2018/11/23 のログ
■ネコアシ > 考えるだけでもカロリーを消費する。
糖分も欲しいし動物性のタンパク質も欲しい、滅茶苦茶欲しい。
しかし先立つものが……である。
裕福とは言えない者達が群れ集う貧民地区で裕福そうな人間を探せば見つかるのは誰が見ても真っ当な仕事についている様には見えない人間ばかりで、溜息の在庫も底をつきそうだ。
次は此処ではなく何とかして平民地区に潜り込み、美味しそうな者を探そうと、そこからのし上がって冒険者になるか、何処かで身支度整えて真面目に働くかする事にしよう、と決めると足取りはほんの僅かだけ軽く、足先は何時もの隠れ家に向けて進むだろう。
悩むのも考えるのもまだ貧民地区に堕ちていない証拠なのかもしれないが、本当にそうなのか、は誰も判らない。
ぼろぼろのローブをまとった少年、今宵も溜息を残して味は矢に貧民地区を発つのであった……。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からネコアシさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/路地裏」にカインさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/路地裏」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/路地裏」にカインさんが現れました。
■カイン > 喧騒から少し離れた場所にある貧民地区の路地の一つ。
その間を抜けるように歩いていく男の姿があった。
遠くに喧騒は聞こえれど、それに近づく気配はない。
そんな様子に少しばかり渋い表情を浮かべ。
「……こりゃあ久しぶりにアレだ。迷ったか」
ほろ酔い気分でふらふらと、酒場を出てから暫くの間歩き回っていたのだ。
不用意にそんなことをすれば日々道が増えて消えていくこの界隈、
そうなるのも至極当然であった。もうすっかり酒気は抜けている物の、
だからと行って特徴らしい特徴のないこの場所から現在位置を割り出すのは難しい。
■カイン > 「せめて目印になるようなものがあればいいんだけどなあ。
声が聞こえてくるという事は繁華街からはそう遠くないと思うのだが」
言いながら見上げる空。路地の合間から見える星空に、
後ろ頭を引っ掻いて渋い顔を浮かべる。
その気になれば壁をよじ登って上から何とかする、なんて芸当もできない事はない。
できない事はないが、それで要らない恨みを買うのも阿呆らしい。
喧騒の元まで行ければどうとでもなりそうな気もするが、
そもそも道が繋がってないこともザラにあるこの近辺では難しいのは身をもって知っている。
思案気に小首を傾けるのだった。
■カイン > 「…まあここで突っ立っていても何も変わらんからな。
仕方がない、有るき回るとするか」
どこの誰の縄張りといった事もわからぬ空間である。
面倒事が起きるのは想像に固くないが、さりとてそのままにもして置けぬ。
頭を振って覚悟を決めればそのまま歩きだして路地に消えていく。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/路地裏」からカインさんが去りました。