2018/04/25 のログ
紅月/アカツキ > 街並みを穏やかな目で見渡しながら
「そうさな、どこも似たようなもんだ…なのにこんなに色々差が出んだから見てて厭きんよなぁ」
しみじみと言って。

「お、気が合うな!
そうだよなぁ、やっぱり酒と飯はなぁ…こればっかりはどうにも…」

けれども先程の一瞬の穏やかさは何だったのか、男に顔を向けケラケラと笑い。

「だってよぅ、目と鼻の先に溢れんばかりの未知があんだぜ?
遊べるだけ遊んでから帰らぁな」
言い種がまるで子供である。

男につられるように空を見上げて、酒場に誘われれば嬉々と答える。

「ん…おぉ、行く行く!
俺はアカツキ、紅の月と書いてアカツキだ。
仕事は、冒険者?ってことになるのかねぇ?」
言いながらいそいそと番傘を手に取ると、宜しくな、とまた笑顔を向けた。

カイン > 「それを楽しめる余裕があるなら問題ないだろうな。
 俺はその辺、慣れ過ぎてトンと感慨が及ばんようになった」

長く生き過ぎるのも問題であると緩やかに笑って肩を竦め。

「そりゃ結構、命までおいていかんようにな。
 ついでに土産の在庫は増やしておけ、土産話でも構わんさ」

そうでなければせがまれたときに何を言われるか知れたものではない。
冗談めかして付け加えながら相手の言葉に頷く者の、はてと首をひねり。

「それはそれで…聞き覚えのない字と韻の組み合わせだな。
 しかし赤い月か、東国の名は物事の意味を直接的に付けるとはよく聞くが。
 成程どうして、お前さんにはよく似合う名前だな?何せ見れるのは気まぐれな時だけだ。
 夕焼けの都合とか何とか聞いたことはあるが」

確かにつかみどころのない相手らしい名前だろうとからかうよう、
笑って告げて見せながら連れ立ち歩き始める。
そのまま貧民地区の酒場でどれだけ飲む事になるのかは、二人のみの知る所になるだろうが。

紅月/アカツキ > 「慣れも色々、か…ふふ、それもまた良きかな」
肩をすくめる相手に、別に悪くはなかろうよ、と言外に含めてしみじみと。

「土産かー、土産なー?
とりあえず飲み友が出来たって報告できそうだなー」

ククッと悪戯っ子のように笑うと、次いで首を傾げる相手に目を向けて。

「あらやだ、月が似合うとか中々キザな事言うねぇ?むふふー!
…ふふ、ありがとうよ?」

からかい混じりの相手に、おちゃらけた照れ隠しをひとつ。
それでもやっぱり嬉しかったのか小さく感謝を述べ、男の半歩後ろをついて歩く。
二つ並んだ影は仄暗い路地の奥へと消えていった。

どんな酒が飲めるのか、きっと楽しいに違いない。

ーーーやはり、雨の日もいいモンだ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/路地裏」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/路地裏」から紅月/アカツキさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 大通り」にフィズル・バークラバーさんが現れました。
フィズル・バークラバー > 「んっんー♪」

今日の男は最近と比べるとずいぶん上機嫌だった
それもそのはず、ようやく賭場以外の奴と先日、勝負の取り付けができたからだ
まあまだ大人ではなかったから受けてくれるかはわからないが…
これをとっかかりに、どんどん声をかけていこう、と鼻唄を歌いつつ

「巻き上げたけどやっぱ酔ってるやつは楽しいがつまらんなー」

などと、手でちゃりちゃり、と小銭を弄びつつ、通りをド派手な格好で歩いている

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 大通り」からフィズル・バークラバーさんが去りました。