く。もう一杯買おうかな……。
病院……らしき……絶対モグリだ、やめておこう。
何か掬いになるものを求めて視界をさまよわせるがそんなものはそうそうなく、だんだんと歩幅
も小さくなっていく……。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にヒューさんが現れました。
■ヒュー > 貧民地区の道を酒瓶片手にぶらぶらと歩く男。
傾き始めた日によりまだ熱は残るし宿にいても暑い。
であればぶらぶらと散歩した方がまだましかと、酒瓶を片手に散歩でもしようと、塒にしている宿を出たは良いが…。
「暑い。 暑いし詰まらんな。」
と、退屈と熱さに愚痴を漏らすと、何やら具合悪そうに小股で歩く女。
服の上から出も見ればそれなりに鍛えていることが分かる。
「おう。 嬢ちゃん。 そんな弱ったなりで歩くと、すぐに狼にでも食われるぞ?」
等と楽しそうに笑いながらずかずかと大きな体、太い足を前に出し近づいていく。
自然とそんな相手をカモにしようとしていた小物たちは諦めたかのように離れていく。
■ヴァルブルガ > 「え?」
二敗目のパッションフルーツを飲みながらどこかに泊まろう。そう心に決めた矢先
野太い声に振り向けば、まっすぐこちらに近づいてくる大柄な男性。正直言って
あまり紳士的には見えないその外見と言動に唾をのむ。が何か積極的に対応する元気も正直ない。
首が痛くなるほど顔を上げて男を見上げながら引きつった笑顔を浮かべるのが精いっぱいだ
「ど、どうも……お構いなく」
その迷いのない歩みからお構いなく、という言葉はむなしく響くけれども
■ヒュー > 「チッ…ヘタレ共がもう少し馬鹿だったら俺も暴れられたのに…」
相手を餌に合法的に暴れて熱さと退屈さを少しは紛らわせることができたのになんていう思考の元、感じる気配が離れていけば物騒な独り言を本当に小さい声でつぶやく。
まぁ、自分が早くに声をかけてしまったことが悪いかと、こちらを警戒しながらひきつった笑みで見上げる相手を片方だけの鋭い眼光で見下ろす。
「残念ながら、もうお構い済みだから諦めると良い。」
と、唇の端を持ち上げ意地の悪い笑みを浮かべながらもう一度頭の先から足先までまるで獲物を品定めするかのように見やる。
「で、嬢ちゃんはなんでそんな良い匂いをさせながらこんな場所を歩いてるんだ? カモにされたいのか? いや、それとも…カモにされたかったのか?」
体つきや気配はそこそこやれそうなのに良い匂いを振りまきながら弱弱しく歩いていた相手。
そんな可能性を思い浮かべながらむぅっと小首を傾げる大男。
■ヴァルブルガ > 見れば武装もしているし、ヒューの見た通り体もしっかり鍛えている。だが弱弱しい表情
で見上げるヴァルブルガは生まれたての小鹿のようで
(すごい体格……追手ではなさそうですけど、傭兵、でしょうか?私の胴みたいな腕に
分厚い胸板……あっちのほうも……はっ!?)
頭の中まで桃色に染まりかけている自分に驚きながらも、相手の質問に観念したように答える。
「そ、その……料理で例えると、下ごしらえされた食材が逃げ出してきた……という感じでしょうか」
汗ばんだYシャツは黒い下着が透け、額からも脂汗がにじみ出ているヴァルブルガ
は、視線をそらしながらおずおずと尋ねた。
「ええと……カモにされたいような困るような……」
■ヒュー > ただ、弱っているだけであれば近いのは死の匂いであろうが、相手から香るのは良い匂い。
それも雄の本能を擽る様な…。
何やら逡巡する相手男は至高が読めるわけではないので言葉を待っていれば…。
「いや、皿の上に乗って何だったらナイフとフォークを差し出されている感じだな。」
暑さのせいにしては随分と汗だくの女。
膨らんだ胸を隠すように持ち上げている黒い下着。
くびれた腰に、大きめのヒップ。
「ははは。 そうか。 では俺がお前を鴨にしよう。」
相手がおずおずと尋ねて来れば男はそう宣言をし、鍛え抜かれた丸太の様な腕を相手の腰に回し引き寄せるようとする。
相手が男の腕に捕まれば、女の頭はゴム板のように固く鍛え抜かれた男の胸の辺りであろう、そして、僅かに香る男の汗の匂い。
「大事に大切に、骨まで食べてやる。が、俺の飯は誰にも渡さん。 安心するといい。」
■ヴァルブルガ > 「……その、一服盛られていて……お金、払いますから一晩抱いてもらえませんか?」
相手の善良さに賭けて、というかもう頼るしかない状態で、涙目で見上げる。
その首には、監査関係の騎士の称号らしき紋章がぶら下がっているが、発情しきった
雌そのものになってしまっているヴァルブルガには不釣り合いな飾りに見えるだろう。
Yシャツを自慢げに押し上げる乳房を相手の腹部に押し付け、顔を相手の胸に
うずめる。あふれかえる推すのにおいに、みっともなく腰が砕けてしまう。足を開き気味に膝から力が抜け
相手の腰に抱き着いてもう全体重を預けてしまう。
「お願いします、私に熱いのください……」
■ヒュー > 「くく。 いらんいらん。 お嬢ちゃんが娼婦だったら金を払うが、違うだろう? ここにいるのは一組の雄と雌だけだ。」
涙目で見上げられれば男は愉し気にそう言葉を返し、腹に押し当てられる柔らかい乳房、そして胸にすり寄る小さな女の頭。
全体重を預けられても小動もしない男の鍛え抜かれた体。
「もう、嬢ちゃんは俺の腕の中だからな。泣いていやがっても、手遅れだ。
宿にすぐに連れ帰ってやろうと思ったが…」
メスの顔を向けた相手、その首に監査の称号らしき紋章があろうが男に取ってはただの光物。
むしろ、濡れた涙目でこちらを見られる方に男も熱くなり、猛禽を思わせる片目でじっと相手を見詰め…
「我慢できんな。」
そうぽつりと零れた男の呟き。
砕けそうになった相手の体を支える様に男は太い指を掌に添え指を沈めながら揉み、片手を己の胸板に沈む相手の首と、男の体の間にある空いたスペースにねじ込むと相手の顎を掴み、見上げさせる形にして女の唇を奪いにかかる。
相手がそれを受け入れれば、太く長い舌を相手の口内にねじ込み、舌と舌を絡ませたり舌先で歯列の裏をなぞったりと、尻を揉みながらたっぷりと長いキスを楽しむ事になる─。
■ヴァルブルガ > この引き締まった鍛え上げられた体躯に、やや粗暴な俺様口調。結構強引な相手が好みなこの
女騎士は、もう我慢するのをあきらめてすっかりうっとりした様子でがっちりと苦しささえ感じる抱擁に震えていた。
「え?」
我慢できない、といわれて不思議そうに相手を見つめるも。頤をさらすように大きく顔を上げさせられ
そのまま唇を奪われる。え?ここで!?と心中で驚く間にも舌を絡め夢中でキスをする
何度も息継ぎをしながらのキスを終え、息を吐きながら唇を話して
「ま、まさかここで!?」
そういいながらも好奇心がわずかに含まれた視線は、実は結構好きものだと伝わるかもしれない
■ヒュー > 鍛えられた体にうっすらと乗る脂肪。
相手の熱も、その抱き心地も良く指が沈む尻も腹に押し付けられる胸の柔らかさも男を刺激する。
我慢できないとつぶやけば相手は不思議そうにこちらを見やるが、相手の唇を奪い貪るようなキスをしばらく楽しみ…。
向けられた言葉と、好奇の目。
「そんな目をされたら我慢できなくなるだろう?」
男はぺろりと、互いの唾液で濡れる相手の唇を舐めあげてから、尻を揉みながら相手を持ち上げれば、女の腹筋には男の凶悪なサイズの肉棒の熱と硬さがぐいぐいと雌を求める様に脈打ちながら押し付けられる。
壁の様な男の体と石造りの本当の壁で相手の身体を挟む様に相手の足は若干地面から浮かせ、スラックスを絞めるベルトを外し、スラックスどころか下着の中に手をすべり込ませ相手の具合を確かめようとする。
「軽いつまみ食いで終わりにして宿にともおもったが… 嬢ちゃんの期待に応えるのも一興だな。」
と、一服盛られて桃色に染まる相手の思考を言葉でも擽っていく。
■ヴァルブルガ > 長い長い口づけが終わり唇を話せば、まるで酩酊したようにうっとりとした表情のヴァルブルガは、半開きの
口から混ざりあった唾液と朱色の舌先をのぞかせ、締りのない表情をさらしていた。
「っ!?」
腹部に押し当てられる。ちょっと人間サイズとは思えないもの。だらしなく三白眼になっていた
ヴァルブルガの傷のない片目が期待に輝く。一体どれくらいのサイズだろうか……
震える手を空いての股間に伸ばし、ゆっくりと触ってそのサイズを確かめるようになぞる。
「んんっ♪」
目をぎゅっと閉じて、股間の刺激に甘い声を上げる。
すでにそこはどろどろになりひくついていた。クリトリスも限界まで充血しきり、触れられればみっともなく足を開いて腰を押し付けるように突き出し、抱き着く両腕で全体重を支えるようなみっともない格好になってしまっている。
「あ、あの……でも一応立場もありますし……こんな町中でしてたなんてばれたら……わ、私どうなるか」
あえぐような息を吐きながらそういうヴァルブルガ。その目じりはこれ以上ないぐらいに下がり切り、釣り目の不断の顔立ちとはまるで別人になっていた。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にヴァルブルガさんが現れました。
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ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からヴァルブルガさんが去りました。
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■ヒュー > 相手の寄ったようにうっとりとした締まりの愛表情は男の欲情を更に擽る。
そして、男の物に気づいたのだろう、震える相手の手がそれに触れれば、男の体の大きさのままに否、それ以上に力強さを感じさせるペニスがビクンっと一度跳ね上がる。
「さぁ、その後嬢ちゃんがどうなろうが…俺の知ったことではないな…。 俺は嬢ちゃんが欲しい。
そして、我慢できなくなった。」
足を開き腰を掌に押し付けられれば男の手は相手の身体を支える様に秘所に指を捻じ込みドロドロのその場所を指でかき回し充血しきったクリトリスを押しつぶしながら撫でながら引き抜く。
どうなるか、理性をもって問う相手に現実を突きつける様に相手の目の前で指に絡みつく愛液を見せつけ、それを口に含み、味わうと…、相手の身体を浮かしたままスラックスを下に落とす様に下着ごと脱がしていく。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にヴァルブルガさんが現れました。
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ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からヒューさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/路地裏」にカインさんが現れました。
■カイン > 薄暗い貧民地区の路地の一つ。
様々な商品を商う露天商たちの集う通りの中で、
露店の一つの前に足を止めて品物を眺めて思案顔の男がいた。
その露店で商われているのは荒事に従事している物ならば、
一度は目にしたことがあるだろう治癒や気付けの薬品類や消耗品の類。
そしてそれらの商品から隔離されるように置かれた怪しげなラベルの瓶である。
「えーと、これとこれと…後はそうだな…あー…。
もう少し負からん?買う量増やしてもいいし」
商品を指定し多後、男とも女とも解らぬ全身をローブで
隠した怪しげな店の主を一瞥しそう交渉を持ち掛けるも素気無く断られる。
残念そうに肩を揺らしながらも一旦そこで注文を区切って再び思案を始める。
傍目には随分と怪しげな、少しはた迷惑な客に見える事だろう。
■カイン > 「よし、これで決めておこう。
全く、少しくらいは色をつけてくれてもいいだろうに」
常連相手に連れない事だとぼやきながら金を先に渡すと、
店主が目の前でそれなりの量の荷物を包み始めるのを眺めて肩を竦める。
「消耗品の類は平民地区とかだとちと足が付きかねんからなあ。
全く世知辛い。昔はもう少し大雑把だったんだがな、この国」
自分の身の上的に考えていた仕方のない所ではある。
大手を振って歩ける身分では本来ない以上はどうにもならないが。
商品を用意してもらう間に周りを見回せば俄かに人の増えた様子。
それでもちっとも賑やかと思えないのがなんとも陰気である。