2018/03/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/路地裏」にジードさんが現れました。
■ジード > 貧民地区の中でも一層治安の悪い路地裏の片隅。
ちょうど平民地区と貧民地区とを繋ぐ裏道に当たる路地に怪しげな露天が構えられていた。
とはいっても場所が悪いのか訪れる人影もほとんどなく店の様相は閑古鳥。
繁盛していないのは一目瞭然。
「さて。普段なら訳アリが結構通りかかるんだがなあ。こっそり娼館に出かける連中、とか」
はて、と声を上げながら騒々しい繁華街のある方角に目を向ける。
そういった手合いを当て込んでの商売場所であるが本日は当てが外れたらしい。
■ジード > 「休日だからと言って当て込むにしてもちと急ぎすぎたかね。
通るにしてももうちょっと後の時間かもしれない」
見上げてみれば建物の陰から見える日の高さは凡そ天頂に届こうかという所。
お忍びで繁華街に遊びに行くには少々早い時間帯だろう。
貧民地区の人間にとっては時間などどの時間でも、
稼ぎのターゲットが変わる程度の違いしかないので忘れかけることもあるが、
平民地区や富裕地区は時間で人の流れが違うという当たり前の事を思い返しがてら、
手元の瓶の封を切って一口飲む。口いっぱいに広がる強い酸味に渋い表情を浮かべ。
「…この眠気覚まし、味は要改良だね」
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/路地裏」にヴァルブルガさんが現れました。
■ヴァルブルガ > 「とにかく大通りに出たほうがいいでしょうねぇ」
道に迷った。疵顔の女は、身なりは良くあまりこの辺りで見かけるようなタイプの人間
ではないように見える。昼間ということもありさほど危機感は抱いていない。剣を腰に携えていることもあるだろう。
「……」
ふと目についたのは一つの露天。道を尋ねようと思いながら足を止め、商品を眺める。
何か買わないと失礼だろうから、と。
■ジード > 「…ふむ、とはいえ…さて味付けか。料理とか得意じゃないんだよね」
クスリを作るのならば得意だけにレシピ通りの料理位は作れるが、
かといって薬剤の味付けのレシピなどあるわけもない。
瓶を覗き込んで思案顔を浮かべていた所に降ってわいた気配に、
思わず跳ねるよう慌てて顔を上げ。
「お、っと。いらっしゃい、何かご入用かな?
…かといって女の子へのプレゼントが必要ってわけにも見えないけど」
そのまま笑顔で声をかけては見る者の、いつも相手にしているのとは幾分毛色の違う様子。
娼館目当てという事はなかろうと見積もりながらに問いかけ。
■ヴァルブルガ > 「女の子……ああ」
気付かなかったがそういう通りか。恋人への買い物をするような場所ではなさそうだけれど、と思って次の
瞬間思い直し、周囲を見渡せば確かにそういう店ばかりのようだ。
「実は道に迷いまして……大通りに出ようと思っているんですが。」
どういう商品があるんですか?と買い物するつもりがあると伝える。実際こういうお店では何が撃っているか興味はある
■ジード > 「ああ、なるほど。この辺りはいつもいつも道が変わるからね。
それならこの先の通りをまっすぐ行くといい、目抜き通りに通れるはずだよ。」
少しづつ少しづつ改築されて、あるいは切り開かれて道が消えたり現れたりするのが常。
根城にしている人間ですら迷うのだから、そうでない人間ならなおの事だろう。
笑って応じながら、道案内にと言葉を紡ぎがてら、商品について問われれば少し並べ替え。
「色々だけど、やっぱり売れるのは薬の類かな。
媚薬やら避妊薬やら後は体力回復用のポーションとかの薬品類。
他は装飾品に小物に手に入ったものを気まぐれに、とかね」
言葉の最中に薬の置いてある棚と宝飾品の置いてある棚、
そして仕入れの途中で手に入れたもの、
あるいは昔から持っているよく解らない多様な道具の並べられている棚を示して笑い。
「美人さんだし、良かったら何か着飾るものでもどうだい?」
何て余計な一言も忘れない。
■ヴァルブルガ > 「媚薬……ですか。麻薬とは違うんですよね?」
故郷ではあまり一般的でなかったものに興味を覚えながら、視線を滑らせて商品を確認していく。
あら、どんなものがあるんですか?」
美人と言われてやや恥ずかしそうにしながら髪を隠す前髪をいじる。疵顔はやや赤くなって。
■ジード > 「勿論、お互いが気持ちよくなるために使う薬に中毒性や後遺症を残したら元も子もないさ。
興味があるなら使ってみるかい?」
そりゃそうだと笑って言いながらセクハラじみた発言と共に瓶を持ち上げて見せながら、
中の琥珀色の液体を軽く揺らして見せる。
「そうだな…ふむ…」
そのまま問われてじっと恥ずかしがる相手を眺めた後、
銀のチェーンブレスレットをひょいと摘まんで相手に見せ。
「例えばこんなのとか?折角だし腕元も彩っていいかもね」
■ヴァルブルガ > かなりきつめの造作の女だが目を細めてその瓶を眺めるさまは意外とそういうのに理解が
あるようで、へぇ……なんて目を細めたまま手に取って。
「試供品、とかあるんですか?」
ブレスレッドは一度手に付けるが、ちょっと照れたように自分の姿を見下ろして
「今の服にはあまりにあいませんね……服も買いませんと」
Yシャツにパンツルック、コートというフォーマル気味の姿を見てそうつぶやく
■ジード > 「生憎そういうものは用意してないけど、ひいきにしてもらえるかもしれない相手に一つ譲る位は訳ないよ。
勿論希望とあればお相手もね」
なんて冗談交じりに言い返しながらも、
手元の瓶の穴を埋めながらブレスレットを身に着ける相手を見て笑いかけ。
「確かに、ドレスの方が似合いそうだ。
今のその姿も中々に魅力的だとは思うけどね」
さらりと口説くようなことを言いがてらに喉を鳴らして見せ。
■ヴァルブルガ > 「ふふ……どうしようかな……お上手なんですか?」
手元で瓶を転がしながら悩んでいるふりをして流し目を送る。確かに宿は多そうだが……。
「ドレス、なかなか着る機会もないですね……。」
まぁドレスは別の機会にして、と。しずかに笑って宿を指さす。
■ジード > 「さて、どうかな。自分で上手だという男は中々信用ならなさそうな気がするけど、
損はさせないと思うよ?
それじゃ残念だけどドレス姿はまたの機会に、としておこうか」
ニヤッと笑って言い返して見せながら、指さされた宿に一瞥向けたのち、
右手を差し出して見せる。
■ヴァルブルガ > あら、とちょっとしゃれたしぐさに笑い、手を差し出してエスコートされる。
行き先は安さが売りのようなおんぼろの連れ込み宿ではあるのだけれど……
■ジード > 相手の求めに応じるまま立ち上がり、荷物を片付けてから宿に連れ立ち消えていく。
その姿はだれにもみられることはなく、ひっそりと消えていくことになるのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/路地裏」からヴァルブルガさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/路地裏」からジードさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にジードさんが現れました。
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