2018/01/03 のログ
ハーティリア > 「……ま、じっとしててもしゃあねぇか。」

砕いた飴玉すら溶けて消えて、口の中をなぞるように舌をもごりと動かしてから、ぶらぶらとまた歩き出す。人気のあるところないところを交互に通りをなぞるように、暇を持て余した淫魔がふらふらと。何か愉しめることはないだろうか、なんて期待しながら。

ハーティリア > そのままぶらぶら……結局は裏通りの闇の中へ消えていき……。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区・裏通り」からハーティリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」にジードさんが現れました。
ジード > 路地裏と一口に言っても幾つもの種類がある。
ひっそりとした完全に人気のつかない場所や自然と人の通りのある抜け道、
あるいは繁華街の裏側。それぞれに売りたい物の異なった店が並ぶのがこの街だ。
繁華街の中でもこの時間帯に一際繁盛する娼館の立ち並ぶ通りの裏手にある
この店で取り扱っているのは女性へのプレゼントに最適なものか、
あるいは女性に使うのに最適な物ばかり。
時折訪れる者と商談を交しながらも店主は概ね暇な時間を過ごしていた。

「新年早々となると流石に人の気配も大分減っちゃうな。
 全く、もっと景気よく金を落してくれればいい物を」

売れ行きは悪くない様子だが売れるのは謹製の薬に大半が偏っている。
手ずから仕入れたものの受けが今一つな様子に少しばかり哀愁が漂っていた。

ジード > 「今日はハズレだな。やれやれ、もうちょっと人通りのいい場所を探そうか」

娼館街の喧騒とは裏腹に静かな路地の様子に苦笑いが浮かぶ。
これはどうにもならぬと思ったか立ち上がると手早く荷物を片づけ、
路地の向こう、繁華街へと消えていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」からジードさんが去りました。