2017/09/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にエレミアさんが現れました。
エレミア > 「あー。めんどくさいめんどくさい。力があれば別にいーじゃんかー」

先日と同じく、貧民地区をぶーたれて歩くとんがり帽子の女性
今日は、野盗撃退の依頼を受けたはいいものの、やりすぎてしまい、依頼主の土地に大穴を開けてしまったようで

「まーったく。あのブタめー!、しかもまた娼館にも酒場にも入れないしー!」

依頼主の悪口を道の真ん中で大声で喚きたて
娼館と酒場に入れないのは自分のせいなのだが
またもやぷんぷん、と肩を怒らせながら歩いていて

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にアリーシャさんが現れました。
アリーシャ > 「あれ…ここ、どこだっけ…あれ?あれ?さっきと道が違う…」

夜更けに貧民地区で不安げな声を上げる冒険者の風貌をした少女。
腰の剣は使い込まれており平時ならば堂々としていたが、夜中に道に迷ったとあって少しびくついていた。
脅威を恐れているのではなく、宿に辿り着けずに朝を迎えることを恐れているのだ。一仕事あって疲弊していた。
そんなときに、人の声が聞こえた。だいぶ大きな声だ。

「あ、人だ!女の人みたい!」

急いで脚を向けた。地獄になんとやら。道を教えてもらいたいところ。
声の方向に駆けると、ほどなく出た通りで、女性の後姿が見えた。とんがり帽子に軽鎧という変わった格好だ。

「すみませーん!お姉さん、ちょっと教えてほしいんですけどー!」

エレミア > 「あん?なんだなんだ?」

いらいらしていたところに、何か自分を呼ぶ声が聞こえる
き、とちょっと眉を寄せた表情のまま振り向けば少女が視界に入り



「何…。…おー!なんだい?お姉さんがなんでも教えてあげるよー!」


すぐにそのいらいらとした表情は消え、満面の笑みを向けるだろう
振り向けば、軽鎧に包まれた豊満な肢体と、溌剌といった言葉よく似合う、活力にあふれる姿を見せて

アリーシャ > 「わっ」

振り向いた女性に対して驚いたのは、単純にびっくりするほど綺麗な人だったからだ。プロポーションも素晴らしい。羨ましいくらいだった。
やや不機嫌そうに見えた彼女の表情は、すぐに明るいものへと変わる。ほっとした。溌剌として優しそうな人だ。

「あの、…おはずかしながら、道に迷ってしまいまして…。おいそがしいところすみませんが、平民地区へ戻る道を教えていただけませんか?」

丁寧なれどやや気安くお願いをした。

エレミア > 「ん?どうした?」

声を上げた少女に、不思議そうに首を傾げつつ
ただ表情は明るいまま、見かけから見れば、明るいお姉さんといったところか

「おー。そりゃ大変だ。いいよ?ここは私の庭みたいなもんだー!」

なんて軽く言ったりして
ついでに少女の体をじぃ、と品定めするように見ていたり

アリーシャ > 「い、いえ~、おきれいな方だなって思って…!」

少し頬を染めて素直に言ってしまいながら、返った返事に瞳を輝かせた。

「ほんとですか!ありがとございます!助かりました…それなりに通るはずなんですけど…」

無防備に歩み寄る。夜ゆえに、見定めるような視線には気付かず、革鎧に包まれた、ウェストと比べると少しアンバランスに胸の大きな体を晒したまま。

エレミア > 「お?そうー?いやー、やっぱわかる人にわかっちゃうんだろうなー!ありがとうありがとう!
そこらへん、ぜーんぜんほめてくれる人がいなくってさー!」

照れるようにがしがしと頭を掻きながら
ありがとう、と言いつつ、両手でぽんぽん、と貴方の肩を叩こうと

「おう!任せなー!、それなりに通るってことは、この町の人なの、お嬢ちゃんは」

またにかっ、と快活に笑いながら歩き出す
その途中で軽く質問してみたりしつつ…

(小柄だけどいいスタイルしてるなー。うー、うずうずしてきちゃった…)

頭の中ではこんなことを考えていて。どうしても、その豊満な胸に視線がちらちらと行ってしまい

アリーシャ > 「えー!謙遜しすぎです!わかる人にっていうか、誰が見たってお綺麗ですよー!」

さすがに誰もなんてことはないはず!と確信をもって笑顔を返す。だって照れたお顔もお綺麗なのだし。肩を叩かれても、ちっとも嫌な気分はしない。何せこの苦境に現れた天使様のような方。

「ありがとうございます!はい、まだ日は浅いですけど、こちらに宿を取ってて、冒険者してます!アリーシャっていいます!」

気安い性格ゆえに、軽率に名乗りもしてしまって。相手が男性なら、視線に対して胸を見てるんだなと分かるが、女性なだけに余り気にせずにニコニコ笑ってお隣についていく。

エレミア > 「お?本当に?いいねー嬉しいねー。おねーさん張り切って案内しちゃうよー!
そういうお嬢ちゃんも可愛いねぇ。変な男に言い寄られたりしてない?」

普段の素行から、褒められ慣れてないのか、くねくねと身体を揺らして
それから、歩き始めつつ、心配するような声音で続けて話しかけ

「ほほー。宿かー。それならその宿まで送っていこうかな。夜道は危ないしね。
アリーシャ、アリーシャねー。おー!冒険者!私と同じじゃん!まー私は傭兵なんだけどさー
私はエレミア。よろしくね、アリーシャ!」

名乗られればこちらも名乗りを返して
何も言われないことをいいことに、まだちらちらと見ており…
ただ、足取りはしっかりしたもので、すいすい、と細い、入り組んだ路地を迷いなく進んでいる

アリーシャ > 「ふえ!?いや、ぜんぜんありませんから…!」

綺麗な人に可愛いなどと言われてびっくりした。頬をますます染めて。
こちらの言葉に、大げさに喜んでくれてる姿に、ますますいい人だなどと確信を深めて。

「本当ですか!? そこまでしていただいたら悪いです、けど…ご迷惑でなければ、そうしていただけると嬉しいです!」

結構ちゃっかりしていた。

「エレミアお姉さん!エレミアさんは、傭兵なんですね。確かに、強そうですっ!」

堂々とした歩き姿もそうだし、それに魔法も使うアリーシャとしては、エレミアからは大きな魔力を感じていた。
迷いなき足取りに全幅の信頼を置いてついていく。

エレミア > 「おー。よかったよかった。純粋そうだから騙されそうだもん。全然ないかー、そっかー」

可愛い♪なんて呟きつつ
どこか嬉しそうに全然ない、という言葉を繰り返して

「任せときなさーい!…きっちり、案内して、あ、げ、る」

に、と快活な笑みとは違う、少し妖しい笑みを浮かべて

「強い?うーんどうかなー。なーぜか驚かれることは多いけどねー!
ま、強いか弱いかでいえば強いんじゃなーい?」

なんて適当なことを言いつつ、相変わらず迷いなく進んでいく
しかし少しでも、周りに目を向ければ…
貧民地区から、平民地区、という…通常なら、明るく、あるいは太くなっていくであろう道が
段々と暗く、細くなっていっているような…?